東京オリンピックを控え、一段と世界からの注目を集める国際都市東京。外国からの観光客も増え、国内旅行で訪れる方も今後ますます増えていくと思います。そこで今回は、東京旅行で訪れる方が気になる東京の季節ごとの天気や最適な服装をご紹介します。
2020年に開催される東京オリンピックに向けて盛り上がる東京に、これから初めて観光に訪れるという方も多いと思います。そこで今回は、そんな東京旅行をされる方のために、観光に行く時期の東京の天気や気温、それに応じた最適な服装をご紹介したいと思います。
まずは、東京の季節ごとの天気や服装選びのポイントから。自分の滞在時期をチェックして、ぜひ出発前の服装選びの参考にしてください。
【東京の季節ごとの天気や服装選びのポイント】
■春(3・4・5月)
3月の平均最高気温は13.4度、最低気温は4.2度。春とは言ってもまだ寒い東京の3月。ニットやコート、ストールなどの防寒アイテムは必要です。
4月からは最高気温が20度を上回って、最低気温も10度を越え始めます。基本的に長袖アイテムにGジャンやトレンチコートなどのライトアウターの組み合わせがちょうど良い気温。5月はさらに気温が上がって過ごしやすいので、インナーの重ね着が不要になります。
■夏(6・7・8月)
6月は最高気温が25度を越え、最低気温も20度近くまで上がって気温的には心地いいのですが、梅雨に入ってしまうので、雨具の準備がマストです。気温が上がって湿気があるので、服装は半袖アイテムに朝晩用の薄手の羽織りものをプラスするなどで対応を。
7月からは本格的に夏の季節に突入します。最高気温が30度を越えるので、半袖やノースリーブなどのアイテムでOK。紫外線や熱中症の対策を必ず行ってください。
■秋(9・10・11月)
9月は平均最高気温で26度を越えて残暑がまだ残る時期。半袖アイテムで過ごせる日が多そうです。
10月からは徐々に秋の気配。最高気温が20度を下回る日が増えていきます。11月に入ると、平均の最低気温が10度を下回ります。10月以降は長袖アイテムや軽いアウターも必要です。11月に入ったら長袖アイテムを薄手のニットに変えてもいい日が増えていきます。
■冬(12・1・2月)
12月からは冬の気温。最高気温が10度前後の日が多く、最低気温が5度を下回る日も増えます。ニットにウールのコートや軽めのダウンジャケットを投入して防寒しましょう。
12月下旬から1月にかけてかなり気温が下がっていきます。1月や2月は最低気温が氷点下になる日が多いので、アウターは厚手のコートで、インナーも高機能のものでしっかり防寒をしましょう。マフラーなどの防寒小物もマストです。
春のアウターといえばトレンチコートなどのライトアウター。ただ、東京の3月はまだ最低気温が5度を下回る日が多いので、朝晩の寒さに備えてストールなどをプラスするのがおすすめです。
ベージュの定番トレンチコートとワイドデニムのコーデには、首元に黒のストールを巻いて。ストールは着脱が簡単なので、春や秋の旅行に活躍するアイテムです。
長袖トップス一枚で過ごせる日もあれば、肌寒い日もあるのが東京の4月や5月。そんな時期に使えて重宝するのが、フロント部分が開けられるタイプのワンピース。
カジュアルなシャツワンピはフロントを閉じてワンピースとして着たり、フロントを開けて羽織りとして着たりと着回し力抜群。旅行に持参する服の数はできるだけ減らしたいもの。色々な着方ができるアイテムは役立ちます。
白のロンT×デニムに大人っぽいブラウンのシャツワンピを羽織りとしてプラスしたコーデは、気温の安定しない東京の春にぴったりなコーデです。
東京の6月は梅雨に突入し天気も安定しない時期。気温が上がってくるので蒸し暑い日もあります。そんな時期におすすめなのが、肌触りがいいコットン素材のシャツ。
大人っぽい黒のコットンシャツは、蒸し暑い日もさらっとしていて肌触りがいいのが魅力。合わせたマキシ丈のリネンスカートも、通気性が良くて蒸れないのでこの時期に◎。
東京の7月や8月は連日30度を越える日が多いので、Tシャツやノースリーブといったアイテムを使ったコーデが最適。
大人女子らしくおしゃれなコーデでおすすめなのが、シャツワンピをさらりと着こなす装い。Tシャツ×リブレギンスに通気性のいいシャツワンピを重ねた組み合わせは、シンプルになりがちな夏コーデの中でおしゃれ見えが叶うコーデです。
秋というと観光日和の季節ですが、日本は台風が多い時期でもあります。東京の年間の降水量もこの時期が一番多いので、服装選びの際には雨の日用のコーデも準備しておきましょう。
白Tシャツとベージュのワイドパンツのシンプルコーデには、気分が上がるデザインやカラーのトートバッグを合わせて。小物にはアクセントになるだけでなく旅気分を上げてくれるようなものを選ぶのがおすすめです。
東京の10月は平均の最高気温が20度前後とまさに観光日和の時期。カットソー一枚だと肌寒い、ニットだと暑いといった日にぴったりなのがスウェットやフーディー。
ベージュのフーディーにはブラウンのコーデュロイスカートを合わせて、秋を意識したコーデを。ショッピングがメインの日には、こんな秋の大人カジュアルコーデがおすすめです。
東京の11月は上旬から紅葉が見頃で、街全体が秋のムード一色に。そんな時期のコーデは、秋を意識したアイテム選びやコーディネートがおすすめです。
黒のタートルネック×黒パンツには、カーキのシャツを重ねてメンズライクな大人カジュアルに。シックなカラーコーデは、秋のおしゃれな街の雰囲気にしっくり馴染みます。
最低気温が5度を下回る日が多くなる東京の12月は、ニットやコート、帽子などの防寒アイテムが必要です。
白のインナーに黒のウールコートを羽織って、黒のパンツを合わせたモノトーンコーデは、メンズライクでシンプルな装い。ダークで重い印象になりがちな冬コーデですが、インナーのニットやスニーカーに潔く白を選ぶことで、差し色になるだけでなく軽やかさもプラスされるのでおすすめです。
最低気温が氷点下の日もある東京の1月や2月は、コートも厚手のものやダウンアイテムを投入する時期。
ライトグレーのタートルネック×黒パンツのコーデに、きれいな青色のコートを羽織った大人女子らしい華やかな冬コーデ。バッグやパンプスも青系で揃えて華やかさを後押し。冬の旅行には寒くて沈みがちなテンションを上げてくれるアイテムをスーツケースに入れておくと、旅が楽しくなるのでおすすめです。
ブランドショップが立ち並ぶ表参道や銀座は大人の街。しかし、あまりかっちりし過ぎたファッションは今の気分にはマッチしないもの。ほどよく肩の力が抜けつつ、洗練されたモノトーンコーデがおすすめです。
ギャザーがたっぷり入ったカシュクールワンピースは、大人っぽく着れるのにふんわりとした空気感がエフォートレスな印象。他のアイテムは全て黒でまとめれば、シックで大人の街にはぴったりのコーデに。
流行の発信地である渋谷。トレンドアイテムを取り入れたコーデなら間違いありません。人気のマウンテンパーカーに、ビッグシルエットのカットソー、レギンスを合わせればトレンド要素たっぷりのスタイルに。何気ないのに今っぽさは抜群です。坂道が多い渋谷では、足元はスニーカーで歩きやすく。
パンダがいる上野動物園で有名な上野。動物園だけでなく、世界遺産に登録された国立西洋美術館や国立博物館などもあります。動物園に行くならナチュラル感やリラックス感がほしいけれども、美術館へも行きたいならきちんと感も大事にしたいところ。
そんな上野へは、動くたびに揺れる小花柄ワンピースにレザー小物を合わせたどちらも両立したコーデがおすすめ。流行中のレースアップシューズは、ヒールが無いのでたくさん歩き回る日には最適です。
浅草寺や明治神宮、靖国神社など有名な寺社仏閣の多い東京。お寺や神社へ行くときは、普段着でかまいませんが少しきちんと感のある服装をこころがけましょう。
黒のレースブラウスにフレアスカートを合わせたコーデなら、女性らしさやトレンド感がありつつ、参拝にも適したきれいめスタイルに。バレエシューズなら砂利道や石畳の道でも足が痛くなりにくいですよ。
レインボーブリッジやフジテレビがあることで有名なお台場。海が近く開放感があるスポットなので、その雰囲気に合った軽やかな服装がおすすめです。ミントグリーンのフレアスカートは爽やかでお台場観光にはぴったり。海風を肌寒く感じることがあるので、羽織ものがあると温度調節しやすく便利です。
グルメにレジャー、ショッピングと観光スポットが非常に多い東京。アクティブに各観光スポットを巡りたいなら動きやすい服装が一番です。
フーディーにスニーカーを合わせたコーデなら、動きやすさと今っぽさを両立できます。ベージュと白だけでまとめているので、カジュアルなのに洗練された印象に。
着回し力抜群で、旅行には便利なデニム。定番アイテムも、流行の発信地である東京観光の際にはおしゃれな着こなしを心がけたいもの。例えば、白シャツ×デニムというベーシックなコーデでもスカーフを巻けばおしゃれ上級者の雰囲気に。センタープレスなどデティールが凝ったデニムを選ぶのもよいですね。
人気のタイトスカートは足が動かしにくいイメージがありますが、スリット入りのものなら、観光で歩き回る場合でも足さばきを妨げられません。大人の女性の雰囲気になるので、美術館やブランドショップなど大人のスポットへ行くのにも対応できます。
パッと目を引く鮮やかなブルーのロングカーディガン。白Tシャツに黒のパンツ、というベーシックなコーデにさらっと羽織るだけでおしゃれな印象に変えてくれます。洗練された色使いになって、流行のスポットへ行くときも気後れせずに楽しめますよ。
六本木や銀座など大人が楽しめるスポットも多い東京。そんな大人の街へ行くなら、ファッションもきれいめをこころがけて。黒のシンプルなカットソーにプリーツスカートを合わせたきちんと感のあるコーデも、シルバーのパンプスで抜け感を出せば、トレンド感のある雰囲気に仕上がります。
トレンドアイテムになっているニットパンツ。履き心地がよく、シワにもなりにくいので観光旅行にぴったり。トレンドカラーのグリーンのスウェットを合わせ、カットソーをレイヤードすることでとことんトレンドライクなコーデに。
フレアシルエットで足さばきが楽なチュールスカート。ロマンティックな雰囲気のアイテムなので、甘くなり過ぎないように他のアイテムはカジュアルに。ボディバッグやキャップでスポーツMIXなコーデにすると、旬な印象に仕上がります。キャップがあれば夏に屋外を歩き回るときでも、紫外線対策や熱中症予防になりますよ。
ポップでガーリーな印象のドット柄スカート。モノトーンのものならトップスも選ばず、旅行中の着回しもしやすくなります。オーバーサイズのニットを合わせれば、ほどよいカジュアル感をプラスできますよ。
バッグは両手が空いて便利なショルダーバッグを。シルバーのメタリックな輝きがコーデのアクセントになっています。
センタープレスパンツはきちんと感があり、通勤でも活躍するアイテム。フーディーを合わせれば、大人のきれいめカジュアルコーデに。ベーシックカラーだけでカラーレスにまとめているのも、大人っぽいコーデのポイントです。
裾からは白のTシャツをチラ見せ。スニーカーの白とリンクさせています。人気が高まっているダッドスニーカーは、たくさん歩いても疲れにくいので旅行には最適。
旬な印象を与えてくれる、くすみカラーのトップス。コーデがこなれた雰囲気に仕上がります。
小花柄スカートを合わせてシンプルでフェミニンなコーデに。足元はサンダルできれいめにまとめています。ヒール低めのウェッジソールなら、サンダルでも長時間歩いても疲れにくいですよ。
首元が温かいタートルネックニットは、冬に歩き回る場合の防寒対策になります。Tシャツをレイヤードすれば、温かさもトレンド感もアップ。バッグと靴を白にすることで、暗くなりがちな冬のコーデを明るくすることができます。
春や秋の定番ライトアウターのデニムジャケット。トレンチコートなどのロング丈のアウターよりも、歩き回って暑くなったときに脱いでもかさばりにくく、旅行には便利です。ボーダーカットソーに羽織れば、シンプルベーシックなコーデに。
ロングスカートを合わせて、カジュアルながら女性らしく仕上げています。赤のラインが効いたトートバッグがさりげなく差し色に。
透け感のある黒のシャツに白のワイドパンツを合わせたモノトーンコーデ。小物も黒で揃えて、シックな印象に。トップスもパンツも生地にナチュラル感があるので、色味がなくてもクールになり過ぎないコーデに仕上がっています。シルバーのバングルや大ぶりのピアスなどのアクセサリー使いで細部まで抜かりなく。
クリスマスや年末年始など冷え込む時期の東京旅行なら、コートの下にロングカーディガンを重ね着。ダウンコートでなくてもしっかり防寒することができます。オーバーサイズのコートなら、重ね着しても着膨れしにくいですよ。
これからますます観光客の数が増えて盛り上がる東京。観光する時期に合った最適な服装を選んで、東京観光を思い切り楽しみましょう。今回ご紹介したコーデも、ぜひ服装選びの際の参考にしてください。