夏にぴったりなデザインとして人気が高い水面ネイル。オーダーネイルでも人気のデザインですが、セルフでも簡単に再現できるネイルでもあります。今回は水面ネイルをマニキュアやジェルでやるコツやおすすめデザインをご紹介します。
【目次】
まずは水面ネイルとはいったいどんなものなのか、詳しく見ていきましょう。
水面ネイルとは、水面をイメージしたデザインのネイルです。ベースカラーの上に透明感のある乳白色で模様をつけることによって、水面のような美しさを表現しています。水面ネイルの他に、ドロップネイルやラグーンネイルとも呼ばれています。
水面ネイルは、特に夏になると人気が出るデザインです。水面のデザインのネイルにすることで、指先からも季節感を感じられます。水面の雰囲気に合わせて、シェルやヒトデなどのパーツを入れて、より夏らしいデザインにするネイルも人気がありますよ。
季節感満載のネイルだからこそ、指先だけでなくペディキュアとしても人気があります。
水面ネイルはいろいろなカラーで作ることができますが、もっとも人気があるのは水色です。本当の水面をイメージしたカラーを使うことで、より涼しげで季節感のある印象に仕上げることができます。
特に人気の高いデザインは、白と水色のグラデーションです。海と砂浜を表しているかのような、かわいらしいデザインに仕上がります。水色や青を使ったデザインが人気ではありますが、色味関係なく楽しめるデザインでもあります。
色味によって雰囲気が変わるため、指先によって色味を変えたり、ポイントとして数本だけ取り入れたり、さまざまなデザインが楽しめます。
水面ネイルは一見難しく感じるため、オーダーネイルでやってもらわなくてはいけないと思っている人もいますが、実はジェルでもマニキュアでもできるほど簡単です。
プロのネイリストに施してもらうのが1番ですが、セルフネイルでもかわいらしいデザインに仕上げることができます。常にネイルをする習慣がない人や、短期間でネイルを楽しみたい人でも、マニキュアで水面ネイルを楽しむことができますよ。
水面ネイルはなぜ人気なのでしょうか?その秘密についてご紹介します。
水面ネイルは涼しげな雰囲気を出すことができるネイルとして、特に夏になると人気が上がります。ネイルのデザインを季節とともに変えていく人が多いため、暑い季節になってくると、涼しげな水面ネイルが映えます。
水面ネイルは大きめなパーツとも相性がいいため、少し派手なネイルを楽しみたくなる夏の季節にぴったりです。リゾート気分を指先から味わいたい人に人気があるデザインですよ。
水面ネイルは、色味によって雰囲気が大きく変わります。柔らかい印象のネイルが好きな人にとっては、水色系が人気です。派手なリゾートネイルを楽しみたい人は、濃い青を使ったグラデーションネイルが人気です。
それだけでなく、ピンクや紫などカラーを変えて楽しむこともできます。色味の主張が激しいカラーでも、水面模様をつけるだけで少し柔らかくなるため、どんな人でも挑戦しやすいネイルデザインです。
水面ネイルは大人でも楽しみやすいデザインとして人気があります。水面ネイルはいろいろなカラーで楽しむことができるため、柔らかい発色の色味を使うことで、大人でも違和感なく楽しめます。
派手になるか心配だという人でも、色味をグラデーションにしたり、ポイントで取り入れることで、違和感のない仕上がりになりますよ。カラフルな色味のネイルを楽しみたいけど、派手な印象になってしまいそうで不安な場合でも、水面模様を入れた水面ネイルにするだけで、一気に柔らかくなります。
水面ネイルはあまりネイルを派手にできないような人でも楽しめるデザインです。ナチュラルで肌なじみのいいネイルしか楽しめないような人でも、いつもと少し違ったデザインのネイルを楽しみたい時ってありますよね。
そんな時に水面模様を少し入れるだけで、一気におしゃれに仕上がります。ナチュラルなベースカラーを選べば、オフィスでも楽しめるようなネイルを作ることができますよ。
水面ネイルをオーダーする際に押さえておきたいポイントについてご紹介します。
まずは色味を決めるようにしましょう。水面ネイルは色味によって雰囲気が全く変わります。鮮やかなカラーなら派手な印象に、淡いカラーであれば柔らかい印象に仕上げることができます。
また、グラデーションにするかどうかによっても雰囲気が変わります。グラデーションは、水色から白のような組み合わせから、青と緑を混ぜたような組み合わせも人気があります。
まずベースのカラーを何色にして、グラデーションにするかどうか、しっかり決めるようにしましょう。
次に爪全体を水面ネイルにするのかどうかも決めるようにしましょう。水面ネイルを全体にすると、結構派手な印象に仕上がります。全体的なバランスを考えると、数本だけを水面ネイルにして、その他を単色カラーで仕上げた方がまとまりが出ます。
単色カラーを入れる場合、その色味によって雰囲気が大きく変わります。できるだけ水面ネイルの色味よりも派手な色味は選ばないようにしましょう。ラメや白、透け感のある色味が特に似合います。
全体的なバランスを考えた色選びをしましょう。
次にパーツを入れるかどうか決めるようにしましょう。水面ネイルはパーツとの相性が良いため、ポイントで数か所入れるとおしゃれに仕上がりますよ。特にゴールドパーツとの相性が良いので、シェルやスタッズなどを取り入れてデザインを組んでみましょう。
ナチュラルに仕上げたいという場合は、パーツなしにするのがおすすめです。
水面ネイルをする時は、長さをどうするかもしっかり決めましょう。長さがあればあるほどデザイン性を持たせやすくなります。たくさんパーツを乗せたいという人は、ある程度長さがあった方が良いでしょう。
また、爪の形によっても雰囲気が大きく変わります。丸みがあるデザインが良いのか、四角さのある形が良いのか、前もって決めておくとオーダーが楽になりますよ。
水面ネイルをする上で必要となるものについて、詳しく見ていきましょう。
まずはネイルファイルです。爪の形をきれいに整えた状態でネイルをする方が、見た目がきれいに仕上がります。爪切りを使って爪の形を整えても良いですが、爪切りについているやすりはとても使いにくく、なかなかきれいな形に整えることができません。
しっかり削れるようなネイルファイルを1つ持っておいた方がとても便利です。100円ショップでも手に入るので、前もって準備しておくようにしましょう。
マニキュアでネイルをする場合は、ベースコートが必須となります。ベースコートは爪とネイルの密着を良くしながら、爪を保護する役割があります。ベースコートを塗らずにネイルをしてしまうと、爪に色素沈着が起こってしまう場合があります。
爪に優しいネイルをするためにも、必ずベースコートを用意するようにしましょう。
水面ネイルを作るのに必ず必要となるのが、トップコートです。水面模様を作るのに必要となります。トップコートは時間が経つと固まってきてしまうため、購入してから時間が経っているトップコートは使わない方が良いです。
できるだけサラサラしていて、量の調整がしやすいトップコートを使った方がきれいなデザインに仕上がるので、手持ちのトップコートが固まっていないか、しっかり確認しましょう。
水面ネイルに欠かせないのが、乳白色のネイルカラーです。最近では透け感のあるネイルカラーが流行っているのもあり、いろいろなブランドから乳白色のネイルカラーが登場しています。
真っ白のネイルでは水面模様が描けないので、透け感があることが大切です。これがないと始まらないので、必ず準備するようにしましょう。
絶対に必要となる、ベースにしたい色のマニキュアも準備しましょう。淡いカラーを使いたい場合は、ある程度しっかり発色するものを選ぶことが大切です。乳白色のカラーを使って水面模様を描いていくので、あまりにも発色が薄いと色味の差がなくなってしまい、水面がきれいに浮かび上がりません。
ピンクや水色の中でも、パステルな色味を選ぶ場合は、何回か重ね塗りしてしっかり発色するようなものを選ぶようにしましょう。反対に鮮やかなカラーであれば、透け感のあるものでもOKです。
水面模様を作るのに、つまようじを使うのがおすすめです。ブラシを使う方法や、綿棒などいろいろなやり方がありますが、つまようじを使うのが楽です。最初からサイズが決まっているので、均一な水面模様を作ることができます。
反対に均一ではない模様を作りたい場合は、ブラシを使った方がきれいに仕上がります。マニキュアはジェルのようにやり直しがきかないので、成功率が高いアイテムを使うのが大切ですよ。
水面ネイルをジェルで行う時に、用意するものをご紹介します。
水面ネイルをジェルでする場合、クリアジェルは必ず必要になります。クリアジェルにもいろいろな種類がありますが、トップジェルとベースジェルは必ず必要になるので、トップジェルで代用してもOKです。
中にはトップジェルとベースジェル両方に使用可能なクリアジェルもあるので、自分が使いやすいクリアジェルを選ぶようにしましょう。
水面模様を作るのに、ホワイトジェルも必須になります。ホワイトジェルは透け感のあるものでなくても大丈夫です。クリアジェルと混ぜて使うので、混ぜて使いやすいホワイトジェルを選んでおくと良いでしょう。
ベースに使うカラージェルも用意しておきましょう。自分の好みの色味がない場合は、混ぜて好みの色味を作るようにすると良いですよ。きれいなグラデーションの水面ネイルを作りたい場合は、白を少しずつ混ぜて濃淡を作ることが可能です。
色の混ぜ方次第でさまざまな水面ネイルが楽しめるので、何色か用意しておくと良いでしょう。
水面ネイルを作るのに、ジェルネイル用のブラシは必須となります。必ず必要となるのは、クリア用のネイルブラシとカラー用のネイルブラシ、細ブラシの3つです。クリアとカラー用のネイルブラシは、ジェルが塗りやすいものを選びましょう。色が混ざらないようにするために、2本用意するのがおすすめです。
細ブラシは、水面模様を作るのに必要となります。細くて長さのあるブラシだと、模様がつけやすくなりますよ。
水面ネイルではいろいろな模様を作っていくので、未硬化ジェルをしっかり拭き取る必要があります。エタノールは消毒にも使えるので、できるだけ用意した方が良いでしょう。
ネイルをきれいに仕上げるためには、キッチンペーパーが必須になります。ジェルネイルをする時は、ティッシュではなくキッチンペーパーを使います。粘度があるジェルはティッシュだと紙にくっついてしまいます。
ブラシをきれいな状態で使う必要があるので、小さめのサイズに切ったキッチンペーパーを用意してから作業を始めるようにしましょう。
ここからは、マニキュアを使った実際の水面ネイルのやり方についてご紹介します。
まずは爪の形を整えていきます。ネイルファイルを使って、好みの長さと形に整えていきましょう。爪の形を整える場合は、爪全体を一気に整えるのではなく、3ヶ所に分けて整えていくときれいに仕上がります。
両サイドを先に整えてから、最後に中央部分にやすりをかけていきます。斜めに滑らせるようにしながら、好みの形を作っていきましょう。ある程度形が整ったら、表面に残ったカスを取り除きます。
必須ではありませんが、ネイルブラシなどを使ってきれいにするのがおすすめです。削りカスが残っていると、ネイルをした時に目立ってしまうので、しっかり取り除いてからネイルをスタートしましょう。
まずはベースコートを塗ります。爪を保護するのに必ず必要となるので、1本1本しっかり塗るようにしましょう。ネイルを塗る場合は、中央と両サイドの3ヶ所に分けて、中央を塗ってから両サイドを塗ると、ムラができにくいです。
できるだけはみ出さないようにしながら、丁寧に塗っていきましょう。塗り忘れが多い爪先部分は、爪先に対してブラシを立てながら塗っていくと、きれいに塗れますよ。
次にネイルカラーを塗っていきます。全体的なデザインを決めて、水面模様のベースを作っていきましょう。グラデーションにしたい場合は、爪先から塗り何段階かに分けて、重ね塗りする回数を変えていきましょう。
水面ネイルでは色味の差がぼやけている方がかわいいので、色味の境目に当たる部分をブラシの先の部分でトントンしながらしっかりぼかすようにしましょう。
ネイルがある程度乾いたら、乳白色ネイルを重ねていきます。この乳白色ネイルは、ほとんど色味がつかないくらいの発色でOKです。乳白色ネイルを爪全体に薄く塗っていきましょう。
ここからは時間との戦いになるので、1本1本塗っていくのがおすすめです。
乳白色ネイルを塗ったら、すぐにつまようじとトップコートを用意します。つまようじの円形になっている方を使い、トップコートを少量取ります。つまようじからしずくが垂れそうなくらいの量が適量になります。量が多ければ多いほど、大きな円形のデザインになりますよ。
つまようじに取ったトップコートを、爪に置くように乗せていきます。こうすることで、先ほど乗せた乳白色ネイルとクリアが混ざり、円のような模様が出てきます。これを何度か繰り返すと、水面模様ができあがります。
トップコートは、水面模様部分がしっかり乾いたのを確認してから塗るようにしましょう。乾く前に塗ってしまうと、せっかく作った水面模様が崩れてしまいます。しっかり時間を置いてから塗るようにしましょう。
トップコートは、特に剥がれやすい爪先を忘れずに塗ることが大切です。トップコートもしっかり乾かせば、水面ネイルができあがりです。
次にジェルで作る水面ネイルのやり方についてご紹介します。
まずは爪の形を整えます。ネイルファイルなど必要に応じて準備してください。自分の好みの形を作ったら、爪についている油分をオフしてからネイルを開始します。小さくカットしたキッチンペーパーにエタノールをつけて、爪1本1本を拭いていきましょう。
また、サンディングが必要なジェルの場合は、ファイルを使って表面を少し削ってから始めましょう。もともと爪が強くないという人は、サンディング不要のジェルを使うのがおすすめですよ。
まずベースコートを塗ります。爪を保護するという意味でも、必ず必要となるので、ベースコートをしっかり塗ってから、カラージェルを乗せていきます。厚みが出てしまうと、ネイルが取れやすくなってしまうので、できるだけ薄く均一に塗ることを心がけましょう。
また、はみ出したまま硬化してしまうと、その部分から剥がれてしまうので、はみ出してしまった部分は事前に拭き取ってから硬化させるようにしましょう。
ベースカラーを塗ります。ベースカラーは好みに合わせて選ぶようにしましょう。グラデーションに仕上げたい場合は、1色塗ったら硬化せずに2色目を重ねると、きれいに仕上がります。
淡いカラーから塗ってから濃いカラーを重ねた方が、グラデーションがうまくいきやすくなりますよ。好みのベースができたら、しっかり硬化させます。
乳白色のジェルを作っていきます。ホワイトとクリアのジェルを混ぜて、ちょうどいい乳白色カラーのジェルを作りましょう。色味の目安としては、爪の上に塗ってもあまり色の変化がわからないような、それくらいの薄さでOKです。
透け感があるほどきれいな水面模様になりやすいので、しっかりブレンドするようにしましょう。乳白色のジェルを作ったら、爪全体に薄く重ねていきましょう。
乳白色のジェルを重ねたら、細ブラシにクリアジェルを取ります。この時ジェルは結構多めに取った方が模様が作りやすいです。ブラシの先の方にジェルがくるように少ししごいて、模様を作りたい部分に乗せていきます。
円を作ることを意識するよりは、爪にしずくを置いていくようなイメージで乗せると、きれいな円形に仕上がります。しずくが爪に落ちた段階ですばやく持ち上げるときれいに仕上がります。
水面模様ができたら、硬化させます。パーツをつけたい場合は、この時に一緒に硬化させてしまいましょう。デザインができたら、最後にトップジェルを重ねて仕上げていきます。ジェルネイルの場合は硬化させない限りやり直しが利くので、自分が納得いくまでデザインを作りましょう。
最後におすすめの水面ネイルのデザインをご紹介します。
グラデーションが美しいマーメイドのようなカラフルネイル。ブルーだけでなくパープルやピンクを入れて、かわいらしさを出しています。ラメやラインストーンを部分的に入れることで、より華やかな印象のネイルに仕上がっています。
爽やかさの中に大人っぽさも感じられるデザイン。水面ネイルをポイントとして持ってくることで、大人でも挑戦しやすいネイルに仕上がっています。透け感のある色味を使っていて、シンプルでもデザイン性のあるネイルになっていますね。
海辺を感じさせるようなグラデーションネイル。ポイントでシェルやヒトデのパーツを入れて、砂浜をイメージしたデザインになっていますね。グラデーションにすることで、指が長く見える効果も抜群です。
大人でも挑戦しやすいパープルネイル。淡いカラーを使っているため派手さがなく、挑戦しやすいです。1ヶ所のみ水面ネイルにすることで、より水面のデザインが際立っています。季節問わずできそうなかわいいデザインです。
淡いピンクとパープル、ホワイトを使ったゆめかわ水面ネイル。色味の組み合わせを変えるだけで、一気に雰囲気が変わりますね。ホワイト部分は立体的なシェルデザインにしたラグーンネイル。かわいいデザインが好きな方におすすめです。
水面ネイルについてご紹介しました。水面ネイルはリゾート感たっぷりで、とてもかわいいネイルです。オーダーネイルはもちろん、セルフでも楽しめますよ。普段のネイルデザインがマンネリ化してしまった人や、自分でおしゃれなネイルに挑戦したい人は、ぜひ水面ネイルにチャレンジしてくださいね。