LIFESTYLEMAR.10.2019

退職する際の有給休暇の消化方法は?有給消化の手順や注意点とは

退職前には残っている有給休暇を消化したいものですが、すでに転職先が決まっている場合は、スケジュール調整が難しいケースもあります。そこで今回は、退職する際の有給消化の手順や注意点をご紹介します。
退職前には残っている有給休暇を消化したいものですが、すでに転職先が決まっている場合は、スケジュール調整が難しいケースもあります。そこで今回は、退職する際の有給消化の手順や注意点をご紹介します。

退職時に消化できる!有給休暇の取り方【1】有給休暇とは

有給休暇
■有給休暇とは「年次有給休暇」

「有給」とは、労働基準法によって認められている「年次有給休暇」の略で、給与が支払われる休日です。「有給」の他、「有休」や「年休」と呼ばれることもあります。

年次有給休暇は、毎年付与されるものです。条件を満たしていれば、正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、パートやアルバイトの方も付与されます。80%以上出勤していることが条件で、1週間の労働時間や日数、1年間の労働日数によって付与される有給の日数は変化します。


■有給休暇の日数

例えば、平均で週に5日以上30時間以上勤務しているか、1年間に217日以上勤務している場合は、働き始めてから6ヶ月(半年)後に10日の年次有給休暇が付与されます。

その後は
1年6ヶ月    11日
2年6ヶ月    12日
3年6ヶ月    14日
4年6ヶ月    16日
5年6ヶ月    18日
6年6ヶ月以上    20日

と有給休暇が付与されていきます。したがって、消化していない有給がある場合は、有給を取得してから退職したいですね。

退職時に消化できる!有給休暇の取り方【2】退職時の有給休暇を消化しても良いの?

退職前に有給を取得した女性
今働いている職場を辞める場合、できるだけ残っている有給休暇を消化してから退職したいものです。

しかし、すでに転職先が決まっている場合、退職日と新しい職場への入社日との日程調整が上手くいかないと、有給消化できないまま退職しなくてはいけなくなってしまうこともあります。

実際、転職をした方の中でも、有給を消化しないまま退職してしまう方は少なくありません。仕事が忙しく、有給休暇を消化できなかった方もいますが、職場内が、有給休暇を消化しにくい空気で、遠慮してしまったケースや、有給休暇を消化できると知らずに退職してしまうケースもあります。

しかし、退職する際にも、有給休暇を消化することは当然の権利とされています。有給の消化を拒否することは労働基準法違反になります。自己都合退職の場合だけでなく、会社都合退職の場合も有給消化することができます。

有給休暇は、退職前に消化する必要があります。退職する際には、仕事の引き継ぎをしっかり行ってから退職する必要がありますので、上司とスケジュールを話し合う必要があります。

退職時に消化できる!有給休暇の取り方【3】退職時の有給休暇取得の手順

退職前の有給休暇のスケジュールを相談している女性
退職時の有給休暇取得の手順をご紹介します。


■退職を伝える前に

まずは、上司に退職を伝える前に、取得できる有給休暇の日数を確認しておきます。有給の日数は、給与明細や勤怠管理システムなどに記載されていることが多いですね。

また、就業規則もチェックして、

・有給を取得する場合、何日前までに申告する必要があるか
・退職をする場合、何日前までに退職届を提出する必要があるか

なども確認しておきましょう。

そして、希望の退職日から逆算して、引き継ぎの日数や、有給取得の期間、最終出勤日などのスケジュールを立ててみましょう。


■退職を伝える

次に、直属の上司に退職する意思と希望の退職日を伝えます。あとは、最終出勤日の後に有給を消化し退職するか、最終出勤日の前に有休を消化して退職するかどうかなど、上司とスケジュールの調整を行いましょう。

注意が必要なのは、「〇月〇日に辞めたいので、△月△日から有給を取得したい」のように、自分の希望だけを押し通そうとしないことです。すでに転職先が決まっている場合、退職日や有給取得を遠慮する必要はありません。しかし、仕事の引き継ぎは、後任者の選定、資料の作成や関係各所への挨拶など、ある程度時間がかかります。したがって、退職が決まったらできるだけ早く上司に伝え、引き継ぎ期間を確保しましょう。スケジュール調整にも可能な限り柔軟に対応したいですね。

急な転勤や病気の場合など、イレギュラーなケースを除くと、一般的には、退職を申し出てから退職をするまで、1ヶ月半~3ヶ月の期間を取っている方が多いですね。


■退職を伝えた後は

退職を伝えた後は、同僚にも退職を伝え、退職に向けて準備を行いましょう。引き継ぎ資料の作成や、関係者への挨拶だけでなく、デスク周りの片付けも行い、最終出勤日に名刺や社員証、パソコンや文房具などの返却を行うようにします。

退職時に消化できる!有給休暇の取り方【4】退職時に有給休暇を消化する際の注意点

退職時に引き継ぎをしている女性
■退職前に有給休暇を消化できない可能性がある場合

退職時のトラブルで多く耳にするのが「有給を取らせない」「後任者がいないからもう少し働いてほしい」などと言われ、有給消化を拒否され、もめるケースです。

断り切れずにあいまいな態度を取ってしまうと、有給の残りを消化できないこともあります。そのような場合でも、退職したいということや、有給休暇を取得したいという意思ははっきり示しましょう。

また、手間はかかりますが、引き継ぎ資料の内容を充実させることも効果的です。

仕事の流れや内容だけでなく、資料や書類、データの作成方法や保管場所、取引先やお客様の情報をまとめておき、誰でも確認できるようにしておくことも重要です。


■有給休暇の買取をしてもらえることも

また、退職前に有給休暇をどうしても取得できない場合は、有給休暇を買い取って、給料に上乗せしてくれるケースもありますので、就業規則や担当者に確認してみましょう。


■有給休暇の消化中の転職は

有給休暇消化中の転職活動は、正社員であっても、パートやアルバイトであっても問題ありません。実際、働きながら転職活動をする余裕がない方は、有給消化中に転職活動をする方もいます。

しかし、有給消化中に他の企業や団体などで働く場合には注意が必要です。就業規則によっては、二重就労が禁止されている場合もあります。


■退職後に確認をする

また、退職後は、有給休暇分の給与が支払われているかどうかも確認しておきましょう。
退職前に有給休暇を消化することは、当然の権利ですが、退職日までの日数が少ない場合には、効率よく引き継ぎを行う必要があります。円満に有給を消化し退職できるよう、退職が決まったら、できるだけ早く上司に相談をし、退職の準備を進めていきましょう。
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