お部屋の印象を大きく左右する照明ですが、DIYでオリジナルの照明を作成している方が増加しています。そこで今回は、照明のDIYの魅力ややり方、真似したくなるおしゃれな照明のDIYアイディアや実例をご紹介します。
【目次】
お部屋の印象を大きく左右するのが照明です。お部屋のおしゃれ度を上げてくれる照明は、インテリアショップや雑貨店、家電量販店などで購入できますが、理想の照明にはなかなか出会えないとお悩みの方は少なくありません。
そんなお悩みを解決する手段としておすすめしたいのが、照明のDIYです。照明を手作りすれば、自分の思い描いているような照明を手に入れることができます。
また、照明のDIYは、イチから照明を作るだけでなく、今使っている照明をリメイクして、イメージを変えることもできます。
最近のDIYブームの影響もあり、照明をDIYしている方は増えています。Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などのSNSやブログなどで自作の照明を披露している方は多いですよね。
照明のDIYというと、難しいイメージをお持ちの方もいると思いますが、そんなことはありません。照明のDIYは、インテリアのDIYの中でも比較的難易度が低く、DIY初心者さんでも短時間でオリジナルの照明を作ることができますよ。
さらに、近年は、100均で購入できるアイテムを活用した照明のDIYテクニックを目にする機会も多いものです。
リーズナブルな材料で素敵な照明が作れるのは嬉しいですね。
また、照明は、お部屋を照らすメインの照明以外にも、お部屋のムードをアップしてくれる間接照明もありますよね。お部屋の雰囲気を少し変えたい場合には、手軽に作れる置き型のインテリア照明や壁掛けの間接照明を増やすのもおすすめです。間接照明の数を増やすだけで、おしゃれな雰囲気を演出できますよ。
間接照明は、複数購入すると費用がかかります。しかし、100円ショップやホームセンター、インターネット通販サイトなどを利用して安い材料を揃えれば、複数の間接照明をDIYで設置してもコストを抑えることができます。
今回は、照明のDIYのやり方や注意点、おしゃれな照明のDIYアイディアや実例をご紹介します。
照明をDIYする際には、いくつか注意したいことがあります。
■照明のDIYの基本のやり方
照明のDIYのやり方は、ライトの種類によって異なります。基本的には、
・光源となるライト
・ライトをデコレーションする素材
を組み合わせてライトを作ります。
照明のDIYをする場合、光源となるライトは、電球を使用するか、イルミネーションライトやデコレーションライトと呼ばれる小さいライトが線でつながっている照明を使用することが多いですね。ただし、コンセント式の場合は、付近にコンセントがないと使用できません。近くにコンセントがない場合は、電池式のライトを使用する必要がありますので注意したいですね。
■火災や事故に注意
そして、照明器具は、使い方やDIYの仕方によっては、火災や漏電のような事故が起こる危険があります。例えば、照明の種類やDIYに使用する素材によっては、照明を覆ったり、照明に材料を近づけることで火事が発生することもあります。光源となるライトの取扱説明書を必ず確認してからDIYに使用するようにしましょう。
また、置き型の照明をDIYする際には、照明が転倒して火事が起こらないよう、安定性のある照明を作りたいですね。
さらに、火を扱うキッチンのコンロ付近にライトを置くのは危険です。また、キッチンの水回りやバスルーム、洗面所などの水回りに使用できるライトには制限がありますので注意したいですね。
■用途やお部屋の雰囲気に合った照明を
照明をDIYする際には、照明の「用途」と「お部屋の雰囲気」に合った照明を作るようにしたいですね。
例えば、天井や壁に取りつけ、お部屋全体を照らすメインの照明を作る場合は、十分な明るさのあるライトを使用する必要があります。
一方、お部屋をおしゃれなムードにしてくれる間接照明は、お部屋を明るくするというよりは、ムーディーな雰囲気を作り、リラックスできる空間を作る照明ですので、程よい明るさの暖色系のライトがおすすめです。間接照明は、天井や壁に取りつけるタイプもありますが、床やインテリアに設置する置き型タイプの照明も多いですね。
そして、照明をDIYする際には、お部屋の雰囲気に合ったデザインの照明を作成したいですね。また、照明のデコレーションに使う材質や材料のカラーも、お部屋のテイストに合うものを使用することも大切ですね。
最初にご紹介したいのは、市販されているランプシェードをリメイクする方法です。パーツを配線などの材料や道具などを買ってオリジナルの照明を作るのは、ハードルが高いという方や、今ある照明を生かしたい方におすすめです。
例えば、市販の照明器具のランプシェードにリメイクシートを貼ったり、和紙やレースペーパーを貼ってもいいですね。
またこちらのDIY実例のように、ランプシェードにワイヤーを取りつけるだけでもオリジナリティが出ますよ。
ガラス瓶やガラスケース内にデコレーションライトを入れるだけでも、簡単にオリジナルの照明が作れるので、DIY初心者さんにもおすすめです。
こちらは、曇りガラス加工を施した瓶に、100円ショップのダイソーのストリングライトを閉じ込めたDIY実例です。
縦置きにも横置きにもでき、さまざまな場所に置けますので、インテリア照明として使いやすいですね。
こちらは、裸電球に針金のランプガードを取りつけたDIY実例です。男前インテリアにマッチするおしゃれな照明です。
ランプガードは、市販されているものも多いですが、番線を溶接してランプガードを作成することもできます。溶接機材がない方の場合は、溶接よりは強度は落ちますが、400℃程度の高温に設定ができるはんだごてを使用してはんだ付けをするという方法もありますよ。
カフェやレストラン、バーなどに設置されているようなアルファベット入りのサインライトも、ブログやSNSで人気を集めていますよね。
こちらの照明のDIY実例は、元々使用していたライトに、アルファベット入りのプラバンや、錆び加工を施した配管を取りつけてリメイクしています。
ブログやSNSでも注目を集めているのが、ボール状に糸を巻きつけた照明のDIYです。
作り方は、人によって異なりますが、ジュート糸のような太めの糸に、木工用のボンドを塗り、膨らませた風船に巻きつけていきます。ただし、ボンドは、乾燥後に透明になるものを使用しないと、ボンドが目立ってしまいますので注意しましょう。
あとは、ボンドが乾くまで放置して置き、仕上げに中に入っている風船を割って取り出せば、ボールが完成しますよ。
最後に、ボールの中にデコレーションライトを入れたら、ボールライトの完成です。ボンドを付けた糸をランダムに巻きつけるだけですので、ハンドメイドが苦手な方でもかわいい照明が作れます。
使用する風船の大きさや、使用する糸のカラーを変えれば、さらにオリジナリティが出せますね。
こちらは、膨らませた風船に、木工用ボンドでレースを貼り付け、乾燥させた後に風船を取り外し、ランプシェードにしたDIYテクニックです。
使用するレースを変えれば、さらに自分らしいペンダントライトになりますね。
ビーズやパールなどでデコレーションするのも素敵です。
アルファベットに電飾を施したマーキーライトも、インテリア照明として人気がありますよね。
マーキーライトは、100均でも購入できるアルファベットのオブジェに穴を開け、裏からデコレーションライトを入れるだけで自作できますので、DIYを始めたばかりの方でも作りやすいですよ。
また、ライトは、キャンドゥで販売されているミニサイズのLEDライトを穴に埋め込むという方法もあります。
アルファベットオブジェをやすりで削ったり塗装をしてアレンジをすることもできますよ。
ライトにミニボールや綿、などを被せれば、ライトを隠すこともできますよ。
手軽にできるのにおしゃれに見えるのが、流木や観葉植物やドライフラワーと照明を組み合わせたDIYです。
例えば、こちらの実例のように、市販の照明を流木に巻きつけたり、グリーンでデコレーションするだけでも、インテリアショップで販売されているようなモダンなオリジナルライトができますね。
お部屋の主役になるのが、お部屋を明るく照らす天井用の照明です。Instagramで見つけた、天井用照明のおしゃれなDIYアイディアや実例をご紹介します。
こちらは、組み合わせた流木に照明を巻きつけたアーティスティックなDIYアイディアです。
ホワイトと木目を基調とした清潔感のあるナチュラルテイストなお部屋にマッチしたライトです。
天井の照明は、プラグの位置がインテリアの配置に合わないケースがありますが、こちらのように、天井にフックを取りつければ、照明の位置をずらすことができますね。
照明のおしゃれ度を手軽にアップできるのが、照明をドライフラワーやフェイクグリーンなどでデコレーションするDIYアイディアです。
こちらのように、照明に植物類を取りつけることで、イメージが変わるだけでなく、壁や天井に映る影がお部屋のムードを良くしてくれます。
パステルカラーの優しい色合いの壁のお部屋に、可憐な植物がナチュラルな可愛らしさを添えてくれます。
こちらは、元々付属していたランプシェードを取り外し、IKEA(イケア)のカゴを取りつけたDIY実例です。
プラスチックのランプシェードのベーシックなお手持ちの照明も、ランプシェードをカゴに変えるだけで、自然素材の温もりを感じさせるような素敵なライトになりますね。
カゴの縁に半円の飾り編みがされていますので、そのまま笠として利用するだけで、高見えするライトに早変わりします。真似したくなるDIYアイディアです。
こちらは、コンセント式のライトを天井から吊るし、ペンダントライトにしたDIY実例です。
天井にソケットがない場合でも、DIYでライトを天井に固定すれば、手軽にペンダントライトを設置できます。気に入ったデザインのコンセント式のライトを天井用照明として使いたい場合にも参考にしたいアイディアですね。
ブログやSNSで人気を集めている照明のDIYといえば、「塩ビ管」と呼ばれる塩化ビニール製の配管を利用したアイディアです。
こちらは、塩ビ管にアイアンペイントを施し、よりインダストリアルな雰囲気に仕上げたDIY実例です。
天井に塩ビ管を取りつけ、ライトを巻きつけるだけで、抜け感のあるモダンなオリジナル照明が完成しますよ。
こちらは、ライトに鹿や木のモチーフの飾りを取りつけたオリジナル照明です。乳母車のホイールをリメイクしたDIY実例ですが、市販されている円形の金属や木製の輪を使用することもできます。
ライトの光が鹿や木に当たり、壁や天井に影ができるので、キュートでロマンチックな雰囲気を演出してくれますよ。
天井と比べると設置しやすいのが、壁用の照明です。Instagramで見つけた、壁用照明のおしゃれなDIYアイディアや実例をご紹介します。
こちらは、100均で購入したライトに、ラタン素材のカゴを取りつけた照明のDIY実例です。木製のフックにライトの紐を通したキュートな作品です。ライトの上にあるコロコロとした玉が可愛らしい高見えアクセントになっており、まるで市販されている照明のようなおしゃれな仕上がりになっています。
壁にかけたフックやカゴにもラタン素材を使用していますので、統一感のある壁面になっていますね。
デッドスペースになりやすい壁面には、棚を取りつけて収納スペースやアートスペースにしている方は多いと思います。
こちらのように、壁に飾ったオブジェにDIYで照明をプラスすれば、美しいインテリア小物が際立ちます。
まるでお店のディスプレイのようなライティングになっていますね。
こちらは、塩化ビニールのパイプを使った照明のDIY実例です。
照明のコードを塩ビパイプの中に隠すことができますので、洗練された雰囲気のライトに仕上がるのが魅力です。
こちらは、ライトの位置を動かすことができ、使用する場合は手前、使用しない場合は壁側に稼働させることができる優れものの作品です。
オブジェを照らすライトとしても使用できますし、デスクで作業をする際の照明としても使えるのが便利ですね。
こちらは、お部屋に飾った流木やグリーンに、セリアのワイヤーライトでデコレーションしたお手軽DIY実例です。ワイヤータイプのライトは、壁用照明に使用するのもおすすめです。
照明のDIYというと、難しい印象をお持ちの方も少なくないと思いますが、そんなことはありません。
お部屋にある観葉植物やインテリア小物をイルミネーションライトやデコレーションライトなどと呼ばれるワイヤータイプの照明でライトアップするだけでも、立派な間接照明となりますよ。
電球1つの灯りは控えめですので、自然と照明としての存在感が薄くなりますので、ライトをお部屋に馴染ませたい方にもおすすめです。
イルミネーションライトやデコレーションライトは、セリアやダイソー、キャンドゥなどの100円ショップで販売されていますので、複数購入してもお財布に優しいですね。
インテリアの上や床など、置き場所に困らず、お部屋の明るさやおしゃれ度を上げられるのが、置き型の照明です。Instagramで見つけた、置き型照明のおしゃれなDIYアイディアや実例をご紹介します。
天井用照明の材料としても活用できる塩ビ管は、置き型照明の材料として使用できます。
こちらのDIY実例は、水道の蛇口を使用しているのが遊び心がある男前ライトですね。
こちらの照明のDIY実例は、なんと100円ショップのダイソーのアイテムのみで作成したランタンです。
鉢カバーやメッシュスタンドに塗装を施し、ランタンの外枠を作成しています。お店で販売されている100均グッズを上手に組み合わせたDIYテクニックは、ぜひ参考にしたいアイディアですね。
フックを取り付ければ、壁掛けの照明としても使用できるので、使い勝手の良いライトとなっています。
こちらも、ダイソーのスクエア型の植木鉢と、ソーラーライトを使って、ガーデンライトを作成したDIY実例です。
ソーラーライトですが、室内の置き型照明として使用するのもおすすめですよ。
コンセントが必要がないソーラーライトは、置き場所を選ばずに間接照明としての役割を果たしてくれるのが便利ですね。
プラスチックの植木鉢には、あえてモルタル塗装を施しているのが、高級感が上がりますし、モダンな雰囲気になり、おしゃれです。
こちらは、すでにご紹介したジュート糸を使ったボールライトを瓶に閉じ込めた照明のDIY実例です。
ボールライトを瓶に入れることで、光が瓶の中で反射し、ムーディーな雰囲気を演出してくれます。
さらに、こちらは、色の異なるジュート糸を使用していますので、昼間はカラフルなジュート糸のボールがお部屋のインテリアとして彩りを添えてくれますよ。
昼と夜で違った楽しみ方ができる、技ありの照明のアイディアとなっています。
こちらは、照明の周辺にオーナメントを配置し、仕上げにガラスを被せたDIY実例です。
こちらは、ハエ取りガラスを使用していますが、底がカットされた集気瓶のようなアイテムを使用すれば、電球の交換もしやすく、オーナメントも変えやすいですよ。
気分や季節に合わせてオーナメントを替えて、違いを楽しむのもおすすめです。
木の板にライトを取りつけた照明のDIYもブログやSNSで人気のあるアイディアです。
電球に装飾を施していないシンプルな作りですが、電球の中に入っているフィラメントの輝きをしっかり目にすることができます。
LEDライトが普及してきている現代ですので、フィラメントが輝く電球の灯りが、どこか懐かしく、落ち着く雰囲気にしてくれますね。
こちらは、木の棒を組み合わせて作った照明のDIY実例です。さらに、縄を巻きつけることで、アジアンテイストなライトに仕上がっています。
中心には、100均のセリアのライトを配置しており、少ない材料でできるハンドメイドライトです。
こちらのお宅ですでに配置している観葉植物やインテリア小物とも相性の良い、ナチュラルテイストの照明となっています。
観葉植物やフェイクグリーンにインテリアライトをプラスした簡単DIYも、ブログやSNSで人気の照明のアイディアです。
ころんとしたボールライトと、丸みのあるミニライトがチャーミングな白樺の木は、ニトリのLEDツリーをDIYした作品となっています。
理想通りのおしゃれな照明を作成できるのが照明のDIYの魅力です。今ある照明をリメイクすることもできますし、100均アイテムを活用すれば、費用を抑えることもできますよ。お部屋の印象を変えたい方は、ぜひ照明のDIYを試してみてくださいね。