教習所へ足を運ぶ際の服装に、お悩みの女性も多いことでしょう。特に、実際に車を運転する技能教習となると、どのような着こなしがふさわしいのか気になるところです。そこで今回は、教習所でおすすめのコーディネートをご紹介します!
【目次】
自動車学校の入校を控えている方のみならず、実際に現在教習所に通っている方の中にも、服装にお悩みの女性が多いかと思います。学科を学ぶ教室内での服装、実際に車を運転する技能教習での服装、さらには原付講習の服装など、シーンごとの正しい着こなしをマスターし、服装選びに役立てたいところです。
そこで今回は、教習所でおすすめのコーディネートを一挙ご紹介します!まずは教習所で必要な持ち物をご紹介した後に、おすすめのレディースコーデと着こなしのポイント、そして教習におすすめの靴まで徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
「教習所には何を持っていけばいいの?」とお悩みの女性も多いかと思います。そこで服装をご紹介する前に、まずは教習所で必要な持ち物をご紹介します。入校受付時の持ち物から、教習で必要なものまで解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■教習所の入校受付に必要なもの
・住民票
・身分証明証
・眼鏡、コンタクトレンズ(カラーコンタクト不可)
・申し込み用紙、振り込み証明書
・印鑑
・筆記具
・学生証
■教習で必要なもの
・教科書(学科教本、運転教本)
・筆記具(シャーペン、蛍光ペン必須)
・教習生証
では、次からは教習所に行くときの服装について確認しておきましょう。
教習所におすすめなのが、リラックスできるファッション。学科では長時間座っておかなければなりませんし、技能でも普段とは慣れない動きをするため、締め付けのあるものよりは楽に着こなせるスタイルがベターです。
そこでおすすめするのが「ガウチョパンツ」!裾に向かって広がったルーズなシルエットで、ゆったりと着こなせるガウチョパンツは、気になる体型カバーまで叶う優れもの。さらに、楽でもきちんと見えするためオトナ女子にぴったりです。
さらにおすすめするのが、「ワイドパンツ」。こちらもガウチョパンツと同様に、締め付けが少なくゆったりと履きこなすことができるため、学科・技能共におすすめできるボトムスです。
例えば、白Tにホワイトのデニムワイドパンツを合わせた、大人カジュアルなコーディネート。肌寒い日にはロングカーディガンをさらっと羽織り、品良くまとめると良いでしょう。また、技能教習の際には、あまりにも長すぎる丈感のボトムスはNG。ペダルを踏む際に裾が邪魔になる可能性があるため、実際に座った時に裾が床につきそうなくらいの長さのものは、避けてください。
デニムパンツなら、ゆったりとしたサイズ感のものを選びましょう。硬いデニムは膝を曲げにくいですし、締め付けが強いと快適な状態で座ることができません。学科と技能を合わせ、1日に何時間も教習所に滞在することもあるでしょうし、できる限り楽な着心地のものを選びたいところです。
そこでおすすめのジーンズが、「ボーイズデニム」。ゆったりとしたシルエットのボーイズデニムには、あえて甘めのレースブラウスを合わせて、女性らしくまとめると野暮ったく見える心配もありません。さらに裾は細めにロールアップして、華奢見えを狙いましょう!
技能教習ではパンツスタイルが好ましいものの、「スカート」がダメというわけではありません。ただし丈感には注意しなければならないため、その点だけ頭に入れておいてください。ショート丈で脚を露出するのがNGなのはもちろんですが、マキシ丈もペダルを踏む際に裾が邪魔になる可能性があるため、丈感には十分に気を付けましょう。
そこでおすすめなのが、伸縮性のあるひざ下丈のペンシルスカートを主役としたコーディネート。タイトなものは動きが制限されるためおすすめできませんが、ストレッチの効いたものなら問題ありません。トップスにはカジュアルなロゴTをチョイスして、こなれ感たっぷりのスタイルにまとめましょう。
暑い季節でも、軽めの羽織りものを用意しておくのがベター。教室や車内は冷房が効いているため、薄着のままでは体が冷えてしまう可能性があります。したがって、薄手のカーディガンやパーカーなどの軽めの羽織りものを用意しておきましょう。
白タンクトップにデニムパンツの大人カジュアルコーデには、グレーのカーディガンを羽織ってきれいめな雰囲気におとして。コンパクトなサイズ感のカーディガンは、パンツ・スカートどちらのスタイルにも違和感なく取り入れられるため、着回し力抜群で重宝できること間違いありません。
技能では、2時間のみですが原付を運転する講習もあります。そこで原付講習の服装で注意しなければならないのが、「肌の露出部分を減らす」ということ。というのも、初めての原付運転では操作を誤って転けてしまうケースも非常に多いため、自分の身を守るためにも長袖長ズボンを着用してください。
例えばボーダートップスに白パンツで、カジュアルにまとめたコーディネート。足元はスニーカーがベストですが、肌の露出がないもの、しっかりと足が覆われて抜ける心配のないもの、ヒールのないものなら問題ないでしょう。また、夏場でも薄着をせず、軽めのパーカーやジャージなどを必ず羽織ってください!
「教習所ではジャージでもいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるかと思いますが、もちろん構いません。とにかく動きやすさと楽な着心地を重視したい方は、ラフなジャージで足を運んでも良いでしょう。ただし、足元はクロックスやサンダルを避け、きちんとスニーカーを履いてください。
とは言えオトナ女子なら、上下ジャージのラフすぎるスタイルは避けたいところ。そこで例えば、白Tにスキニーパンツのスタイルに、ジャージを羽織った「スポーツMIXコーデ」にまとめてみてはいかがでしょうか。ジャージをメインにスタイリングするのではなく、普段着のおしゃれなアクセントとしてジャージを用いる、といったイメージです。
これまでに軽くご紹介してきましたが、技能教習では「靴」に注意しなければなりません。というのも、アクセルペダルやブレーキペダルを踏む際に丁寧な操作が必要とされますし、緊急時にはブレーキペダルを思い切り踏まなければならないため、運転時には操作しやすい靴でなければならないのです。
したがって、教習所で最も好ましいのは履きなれた「スニーカー」です。サンダルやクロックス、ハイヒール、ミュールなど、力を加えづらいものや、かかと部分が露出するもの、ヒールが極端に高いものは避けましょう。また、冬場でも、足に力を入れづらいブーツは控えてください。
教習所に行く服装で、ぜひ取り入れてほしいおすすめのアイテムを10個紹介していきます。
見た目はまるでスカートを履いているかのようなきれいなAラインシルエットのガウチョパンツ。教習所での慣れない運転では、なるべくリラックスできる服装で行くことをおすすめします。
ガウチョパンツなら、シルエットがゆったりとしているためリラックスムードたっぷりで、スタイリッシュにスタイリングできます。そのため、気を引き締めて挑みたい教習所にもぴったりの服装です。
aquagarageのリネン調ガウチョパンツは、サイド&ワイドタックが腰回りにゆとりを持たせ、動きやすいデザインになっているのがポイント。運転中、足元の生地が邪魔にならない7分丈なのもうれしいですね!
and ME...のリボン付き2way美脚ワイドパンツは、ウエストのリボンを付けても外しても着られる2wayのワイドパンツ。かわいらしくも、大人っぽくも着回せるので、コーディネートの幅が広がります。腰回りのタックで縦ラインが強調され、美脚効果抜群です。
ウエストの後ろ部分はゴムになっているので、運転中や講義中でも、苦しさを感じることなくリラックスできる履き心地。淡い色のベージュは裏地が付いているので、透けてしまう心配もなくおしゃれを楽しめます。
どんな服装にも合わせられるデニムは、教習所に行く服装としてもぴったり。
Pierrotの大人のテーパードデニムは、名前の通りテーパード型のデニム。カジュアルな印象のあるデニムを大人っぽく、スタイリッシュに着こなせるデザインが特徴的です。くるぶし丈で足元がもたつくこともなく、ロールアップして履くのにもちょうど良い長さです。運転中はロールアップして足元をクリアにして着こなしてみると良いでしょう。
カジュアルなファッションで、服装も気持ちもリラックスして運転に挑みましょう。
ロングスカートも教習所に行く服装としてちょうど良いでしょう。コーディネートに取り入れるだけでおしゃれ上級者のような服装になったり、スタイルアップして見えたりするのがロングスカートのうれしいポイント。
HUG.Uのロングスカートは、組み合わせるアイテムを選ばないシンプルなデザイン。ゆったりとしたシルエットなので、窮屈さを感じずリラックスして講義や運転に集中できます。歩くたびに揺れる裾のデザインがかわいくて、不安になりがちな教習所でも気持ちを高めてくれるでしょう。
教習所での講義や運転中は、冷房の関係で肌寒く感じることもあります。そのため、冷房対策としてカーディガンのような羽織ものを必ず持ち歩くようにしましょう。
KOBE LETTUCEのニットカーディガンは、さりげない光沢感があり、まるでシルクのような肌触りが特徴。しなやかにフィットしてくれるので、羽織ものとしてはもちろん、秋冬はトップスとして着てもかわいいです。
少し肌寒い季節にはゆったりとしたパーカーで教習所に行ってみてはいかがでしょうか。とくにビッグシルエットのゆったりとしたデザインのものはリラックスした気持ちで運転や講義を受けるのにぴったりです。
NOAHLのビッグパーカーはトレンドのニュアンスカラーである、エクリュ、モカ、チャコールの3色展開。どのカラーを選んでも一枚でおしゃれな着回しを演出できます。
「さすがに教習所でもジャージで行くのには抵抗がある」という方は、スタイリッシュに決まるジャージセットアップに挑戦してみてはいかがでしょうか。セットアップなのでダル着感がなく、むしろおしゃれに見えるコーディネートに仕上がります。
Ladys Marronのジャージセットアップは、ジャージ感のないブラウンカラーがあります。フルファスナーなので、ファスナーを開けてインナーを見せるコーディネートも良し、全部閉めてスッキリとしたシルエットを見せるのも良し。
スリッポンは靴紐がないため、教習所にぴったりな靴です。靴紐がないスリッポンなら、足元操作がしやすいことはもちろん、足元の視界がクリアになるので運転しやすくなります。
教習所では慣れない運転をするため、ヒールやサンダルは避け、スニーカーで行くのがおすすめ。足元の操作の邪魔にならないよう、なるべくシンプルなものを選ぶようにしましょう。
荷物がひとつのバッグで収まるよう、大きめのトートバッグで教習所に行くのがおすすめ。
HAPPY EXPのトートバッグはA4サイズのクリアファイルもすっぽり入る大きさ。教材なども持ち運べるので教習所にぴったりです。
「短期間で免許を取得したい」という方は、合宿免許もおすすめです。次に、合宿免許の基礎知識について解説します。
車やバイクの免許は、教習所に通学するのではなく合宿でも取得を目指せます。
■合宿免許とは
合宿免許は、一定期間宿泊施設に滞在し、集中的に教習を受けるもの。宿泊施設はホテルや旅館、寮などさまざまです。
■合宿免許の教習内容は通学と同じ
基本的に、合宿免許と教習所への通学で教習内容に大きな違いはありません。指定自動車教習所(公安委員会指定教習所)で行う授業の内容は法的に決まっているため、合宿免許でも通学でも受ける授業の量や内容は同じです。
合宿免許の場合も、卒業後に住所地の運転免許試験場で学科試験を受けて合格すると、即日で免許証が発行されます。
合宿免許には、さまざまなメリットがあります。
■短期間で卒業可能
合宿免許は、教習所への通学と比べて短期間で卒業できるのが魅力です。
・AT免許:最速14日
・普通車MT免許:最短16日
・普通二輪免許:最短7日
教習所への通学の場合、技能教習の予約を取れず卒業までに3ヶ月以上かかることもありますが、合宿免許では集中的に教習を受けるため、スムーズに卒業できます。また、教習所側が卒業までのスケジュールを決めるので、面倒な予約も必要ありません。
■格安
合宿免許は、格安で免許の取得を目指せるのもメリットです。時期や地域によっては、教習所への通学と比べて5~10万円程度安くなることもあります。宿泊費や食費が込みのプランを選べば、追加で料金を支払う必要もありません。
合宿免許には、デメリットもあります。通学と迷っている人は、デメリットもしっかりとチェックしておきましょう。
■長期休みが必要
合宿免許に参加するには、長期休みが必要です。仕事やアルバイト、学校などの都合がつかない場合は、教習所への通学を選ぶ必要があります。
■教習中心に計画を立てる必要がある
教習所への通学なら、自分で教習の予定を立てられます。しかし、合宿免許では教習のスケジュールが決まっているため、授業を中心に毎日のスケジュールを決める必要があります。
AT免許の取得を目指す場合、最低でも2週間合宿免許に参加する必要があります。2週間分の服を持っていくことはできないため、現地で洗濯して着回しましょう。
荷物を減らしたい場合は、3日程度の服を準備すればOKです。汗をかいた時に着替えたい人や洗濯の頻度をなるべく減らしたい人は、4~5日分の服を用意しておくことをおすすめします。
多めに服を持っていけば、万が一汚れたり、破れたりしても安心です。
次に、合宿免許に行くときの服装について、どのような服装がよいのか具体的なコーディネート例を確認していきましょう。
合宿免許でも、教習の内容は通学と同じです。そのため、合宿免許に参加する時の服装は、通学と同じで問題ありません。肌の露出は控えて、動きやすいコーデを選びましょう。スカートは禁止されていることがあるので、あらかじめ教習所に確認しておくことをおすすめします。
期間が限られている合宿免許では、初日から技能教習があることも少なくありません。現地では、着替える時間や場所がないことがあるため、自宅から動きやすい服装で向かいましょう。
ラフな服装は動きやすいだけでなく、移動で疲れにくいのも嬉しいポイント。長距離移動の後でも、集中して教習を受けられるでしょう。
合宿免許の服装は、季節も考慮して選びましょう。
■夏
教習所ではクーラーが効きすぎていることがあるため、暑い夏でもカーディガンやパーカーなどの羽織ものは欠かせません。特に、東北や避暑地で合宿免許に参加するなら、冷え対策できるアウターを用意しておきましょう。
■冬
雪が降ったり、冷え込んだりする冬には、保温性の高いアウターや厚手のニットが必要です。ボリュームのあるアウターやトップスを着ると、動きが制限されることがあるため、腕などをスムーズに動かせるか確認して服装を決めましょう。
宿泊施設に滞在して教習を受ける合宿免許では、部屋着も必要です。基本的に、部屋着はどんなものでもOKなので、リラックスできるジャージやルームウェアなどを持っていきましょう。
宿泊施設によっては浴衣などを借りられることがありますが、着慣れていない服装ではぐっすりと寝られないことがあるため、なるべく自分で用意するのがおすすめです。
集中的に教習を受ける合宿免許でも、空き時間や休日はあります。空き時間を利用して、観光したり、おいしいものを食べに行ったりしたいなら、おしゃれな服を持っていくのも良いでしょう。
空き時間や休日の服装にルールはないので、お気に入りのアイテムを選んで大丈夫です。
合宿免許に参加する時は、本人確認書類や印鑑、筆記用具、貴重品などに加えて、次のものがあると役立ちます。
■洗濯用品
基本的に、洗濯用の洗剤は自分で用意する必要があります。宿泊施設の自販機やロビーなどでも買えますが、品揃えが充実していない可能性もあるので、こだわりがある人や節約したい人は持っていきましょう。
また、ハンガーや小さい物干し、洗濯ネットもあると便利です。洗濯ネットは、服の型崩れ防止や下着の目隠しだけでなく、荷物のパッキングにも役立ちます。
■延長コード
相部屋の場合は、コンセントが足りなくなることがあります。100均などで売られている延長コードを用意しておきましょう。
■スリッパ
宿泊施設には備え付けのスリッパがありますが、衛生面が心配な人や履きなれたものが良い人は自宅から持参してください。
今回は、教習所でおすすめのレディースコーディネートを一挙ご紹介しました。座って授業を受けるだけの学科では基本的にどのような服装でも構いませんが、技能教習の服装には十分に気をつけるべし。特に失敗しやすいのが足元であり、サンダルやヒール靴はアクセルやブレーキを踏む際の妨げになるため、絶対に控えましょう。ぜひ本記事を参考にして、失敗のない着こなしで教習所へ足を運んでください!