部屋の空気を入れ換えてくれる網戸は、外側からも家の中からも汚れが付きやすい場所です。今回は、そんな網戸掃除の方法や、おすすめの掃除グッズをご紹介します。
【目次】
窓の掃除と同じように、定期的なお掃除が必要な網戸は、雨や風にさらされていますが、雨で汚れが洗い流されることはあまりなく、風や土埃などによって、どんどん汚れが重なり、固まっていってしまいます。
また、網戸の汚れは、外からの汚れと内側からの汚れがつきやすい場所です。
例えば、外部からの汚れは、砂や花粉、排気ガス、虫などですが、内側からは料理をした際に出る油の煙やたばこのヤニ、ほこりなどで、汚れの種類も異なります。
■網戸掃除の頻度
特に、花粉や黄砂が舞う季節や、台風シーズンは網戸が汚れやすい時期です。
網戸掃除の頻度は、汚れやすい時期や、頻繁に換気するような時期は、週に1回程度必要です。汚れにくい時期は、2週間に1度~月に1度程度のお掃除を心掛けたいですね。
■網戸掃除の注意点
網戸の掃除を行う日は、網戸の汚れが湿っていて落ちやすく、濡れている網戸に新たに汚れが付きにくい曇りの日や湿度の高い日がおすすめです。
はじめに掃除機で表面のゴミを吸い取ってから、拭き掃除を始めるようにしましょう。ゴミが落ちることがありますので、網戸の下には新聞紙やビニールを敷いておくと、後片付けが便利です。
■サッシのお掃除も一緒に
網戸の掃除の最後にサッシの掃除も行うと良いですね。サッシの掃除には、割り箸にキッチンペーパーや要らない布を輪ゴムで巻き付け、中性洗剤をしみ込ませた拭き掃除がおすすめです。
網戸掃除が手軽にできるのが、網戸掃除専用のスプレー洗剤です。
網戸は、網の目が交差している部分の汚れが落ちにくいですが、力を入れたり、何度もこすると、網戸自体を傷めてしまいます。
網戸の汚れに洗剤を直接吹きつけ、雑巾や要らない布で拭き取るだけのグッズは、網戸を外したり、水洗いする必要がないので、マンションやアパートでも手軽に掃除をすることができます。
網戸掃除専用のスプレー洗剤は、ホームセンターやドラッグストアでもリーズナブルに購入できます。専用お掃除グッズを活用することで、効率よくお掃除をすすめることができますので、ぜひ1つは揃えておきたいですね。
KINCHO(キンチョウ)の「アミライト」は、エアコンのフィルター掃除にも使える網戸掃除用のスプレー洗剤です。
泡が汚れを浮かせてくれるので、固まった汚れもすっきり落とすことができます。
網戸掃除は広範囲になりますし、高さもありますので、使ったらそのまま捨てることができるフロアワイパーのような掃除道具も活用できます。
ウェットタイプのシートを使用すれば、簡単に高い場所まで掃除できるのでおすすめです。
厚手で凸凹した表面が網戸にフィットしてくれる、網戸掃除専用のウェットシートも販売されていますので、ぜひ利用しましょう。
スクラビングバブルの「網戸ワイパー」は、網戸掃除用のワイパーとシートがセットになったアイテムです。
細かいブラシがついたシートで、細かい編み目にも入り込みやすく、専用の洗剤が網戸の汚れを効率よく落としてくれます。ワイパーも持ち手が短く力が入りやすいのが嬉しいですね。
電線してしまったストッキングや、穴の開いた靴下も、網戸掃除におすすめのお手軽グッズです。
使い方も簡単で、網戸の部屋の内側の部分に新聞紙をテープなどで貼り、汚れが入らないようにガードします。また、網戸の下にも新聞紙を敷いておきましょう。
要らなくなった靴下や布を丸めたら、ストッキングのつま先に入れ、網戸の外側を、上から下に向かって一方向にこすって、網戸の汚れを落とします。
ストッキングの静電気の効果を利用して、乾拭きで掃除できるのがメリットです。
最後に、掃除機で網戸や網戸周辺のゴミを吸い取って終了です。
重曹とスポンジを使った網戸掃除も、しっかり汚れを落とすことができるおすすめの方法です。
①100mLの水に重曹を小さじ1杯入れて溶かし、スプレーボトルに入れます。
②網戸の下に新聞紙を敷きます。
③網戸の内側に重曹水を吹きつけ、10分放置しましょう。
④メラミンスポンジを重曹水に浸して、網戸を優しくこすりましょう。
⑤次に、網戸の外側を、重曹水で濡らした雑巾で優しく拭きましょう。
⑥再びメラミンスポンジを重曹水に浸して、網戸を優しくこすりましょう。
⑦綺麗な雑巾で水拭きをして、汚れや重曹水を優しく拭き落としましょう。
⑧乾いた雑巾で乾拭きをして終了です。
網戸を取り外して水洗いできる場合の網戸掃除は、軽い汚れの場合は食器用の中性洗剤がおすすめです。
水で濡らしたスポンジに、食器用の中性洗剤を少量を垂らし、網戸の全体を優しく上から下に向かってこすり、汚れを落とします。
汚れ落ちが悪い場合は、先ほどご紹介した重曹水や、重曹よりも汚れ落ちが良いセスキ炭酸ソーダを使用します。
セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を水500mLに入れて溶かし、スプレーボトルに入れ、網戸にたっぷりと吹きかけ、30分ほど放置してからスポンジで優しくこすりましょう。
汚れを落としたら、水洗いをし、雑巾で乾拭きをして、天日干ししてしっかり乾燥させましょう。
網戸の掃除には色々な方法があります。汚れが溜まり、固まってしまわないよう、網戸はこまめに掃除するようにしておくのがおすすめです。きれいな網戸で、きれいな空気をお部屋に取り入れたいですね。