意外に紫外線対策を忘れてしまいがちな首元。顔の紫外線対策はしっかりしていても、うっかり首の紫外線対策を忘れたり、対策方法に悩む人も多いようです。
そこで今回は首に日焼け止めを塗る方法やケア方法についてご紹介します。
【目次】
まずは、よくある首の悩みについてご紹介します。
メイクをする上で多くの人が悩んでいるのが、顔と首の色が違うということです。顔と首の色を合わせてメイクをしようとしても、なかなか色が合わずどんな色味のファンデーションを選んだらいいのかわからなくなってしまいます。
顔と首の色が違うというのはよくあることです。普段から顔のケアはしっかりしているのに、首のケアはしっかりしていないせいで、顔の方が肌がきれいに見えることが多いです。
人間の肌はすべての部分が同じ色をしているわけではないので、首と顔の色が違っていても、不自然ではありませんが、メイクをする上でどちらに合わせたらいいのかわからず、悩んでしまいます。
年齢を重ねてくると、首元のシワが目立ってくることがあります。首元は実はもっとも年齢が出る部分だと言われています。普段いくらスキンケアをしっかりしている人でも首元までしっかりケアをしていないせいで、首元のシワが目立つようになり、老けて見られるようになってしまいます。
首元のシワは目立ってきてしまうとケアすることが難しいため、事前にしっかり対策をする必要がある部分です。
首元はシワが目立つと同時にたるみが気になってくる場合もあります。首回りのもたつきが目立つようになり、全体的に下に下がっているような印象に見えてしまいます。太っているわけではないのに、首元のたるみが目立つことで老けて見えてしまいます。
首元にもともと脂肪が多い人はたるみやすく、脂肪が少ない人はシワが目立ちやすくなります。どちらもしっかりケアをしていないせいで、目立ってしまっている可能性が高いです。
もともと首が凝りやすいという人がいますが、首元のリンパを流していないことが原因となっていることが多いです。首元にはリンパが通っているため、日頃からしっかりケアしてあげないと血行が悪くなりやすくなり、肩が凝りやすくなってしまいます。
首が凝りやすいという人は、マッサージだけでなく首やデコルテ周りをしっかりマッサージしてあげることも重要になります。
首にはさまざまな悩みがありますが、首に日焼け止めを塗ることでどんなことが解消されるのでしょうか?首に日焼け止めを塗る効果についてご紹介します。
首元に日焼け止めを塗ることで、首のシミを防止することができます。意外に首回りは紫外線を受けやすいため、日焼け止めを塗らずに放置しておくと、首にもシミができてしまいます。
顔のように毎日しっかり見たりケアしたりすることが少ない部分なので、シミが濃くなってから始めて気づくということもありえます。首に日焼け止めをしっかり塗ることで、シミを予防することに繋がりますよ。
首の日焼け止めは、たるみの防止にも役立ちます。首のたるみは年齢によるもので、なかなか防ぐことはできないと思っている人も多いですが、肌の老化のほとんどは、紫外線が原因です。紫外線が肌の奥深くまで入り込むことで、肌を支えているエラスチンやコラーゲンを破壊してしまいます。
そのせいで肌を支えることができなくなるため、たるみが起こってしまいます。毎日しっかり日焼け止めを塗ってケアしてあげることは、たるみを予防することにも繋がるのです。
首に日焼け止めを塗ることは、首元のシワを深くしないことにも繋がります。もともと首にはシワがありますが、年齢を重ねていくにつれてシワが濃くなっていきます。これも紫外線が影響していることがほとんどです。
日焼け止めを毎日しっかり塗り、直接紫外線に浴びないように心がけるだけで、シワの進行を抑えることに繋がりますよ。首元は1度シワが入ってしまったら、なかなか治すことができない部分なので、毎日の継続的なケアがとても重要になります。
毎日日焼け止めを塗ってケアすることで、首と顔の色の違いが目立ちにくくなってきます。もともと首元に日焼け止めを塗る習慣がない人は、首元だけが日焼けしてしまっている可能性があります。
また、紫外線に当たることでメラニンが溜まり、首元だけくすみが溜まってしまっている可能性もあります。日焼け止めを使って紫外線を防止することによって、くすみが抜けて透明感のある肌に近づくことができます。
その結果首と顔の色の差が目立ちにくくなり、ファンデーションが選びやすくなります。
首に日焼け止めを塗ることで、素晴らしい効果を得ることができますが、首に日焼け止めを塗らない生活を続けていくとどんなことが起こるのでしょうか?詳しくご紹介します。
首に日焼け止めを塗らない生活を続けていくと、首回りの乾燥が気になるようになってきます。紫外線に当たり続けるということは、肌にもともと備わっているバリア機能が破壊されていくということです。
肌に直接紫外線が当たるということは、肌にとって悪影響しかありません。日焼け止めを使わずに過ごし続けることで、肌が水分を保てなくなってしまい、乾燥が気になるようになってきます。
もともと乾燥肌ではなかった人でも、紫外線ケアをしっかり行わないことで乾燥肌になってしまうことがあります。
首に日焼け止めを塗っていないと、ファンデーションの色味が季節によって合わなくなってしまいます。肌に蓄積されているメラニンの影響によって、首の色味が変わってきます。日焼け止めをしっかり塗っていなければ、季節ごとに首の色が変わることになります。
そうなると、今まで自分が使っていたファンデーションの色味が合わなくなってしまいます。日焼けした時用のファンデーションを買ったとしても、肌のくすみや肌の状態によって肌の色が変わりやすくなるため、その度にファンデーションを買い直さなくてはいけません。
首に日焼け止めを塗っていなかった場合、老けて見られることがとても多くなります。どんなに顔をしっかりケアしていたとしても、首元のシワやたるみが目立っているだけで老けた印象になってしまいます。
首元のシワは医療の力でもなかなか消すことができないと言われています。1度できてしまったシワは元には戻らないので、紫外線に浴びた時間が長ければ長いほど、首のシワやシミが目立ってくるため実年齢よりも老けて見られてしまうことも考えられます。
長年紫外線に浴び続けた肌は、だんだんと薄くなっていきます。もともと厚みがしっかりあった肌は、どんな刺激に対しても自己防衛できるため、少しの刺激では大きな肌トラブルは起きません。
しかし、長年紫外線を浴び続けた肌は、肌のバリア機能が壊され、コラーゲンやエラスチンが破壊されているため、かなり薄くなり防御力もかなり低いです。肌が薄くなってしまったせいで、少しのことで肌トラブルを起こしやすくなります。
肌がとても弱くなってしまうので、色素沈着やシミ、シワなどが余計に首元に残りやすくなってしまいます。
首に使うおすすめの日焼け止めの選び方についてご紹介します。
まずはどれくらいのSPF値があるか、しっかり確認するようにしましょう。SPF値は日常的な紫外線であれば、30あれば大丈夫だと言われています。ただし、炎天下で1日中活動するような時は、50あるものの方が安心です。
SPFは高ければ高いほどいいというわけではなく、高ければ高いほど肌への刺激になってしまうものもあるので、自分の肌に合うものを選ぶようにしましょう。
首に使う日焼け止めは、肌に伸ばしやすいかどうかも重要になります。首元はシワが多く、目で確認できない部分も多いため、日焼け止めを均一に塗るのが難しい場所でもあります。そのため、ある程度伸びがいいものを使わないと、日焼け止めがムラになってしまい、十分な日焼け止め効果を得られないこともあります。
肌に伸ばしやすく、滑らかに広がってくれるようなものを使うことで、均一に塗ることができます。できるだけ塗りやすいものを選んで、ムラのないように仕上げられるようなものを選びましょう。
首の日焼け止めを選ぶ時は、白浮きしないかどうかもしっかりチェックしましょう。もともとの色味が白い日焼け止めの中には、肌に塗ると白くなってしまい、首だけが浮いて見えるようになります。
そうなるととても不自然に見えてしまうので、肌になじみやすいような色味かどうか、しっかりチェックしましょう。また、白い日焼け止めの中には、洋服につくと白く残ってしまうものもあります。
万が一洋服についても白く残らないような、扱いやすい日焼け止めを選ぶことも大切です。
首の日焼け止めを使う時は、キシキシせずに肌の乾燥を防げるようなものを選びましょう。日焼け止めはものによっては肌に乗せると乾燥を感じるものもあります。首元までしっかりスキンケアしていないせいで、首元が乾燥しやすい状態になっている人が多いので、乾燥しにくい日焼け止めを選ぶことはとても重要です。
保湿成分が入っていて、肌の乾燥を防ぎながら肌を守れるようなアイテムを選ぶようにしましょう。
首の日焼け止めは、塗り直ししやすい商品を選ぶのもおすすめです。首は顔と比べると、色々な部分に触れる確率が高いため、顔よりも落ちやすくなります。長時間外出する時は、できるだけ塗り直した方がいいです。
外出先でも簡単に塗り直しができるような、塗りやすいアイテムを選ぶことが大切ですよ。
首におすすめの日焼け止めについてご紹介します。
SKINAQUAのトーンアップUVエッセンスラベンダーは、ラベンダーの色味でトーンアップする日焼け止めです。透明感を引き出して色味を補正します。みずみずしい使い心地で、スキンケア成分が肌を保湿しながら紫外線から守ります。
RMKのUVフェイスプロテクター50は、強い紫外線もカットするみずみずしいUVクリームです。白浮きしにくいタイプで、メイクの下にも使いやすいです。保湿成分配合で、乾燥しがちな肌に潤いを与えて滑らかな状態をキープします。
ELIXIRホワイトのデーケアレボリューションTは美白&エイジングケアしながら紫外線をカットします。化粧水の後これ1本で簡単にケアできます。メラニンの生成を抑えながら、化粧下地としてファンデーションのノリやつきを良くします。
CurelのUVエッセンスは赤ちゃんのデリケートな肌でも使える日焼け止めです。紫外線吸収剤フリーで、肌が弱い人でも安心です。肌や身体に伸ばしやすく、さらっとなじむエッセンスタイプで、みずみずしく軽い使い心地です。
NIVEAのニベアサンウォータージェルSPF35ポンプは、優しく肌を守る化粧水感覚のUVジェルです。角質層のバリア機能の働きを助けながら、潤いを保ちます。水のようにさらっとなじむので、肌に負担のない軽さのある付け心地です。
首の日焼け止めの正しい塗り方についてご紹介します。
日焼け止めを塗る前にしっかり洗顔を行い、その後首元までスキンケアで保湿しておくようにしましょう。顔のスキンケアで使ったアイテムを首元にもなじませて、同じように保湿して土台を整えておくことが大切です。
肌の状態が整っていないと、日焼け止めが均一に乗らないため、しっかりスキンケアをして肌の状態を良くしておくことがおすすめです。ただし、日焼け止めを塗り始める前に、少しだけ時間を置いて肌に残っている油分をティッシュオフしてから塗り始めるのがおすすめです。
首の日焼け止めは、顔の日焼け止めと同じタイミングで乗せていくのがおすすめです。こうすることで、顔と首の色の差が目立ちにくくなります。先に顔の日焼け止めを塗って、肌の状態を整えておきましょう。
顔と首の日焼け止めは同じものを使っても良いですが、化粧下地と日焼け止めが同じになっているものを使っている人もいると思うので、そういった場合は先に顔に日焼け止めを塗ってしまってから、首に塗るのがおすすめです。
首と顔の色の差が目立ちにくくなるように、ファンデーションまで仕上げた後で首に日焼け止めを塗るのもおすすめです。
顔の日焼け止めを塗ったら、そのまま首に向かってなじませるように乗せていきましょう。こうすることで、首と顔の色の差が目立ちにくくなり、なじんでいきます。顔と首の色の差が気になるという人は、首と顔の間であるフェイスラインをぼかすようになじませていきましょう。
顔と首の色の差が目立ちやすい人は、ファンデーションをフェイスラインぎりぎりまで乗せずに、日焼け止めや下地のみを顔全体に広げるようにするのがおすすめです。日焼け止め同士で色をなじませた方が、色の差が目立ちにくくなりますよ。
次に首に日焼け止めを塗っていきます。首に使用する日焼け止めは、顔と同じくらいの量です。思っている以上に首の面積は広いので、少し多めを意識して取り出すようにしましょう。
首に日焼け止めを塗る場合は、まず前の見える部分から乗せて、縦方向になじませていきましょう。首の下側やデコルテ部分も、見える部分はすべてなじませるのがポイントです。
縦になじませたら、次に横になじませます。シワがたくさんある部分なので、いろいろな方向からなじませることで、均一に乗せることができます。特に目で確認しにくい首の後ろを均一に仕上げるためにも、いろいろな方向から伸ばし広げるようにしましょう。
首の日焼けを防止するためにできる紫外線対策についてご紹介します。
首元の日焼けを防止するためには、日傘が有効です。日傘は顔や首元など日焼けが気になる部分を隠すことができるので、紫外線対策ができます。日焼け止めのように塗る手間がないので、とても簡単にできる紫外線対策です。
日傘は日焼け防止する効果が高いですが、できるだけ日焼け止めと併用して使うのがおすすめです。日焼けは頭上からの太陽だけでなく地面からの照り返しで起こることもあるので、万が一のためにもできるだけW使いしてください。
紫外線を予防するためには、ストールを巻くことも有効です。日焼け止めを塗る習慣をつけていても、うっかり塗り忘れてしまうことがあります。そんな時にストールさえあれば、簡単に日焼けを防止することができます。
ストールであればスタイリッシュでおしゃれに見えるので、日常使いしやすいメリットもありますよ。
しっかり紫外線対策をしたいのであれば、ネックウォーマーをつけることもおすすめです。顔は帽子や日傘、サングラスなどを使うことでカバーできますが、首元を本格的にカバーするのであれば、ネックウォーマーが1番です。
首元だけでなく口元もカバーすることができるので、帽子やサングラスと一緒に使うことで、完全なる紫外線対策を行うことができます。絶対に何があっても首元を日焼けしたくないという人におすすめです。
どうしても首元を日焼けしたくない人には、飲む日焼け止めと呼ばれているサプリがおすすめです。飲む日焼け止めには抗酸化作用が高い成分が配合されているため、肌の老化のもとである酸化を抑える効果があります。また、Lシステインのようなシミのもとを無色化する成分が入っているものもあり、日焼け対策にぴったりです。
しっかり飲み続けることが大切なので、日焼けが気になる時期に取り入れてみるのがおすすめです。
日焼け止め以外におすすめの首ケアについてご紹介します。
首元を美しく保ちたい場合は、角質ケアを取り入れることが大切です。首元は意外に見逃されやすい部分ですが、紫外線の影響を受けやすい部分なので、メラニンが溜まりやすいです。メラニンは古い角質を共に溜まっていくので、そのまま放置しておくと、くすんで見えるようになります。
それを防ぐためにも、スクラブ洗顔やピーリング、ゴマージュなどを使って角質ケアをするようにしましょう。首元も顔と同じようにケアすることで、美しい状態を保つことに繋がります。
美しい首を保つためには、保湿をしっかり行うことも重要です。できるだけ顔と同じように扱ってあげるのが大切ですよ。顔と使用しているスキンケアを使って、首にも優しくなじませてあげるようにしましょう。
首と同じようにしっかりケアしてあげることで、首のくすみが抜けて顔との色の差が目立ちにくくなり、透明感がアップします。意識的に首元のケアも行うようにしましょう。
首元のシワを深く刻まないためには、シワを伸ばすようにマッサージすることが大切です。首元にクリームを塗る時に、首を伸ばした状態で、数回下に伸ばすようにマッサージするようにしましょう。
ずっと同じ姿勢でいることで、シワが深くなりやすいので、スキンケアの時は意識して首を伸ばすようにすることで、首元のシワを防ぐことに繋がりますよ。
首元の健康のためには、血行を良くすることも大切です。そのためには、リンパを流す習慣をつけるのもおすすめですよ。耳の下から首にかけて、リンパが通っている部分なので、この部分を優しく下に向かって流していくようにしましょう。
さらに、デコルテ部分にも流すことで、よりリンパの滞りを解消することができます。しっかりケアすることで、顔のむくみもなくなってすっきりするのでおすすめです。
首元の血行を良くするためには、首を回すことも大切です。朝晩スキンケアや歯磨きのタイミングでもいいので、優しく首を回す習慣をつけるようにしましょう。日頃から姿勢が悪い人は、首回りが特に凝っている可能性が高いので、意識した生活が大切になります。
最近はスマホの使いすぎもあって、ずっと首を下に向けている人が多いです。そうすると、より首のシワが刻まれやすくなってしまうので、できるだけ首を回して伸ばしてあげる習慣をつけるようにしましょう。また、スマホを見ている時でも、意識的に首を上に上げてあげることも有効です。
首の日焼け止めについてご紹介しました。顔の紫外線対策はしっかりしていても、首元のケアまでは忘れてしまっている人が多いです。首は年齢が出やすい部分なので、早めにケアすることが大切です。日焼け止めを使う習慣をつけて、年齢を重ねても美しく透明感のある首元を保てるように、首元のケアも忘れないようにしましょう。