ローカロリーで食物繊維が豊富に含まれているきのこを使ったスープは、ダイエット中の空腹を軽減してくれるメニューです。そこで今回は、きのこスープダイエットのメリットや効果、おすすめレシピをご紹介します。
【目次】
■ローカロリーなきのこで満足
ローカロリーでヘルシーな印象のある「きのこ」は、1年中手に入る食材でもあり、ダイエット中に取り入れやすい食材の1つですよね。
実際、きのこの100g当たりのカロリーは20kcal程度です。和食や洋食、中華料理と、さまざまなテイストの料理とも相性が良いので、ダイエット中に食べ応えをアップする、かさまし用の食材としても活躍してくれるのがきのこです。
■キノコキトサンがダイエットにアプローチ
きのこに含まれる「キノコキトサン」という成分は、内臓脂肪を燃焼させる効果があるといわれているのが魅力です。
■食物繊維でポッコリお腹を改善
そして、きのこには、お通じの改善に役立つ食物繊維もたっぷり含まれています。お通じが改善されれば、ウエストのサイズダウンも叶えてくれるだけでなく、溜めこんでいた老廃物も排出することができます。デトックスすることで、むくみ解消や代謝アップも期待できますね。
■ビタミンやミネラルも豊富
さらに、きのこには、ダイエット中の食事制限で不足しがちなビタミンやミネラルが豊富に含まれているのもメリットです。
ビタミンやミネラルは、代謝アップだけでなく、体やお肌の調子を健やかな状態に保つためには欠かせない栄養素ですので、美しく健康的に痩せたい方はぜひ取りたい栄養素ですね。
■きのこスープで体を温める
その他にも、栄養豊富なきのこをスープで取り入れることで、スープの水分が満腹感を得やすくしてくれます。また、スープによって体が温められるので、血行やリンパの流れの改善をサポートして、代謝アップにもアプローチしてくれます。
きのこスープダイエットのやり方は、1日に200g程度のきのこを入れたスープを食べるだけです。
食前に食べれば、血糖値が上がりにくくなりますので、脂肪を溜めこむ原因になるインスリンの分泌を抑えることができます。また、きのこスープによってお腹が満たされるので、その後のおかずや主食の量を減らしやすいですね。
また、食事をきのこスープに置き換えるのもおすすめです。ローカロリーで低糖質の野菜でかさましをするのがおすすめです。また、筋力をアップする際に欠かせないタンパク質を多く含む食材もプラスしたいですね。脂身の少ない赤身の肉・鶏のムネ肉・卵・大豆・豆腐などがおすすめですよ。
■きのこは一度冷凍
キノコキトサンは、一度冷凍することで、含有量がアップするといわれています。さらに、冷凍したきのこを煮ることで、キノコキトサンを摂取しやすくなります。
したがって、あらかじめ冷凍しておいたきのこをスープに使用しましょう。
きのこには、さまざまな種類があり、それぞれ含まれている栄養素にも違いがありますので、目的に合わせて選びたいですね。複数のきのこを組み合わせれば、飽きにくいですよ。
■えのき
例えば、きのこの中で、脂肪燃焼に効果的といわれているキノコキトサンが多く含まれているのは「えのき」です。疲労回復に役立つビタミンB1も含まれているのがメリットです。
■舞茸
また、「舞茸」には、含まれている食物繊維が特に多く、中性脂肪や悪玉コレステロールの分解をサポートすることでダイエット効果を高める成分の「MXフラクション」が含まれています。ただし、加熱によって栄養が失われやすいので、きのこスープに入れる場合は煮込み時間は短くしましょう。
■しめじ
「しめじ」には、食欲を抑制する効果があるといわれている「レクチン」という成分が含まれています。また、アルコールの分解や脂肪燃焼に役立つオルニチンも含まれているのが魅力です。
■エリンギ
シャキシャキとした食感が人気の「エリンギ」は、歯ごたえが良いので、満腹感をアップしてくれるだけでなく、食物繊維が多く含まれています。カルシウムの吸収を促進するとされているビタミンDや、むくみ解消に欠かせないカリウムも豊富に含まれているのがメリットです。
■なめこ
和食や麺類に合う「なめこ」は、胃の粘膜を保護してくれる成分が含まれています。
■しいたけ
身近な食材のしいたけは、血液をサラサラにしてくれる栄養素が含まれているので、生活習慣予防にもおすすめです。
代謝アップに役立つ栄養が含まれるトマトジュースを使ったきのこスープは、コクのある味わいが魅力です。
ダイエット中に食べる場合は、オイルを使用せずに調理するのがおすすめですよ。
ローカロリーなキャベツとしめじを使ったきのこスープは、女性に人気の豆乳を使ったクリーミーなダイエットレシピです。
豆乳には、タンパク質も含まれていますので、置き換えダイエットにもおすすめのメニューですよ。
えのきやしめじなど、お好きなきのこをミックスして作る洋風火鍋は、鷹の爪や生姜が脂肪燃焼にアプローチしてくれるきのこスープです。
置き換えダイエットとして取り入れる際には、脂身の少ない赤身の肉や鶏肉を使用するのがおすすめです。
体を温め代謝アップをサポートしてくれる生姜を使ったきのこスープは、お酢の酸味がアクセントになった一品。
和テイストの生姜スープは、ホッと一息つける落ち着く味わいですよ。
代謝アップやむくみ改善に役立つ成分を含むタケノコを使ったきのこスープは、タケノコやきのこの食感が楽しいダイエットレシピです。
タケノコの水煮を使えば、短時間でササっと作れる簡単メニューですので、忙しい日にも重宝しますよ。
きのこをたくさん使うので、ダイエット中に何杯おかわりしても罪悪感なし。とろみをつければ、冷めにくく、温かいままいただけますよ。もちろん、とろみをつけなくても美味しいです。
ダイエット中なら、ビタミンB1が豊富な豚ひき肉がおすすめ。玉ねぎをプラスすればビタミンB1の吸収率がUPします。
きのこスープダイエットは食べ過ぎに要注意です!
きのこダイエットでは、一日のきのこの摂取量として100gが適しているとされています。
多くても一日に200g程度に留めておくのがよく、これ以上食べ過ぎないように注意しましょう。
きのこメニューばかり食べて極端に体重が減った場合、
リバウンドしてしまう恐れがあるからです。
急に体重が落ちると同時に筋肉量も減ることになるので基礎代謝が落ちてしまい、
太りやすい身体になるという仕組みです。
日々の食事に一つきのこメニューを加える程度にして、食べ過ぎには気をつけてくださいね。
ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なきのこは、ダイエットに効果的な栄養素も含まれている優秀な食材です。ぜひ、美味しいきのこスープをダイエットに役立ててみてくださいね。