お酢の中でも比較的まろやかな味わいのリンゴ酢は、美容や健康、ダイエットなどに効果的な成分が豊富なのが魅力です。そこで今回は、リンゴ酢ダイエットの効果ややり方、おすすめレシピをご紹介します。
【目次】
■お酢が苦手な方でも取り入れやすい
「リンゴ酢ダイエット」とは、お酢ダイエットの内の一つで、食生活にリンゴ酢を取り入れるだけのダイエット方法です。テレビや雑誌、ブログやSNSで取り上げられることが多く、幅広い年代の人が取り入れているダイエットの一つです。
そもそも、「リンゴ酢」とは、リンゴ果汁を発酵させたお酢です。リンゴ酢は、やや甘みのあるお酢なので、強い酸味が苦手な方でも取り入れやすいのがメリットです。
■血糖値の急上昇を予防
リンゴ酢は、食事を摂った際に上昇する血糖値の急上昇を抑えるはたらきがあると言われています。血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、インスリンには脂肪を溜めこむ作用があるとされています。さらに、食後も血糖値が緩やかに下降するため、お腹が空きにくくなるというのも、リンゴ酢の魅力です。
したがって、ダイエットのサポートをして、太りにくくしてくれるのがリンゴ酢のメリットです。
■ダイエットに役立つ成分が豊富
そして、リンゴ酢には、ダイエットに役立つ成分が豊富に含まれています。
例えば、リンゴ酢に含まれるアミノ酸は、脂肪を分解する効果があるとされています。
また、リンゴ酢に含まれるクエン酸はエネルギーの代謝アップさせてくれたり、脂肪燃焼のサポートをしてくれる効果があるといわれています。
さらに、リンゴ酢には、内臓脂肪を減少させる効果が期待できる酢酸もたっぷり含まれていますよ。
■むくみやお通じを改善
その他にも、リンゴ酢には、むくみ改善に効果的なカリウムも含まれています。
さらに、リンゴ酢に含まれるペクチンには、お腹の調子をととのえる作用が期待できますので、お通じの改善もサポートしてくれます。
■忙しい大人女子の美容や健康も後押し
そして、リンゴ酢は、ダイエット効果だけでなく、美容効果も期待できるのが魅力です。リンゴ酢には、美肌や美白に欠かせないビタミンCが含まれていますし、クエン酸にはお肌の新陳代謝をサポートする作用があるといわれています。
さらに、クエン酸は、疲労回復に役立つ成分でもありますので、忙しい大人女子はぜひ摂取したいですね。その他にも、クエン酸には、カルシウムの吸収アップさせる効果も期待できますので、女性がかかりやすい骨粗しょう症の予防としてもおすすめです。
リンゴ酢ダイエットのやり方は簡単で、リンゴ酢を1日15mL~30mL摂取するだけです。リンゴ酢は、水や炭酸水で薄めてドリンクとして飲んでもいいですし、調味料として料理に使ってもOKです。ただし、高温で加熱すると成分が変化しますので注意しましょう。
リンゴ酢を摂取するタイミングは、リンゴ酢ダイエットの目的に合わせて選びたいですね。
例えば、運動を開始する1時間~30分前にリンゴ酢を摂取すると、代謝アップが期待できるので、効率よくダイエットを進めやすくなります。同じように、リンゴ酢を朝に摂取すると、日中の活動中のエネルギー代謝が高くなる効果が期待できます。
食前に飲むと、食後の血糖値が緩やかに上昇するので、脂肪を溜めこむインスリンが分泌されにくくなりますよ。満腹感も持続しやすくなります。ただし、リンゴ酢は、酸の一種ですので、胃腸が弱い方は食事中や食後に摂取するのがおすすめです。
そして、血糖値が高いと安眠の妨げになるといわれていますので、寝る前や夕飯時にリンゴ酢を摂取するのもいいですね。
■お酢ドリンクはしっかり薄める
リンゴ酢は、比較的まろやかな味ですが、酸性の液体ですので、そのまま摂取すると胃腸を傷める可能性はあります。
したがって、リンゴ酢は大さじ1杯(15mL)につき150mL~200mLの水や無糖の炭酸水で割るようにするのがおすすめです。
■摂取しすぎるのはNG
そして、リンゴ酢は、薄めて飲んだり、食材と一緒に摂取したとしても、強い酸性の液体ですので、摂りすぎると胃腸を傷める可能性があります。ダイエット効果を出したいからといって摂取しすぎないように注意したいですね。
■塩分や糖分、素材の糖質やカロリーにも注意
その他にも、市販されているリンゴ酢ドリンクやリンゴ酢ドレッシング、ピクルスや酢漬けなどは、リンゴ酢を摂取しやすいように味が調整されています。したがって、塩分や糖分、油脂類などの摂りすぎには注意したいですね。
また、ピクルスや酢漬けなどを食べる際にも、糖質やカロリーを摂りすぎないようにしたいですね。
栄養豊富でアンチエイジング効果も期待できる胡麻をたっぷり含んだノンオイルドレッシングは、リンゴ酢ダイエット中におすすめしたいレシピです。
サラダはもちろん、おかずにかけても合いやすいので、ぜひストックしておきたいですね。
おやつ感覚で食べられるピクルスも、リンゴ酢ダイエット中に常備菜として利用したいレシピです。
ピクルスは、さまざまな野菜で作ることができますので、飽きにくいのも魅力です。トマトやパプリカのピクルスも美味しいですよ。
ダイエット効果を実感したい方は、使用する砂糖の量を減らすのがおすすめです。
リンゴ酢を使ったサワードリンクは、さっぱりとした味わいで、ダイエット中のご褒美にぴったりのおしゃれな飲み物です。
ただし、リンゴ酢ダイエット中は、できるだけはちみつや砂糖の量を減らし、ベリーの甘さを楽しみたいですね。
お酢を使ったおかずの定番となっているのが、鶏肉と卵のお酢煮込みです。
お酢には、お肉を柔らかくしてくれる効果がありますので、短時間でも手の込んだ料理のように仕上がりますよ。
ただし、リンゴ酢は、高温で加熱すると成分が変化する可能性がありますので、ダイエット中は、仕上げに再び少量のリンゴ酢をプラスするのがおすすめです。
お酢の中でもまろやかなリンゴ酢は、ダイエットに効果的な成分を多く含んでおり、水で薄めたシンプルなドリンクでも飲みやすいのが魅力です。ただし、胃腸を傷めないよう、摂りすぎには注意したいですね。