イギリスのクールなファッションといえばモッズスタイル。50年代後半から60年代中頃にかけて流行したファッションですが、現代でもモッズコートなどのアイテムは不動の人気です。今回はそんなモッズファッションのアイテムやコーデをご紹介します。
【目次】
モッズは、1950年代後半から1960年代中頃にイギリスで流行したファッションや音楽などのスタイルやムーブメント。モッズファッションの定番といえば、三つボタンのタイトなスーツやボタンダウンシャツ、現代ではモッズコートと呼ばれるM-51など。ムーブメントは廃りましたが、現代でもそのクールなファッションの片鱗に至るところで触れることができます。
モッズにおける女性のファッションは、モッドガールのアイコン的な存在のTwiggyに代表されるような、ショート丈で襟付きのワンピースやリブニット×ミニスカート、ゴーゴーブーツなど。どれもキュートでそのレトロ感が新鮮な印象を受けます。
ジェンダーレスな現代では、当時のモッズファッションのレディースも気になりますが、メンズのアイテムやコーデも取り入れたいものばかり。
特にモッズコートは、大人女子の間でも欠かせないアウターですし、フレッドペリーといったモッズテイストを感じさせるブランドも人気です。
現代のコーデにモッズファッションを取り入れるなら、レディースやメンズを問わない現代風な着こなしで、モッズアイテムをカジュアルスタイルにプラスするのがポイント。
今回は、モッズファッションを現代のコーデに取り入れる際に外せないおすすめのアイテムやコーデをご紹介していきます。
日本のレディースファッションに最も根付いたモッズアイテムといえばモッズコート。大人女子にとっても、秋冬のコートの定番になりました。
モッズコートのルーツはアメリカ軍のミリタリーパーカーのM-51なので、カジュアルコーデにミリタリーテイストをプラスしてくれます。
デニムに合わせるトップスでモッズファッションを取り入れるなら、モッズ御用達ブランドの一つのFRED PERRY(フレッドペリー)のポロシャツ。G12はレディースのポロシャツの定番。襟と袖のラインがモッズムードを醸し出します。
FRED PERRY(フレッドペリー) TWIN TIPPED FRED PERRY SHIRT Style No. G12 / ¥11,880
モッズに愛用されたシューズブランドはいくつかありますが、その中でも印象深いのがDr.Martens(ドクターマーチン)の8ホールブーツ。音楽シーンではモッズのみならずパンクなどのミュージシャンも着用して人気になりました。
デニムコーデの足元にドクターマーチンのワークブーツを履くだけで、一気にモッズな雰囲気を演出してくれます。
Dr.Martens(ドクターマーチン) 1460 8ホールブーツ / ¥25,920
モッズファッションを現代的にコーデするなら、代表的なアイテムのモッズコートをカジュアルコーデにプラスするのがおすすめ。キレカジ系のスタイルにもモッズコートは違和感なくマッチします。
白シャツとブラックスキニーのモノトーンコーデにモッズコートを羽織ったコーデ。メンズっぽいオーバーサイズのモッズコートをバサッと羽織るのが今の気分です。
モッズコートを使った冬コーデにはブリティッシュテイストなアイテムが似合います。英国ムードあふれるアーガイル柄のニットなら相性抜群。ニットならケーブル編みのニットなども◎。
ニットにはボタンダウンのシャツをイン。モッズコートをたまにはこんな英国ムードなコーデで楽しむのもおすすめです。
襟元にラインが入ったニットやチェックのパンツが英国トラッドでスクールガール風なコーデ。羽織るアウターにはダッフルコートやトレンチコートが似合いますが、あえてタフなイメージのモッズコートを合わせるコーデがおすすめです。ニットの中にライン入りポロシャツをインしてモッズムードを後押し。
モッドガールなデザインのミニスカートを今の気分でコーディネート。モッズアイテムのチェック柄のスイングトップを合わせて、マニッシュテイストなスカートコーデに。ジェンダーレスな時代らしい大人女子的モッズスタイルです。
トレンドの上下スウェットのアスレジャーな着こなしの足元に、チェリーレッドのワークブーツ。モッズのアイコニックなアイテムでたちまちコーデがモッズなムードに。
コートは上品なウールコートを合わせるテイストミックスな着こなしが、今どきの大人カジュアルです。
今回はモッズファッションを現代の着こなしに取り入れるコーデやおすすめのアイテムをご紹介しました。クールなモッズファッションはメンズ、レディースを問わず、現代の私たちのコーデに取り入れたいものばかり。ぜひ自分らしいアレンジで毎日のコーデに取り入れてみてください。