オトナになってから始める方も多いゴルフには、知らないとマナーが悪いと思われてしまうような注意したい振る舞いが多いですよね。そこで今回は、服装やグリーン上での振る舞いなど、ゴルフの基本マナーをご紹介します。
【目次】
ゴルフに行く際に気になるマナーで外せないのが服装です。ゴルフ場の敷地内は、マナーを守った服装でいることを心掛けたいですね。また、ゴルフ場の行き帰りもカジュアルすぎる服装は避け、ジャケットを持参しましょう。
ゴルフ場でプレイする場合の服装は、
・襟つきのトップスを着る
・ツバがついている帽子、もしくはバイザーを着用する
・ゴルフシューズを履く
などが基本のマナーとされています。
襟つきのトップスと言っても、ブラウスやワイシャツでラウンドするのではなく、スポーツシャツを着用しましょう。トップスの裾はウエストにインするのがマナーです。寒い場合は、上からセーターやスポーツジャケットを着用してもOKです。
パンツは、チノパンやゴルフ用のパンツを着用します。ジャージやデニムはNGです。ゴルフ場は野外で、アクティブに動きますので、ラウンドに慣れるまでは、ショートパンツやミニスカートは避けた方が良いですね。もし短い丈のボトムスを履く場合には、ロング丈のハイソックスを着用するのがマナーです。サンダルはNGです。
その他にも、
・ゴルフクラブ
・キャディバッグ
・グローブ
・ティー
・ボール
・タオル
・着替え
・ボールマーカー
・グリーンフォーク
などの持ち物が必要になります。貴重品を預けることが多いので、小銭を用意しておくと便利ですね。
■ゴルフ場には早めに到着しておく
ゴルフ場には、スタートする1時間半前程度には到着しておくようにしましょう。遅くとも1時間前にはゴルフ場に着いて準備を始めておきます。ティーインググラウンドには15分前には到着できるようにしましょう。
■練習は手短に
ラウンド前の練習は、ボールを2、3個持ち、パターで試し打ちをする程度に留めておきましょう。
■マスター室では
マスター室では、ゴルフ場内でのルールを確認しておきます。また、クラブの数を再確認したり、ラウンドに必要なスコアカードと鉛筆、ボールマーカーも準備しておきます。
■ラウンドでは
ラウンドする前には、お互いのボールがわかるように、ロゴを確認します。同じブランドのボールを使っている人がいる場合は、ボールマーカーをつけて区別しましょう。
打順を決めたら、打つ人以外はティーインググラウンドに入らないようにします。打つ人の横に立って静かに待ちましょう。
もし打ったボールが隣のコースにそれてしまった場合は「フォアー」と声を掛けるのがマナーです。
9ホールの場合のプレイ時間は、2時間~2時間半が目安とされています。
ラウンドでは、基本的にコースをいたわるようにプレイすることを心掛けましょう。走ったり、必要以上に素振りをして芝に傷をつけないようにします。基本的には禁煙になっています。
ボールが芝生の上に落ちた場合にできるくぼみや、打った際にできるディボット、バンカーショットの後の砂の乱れは、必ず直すようにしましょう。
また、接待ゴルフのような、仕事上でしかゴルフをする機会がない方の場合は、あらかじめゴルフのルール本などをチェックして、ルール違反をしないようにするのもマナーです。
■フェアウェイでは
2打目以降のフェアウェイでは、グリーンから遠い人から打って行くのがルールです。
また、OBの可能性が高い場合は、OBかどうか確認する前に、OBになっていた場合の「暫定球」を打っておくようにします。
打ったボールがすぐに見つからない場合は、粘りすぎず、ロストボールとして1~2打罰としましょう。
■グリーンでは
慎重なプレイが問われるグリーンでは、誰もが真剣になる場所です。
グリーンに入る場合は、他の人のボールからカップまでの道を通って芝を傷つけてしまわないようにするのがマナーです。
また、プレイが上手く行ったからといって、はしゃぎすぎるのはマナー違反とされていますので注意しましょう。携帯電話の使用もNGです。
旗を取り外したら、グリーンの外で持っているようにすると、プレイの邪魔になりませんね。
ゴルフでは、砂地のバンカーや、ウォーターハザードの中にボールが入ってしまうこともあります。
■バンカーでは
厄介なバンカーにボールが入ってしまった場合は、バンカー内には低い位置から入るのがマナーです。高い位置から入ると、バンカーを乱してしまいますし、土砂が崩れ危険です。
バンカーショットの後は、自分の足跡や、ショットの跡をレーキでならしてから出るようにしましょう。
■ウォーターハザードに入ってしまったら
ウォーターハザードには、通常のウォーターハザードと、ラテラルウォーターハザードがあります。
黄色い杭が打ってあるのが「ウォーターハザード」、赤い杭が打ってあるのが「ラテラルウォーターハザード」となっているのが一般的です。
ペナルティは1打罰で、
・打ち直す
・ボールが池に入った地点とホールを結んだ地点の延長線上の池の後ろにドロップする
かを選ぶことができます。
さらに、ラテラルウォーターハザードの場合は、
・ボールが池に入った地点とホールを結んだ2クラブレングス以内の地点
・その地点と同じ距離で、2クラブレングス以内の地点
も選ぶことができます。
いずれの場合も、ホールに近づいてしまうことがないように注意するのが、フェアなプレイをするマナーですね。
■スロープレーを避ける
他人と長い時間を一緒に過ごすゴルフですが、慎重になりすぎてしまったり、スコアにこだわりすぎて、プレイ時間が長くなってしまうのはマナー違反です。
なるべくプレイがスムーズに進むようにするのがマナーです。
そのためには
・素振りばかりしない
・次に使うクラブを何本か決めておく
・歩いた方が早い場合はカートは使わない
などに注意したいですね。
■打つ人からは離れる
打つ人の近くで話しかけたり、プレイを見ているのは、危険です。クラブやボールが当たることを避けるためだけでなく、プレイの妨げにもなります。
打つ人からは離れるようにしたり、打つ人の横に立つようにしましょう。
■うるさくしすぎない
また、プレイが盛り上がったりうまくできた場合は盛り上がることもありますが、他にラウンドしている人もいますので、「うるさい」「マナー悪い」と思われないためにも、静かに話すように心がけましょう。
ゴルフは、年齢を問わず長く楽しめるスポーツですので、今のうちからマナーを押さえておきたいですよね。ゴルフ初心者の方は、ぜひご紹介したマナーを参考にしてみてくださいね。