日本から約6時間ほどで行けるタイは、観光地としても人気があります。しかし日本と同じ服装でいいのか、決まりはないのかなど、タイ旅行が初めてだと不安事もいっぱい……。 そこで今回は、季節別や気をつけたい点をおすすめの服装とともにご紹介します。
【目次】
観光地として多くの人が訪れるタイは、基本的に年間を通じて高温多湿で、不快指数も高めだと言われています。
日本の晩秋から冬にあたる時期では爽やかな日、寒い日はあるものの、30℃越えの日が多いようです。
そのため、Tシャツに短パン、サンダルや、ラフなワンピース姿で訪れる観光客がほとんど。しかし、タイの観光地を見て回るのであれば、その服装だけでは楽しい旅をできない可能性があります。
それは、タイにも独特の服装事情があるからです。
タイ旅行を満喫するために、準備をしている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
タイ旅行での服装で一番気をつけなければならないのが、寺院や高級レストランへ行くときです。
■寺院巡りの場合
特にタイの有名な観光スポットである寺院や王宮などでは、短パンやサンダルはもちろん、タンクトップのように肌が露出された服装では入れないことがあります。
そのため寺院巡りをするのであれば、サッと羽織れるものを用意する、もしくは長袖を着るようにし、足首まで隠れるズボンとスニーカーを用意するといいでしょう。
■高級レストランの場合
高級レストランにもドレスコートがあります。
ワンピースであれば問題ないようですが、タンクトップやビーチサンダルのようなラフな服装は控えましょう。
寒い日もある12月や1月でなければ、基本的に日本の夏と同じような服装でOKです。
シンプルなトップスに、タイらしい柄のスカートやパンツを履くだけでもテンションが上がりそうですね。
タイは、主に暑季、雨季、乾季の3つの季節に分けることができます。
暑季は、3月・4月・5月のことで、3月になると徐々に気温が上昇し、4月になると酷暑となって日中の気温が40℃くらいまで上がることも。
そのため、キャミソールタイプのワンピースのような涼しい服装が過ごしやすいです。
雨季になる6月・7月・8月・9月・10月は、暑季ほどではないものの、まだまだ蒸し暑い時期。ですが、日本の梅雨と違ってタイでは突発的な大雨に見舞われます。
短時間ではあるものの、雨季には1日1回スコールがくると言われているので、涼し気な服装の他にも、レインコートや折りたたみ傘を用意しておくと安心です。
暑季はもちろん、雨季のときのタイ旅行の服装であれば、濡れてもすぐに乾くビーチサンダルを用意しておくと便利です。
ビーチサンダルであれば薄いので、荷物の中に入れておいても大丈夫ですよね。
現地で可愛いサンダルを見つけるのもアリです。
乾燥季になる11月・12月・1月・2月は、暑かったタイでも爽やかな晴天が続き、一気に過ごしやすくなります。ですので、春や秋の服装のように、長袖と長ズボンでOK。
ただし、12月や1月は行く場所によってはさらに寒くなる地域もあるようなので、冬の服装で訪れることがおすすめです。
暑季や雨季は、常に冷房対策を意識することが大切。外は暑くても、タイのレストランやホテル、タクシーでは冷房が強めにかかっていることも。
気温差で体調を崩してしまう可能性もありますから、ストールやカーディガンのようなサッと羽織れるものを1枚持っておくといいですよ。
猛暑が続き、日差しが強いタイだからこそ、日焼け対策も欠かせなくなりそうです。日焼け止めでもいいのですが、汗などですぐに流れてしまう可能性があるので、こまめに塗り直すことが大切。
帽子や日傘、サングラス、UVカットカーディガンの方が、1日中外にいても日焼けを気にせずに観光を楽しむことができそうです。
タイに行くなら訪れたい寺院や王宮では、基本的に露出はNG。サンダルで入れるところもあるそうですが、「せっかく行ったのに入れない」なんてことは嫌ですよね。
行く直前にサッと羽織れる長袖を用意しておき、足元はスニーカーにしましょう。
高級レストランや有名店はもちろん、星付きホテルなどに泊まるのであれば、タイのドレスコードを守ることも大切。
きちっと決めなくていいですが、女性はブラウス×スカートや、ロングワンピースなどできちんと感のある服装をチョイスすることがおすすめです。
もちろん、ビーチサンダルも避けてくださいね。
タイ旅行で覚えておきたい服装事情をご紹介しました。基本的にはTシャツと短パンのようなラフな服装でOKですが、寺院や高級レストランに行く場合はタイならではの正装が大切です。また、暑さ対策だけでなく、寒さ対策も必要になってくるので、旅行プランに合わせて必要な服装を備えておきましょう。