美容院にはいくつもメニューがありますが、その中でも「リタッチカラー」というメニューを目にしたことはありませんか?オーダーの際は、フルカラーとの違いが分からずに悩むこともありますよね。そこで今回は、リタッチカラーについてご紹介します。
リタッチカラーとは、おしゃれ染めや白髪染めと同じようにヘアカラーの一つです。
「Re : touch=再び触る」というような意味で、伸びてきた部分を再び触るような表現で言われているそうですよ。
しかしこれだけでは、フルカラーとの違いや頻度もまだ分からないですよね。
もっと深くリタッチカラーについて見ていきましょう。
フルカラーとは、その名の通り髪の根本から毛先まで色を入れていくことです。
このフルカラーに対してリタッチカラーとは、伸びた髪の根元だけを染めるカラーリングになります。
人の髪の毛が伸びる早さは、一ヶ月で1cmから1.5cmくらいだと言われているので、カラーリング後から二ヶ月ほど経てば、伸びてきた髪とヘアカラーの違いが目立つようになってきてしまうのです。
根本が目立つ状態をプリンと言うのですが、これではせっかく染めたおしゃれカラーも台無しですよね。
そのときにリタッチカラーで根本だけを再び染めれば、プリン状態を気にすることなく均一な色や明るさを保つことができるのです。
リタッチカラーとフルカラーの違いが分かったところで、リタッチカラーの魅力も見ていきましょう。
■髪の毛のダメージを減らすことができる
伸びた髪だけを染めるので、もう一度フルカラーをするよりも髪への負担やダメージを少なくすることができます。
特にハイトーンカラーの場合は、髪も傷みやすくなっているので、ダメージを減らしたままカラーをキープしたい女性にとって嬉しいですね。
■根本だけを染めるのでムダがない
根本だけを染めるリタッチカラーなら、ムダがないのも魅力の一つ。
前回染めたカラーと同じ色を根本に入れるので、施術時間も短く済みます。
忙しくて美容院に行く時間を作っていられないという女性でも、フルカラーより短く済むのであれば、美容院へ行こうと思えるのではないでしょうか。
■リーズナブルな価格で行える
フルカラーよりも断然リーズナブルな価格で行えるリタッチカラーであれば、美容代も節約することができますよ。
中には2,000円前後でしてくれる美容院もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
気になるリタッチカラーの頻度は、一般的に二ヶ月から三か月の間に行く女性が多いようです。
やはり、2cm伸びると根本が目立ってしまいますから、気になったら行くようにしているのかもしれませんね。
また、それぞれの美容院で2cmまで、2.5cmまで、というように何センチまでか決まっていることがあるようです。
リタッチカラーをしてもらう長さによって料金が変わってくるそうなので、事前に表示されているリタッチカラーは何センチまで行ってもらえるのか確認しておくことがおすすめですよ。
そして、その長さに合わせて、自分の通いやすい頻度でリタッチカラーをしてもらうといいでしょう。
フルカラーよりも早くて安くできるリタッチカラーは魅力がいっぱいですが、覚えておきたいデメリットや注意点もいくつかあるので、チェックしておきましょう。
■根本と毛先で色味が変わってきてしまう
時間が経てば、当然毛先のカラーも落ちてきてしまいます。すると、リタッチカラーを繰り返していても毛先との色味が変わってきてしまうので、均一でキレイなカラーを保つためには、3回に一度フルカラーを行うなどして、対策をとることが必要です。
■前回と同じ色に染めなければならない
前回と同じ色でなければ、わずかに差が出てきてしまう可能性があります。ですので、染めたカラーの名前を覚えていたり、同じ美容院で行ってもらうようにするといいですよ。
■白髪染めの場合は同じ色味が出ないこともある
リタッチカラーには、おしゃれ染めと白髪染めの2種類あります。
もし、白髪染めで少し明るめに染めているのであれば、同じ色味が出ない可能性もあり、色の違いが出てしまう場合もあることを覚えておきましょう。
■セルフでは色ムラが生じてしまう
リタッチカラーはセルフでも行うことができます。ただし、染めた部分と同じ色に染めるのは、かなりの技術が必要です。
前回と同じカラーを使ったとしても、色ムラになってしまう可能性が高く、美容院でキレイに塗り直してもらう必要があるので、二度手間になってしまいます。
最初からリタッチを得意とする美容院で行ってもらえば、一度で済みますし安心です。
リタッチカラーについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?フルカラーよりも施術時間を短縮でき、リーズナブルな価格で行えるので、キレイな髪をキープしやすくなりますね。根本のプリンに悩むこともなくなるので、今のおしゃれ髪をしばらくキープしたいという女性であれば、ぜひリタッチカラーを活用してみてください。