美肌の条件の1つに、キメが整っていることが挙げられます。「肌のキメ」とは一体何なのでしょうか?
今回はキメの整った肌の特徴や、キメを整えるための方法、美肌になるためのスキンケア方法についてご紹介します。
肌のキメとは、肌に無数にある凹凸のことをいいます。肌にはたくさんの細かい溝があります。これを皮溝といいます。そして溝と溝の間にある盛り上がっている部分を皮丘といいます。
皮膚は皮溝と皮丘が合わさって、三角の網目がたくさんある状態になっています。この凹凸のことを肌のキメと呼んでいます。肌のキメが整った状態というのは、この三角の凹凸が細かく均一に並んでいる状態のことです。
三角の凹凸が小さく、皮溝が浅くて細い状態の肌が、キメが整った状態と呼ばれています。キメが整った肌は、ツヤがあり表面も滑らかに見えます。弾力やハリも感じられて、肌触りがとても良い肌の状態です。
キメが整っている肌は、見た目も美しいですが、化粧ノリも良くなります。キメが整っていると、肌の状態が良く見えるようになるので、美肌の条件の1つとなています。
キメが整った状態の肌は、一般的に美肌といわれています。では、そのキメが乱れている肌は、どんな肌に見えてしまうのでしょうか?肌のキメが乱れることによって与える影響についてご紹介します。
■乾燥が目立つ
キメが整っていない状態の肌は、乾燥がとても目立つようになってしまいます。特にキメが乱れている肌は、小じわが目立ちやすくなります。皮溝が深くなってしまっているので、顔に細かいシワが刻まれやすくなります。
■ハリがない
キメが乱れている肌は、ハリや弾力を感じられません。肌触りはザラツキやゴワツキが気になり、若々しさを感じません。しぼんだ状態の肌は、老けた印象に見られやすくなります。
■毛穴が目立つ
キメが整っていない状態の肌は、毛穴がより目立つようになります。毛穴は潤いがあって弾力がある肌であれば、ある程度目立ちにくくすることが可能です。
しかし、弾力もなく肌が乾燥している状態のままだと、毛穴がより目立つようになってしまいます。毛穴の黒ずみや開き毛穴など、毛穴の悩みも増えてしまうでしょう。
肌のキメはどうして乱れてしまうのでしょうか?肌のキメが乱れる原因についてご紹介します。
■摩擦
肌のキメが目立ってしまう原因は、摩擦が関係しています。肌に摩擦を与えることは、肌のバリア機能を低下させる原因となってしまいます。肌を守る力を弱めてしまうことで、肌は乾燥を感じやすくなります。
健康的な角質を作ることができなくなってしまうので、肌のキメが乱れやすくなってしまいます。
■紫外線
紫外線は肌のキメに対しても影響を及ぼすことがあります。肌に紫外線ダメージが加わると、肌のバリア機能を破壊することになります。バリア機能が破壊されると、潤いを保つことができなくなるので、肌を守る力が弱くなります。
健康的な角質を再生するまでに時間がかかるので、キメが乱れやすくなります。
■ストレス・寝不足
肌のキメは生活習慣の影響を受けていることもあります。ストレスや寝不足など、体にとって負担になる行為を続けていると、自律神経が乱れてホルモンバランスが乱れていきます。
そうなると肌のターンオーバーも乱れてしまうので、健康的な角質が作られにくくなってしまいます。
■保湿不足
肌のキメは、スキンケアが原因で乱れてしまうこともあります。保湿しているつもりでも、肌に充分な保湿ができていない場合は、キメが乱れやすくなります。自分の肌に合った保湿がどれくらいかわかっていないと、保湿不足になりやすいです。
肌のキメを整える方法についてご紹介します。
■クレンジングと洗顔は潤いを守る
クレンジングと洗顔を行う時は、自分のメイクや汚れに合った洗浄力のものを使うようにしましょう。洗浄力が高すぎると、必要な油分まで洗い流すことになってしまいます。メイクが濃い部分はポイントリムーバーなどで落とし、顔全体に使うものは、クリームやミルクタイプのものを使うと良いでしょう。
■しっかり保湿する
化粧水やクリームなどのスキンケアは、しっかり肌に浸透させることが大切です。手のひらで温めてから肌に乗せると、浸透しやすくなります。また、アイテム1つ1つの間の時間を2分程度置くことによって、肌になじみやすくなります。
■スペシャルケアはやりすぎない
週に1度角質を取り除くために、スペシャルケアを取り入れましょう。酵素洗顔やスクラブなど、色々なアイテムがあります。スペシャルケアはやりすぎないことが大切です。あまりにも頻度が多いと肌が乾燥してしまい、逆にキメが乱れやすくなります。
スペシャルケアは週に1回か2回までの使用にしましょう。
肌のキメを整えるためには、自分にあったスキンケアを行うことが重要です。
次に、肌のキメを整えたい人におすすめのスキンケアアイテムを紹介します。
キメを整えるには、自分に合ったクレンジングを選ぶことが大切。dプログラムのマイルドクレンジングジェルは、肌に必要な油分は残しつつ、毛穴の汚れやメイク汚れはしっかりと落としてくれる優れものです。
肌への摩擦はキメの整った肌への道を阻害してしまうのでNG。擦らずともなじませることでメイクを浮き上がらせてくれるアイテムなので、肌への優しさが抜群です。
オバジCの酵素洗顔パウダーは、ビタミンCを配合した洗顔アイテム。毛穴の黒ずみや角栓の詰まり、ざらつきをしっかりと取り除いてケアしながら、キメを整えてくれるところが魅力です。使い続けることで、つるんとした肌へと整えてくれるでしょう。
クレンジングと洗顔でメイクや汚れを落としたあとは、化粧水をはじめとしたスキンケアで保湿をしてあげましょう。オルビスユーのローションは、“とろぱしゃ”なテクスチャーが特徴で、肌全体にうるおいを行き渡らせてくれる化粧水。水分をしっかりと含んだ、キメの整ったハリ肌を作ってくれるでしょう。
FEMMUE(ファミュ)のドリームグロウマスクは、紫外線や乾燥によるくすみ肌をケアしてくれるシートマスク。また、はがれない・乾かない・重くない、肌へのやさしさと機能性を追求した「ドライバイオセルロースシート」を採用しているので、うるおいケアだけではなく角質ケアも同時に行えます。
コスメデコルテのモイスチュアリポソームは、角層にじっくり浸透する「多重層リポソーム」を採用した美容液。肌のバリア機能をサポートしてくれるアイテム。洗顔後すぐに使うことで、化粧水の肌なじみを良くしてくれます。
肌ラボの極潤ヒアルロン乳液は、乾燥を防いでくれるアイテム。ほどよいとろみがあるテクスチャーで、肌にうるおいを与えてくれます。4種類もの「ヒアルロン酸」がモチっとした肌へと整えてくれるでしょう。
キュレルの潤浸保湿フェイスクリームは、乾燥性敏感肌の方にぴったりの保湿クリーム。肌に優しい仕様なので、どんな方でも使いやすいところがポイントです。ふわっとした軽やかな使い心地ですが、きちんと保湿してくれます。
肌のキメについてご紹介しました。肌のキメに注目しながらスキンケアをしていると、自然と美肌になってくるでしょう。今まで肌のキメまで気にしたことがなかったという人でも、ぜひキメを整えるケアに挑戦してみてくださいね。