気になっている彼や恋人とデートするとき、人前でトークをしなきゃいけないときなど、ひどい手汗に悩まされていませんか? 気になればなるほど汗はどんどん出てくるような気がして、嫌になってしまいますよね。 そこで今回は、手汗がひどい原因や自分でもできる対策法についてご紹介します。
【目次】
少し湿っているほどの手汗だけでも気になりますが、持っているものを汗で落としてしまったり、スマホ操作の反応が遅くなるほどの手汗量だと手を繋いだりすることへも消極的になってしまいますよね。
まずは自分の手汗レベルがどのくらいなのかチェックしていきましょう。
■手汗レベルをチェック
レベル①手が湿っている状態で、汗ばんでいることがわかるくらい。
レベル②手に水滴ができ、触らなくても汗をかいていることがわかるくらい。
レベル③手にできた水滴が、垂れてしまうくらい。
レベル①であれば、自分でも手汗対策をすることができますが、②や③であれば専門の方に見てもらうことがおすすめされています。
今回は、自分でできる手汗対策をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
手汗がひどい原因ははっきり分かっていないものの「交感神経によるもの」と「さまざまな病気」が関係しているのではないかと言われているそうです。
■交感神経によるもの
交感神経とは、自律神経の一つでアクセルのような働きをしてくれているのですが、ブレーキのような役割をしてくれる副交感神経とバランスよく働くことで成り立っているといわれています。
しかし、生活習慣の乱れや緊張、ストレスなどによる精神的なものによって交感神経の働きが過剰になると手汗がひどくなるのではないかと言われているそうです。
■さまざまな病気
手汗でびっしょりしてしまうほどひどい場合は、手の多汗症である“手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)”などのさまざまな病気が考えられています。
豆腐や納豆などの大豆イソフラボンや、大葉やアボカドなどの植物性エストロゲンには、発汗を抑える働きや自律神経を整える働きがあると言われています。
バランスのいい食事を第一に考え、積極的に食べてみてはいかがでしょうか。
反対に辛い物や香辛料などの刺激物は、汗腺を刺激して汗を出しやすくなるそうなので控えることがおすすめです。
また、味の濃い物やカフェインの摂取も控えめにすることを心がけるといいでしょう。
緊張やイライラなどによる精神的なものの場合は、リラックスすることが大切です。
自分の好きな香りを持ち歩いたり、休日は好きなことに没頭したり、仕事では時間に余裕のある行動を心がけることで気持ちを落ち着かせることができます。
それでも気になる場合は、深呼吸を繰り返してみましょう。
深い呼吸をゆっくり繰り返すことで、徐々にリラックスしていきます。
寝不足の状態が続くと交感神経が過敏になって、手汗が出やすくなると言われています。
大人であれば6~7時間くらいの睡眠をしっかり取ることが大切ですが、ただ寝ればいいのではなく“良質な睡眠をとること”が大切です。
ぐっすり眠るためには、寝具や室温を見直すことも大切ですが、寝る直前までスマホやパソコンを使用しないこともポイント。
リラックスした状態で眠れるように、アロマを焚いたりストレッチしたりして過ごしてみてください。
手汗を軽減するツボもあるようなので、急に気になったときはツボをして軽くマッサージをしてみましょう。
■手汗対策におすすめのツボ
・合谷(ごうこく)……人差し指と親指の付け根の骨からやや内側にあるツボです。
・労宮(ろうきゅう)……手のひらの中央にあるツボです。
・陰げき(いんげき)……手首の内側、そして中心よりやや小指側にあるツボです。
自然な呼吸を繰り返しながら、押してみてください。
手汗対策として手汗用の制汗剤を使用することもおすすめです。
制汗剤は脇に使うアイテムが多いかと思いますが、脇汗用はアポクリン汗腺に作用するように作られていることが多いようです。
手汗はもう一つの汗腺であるエクリン腺が根本的な原因だと言われているので、手汗用のものを手に取るようにしてみてください。
ミョウバンには、肌と汗腺を引き締める効果があると言われています。
ですので、手汗が気になったときに作っておいたミョウバン水スプレーを吹きかけることで手汗を軽減することも期待できるそうです。
■ミョウバン水スプレーの作り方
①水500mlと焼きミョウバン20gをペッドボトルに入れたら、しっかり振って混ぜます。
②ミョウバンが水に溶けるまで、数日涼しいところに置いておきます。
③ミョウバンが溶けて透明になったら、スプレーボトルに入れましょう。
効果が感じられない場合は、少しずつ濃度を上げて作る方法もありますが、手がかぶれてしまう可能性もあるので注意してください。
手汗によってストレスを感じてしまうことで、悪化する可能性もあります。
「手汗が気になる」「手を繋ぐことになったらどうしよう」など、考えれば考えるほどマイナスな方にいってしまうので、手汗に対する悩みを一度捨ててみることも対策法の一つです。
自分が思っているよりも手汗を気にしていない人も多いので、「緊張して手汗かいちゃってます」くらいの軽い気持ちで接してみてはいかがでしょうか。
ひどい手汗の原因や対策法についてご紹介しました。
女性にとって手汗はとても深刻的な悩みですが、自分でもできる対策を心がけたり、専門の医師に相談したりすることで悩みを解消することも期待できます。
まずは自分にできることから始めて、改善していきましょう。