秋の富士山はシーズンオフですが、紅葉を楽しめる季節として人気です。
今回は、秋の富士山の登山状況や天気と、秋の富士山を訪れる女性におすすめの服装をご紹介します。
富士登山のシーズンは夏。登山道によって細かい期間は異なりますが、7月の上旬に開山して9月の上旬に閉山します。
夏以外の富士山にも登山者はいますが、気象条件が厳しく、事故も少なくありません。そのため、万全な準備やトレーニングを行っていない人のシーズンオフの富士登山は原則として禁止されています。
ただし、シーズンオフでも秋や春は5~6合目までは富士登山を楽しめます。5合目付近の山小屋は秋でも営業していることがあり、美しい紅葉も見られるので、紅葉を楽しみたい人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
秋の富士山で紅葉を楽しみたい人は、関東などから出発するバスツアーを利用するのもおすすめです。バスツアーでは一日で数多くの紅葉スポットを回れるので、体力がない人や登山未経験の人でも秋の富士山を満喫できます。
値段やコースはツアーによって違うので、気になる人は早めに情報収集するのがおすすめです。
9月から10月の富士山は基本的に雪が降りません。場合によっては雪が積もっていることがありますが、5合目や6合目で楽しむなら、雪用の服装は必要ないでしょう。
ただし、防寒対策は必要です。5合目の標高は約2,300mと高く、気温は東京都心部よりも約20度低い5度程度です。秋でも東京の冬と同じくらいの寒さを想定して、長袖のベースレイヤーにフリースやウール、ダウンなどの防寒具を合わせましょう。
日帰りで秋の富士山に行く時も最低限の装備は必要です。持ち物は20L程度のバックパックに入れて両手を開けておきましょう。
・レインウェア
・着替え
・タオル
・帽子
・グローブ
・水筒
・食事やおやつ
寒がりの人は防寒用にカイロなどを持っていくと安心です。
次からは、秋の富士山をハイキングするときにおすすめの服装を紹介していきます。
富士山は天気が変わりやすいです。出発時に晴れていても登山中に雨が降り出すことは珍しくないので、必ずレインウェアは準備しましょう。
レインウェアは風を遮断してくれるので、富士山で寒さを感じた時にも役立ちます。薄手で折りたたみができるものをリュックに忍ばせておくとよいでしょう。
富士スバルラインを通れば、富士山の5合目までは車で行けます。5合目から6合目までは標高差90m程度のなだらかな坂で、距離も700m程度なので、山頂に登る時のような登山ウェアは必要ありません。
軽くて動きやすいフリースにソフトシェルを羽織ると、快適に秋の富士登山を楽しめるでしょう。登山用の服がない場合でも、動きやすくカジュアルな服装を選べば基本的には大丈夫です。
秋の富士山は東京の冬のように寒いです。体が冷えやすい人はしっかりと防寒できる服装を選びましょう。防寒性の高いダウンはさっと羽織れるのが魅力。コンパクトタイプを選べば、下山後、暑くなった時に折りたたんで持ち帰りやすいです。
ショート丈のパンツを穿く場合は、登山用のタイツをコーディネートしましょう。登山用タイツは寒さを予防するだけでなく、ケガから体を守ったり、疲労を予防したりしてくれます。
足元が冷えると、体全体が寒くなるので、秋の富士山では、忘れずに登山用の靴下も履きましょう。
車で5合目まで行って周辺を散策するだけであれば、普段着でも問題ありません。ただし、秋の5合目は寒いので厚手のコートやジャケットを用意しましょう。ムートンコート×デニムは富士山に馴染むカジュアルな服装です。
足元はヒールのない、すべりにくい運動靴にすることがおすすめですよ。
秋ファッションの定番アイテム・トレンチコートを富士山で着るなら、インナーダウンをコーディネートしましょう。インナーダウンは暖かい空気を閉じ込めてくれるので、富士山でも寒さを感じにくいです。
ドライブのみで景色を楽しみ、登山をしないのであれば、ボトムスはデイリーコーデに使うパンツで大丈夫です。
バスツアーで秋の富士山を訪れるなら、体温調節できる服装を心がけましょう。厚手のニットにコートなどを重ね着すると、バスの空調が暑い時も富士山の近くで寒さを感じた時も体温を調節しやすいです。
紅葉ツアーなどで登山をしない場合は、季節感のある服装でおしゃれを楽しむのもおすすめです。カーキのジャケットとコーデュロイパンツのコーデは秋らしく、紅葉の季節の富士山にマッチします。温度に合わせてストールやマフラーを使うと、おしゃれ度もアップするでしょう。
麓から秋の富士山を眺める場合は、スカートスタイルでもOKです。ライダースジャケットにプリーツスカートを組み合わせた甘辛ミックスコーデは大人可愛く、デートにも友達とのお出かけにも良いでしょう。
秋の富士山は紅葉を楽しめます。5合目まで車で行けば、気軽に富士山の景色を味わえるので、登山に慣れていない人も訪れてみてはいかがでしょうか。6合目までの富士登山に挑戦するなら、服装や持ち物をしっかりと準備してください。