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2018.12.05

弔電のマナーが知りたい!送り方や文例、NGマナーをご紹介

弔電のマナーが知りたい!送り方や文例、NGマナーをご紹介 弔電のマナーが知りたい!送り方や文例、NGマナーをご紹介

交流のある方が亡くなった場合に出す弔電は、あまり打つ機会がない方もいると思いますが、実は色々なマナーがあります。そこで今回は、弔電の送り方や相場、文例など、弔電のマナーをご紹介します。

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弔電のマナー【1】タイミング

香典

弔電は、通夜に間に合うように出すのが一般的なマナーですが、通夜の日以降に行われる、葬儀や告別式の前であれば、失礼にはなりません。

また、訃報を聞き、通夜や葬儀の日程や場所を聞き、通夜や葬儀に参列できない場合は、できるだけ早く弔電を手配した方が良いですね。

どちらかに参列できる場合は、弔電を送る必要はありません。参列する際に香典を持参するのがマナーです。

弔電を送った後、香典も送りたい場合は、後日お悔やみの手紙と一緒に郵送するようにしましょう。
香典を送らずに、弔電のみでも失礼にはあたりませんが、亡くなった方と親しかった場合には、1週間以内に香典を現金書留で郵送しましょう。

弔電のマナー【2】送り方

弔電を申し込んでいる女性

弔電は、色々なサービスを利用して送ることができます。弔電の送り方は、電話やインターネットが便利ですね。


■弔電サービス

例えば、NTTや、日本郵便、KDDIやソフトバンクグループがメジャーです。

特に、NTTの弔電サービスは、19時までの申し込みで、全国に当日配達してくれるのがメリットです。電話で相談しながら申し込むこともできますし、完成のイメージを見ながらインターネットでの申し込みもできます。

また、KDDIでは、最短3時間で配達してくれる追加サービスもあります。

いつまでに弔電が届けばいいのか確認し、弔電の到着が間に合うかどうかをチェックしてから申し込むようにしましょう。


■弔電の申し込みの際の必要事項

弔電を申し込む場合

・自分の名前、住所、電話番号
・台紙
・宛名
・送り先の住所(通夜や葬儀が行われる会場)や電話番号
・電報メッセージ
・差出人
・故人との間柄

などが必要になります。

台紙は、布製のものから、刺繍や箔押し、押し花などが施されたもの、紙製のもの、付属品付きのものなど、さまざまな種類があり、価格も色々あります。

亡くなった方との関係にもよりますが、会社の取引先のような仕事関係の場合は、しっかりとした紙質の、派手過ぎない台紙を選ぶのがマナーです。金額の相場は3,000円程度です。香典を後日送る場合は、2,000円~3,000円が目安になります。

亡くなった方が4親等以上の親戚の場合や、仕事関係の場合は、ペーパー台紙を選ぶのが一般的です。

弔電のマナー【3】宛名や差出人

弔電

弔電を送る際に必要な宛名や差出人については、マナーがあります。


■宛名

例えば、宛名は、喪主宛てにフルネームで送るのがマナーです。喪主名がわからない場合は、「〇〇(亡くなった方の苗字)家 ご遺族」としましょう。


■差出人

差出人は

・〇〇会社 人事部 〇〇〇〇(フルネーム)
・〇〇大学 〇〇年卒業生 〇〇〇〇(フルネーム)

とするのが一般的です。遺族がわかりやすいように、故人との関係を書いておく必要があります。


■連名にする場合

連名にする場合は、目上の人から順に名前を並べます。
人数が多い場合は、代表者の名前を書くか、

・〇〇会社 人事部一同
・〇〇大学 〇〇年卒業生一同

などのように書きましょう。

しかし、連名にする場合は、人によっては弔電の費用を分割して節約したと思われることもあります。弔電は代表者の名前で送り、供花を連名で出すようにするのがスマートですし、葬儀場を豪華にすることができます。

弔電のマナー【4】敬称の使い方

葬式

弔電では、亡くなった方を敬称で呼ぶのがマナーです。

弔電を受け取る人から見た関係ですので、例えば、喪主の父が亡くなった場合は、「ご尊父様」「お父様」「お父上」と呼ぶようにしましょう。

一般的な敬称をご紹介します。


■敬称

実の父: ご尊父様、お父上、お父様
実の母: ご母堂様、お母上、お母様

両親: ご両親様、ご父母様

妻の父: ご岳父様
妻の母: ご岳母様、ご丈母様、ご外母様

祖父: お祖父
祖母: お祖母

夫: ご主人様、ご夫君様
妻: 奥様、ご令室様、ご令閨様
息子: ご子息(様)、ご令息(様)
娘: ご息女(様)、ご令嬢(様)、お嬢様

兄: 兄上様、ご令兄様、お兄様
弟: ご令弟様、弟様
姉: 姉上様、ご令姉様、お姉様
妹: ご令妹様、妹様

家族:(故人名)様遺族ご一同様、ご家族様、皆様、ご一同様

弔電のマナー【5】文例

弔電のマナー

短い文章の弔電ですが、葬儀の形式が仏式かキリスト教式かで、送る文面を変えるのがマナーです。


■仏式の場合

仏式の場合の文例は、

「〇〇様のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」
「〇〇様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」
「〇〇様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」
「〇〇様のご生前の功績を偲び、心からお悔やみ申し上げます」
「〇〇様のご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます」
「〇〇様のご訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します」

などとなっています。

このままでも失礼にはあたりませんが、

「ご生前のいくつものご功績を偲ぶと共に、心よりご冥福をお祈りいたします」
「多くのご功績や生前のお姿を偲びつつ、安らかなるご冥福をお祈りいたします」

などのように、もう一文付け加えて、哀悼の意を表すのも良いですね。近しい間柄の場合は、生前のエピソードを入れても良いですね。


■キリスト教式の文例

キリスト教式の場合の文例は、

「神の御許に召されました〇〇様が、安らかな眠りにつかれますよう心よりお祈り申し上げます」
「神の御許に召天(カトリックの場合は「昇天」)されました〇〇様の旅立ちが、安らかなものとなりますようお祈りいたします」

などが一般的です。


■忌み言葉は避ける

また、縁起が悪い印象になる「忌み言葉」は、弔電では使用しないようにするのもマナーです。

・死を連想させる「四」
・苦しむことを連想させる「九」
・不幸が重なることを連想させる「重ね重ね」「度々」「またまた」
・故人が苦しんで成仏できないことを連想させる「苦しむ」「迷う」「続く」「浮かばれない」

などの使用は避けましょう。

あまり送る機会のない弔電ですが、いざという時に備えて、基本のマナーはおさえておくのがおすすめです。弔電を打つ場合は、参考にしてみてくださいね。

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