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2019.02.01

妊娠や出産費用の総額や平均は?自己負担の金額も解説

妊娠や出産費用の総額や平均は?自己負担の金額も解説 妊娠や出産費用の総額や平均は?自己負担の金額も解説

妊娠や出産にかかる費用は高額ですが、心や費用の準備ができていると、より安心して出産に臨むことができます。そこで今回は、妊娠や出産費用の総額や平均、自己負担費用、安くする方法などをご紹介します。

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先輩ママはいくらかかった?妊娠出産費用【1】妊婦検診

妊娠中に妊婦検診を受けている女性

■妊婦検診

およそ10ヶ月の妊娠期間では、お腹の中の赤ちゃんの経過や、新米ママの健康状態が順調かどうかを検査する「妊婦検診」を定期的に受診するのが望ましいとされています。厚生労働省では、妊婦健診を受診する回数の目安を、合計14回以上としています。

例えば、

・妊娠初期の初診から23週までの半年は、4週間に1回
・妊娠24週〜35週までは2週間に1回
・妊娠36週以降は1週間に1回


が妊婦検診のスケジュールとなっています。出産が近づいてくるにしたがって、妊婦検診を受診する頻度が高くなります。


■妊婦検診の内容や費用

妊婦検診の内容は、

・子宮の検査
・体重や血圧の測定
・食事の指導
・尿検査
・むくみ検査

などです。

妊娠は病気ではありませんので、健康な状態の場合は健康保険の適用外となります。受診費用は、およそ5,000円~1万円前後が相場となっています。妊娠初期から出産までの検診費用を自己負担する実費は、6万円~10万円程度となっています。


■妊婦検診の補助制度で節約を

高額な妊婦検診ですが、赤ちゃんも母体もできるだけ健康な状態で産むためには必要なものです。

妊娠がわかってから、役所に「妊娠届」を提出すると、「母子健康手帳」と「妊婦健康診査受診票」をもらうことができます。妊婦健康診査受診票は、妊婦検診の際に窓口に提出することで、妊婦検診での費用を補助してくれるチケットです。使用できる条件や金額、回数などは自治体によって差がありますが、1回で5,000円程度の補助を受けることができますので、ぜひ活用したいですね。

先輩ママはいくらかかった?妊娠出産費用【2】出産準備

ベビーグッズ

妊娠中には、妊婦検診だけでなく、出産準備のための費用も必要になります。出産準備にかかる費用は15万円前後が目安となっています。


■ママグッズ

①マタニティーウェア

例えば、お腹が大きくなるにつれて、今まで着ていた服はどんどん着ることができなくなっていきます。ゆったりとしていて、お母さんの身体に負担がかからないマタニティーウェアや、ショーツやブラジャーなどの下着も必要になってきます。


②マタニティグッズ

また、大切な母子手帳を補完するための母子手帳ケースや、妊娠線を予防するためのクリームやオイルなども必要になりますね。


③出産時や出産後に使用するアイテム

そして、出産時や出産後に使用するパジャマや母乳パッド、タオルなども必要になります。


■新生児グッズ

また、出産後の赤ちゃんに必要なアイテムも、出産前に揃えておきたいものです。

・オムツ
・粉ミルク
・哺乳瓶
・哺乳瓶の洗浄グッズ
・ベビーベッドや寝具
・ベビー服
・おくるみ
・抱っこひも
・ベビーバスグッズ
・ベビーカー
・チャイルドシート

などで、平均費用は10万円前後となっています。


■里帰り出産費用

また、里帰り出産をする場合は、交通費や、実家に滞在する間の生活費やお礼なども必要になります。


■出産準備費用を節約するには

マタニティグッズやベビーグッズは、お店に行くとどれも必要に感じて、ついたくさん買いたくなってしまうものですが、最初は必要最低限のものを揃え、必要になった場合に買い足していくのがおすすめです。

先輩ママからのおさがりや、出産祝いでベビーグッズをもらえる場合もあります。また、赤ちゃんの成長は早いので「色々買いそろえたのに使わなかった」という事がないようにしたいですね。

マタニティウェアも、妊娠前に着ていたワンピースを利用してみましょう。リサイクルショップやフリマ、ネットオークション、レンタルなどを利用するのもおすすめです。

先輩ママはいくらかかった?妊娠出産費用【3】出産費用

出産

妊娠や出産で気になるのが、高額になる「分娩費用」ですよね。

出産にかかる費用は、大型の総合病院、個人の産院、助産院での出産で差があります。また、出産する日時や時間、病室、食事や入院日数、帝王切開や無痛分娩などによっても費用に違いが出ますが、出産費用の総額の平均は50万円前後となっています。妊娠前に医療保険に加入している場合、帝王切開の場合は、手術給付金の対象になります。

50万円前後の分娩費用はかなり高額です。しかし、健康保険か国民健康保険に加入していれば、「出産育児一時金」という補助金制度が使えます。1人の出産につき42万円程度の補助金がもらえます。事前に申請して「直接支払制度」を利用すれば、窓口で支払う金額が補助金分引かれますので、まとまったお金がない場合でも、安心ですね。自己負担する実費の平均は、15万円前後となっています。


■その他の制度も利用しよう

また、

・1ヶ月当たりの医療費が一定金額を超えた場合に費用の一部が戻ってくる「高額療養費制度」
・1年間の医療費が高額の場合に所得控除を受けることができる「医療費控除」
・産前産後、仕事を休んだ際に給与の2/3程度をもらうことができる「出産手当金」
・傷病手当
・退職時に給料の60%相当が支給される「失業給付金」
・払い過ぎた所得税が戻ってくる「所得税の還付金」

なども利用できることがあります。

先輩ママはいくらかかった?妊娠出産費用【4】出産後

新米ママと赤ちゃん

出産時だけでなく、出産後にもさまざまな費用が必要になります。

例えば、里帰り出産した場合のお礼や、出産祝いのお返しの「内祝い」などは、今後良い人間関係を築いていくためにも必要です。出産後は忙しくなりますので、妊娠中から準備しておきたいですね。

その他にも、生後7日目に行う「お七夜」や、生後約30日目に行う「お宮参り」、生後100日目に行う「お食い初め」、初節句なども、食事や衣装、神社に納めるお金などが必要になります。

妊娠や出産にかかる費用は高額になり、生まれてくる赤ちゃんのために準備しておく物もたくさんあります。周りの人のサポートや、色々なサービスや制度を利用することで、賢く節約していきたいですね。

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