病院へ足を運ぶ際の服装に、お悩みの女性も多いはず。ご自身の受診の際や付き添い、入院時の服装など、様々なシーンにふさわしい着こなしをチェックしておきませんか?そこで今回は、病院でおすすめの服装をシーン別にご紹介します!
【目次】
病院へ足を運ぶ際の服装に、お悩みの女性も多いはず。簡単な診察くらいなら良いものの、健康診断や入院などの普段はなかなか経験しないシーンでは、どのような服装がふさわしいのか頭を抱えることでしょう。ここで、失敗のないよう病院で好ましい着こなしをチェックしてみませんか?
そこで今回は、病院の初診の際の持ち物を解説した上で、病院にふさわしい服装をシーン別に一挙ご紹介します!受診から健康診断、付き添いまで、幅広いシーンからおすすめのスタイルを厳選しつつ、着こなしのポイントを徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
服装をご紹介する前に、まずは病院の初診で必要な持ち物を解説します。準備不足で診察を受けることができなかった、という残念な事態に陥らないためにも、ここで準備すべきものをチェックしておきましょう。
■病院の初診に必要な持ち物
・健康保険証、各種医療証
・紹介状(あれば)
・お薬手帳(薬歴が分かるもの)
■身の回りの必需品
・お金
・ハンカチ、ティッシュ
・マスク
また、2度目以降の受診の場合には、診察券をお忘れなく。さらに再診予約をされた方は、予約券をお持ちの上で病院へ足を運んでください。
まずご紹介するのが、内科の診察におすすめの服装。そこでどの診察にも言えることですが、大前提として「ワンピース」は避けてください。心電図やレントゲン、聴診では捲らないといけないため、下着が丸見えになってしまいます。したがって、病院では必ず上下別れたお洋服を着用しましょう。
ボタンのあるシャツワンピースなら、ボタンを開けて対応することもできるのですが、無難に控えておいた方が良いです。さらに内科では聴診を行いますので、タイトなトップスは避け、ゆとりのあるものを着用してください。首元も、詰まっているものよりは大きく開いている方が、診察しやすくおすすめです。
病院ではお洋服だけではなく、「インナー」にも注意しなければなりません。そこで検診の際には、カップ付きのキャミソールは控えた方が良いでしょう。胸の上の方まで手を入れて聴診器を当てるので、タイトなブラトップだと聴診の妨げになってしまいます。また、矯正下着やボディスーツは、検診時脱がざるを得ないので要注意です。
ただレントゲン撮影時には、ワイヤーや金具がついていなければブラトップでも問題ありません。ですが検査などを考慮すると、最もおすすめできる下着は肩ひもの調節金具やワイヤー等のない「スポーツブラ」。どんな検査を行うか分からず不安な場合にも、スポーツブラが無難だと言えます。
健康診断では、どのようなスタイルが適しているのか気になるところ。そこで理想的なのは、脱ぎ着がしやすいラフなスウェットやジャージスタイルです。ただラフな着こなしに抵抗があるのであれば、オーソドックスかつシンプルな私服にまとめたら問題ありません。
私服の場合にはスカートでも良いのですが、ストッキングやタイツは脱ぎ着が面倒なので避け、靴下を着用しましょう。さらに、アクセサリーなどの金属類やプラスティックなどの素材が使われたもの、柄物や厚手のお洋服、ボタンやファスナーがついたものも健康診断には不向きです。
心電図は、心臓が出している弱い電位をとらえる検査であり、記録用の電極を胸から左脇、両手・両足首に着けます。素肌に直接着けないと正しい記録が出ないため、パンティストッキングやタイツの着用は控えてください。靴下を履くのであれば、足首が出しやすい短めのソックスがおすすめです。
また、これまでと同様に心電図においても、上下分かれていてゆとりのある服装にまとめるのがベター。トップスは脱がなくても、首の下まで捲り上げれば大丈夫です。さらに心電図では、靴を脱いでベッドに仰向けになって記録するため、脱ぎにくいブーツなどは控えると良いでしょう。
入院中には、基本的にご自分で用意したパジャマで過ごすこととなります。そこで入院時のパジャマでおすすめなのは、聴診器を当てたり管をつけたりと、何かと処置しやすい「前開き」のタイプ。さらに入院中は点滴や注射、血圧を測ったりと、腕をまくるシーンが多いため、袖口がゆったりとしたものを選んでください。
ただ病院によっては、院内パジャマをレンタルできる場合もありますので、入院前にご確認を。固定の金額を支払えば、洗濯まで病院で行ってもらえるため非常に便利です。あまりお見舞いに来てもらえない場合や、手術後自分で洗濯するのが難しい場合には、レンタルで済ませると良いでしょう。
病院への付き添いでは、どのような着こなしがふさわしいのか気になるところ。もちろん普段着で構いませんが、大人のマナーとして節度のある服装にまとめてください。カジュアルすぎる服装はできる限り避け、大人の女性らしいきれいめな着こなしを意識すると良いでしょう。
例えば、ブラウスにひざ下丈のスカートを合わせ、ジャケットを羽織ったレディライクなコーディネートに。また、病院ではコツコツと音がなるハイヒールは避けるのがマナーですのでぜひ頭に入れておいてください。体調を崩している患者にとっては、小さな音でも耳に響くため、ヒールの音は実に不快なのです。
お見舞いの際にも、特別に服装を気にする必要はありません。先ほどと同様に、カジュアルすぎる服装は失礼にあたる場合もありますが、「ちょっときれいめな普段着」くらいの着こなしで全く問題ないでしょう。
例えば白ブラウスにカーキのベイカーパンツ、足元にはフラットなバレエシューズで、大人カジュアルなコーディネートに。着飾ってないけど品の良さが漂うような、やりすぎ感のない着こなしがふさわしいと言えます。過度な露出や派手な服装を避け、シンプルなスタイルにまとめるのが無難です。
さらにお見舞いでは、「黒色」のお洋服はできる限り避けましょう。黒い服は「喪」を連想させるため、非常に不謹慎です。特に上下黒色の喪服のような着こなしは、絶対に控えてください。大きな病院では生死をさまよう患者もいらっしゃいますし、そういった方への配慮も必要です。また、「赤色」のお洋服も血を連想させるのでNGとされています。
さらに目線が行きやすいトップスは、派手な色を避けた方が良いでしょう。病気の患者は体力も気力も落ちているので、エネルギッシュなカラーに不快な気持ちを抱いてしまうかもしれません。したがって、クリーンな白や淡いパステルカラーなど、清楚な色のトップスを心がけてください!
いかがでしたか?今回は、病院におすすめの服装を8パターンピックアップしてご紹介しました。病院では、ワンピースのような上下繋がった洋服を避けるのが基本。さらに大抵の診察では、スムーズに行えるように襟ぐりの広いゆったりとしたトップスを選ぶと良いでしょう。ぜひ参考にして、マナーのある正しい服装で病院へ足を運んでください!