学生さんが企業で就業活動するインターンシップ。就業する企業側から「私服でお越しください」と言われた場合、何を着て行けばいいのか迷う方が多いと思います。今回は、そんなインターンにおいて「私服でOK」と言われた場合の服装においてのマナーや、失敗しない服装の選び方などをご紹介します。
【目次】
学生さんが企業で就業活動するインターンで困るのが、「私服でお越しください」や「私服で構いません」と言われた時の服装選びではないでしょうか。
“私服”と言われても、当然休日などに着る私服のような服装はNGです。就業する企業にもよりますが、その企業の雰囲気の中で浮かない服装を選ばないといけません。
つまり、一般企業における「オフィスカジュアル」のような服装が好ましいと言えます。
インターンの「私服でOK」の服装選びにおいて、気を付けたい服装マナーについてまとめました。
■初日はとりあえずスーツを着用
実際にその企業で働く社員の方の服装や、同じインターンシップで就業する他の学生さんの服装を参考に、服装選びをするのが失敗しない方法です。就業初日は、とりあえすスーツで企業を訪問しましょう。一番大切なのは、就業先の企業に失礼のないような服装を選ぶことです。
■基本は清潔感を与える服装
初日に様子が分かったら、就業先の企業に応じた「オフィスカジュアル」な服装を選びましょう。どんな企業でも共通なのが、清潔感を感じる服装を選ぶことです。だらしない印象を与えるような服装は厳禁です。
■デニムやTシャツはNG
社員の方がデニムやTシャツを着ているからといって、そのような服装を選ぶのはやめましょう。
■肌の露出や派手な色や柄はNG
夏だからと言ってキャミソールやショートパンツを着るのはやめましょう。色も好感度の高い色を選んで、多色使いはやめましょう。
「私服でお越しください」や服装の記載がない場合のインターン1日目は、とりあえずスーツを着用していきましょう。オフィスカジュアルな服装は、様子が分かってからにした方が無難です。
色は黒やネイビー、女性は上品なベージュ系の色も好印象です。ベーシックなネイビーのテーラードジャケットは、着回しても使えるのでおすすめです。1日目はスーツとして使って、2日目からはボトムを別のアイテムに変えて、ジャケットとして使ってもいいですね。
INED(イネド) ベーシックテーラードジャケット / ¥22,680
インターンの「私服でOK」の時のトップスは、襟付きのシャツがおすすめです。色は白や淡い色を選びましょう。柄ものなら花柄は避けた方がいいです。ビジネスシャツらしいストライプは好感度が高い柄です。
スカートやパンツは黒やネイビー、グレーなどが失敗のない色です。形はダボっとしたものや、デザインが強いものは避けましょう。
インターンの「私服でOK」の時の夏のトップスは、男性女性ともにシャツやポロシャツであれば問題なしです。女性はシンプルなブラウスもOK。
フレア袖のブラウスは、程良いデザインが好感度大。女性らしい雰囲気を演出してくれるのも◎。白のブラウスは黒やネイビーとも問題なくマッチするので、着回しできておすすめです。グレーのボトムと合わせても夏は涼しげでいいですね。
手洗いOKなのも夏は嬉しいポイントです。
GLACIER(グラシア) アクセ付フレア袖ブラウス / ¥1,980
インターンの「私服でOK」の服装で重要な小物が鞄です。リクルートバッグでもいいですが、スーツ以外の服装の時には、服とマッチしないですよね。
革ではないソフトな素材のブリーフケースは、オフィスカジュアルな服装にも馴染みます。社会人になってからも活用できるので、これを機会に購入しておくといいですよ。
インターンの「私服でOK」の時の靴は、スニーカーやサンダルは避けましょう。実際に企業で働く社員の方も、スニーカーはめったに見かけることはありません。冬のブーツもおすすめしません。
インターンの「私服でOK」の冬のトップスには、シャツやインナーにニットを合わせてもOKです。形はシンプルなものを選びましょう。
インターンシップでは、就業経験として簡単な作業をすることもあります。動きやすいニットを選ぶのが無難です。
インターンに最適な髪型は、男女ともに清潔感が大切です。インターンシップの就業が始まる前に、美容院に行って整えておきましょう。
女性で髪の長い方は、一つにまとめたりハーフアップがおすすめです。まとめる長さがない場合も、耳に髪をかけるなどして、できるかぎり顔を明るく見せる髪型にしましょう。
インターンに最適な女性のメイクは、ナチュラルメイクが基本です。色みは控えるようにしましょう。メイクをしないのもオフィスマナーに反します。顔色を明るく整えるようにしてください。
アイシャドウは薄いブラウン系で軽く陰影をつける程度に。リップはピンクベージュなどの赤みの強くないものを選びましょう。チークは血色を足す程度に控えましょう。
男性の場合、真夏など暑さが厳しい時期を除き、ジャケットを着用するのが基本です。インターンの場合は、シンプルでベーシックなデザインのテーラードジャケットがおすすめです。スーツのジャケットのようにかっちりしたものではない、コットン素材のものでもかまいません。ただし、デニム素材・スウェット素材はカジュアル過ぎるのでNGです。
また、色はネイビーやグレーといったダークカラーを選ぶようにしましょう。シンプルなテーラードジャケットであっても、色が明る過ぎるとビジネスの場にはふさわしくありません。
タウンユースならジャケットのインナーにはTシャツを合わせることも多いでしょう。しかし、ビジネスシーンでは襟付きシャツできちんと感をキープする必要があります。ただし、会社の雰囲気によっては無地の白のTシャツならかまわないようなこともありますので、夏場で暑さが厳しい場合は様子を見ながら着ていってもよいでしょう。
色は白または淡い色味の無地のものを選びましょう。ストライプなど控えめな柄であっても、最初のうちは避けるのが無難です。
パンツは細身のチノパンまたはスラックスを合わせましょう。ジャケット同様、デニム素材やスウェット素材は避けてください。色は黒やネイビーなどのダークカラーの他、ベージュやライトグレーなどでもかまいません。
丈はフルレングスのものがふさわしく、八分丈・九分丈などの半端丈はカジュアル過ぎる雰囲気になってしまいます。
足元は理想的なのは革靴。ただし、つま先がとがったものやエナメルなど派手な印象のものは避けましょう。また、革靴がなければジャケパンスタイルに合うスウェードシューズやデッキシューズでもかまいません。
カバンはA4サイズが入るものであることがマストです。ビジネスバッグまたは革のトートバッグがよいでしょう。色は黒または茶色でシンプルなものを選んでください。ただし、高級ブランドのものは好ましくないので、注意しましょう。
インターンにふさわしいアウターは、ステンカラーコートやトレンチコートなどきちんと感があるもの。シルエットがすっきりしていてシンプルなものであれば、ピーコートやチェスターコートでもかまいません。色は黒やネイビー、グレーなどのダークカラーを選びましょう。
ビジネスシーンにふさわしくない、カジュアルなアイテムはNGです。そのため、デニム素材やスウェット素材はジャケット・パンツ共に避けるべきである他、サンダルやスニーカーを履いていくのはやめましょう。
また、リュックもカジュアルなアイテムとみなされます。ビジネス用のリュックもありますが、インターンでは使わないのが無難です。
この他、帽子やブレスレット、ネックレス、指輪などは不必要なアイテムと考えられています。時計以外のアクセサリーは、身に付けていかないようにしましょう。また、眼鏡も派手なフレームのものは避けましょう。
インターンでは清潔感があることが大切です。髪型は短めに整え、襟足やもみあげが長過ぎたり、前髪が目にかかったりしないようにしましょう。明るすぎる髪色もよくありません。
また、普段は髭を伸ばしていてもインターンでは剃るようにしてください。爪も短めに切っておきましょう。
眉毛を整えたい場合はあまり細くならないようにしましょう。細い眉は軽薄な印象を与えかねません。
いかかでしたか?インターンで「私服でお越しください」と言われた場合の失敗しない服装選びのポイントをご紹介しました。就職に直接つながる大切なインターンシップ。企業の方に好感を持っていただけるような服装を心がけてください。具体的なアイテムの選び方は、今回ご紹介したものをぜひ参考にしてくださいね。