空気に触れ、汚れが付きやすい鏡の掃除方法は、色々な種類があります。そこで今回は、鏡の汚れの原因や、新聞紙や歯磨き粉を使った掃除方法、鏡の汚れを防止する方法をご紹介します。
【目次】
リビングや寝室、バスルームや洗面所などさまざまな場所にある鏡は、常に空気に触れているので、汚れやすいものです。
鏡は、自分の姿を確認するアイテムですので、お風呂場や洗面所の鏡が汚れていると、メイクやシャンプーがしっかり落ちているのか確認しにくいですよね。
また、自分のコーディネートやメイクをSNSにアップする際にも、自撮りする場合には鏡を通して撮影することも多いですね。したがって、鏡が汚れているときれいな写真が撮れませんので、鏡はいつもきれいな状態にしておきたいですね。
室内の鏡の汚れは、手垢やほこり、コスメやヘアスタイリング剤、食品の油などが付きやすいですね。
一方、バスルームや洗面所の鏡は、湿度の高い場所であり、石けん類を使用することが多いため、手垢やホコリ、コスメやヘアスタイリング剤の他、シャンプーや石鹸、トリートメントも付きやすいですね。また、水道水の塩素やミネラル類が固まった水垢も付着しやすいものです。
鏡の汚れは、付着してから時間が経過すると落としにくくなりますので、こまめに掃除するのがおすすめです。
今回は、鏡を掃除する際の注意点や掃除方法、汚れを防止する方法などをご紹介します。
■傷をつけないように
鏡に付く汚れにはさまざまな種類がありますので、研磨力のあるスポンジや強い力で何度も擦ると、鏡に傷がついてしまったり、壊れる危険があります。
鏡を掃除する際は、汚れに合った掃除グッズを使用することで、汚れが落ちやすくなり、鏡に傷をつけてしまうのも予防できます。
■経年劣化も
そして、鏡は、15年程度使用していると、劣化が進み、黒いシミのようなものができてくることがあります。
この黒いシミは「シケ」と呼ばれ、鏡が劣化してきているサインで、掃除では落とすことはできませんので、新しい鏡と交換するのがおすすめです。
リビングや寝室、玄関など水回り以外の場所にある鏡の掃除方法をご紹介します。
■新聞紙を使う
リビングや寝室、玄関などにある鏡の汚れは、手垢や油汚れ、コスメ類やヘアスタイリング剤などが原因のことが多いですね。
このような軽い酸性の汚れのお掃除には、鏡掃除専用の洗剤を使用してもOKですが、新聞紙が掃除道具として活躍してくれます。新聞紙のインクには、汚れを吸着してくれる効果があります。また、新聞紙のインクで掃除をすることで、鏡をインクがコーティングするので、汚れが付きにくくなるというメリットもあります。
掃除の仕方も簡単で、最初にきれいな布やマイクロファイバークロスなどで乾拭きをしてある程度の汚れを落としたら、クシャクシャに丸めた新聞紙を軽く濡らして、水拭きを行うだけです。汚れを落とした後は、乾いた新聞紙で水気を拭き取りましょう。
■頑固な汚れには
濡らした新聞紙で水拭きをしても取れない汚れには、重曹を使用しましょう。また、重曹よりも汚れ落ちのいいセスキ炭酸ソーダを使うのもいいですね。
100mLの水をスプレーボトルに入れたら、小さじ1杯の重曹を入れて溶かした「重曹水」をスプレー洗剤として使用します。
セスキ炭酸ソーダの場合は、500mLの水をスプレーボトルに入れたら、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れて溶かした「セスキ炭酸ソーダ水」にしましょう。
あとは、きれいな布やマイクロファイバークロス、キッチンペーパーなどに重曹水やセスキ炭酸ソーダ水で濡らして拭き掃除をします。
汚れが落ちたら、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水が残らないよう、きれいな布やマイクロファイバークロスで数回水拭きをし、最後に乾拭きをして仕上げましょう。
バスルームや洗面所などの水回りにある鏡も、皮脂や油汚れなどの酸性の汚れは、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水で掃除するのがおすすめです。
水道水のミネラル類や石鹸の残りカスが固まったような水垢は、軽い水垢でしたら歯磨き粉をスポンジにつけて擦れば落とすことができます。
しかし、固まった水垢は、落とすまでに時間がかかります。水垢はアルカリ性の汚れのため、酸性の洗剤やクエン酸を使って掃除するのが効果的です。クエン酸は、200mLの水をスプレーボトルに入れたら、小さじ1杯のクエン酸を入れて溶かした「クエン酸水」にしましょう。
鏡に酸性の洗剤やクエン酸水、お酢などを拭きかけて、上からキッチンペーパーを被せます。さらに、食品用のラップを被せてパックをしたら、数時間放置した後にスポンジで擦ると汚れが落ちやすいですよ。
鏡は、常に空気にさらされているため、汚れやすいですし、小さな汚れが付いても目立ってしまったり、曇ってしまうものです。
したがって、
・汚れが付いたらこまめに掃除をする
・水垢が付きやすい浴室の鏡は、入浴が終わったら100均でも購入できるスクイージーや布巾で水を拭き取る
・曇り止めフィルムやシートを使って汚れや曇りを予防する
・シェービングクリームを鏡に塗って汚れや曇りを予防する
・200mLの水に柔軟剤を小さじ1杯を入れて混ぜた溶液で鏡を拭くことでホコリが付くのを予防する
などで、鏡に付く汚れや曇りを予防するのがおすすめです。
鏡に付く汚れは、鏡が置いている場所によって異なりますので、汚れに合った掃除方法を選ぶことが大切です。鏡を掃除する際に、鏡の表面をコーティングしておくと、汚れが付きにくくなり、次回の掃除も楽になりますね。