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2018.12.03

洋食のマナーを解説!フレンチやイタリアンの基本のテーブルマナー

洋食のマナーを解説!フレンチやイタリアンの基本のテーブルマナー 洋食のマナーを解説!フレンチやイタリアンの基本のテーブルマナー

フレンチやイタリアンなど食事の際に必要なテーブルマナーは、オトナの女性としてぜひマスターしておきたい常識です。そこで今回は、ナイフやフォーク、ナプキンの使い方や、食べ方など、洋食の基本のテーブルマナーをご紹介します。

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洋食のテーブルマナーの基本講座【1】ナイフとフォークの使い方

洋食のテーブルマナー

フレンチやイタリアンなどの洋食は、結婚式や会食、デートや女子会など、口にする機会は多いですよね。

洋食をいただく際に気になってしまうのがテーブルマナーで、和食と比べると馴染みがない方も多いので、正しい振る舞いができているか自信がないと、食事も満足に楽しめないですよね。

特に、ナイフとフォークの使い方は、食事中に長く使うものですので、ぜひおさえておきたい基本のマナーです。


■カトラリーは外側から使う

お皿の周りにずらっと並べられたナイフやフォーク、スプーンなどのカトラリーは、基本的には外側から使いましょう。魚用のナイフには、骨や皮が外しやすいように切れ目が入っている場合もあります。

左手でフォーク、右手でナイフを持って食事をします。

ただし、お皿の真上に置いてあることがあるスプーンは、デザート用です。

万が一、間違って使ってしまった場合は、落ち着いてお店の方に、代わりのカトラリーをお願いしましょう。

お肉やお魚などの、ナイフで切り離して食べるものは、1口ずつ食べる度に切るようにしましょう。

スープはスプーンを使っていただきます。自分の奥から手前に向かって縦方向にすくうのがフランス式で、手前から奥に向かって縦方向にすくうのがイギリス式です。


■食事中のサイン

食事の途中でナイフやフォークを置く場合は、カタカナの「ハ」の字にするのが「食事中」というサインです。フォークは背が上になるように置き、ナイフの刃は、自分に向くように置くのがマナーです。


■食べ終わりのサイン

食べ終わりのサインは、ナイフとフォークを皿の中の右下に揃えて置くのがマナーです。カタカナの「ハ」の字に置いた「食事中」のサインを、フォークのみ、ナイフの方に右に寄せるようにして動かし、2本を揃えて置くイメージですね。この場合は、フォークは背が下になるように置きますが、ナイフの刃は、自分に向くように置きます。

洋食のテーブルマナーの基本講座【2】ナプキンの使い方

洋食のテーブルマナー

洋食のテーブルマナーの中でもおさえておきたいのは、ナプキンの使い方です。

ナプキンの使い方にもさまざまなマナーがあります。

例えば、ナプキンは、席に着いてすぐに広げるのではなく、メニューやドリンクをオーダーし、ドリンクが運ばれてたら広げましょう。

ナプキンは襟元につけるのではなく、二つ折りにして、折り目が相手から見えないような向きにして、膝の上に置くのがマナーです。

口が汚れた場合は、ナプキンの端の内側部分を使うと、汚れた部分が見えないですね。自分のハンカチやティッシュを使うのは「このナプキンは汚くて使う気にならない」というメッセージになるのでやめましょう。

食事中に席を立つ場合は、ナプキンを椅子の背に掛けます。

食後は、ナプキンを綺麗に畳むのは「美味しくなかった」というメッセージになりますので、あえてラフに畳んだら、テーブルの脇に置いておきましょう。

洋食のテーブルマナーの基本講座【3】食べ方のマナー

洋食のテーブルマナー

洋食のコース料理の場合、色々な種類の食べ物を楽しめるのは魅力ですが、食べ方に迷うことがありますよね。基本の食べ方のテーブルマナーをご紹介します。


■肉料理

ステーキのようなお肉を、ナイフとフォークで切り離して食べる場合は、左側から食べる度に1口ずつ切って食べましょう。


■魚料理

魚をいただく場合は、フォークで中心にある太い骨を押さえながら、上の部分の身をナイフで皿の上か下に寄せるようにして取りましょう。

次に、フォークで押さえていた太い骨の左側を押さえて、ナイフで下の部分の身を離しましょう。骨は皿の上方にきれいにまとめて置きます。

ソースは、小さな切れ目の入ったソーススプーンでいただきます。


■エビ

殻付きのエビの場合は、ナイフを身と殻の間に入れて、ゆっくり殻を外して食べましょう。


■貝類

身を切り離すのが難しい貝類は、トングやピックがついている場合は、利用しましょう。

フォークを使う場合は、左手で殻をおさえながら、右手でフォークを使って殻からはずします。左手は、水の入った「フィンガーボウル」で洗い、ナプキンで拭きます。


■ライス

ライスは、フォークを使っていただくのがマナーです。ナイフでフォークの腹の上に乗せて食べましょう。背にライスを押しつけて口に運ぶのは控えましょう。

ライスの上に何かを乗せて汚すのもNGマナーです。


■パン   

パンも、肉や魚と同様に、1口に入る大きさのみをちぎって食べましょう。切り口は自分の方に向けて、相手からは見えないようにするのがマナーです。

落ちてしまったパンくずを自分で集めるのもやめましょう。気になる場合は、お店の方に片づけてもらいます。


■ドリンク

席に着いたら、まず始めに飲み物をオーダーするのが一般的です。飲み物は、好きなもので良いですが、迷った時は、シャンパンか相手と同じものを頼みましょう。

ワインをオーダーする場合は、テイスティングを求められることが多いですね。辛口や甘口の好みや、フルボトルかハーフボトルかも指定しておくと良いですね。

シャンパンやワインのグラスは、ステム(脚)の下の方を持つようにするのがマナーです。

洋食のテーブルマナーの基本講座【4】食事の基本マナーと注意点

洋食のテーブルマナー

洋食のテーブルマナーでは、食事中にスマホを触るのは避けるようにします。

また、お料理やデザートをシェアするのもNGです。

途中でカトラリーやナプキンを落とした場合は、自分では拾わず、お店の方にお願いするのもマナーですね。

相手のグラスが空いた場合も、自分では注がず、お店の方にお願いするのがマナーです。

また、お手洗いは、なるべくなら食事中は避けるようにしましょう。どうしても行きたい場合は、デザートが運ばれてくる前のタイミングや、お会計を済ませる前にします。

アウターや大きな荷物は、クロークで預けることが多いですね。手持ちのバッグは、左脇に置くか、バッグを置く椅子を利用するようにします。

フレンチやイタリアンなどの洋食のテーブルマナーは、彼氏や友達と食事に行った際にも活用できる、美しく食べる作法です。ぜひ、この機会に、テーブルマナーの基本を復習してみてくださいね。

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