無造作ボブは、作り込みすぎていない自然な雰囲気が魅力。垢抜けられると注目されて、おしゃれ女子の間で人気を集めています。ここでは、無造作ボブの作り方やおすすめのヘアスタイル、ヘアアレンジなどをご紹介します。
【目次】
ボブは、定番の髪型の一つ。カットやアレンジの仕方次第で、可愛くも綺麗にもなれるため、多くの女性に選ばれています。そんなボブのなかでも、今特に注目を集めているのが「無造作ボブ」。まずは、無造作ボブについてチェックしてみましょう。
■無造作ボブとは?
無造作ボブは、その名前の通りかっちりと決めすぎていないナチュラルなボブのこと。具体的には、エアリーやウェットな質感に仕上げたり、くせ毛風にスタイリングしたりしたボブを無造作ボブと呼ぶことが多いです。
無造作ボブは、おしゃれ女子から大人気の髪型。定番のボブに飽きて無造作ボブにアレンジする人も増えています。無造作ボブが人気の理由は何なのでしょうか。魅力についてご紹介します。
作り込んだボブは可愛いですが、「不自然」「頑張りすぎ」などと思われることも少なくありません。一方、ナチュラルな無造作ボブは、さりげなくおしゃれになれるのが魅力です。
大人っぽい雰囲気を演出できたり、親しみやすい印象になったりするため、無造作ボブにすると周りの人からのイメージアップも期待できるでしょう。こなれ感が抜群なので、最近流行っているリラックス感のあるファッションにも合わせやすいです。
ナチュラルな無造作ボブは、髪色を選ばないのも人気の理由です。
定番の茶髪やベージュ、グレージュ、アッシュなどにすると、髪が柔らかく見えてふんわりと可愛い印象に仕上がるでしょう。また、適度に動きのある無造作ボブは軽く見えるため、黒髪でもおしゃれに決まるのが嬉しいポイントです。
さらに、自然な無造作ボブなら派手な色や明るい色でも、個性的になりすぎないのも魅力。髪型のインパクトが強すぎないので、カラーに注目を集められます。
一切くせのないストレートボブやしっかりと巻いたボブは、スタイリングしにくいのが悩み。毎日のヘアセットに苦労している人も多いかもしれません。
その一方で、無造作ボブは簡単にスタイリングできるのがメリット。軽く巻いた後にくしゅっとさせれば、おしゃれなスタイリングに見せられるため、不器用さんからも人気を集めています。
特に、髪が細い猫っ毛さんは、簡単にエアリーな無造作ボブを作れると言われています。
ボブは、メンズ受けを期待できるヘアスタイルの一つ。なかでも、ナチュラルでフェミニンなイメージの無造作ボブは、男性から好評です。
ふんわりと軽やかにスタイリングした無造作ボブは、男性に「思わず触れたくなる」と言われることが多いです。また、くせ毛風や寝癖風にセットした無造作ボブなら、「守ってあげたい」と思われるでしょう。
さらに、ウェットな無造作ボブもメンズ受けが抜群。こなれ感があり、おしゃれな雰囲気なので、「いい女」という印象を持ってもらえます。
無造作ボブは、幅広い年代の女性に似合うと言われています。特に、顔が卵型や面長の人、小顔で首が長い人、頭が小さい人は、無造作ボブにすると魅力が引き立ちます。ボブが似合う人の特徴について詳しくご説明します。
顔の形が卵型や面長の人は、無造作ボブが似合うと言われています。卵型の人は、比較的どんな髪型でも似合うので、ナチュラルな無造作ボブもおしゃれに決まるでしょう。
また、面長の人はエアリーな無造作ボブで顔のサイドにボリュームを出したり、長めの無造作ボブで顔の長さをカバーしたりすると、コンプレックスを隠せます。
丸顔の人が無造作ボブにするなら、トップにボリュームを出したり、前髪なしのスタイルを選んだりして顔の縦の長さを強調するのがおすすめ。フェイスラインにくびれを作るひし形の無造作ボブでも顔の丸みを隠せるでしょう。
無造作ボブをはじめ、ボブは顔の大きさがわかりやすい髪型です。そのため、小顔の人が無造作ボブにすると、顔の小ささが際立って魅力が増します。
また、首が長い人も無造作ボブが似合います。特に首が見えるショートの無造作ボブにすると、スタイリッシュで綺麗な印象になれるでしょう。
反対に、顔が大きい人や首が短い人が無造作ボブにすると、野暮ったいイメージになったり、子供っぽく見えたりすることがあります。
ただし、顔の大きさや首の長さはカットやスタイリングでカバーできるため、無造作ボブにチャレンジしたいなら、美容師さんに相談してみることをおすすめします。
無造作ボブは、頭が小さい人に似合います。頭が小さい人がふんわりとボリュームの出る無造作ボブにすると、頭と体のバランスが取れて全体のシルエットが美しく見えるでしょう。
一方、頭が大きい人には無造作ボブが似合いにくいです。髪に動きを出してふわっとセットすると頭の大きさが際立ってバランスが悪く見えるので、注意してください。
無造作ボブは、コテやヘアアイロンで簡単に作れます。セルフで無造作ボブを作る方法についてチェックしてみましょう。
コテで無造作ボブを作ると、自然に仕上がるのがメリット。ヘアアイロンを使うやり方より少し難しいですが、こなれ感のある髪型に仕上げられるため、ぜひチャレンジしてください。
ボブの人は、26㎜程度のコテを使うのがおすすめです。
■1.毛先をワンカールする
髪を上下にブロッキングした後、コテで毛先をワンカールします。内巻きのカールと外巻きのカールを交互に作っていきましょう。
■2.ワンカールの上を半カールにする
ワンカールの上を内巻き・外巻きと交互に半カールします。肩程度の長さのボブの場合は、毛先も含め一つの毛束につき3回くらい半カールを作ると良いでしょう。
■3.上の髪も同じように巻く
ブロッキングを外し、上の髪も同じように巻きます。きついカールを作らず、全体的にふんわりと巻くのがポイントです。
■4.ほぐす
巻き終わったら、しっかりとほぐします。ヘアオイルやワックスなどを使うと、今風のスタイリングになるでしょう。
簡単に無造作ボブを作りたい人は、ヘアアイロンを使いましょう。ヘアアイロンを使う方法は、コテで上手く巻けないショートボブの人にもおすすめです。
■1.毛先を外巻きにする
髪を適量にブロッキングしたら、毛先を外巻きにします。アイロンを床と平行にすると、おしゃれな無造作ボブに仕上がります。
■2.表面に動きを作る
毛先を巻き終わったら、髪の表面を軽く巻いて動きを出します。外巻きと内巻きをミックスさせて自然に仕上げましょう。
■3.しっかりとほぐす
髪を巻き終わったら、内側から手を入れてしっかりとほぐし、抜け感を出します。ヘアオイルで束感を作ったり、ウェットにスタイリングしたりすると、旬のヘアスタイルになるでしょう。
軽くて薄いシースルーバングは、ふんわりとした無造作ボブと合わせやすい前髪の一つ。ちらっとおでこが見えるため、顔の表情が出やすくなるのもメリットです。前髪が厚い人や長い人がシースルーバングにすると、明るい雰囲気になったり、垢抜けて見えたりすると言われています。
無造作ボブ×シースルーバングはさわやかで清楚感があるのが魅力。ボブが似合いにくいと言われている丸顔さんでも、シースルーバングでおでこの縦ラインを強調すると、おしゃれに決まるでしょう。
無造作ボブは、たくさんの女性がチャレンジしている髪型の一つ。他の人と差をつけたいなら、個性的なショートバングにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
前髪を眉上でカットした無造作ボブは、ポップでカジュアルなイメージ。オレンジカラーなどと組み合わせると、トレンド感のある髪型に仕上がります。
前髪が長めの人は、あえて分けずに前髪を作るのもあり。長い前髪を下ろして流すと、色っぽい雰囲気を演出できます。
無造作ボブ×長め前髪は、クールなイメージ。透け感が出るように前髪を梳くと、重く見える心配もありません。前髪をナチュラルにセットすると、無造作なスタイリングとも馴染みます。
無造作ボブは、作り込みすぎない前髪と相性が良いです。毛の流れに沿って自然に流した前髪と組み合わせれば、抜け感のある今っぽい髪型になるでしょう。
欲張りすぎていないイメージなので、Tシャツやデニムなどのデイリーコーデやナチュラルメイクにも合わせやすいです。
前髪を真ん中で分けたセンタ―パートは大人っぽさが魅力。小顔効果を期待できたり、垢抜けたりするとおしゃれ女子の間で話題になっています。
無造作ボブ×センターパートは、こなれ感があるのが特徴。サイドの髪と同じように前髪も軽く巻いて動きを出すと、フェミニンになります。しっかりと分け目を作ると老けて見えやすいため、ふんわりとスタイリングするのがポイントです。
かき上げバングは、女性らしさや大人っぽさを演出できる前髪。根元をふんわりと立ち上げるだけでセットできるため、不器用さんでもチャレンジしやすいです。
無造作ボブにかき上げバングを合わせれば、ヘルシーな印象に仕上がります。作り込みすぎていないラフなイメージで、休日の外国人のような雰囲気を出せるでしょう。
無造作ボブのセットが難しいと感じる人や朝のスタイリングにかかる時間を短縮したい人は、ボブに無造作パーマをかけるのがおすすめ。パーマを当てれば、誰でも簡単に無造作ボブのセットができます。
ウェーブが大きめの無造作パーマはフェミニン。全体的に動きが出るため、ダークなヘアカラーでも重く見えないのが嬉しいポイントです。
直毛で上手く巻けない人やなかなか軽さが出ない人は、くせ毛風のパーマを当ててみましょう。元々、くせ毛だったような印象を与えるパーマは、無造作ボブのナチュラルな印象を引き出します。
決めすぎていないラフな髪型なので、デイリーコーデに合わせやすく、ちょっとしたお出かけにもぴったりです。
コテやアイロンで軽く巻いたようなゆるめのパーマは、エアリーな無造作ボブを作りたい時にぴったり。ワックスなどをくしゃっと揉み込むようにスタイリングすると、一瞬でおしゃれな髪型に仕上げられます。
ゆるめのパーマをかけた無造作ボブは、そのままでもアレンジしてもおしゃれに見えるのも魅力。軽く結ぶだけでも、こなれ感が抜群のトレンドヘアになるでしょう。
ナチュラルな無造作ボブは、パーマなしでも決まる髪型です。パーマを当てずに自然な髪型にしたいなら、レイヤーカットや質感調整で動きを出すと良いでしょう。
毛先や表面に動きが出るヘアスタイルにすると、コテで巻いたり、アイロンを使ったりしなくても無造作ボブを作れます。ヘアオイルなどを使って束感を出せば、ラフながらも手抜きに見えない絶妙な髪型が完成します。
パーマなしの無造作ボブは、アレンジの幅が広いのがメリット。コテやアイロンで巻けば、簡単にイメチェンできます。
毛先や前髪を内巻きにした無造作ボブは、大人可愛いイメージ。表面を無造作に動かすと抜け感も出て、男女問わず好印象を与えられるおしゃれなヘアスタイルに仕上がります。
ショートボブは、軽さを出しやすい髪型。さわやかで清楚な印象を与えられます。無造作風にセットしたショートボブは、ハイセンスで都会的なイメージ。カラーメイクやモダンなコーデと合わせると、洗練された雰囲気を演出できるでしょう。
短めの無造作ボブは、軽く見えやすいので、黒髪やダークなヘアカラーでも野暮ったく見えにくいです。
鎖骨程度のロングボブ(ロブ)は、誰でもチャレンジしやすい髪型の一つ。短すぎないので、アレンジの幅が広く、飽きずに無造作ボブを楽しめます。
全体的にゆるめのカールを作った無造作のロングボブは、抜け感が魅力。女性らしく大人っぽいため、男性ウケも期待できます。
ひし形ボブは、毛先に向かって毛量を減らすようにレイヤーを入れたヘアスタイル。フェイスラインにくびれができてひし形に見えます。
そんなひし形ボブは、メリハリがあり、小顔効果を狙えるのが嬉しいポイント。ナチュラルに巻いた無造作ボブなら、大人可愛い印象に仕上げられます。レイヤーを入れたひし形の無造作ボブはワンカールでも決まり、簡単にセットできるのも魅力です。
切りっぱなしボブは、毛先をざっくりと切ったような髪型。トレンド感があり、スタイリング次第でイメチェンできるため、おしゃれ女子を中心に人気を集めています。
切りっぱなしボブを無造作にスタイリングすると、作り込みすぎていないナチュラルな髪型の完成。抜け感が出て一気に垢抜けられるでしょう。
ワンレンボブとは、前髪から後ろの髪までが同じ長さに切り揃えられた髪型のこと。美髪に見えたり、気になるくせが目立たなかったりするのがメリットです。
ワンレンの無造作ボブは、大人っぽさと可愛さを両立した髪型。毛先やトップの髪を軽く巻けば、動きが出て横顔も綺麗に見えるでしょう。
前下がりボブは、前が長く、後ろに向かって短くなるヘアスタイル。首回りがすっきりとしているので、後姿がさわやかに見えるのがメリットです。
前下がりの無造作ボブは、顔の形が綺麗に見えるため、幅広い年代の女性に人気。毛先を外ハネのワンカールにすると、適度に甘さを抑えられてクールビューティーな女性になれます。
全体にレイヤーを入れたボブは、動きが出てナチュラルなイメージを与えられるのが魅力。かっちりしすぎていない無造作風のスタイリングと相性が抜群です。
レイヤーを入れた無造作ボブは、ラフでヘルシーな雰囲気。個性的なヘアカラーと合わせると、外国人風に仕上げられるでしょう。
ふわっとスタイリングした無造作ボブは、髪が柔らかく見えるのが魅力。大人可愛い雰囲気で、小顔効果も期待できます。
また、エアリーな質感の無造作ボブは、セットしやすいのも魅力。軽めに巻いて全体をしっかりとほぐせば、簡単におしゃれなヘアスタイルを作れます。
カラーでツヤ感を出した髪型は、さわやかなイメージ。無造作ボブでもきれいめに見えるため、通勤などのシーンにもおすすめです。
ツヤ感のある無造作のショートボブは、大人の余裕を感じるラフさが魅力。根元を立ち上げるようにスタイリングすると、適度にボリュームが出て小顔に見せられます。
ヘアオイルやワックスなどのスタイリング剤を使って作るウェットな無造作ボブは、トレンド感が抜群。ヘルシーなのに色っぽく、その人が持つ魅力を引き出してくれます。
ただし、ギトギトしすぎたオイリーな無造作ボブはNG。不潔に見えてしまうこともあるため、ベトベトしたスタイリング剤をたっぷりと使うことは避けましょう。
動きを出して軽やかにスタイリングする無造作ボブは、黒髪でも重く見えにくい髪型の一つ。仕事や学校の関係で髪を染められない人にもおすすめです。
特に、レイヤーを入れた無造作ボブは、黒髪と相性が抜群。軽く巻いてスタイリングするだけで、大人っぽくハンサムなヘアスタイルができあがります。
日本人の髪特有の赤みを打ち消してくれるグレージュは、透明感を出せるカラーとして人気。髪を柔らかく見せたり、肌のくすみをカバーしたりする効果もあると言われています。
グレージュの無造作ボブは、女性らしく優しい雰囲気。色落ちしても綺麗なので、長くカラーを楽しみたい人にもぴったりです。
今、おしゃれな女性の間で注目を集めているのがオレンジ系のヘアカラー。黄味のある日本人の肌色と馴染みやすく、一気に垢抜けられると話題です。
濁りのないオレンジも良いですが、鮮やかなカラーに抵抗がある人にはオレンジブラウンがおすすめ。無造作ボブ×オレンジブラウンのヘアスタイルは、ヘルシーでトレンド感が抜群です。
ラベンダーショコラは、その名前の通りラベンダーとショコラブラウンを混ぜたヘアカラー。透明感のある甘めの髪色で、メンズ受けを期待できます。
ラベンダーショコラに染めた無造作ボブは、ガーリーなイメージ。淡い色のニットやブラウスなど、女性らしいファッションとも馴染みます。
ハーフアップお団子は、髪が短めでもできるヘアアレンジの一つ。カジュアルで近づきやすい印象を与えられます。無造作ボブのハーフアップお団子は、こなれ感を出したい時にぴったり。欲張りすぎない髪型なので、デイリーシーンにマッチするでしょう。
玉ねぎヘアは、毛束に玉ねぎのような丸みを作るアレンジ。ゴム一つでできるのに垢抜けられると人気を集めています。
無造作ボブで玉ねぎヘアを作るなら、サイドに後れ毛を出すのがおすすめ。横顔が綺麗に見えて、周りの人の視線を引きつけられます。
無造作ボブは、簡単な一つ結びアレンジでもおしゃれに見える髪型。後れ毛をたっぷりと作ったり、トップの髪を引き出したりすると、抜け感のある今風の一つ結びアレンジができます。
髪の量が多い人は、毛束を上下に分けて下の髪をヘアゴムに巻き付けると良いでしょう。
毛先を花のように広げたブルームポニーは、ボブにしかできないヘアアレンジ。カジュアルながらもフェミニンで、男女問わず好評です。
無造作ボブでブルームポニーを作る時は、トップをクロスさせたり、サイドをねじりながらまとめたりすると、簡単なのに手が込んでいるように見える髪型に仕上がります。
難しいヘアアレンジをする自信がない人には、クリップを使った簡単なアレンジがおすすめ。無造作ボブをハーフアップにした後、クリップを着ければ、おしゃれな髪型になります。クリップの大きさや色、形によって印象が変わるため、飽きずにアレンジできるでしょう。
無造作ボブは、ナチュラルな雰囲気が魅力の髪型。簡単にセットできてメンズ受けも期待できます。いつものボブに飽きてきた人は、無造作ボブにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。