日焼け止めパウダーはメイクの上から使用することで紫外線を防ぐ役割があります。夏など紫外線が強い時期に使いたいアイテムですね。今回は日焼け止めパウダーについて、選び方や効果的な使い方、おすすめのコスメなどをご紹介します。
日焼け止めパウダーは、肌への負担を少なくしながらも、簡単に紫外線対策ができるコスメです。
特に紫外線が気になる夏の時期に愛用する方が多く、様々なブランドから日焼け止めパウダーが登場しています。
しかし、日焼け止めパウダーと言えど、種類がたくさんあります。
敏感肌向けやノンケミカル処方、プレストパウダータイプ、石鹸でメイクオフできるものなど、肌質や使うシーンから選ぶのがおすすめです。
そこで今回は、日焼け止めパウダーの選び方から、効果的な使い方、おすすめのアイテムまで幅広くご紹介します。
ぜひ、日焼け止めパウダーを使って、紫外線対策をしてみませんか。
数ある日焼け止めパウダーの中から、自分に合うものを使うためにも選び方をチェックしましょう。
SPFとは、「サンプロテクションファクター」のこと。シミやそばかすの原因となる紫外線B波(UV-B)の影響をどれくらい遅らせることができるかを表しています。
例えば「SPF50」と記載されている日焼け止めパウダーであれば、紫外線を浴びた際、何もつけていない時に比べて、紫外線の影響を50倍遅らせられることを意味しています。
通勤や通学など、日常生活における外出時は、SPF20程度で大丈夫でしょう。
しかし、アウトドア時や屋外にいる時間が長い時は、SPF20以上の日焼け止めパウダーを選ぶのがベストです。
PAとは、「プロテクショングレイドオブUV-A」のこと。シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)の影響をどれくらい遅らせることができるかを表しています。
PAは、4段階の「+」の数で表示されています。「+」の数が多いほど紫外線防止効果が高いことを意味していますよ。
そのため、PA++以上の日焼け止めパウダーを選ぶのがおすすめです。
日焼け止めパウダーに表示されている「SPF」や「PA」はシーンで使い分けるのがいいでしょう。
■日常生活では「SPF10~20/PA+~++」
通勤や通学、買い物時など日常生活においては、SPF10~20、PA+~++の日焼け止めパウダーがおすすめです。
また、5時間を超えないくらいの外出時においても同様のSPF/PA表記を目安にしてください。
肌に負担をかけることなく、紫外線対策がバッチリできますよ。
しかし、外出時に日焼け止めパウダーを塗って満足するのはNG。ジェルやクリームの日焼け止めとは違い、日焼け止めパウダーは落ちやすいです。こまめに塗りなおすことを忘れないでください。
■炎天下では「SPF30~50/PA+++~++++」
アウトドア時や屋外に長時間いる場合は、SPF30~50、PA+++~++++がおすすめです。
紫外線A波(UV-A )は夏に限らず一年中降り注いでいます。季節限らず、外にいる時間が長い時は、UVカット率が高い日焼け止めパウダーを手にしましょう。
■プレストパウダー
プレストパウダーは、その名の通りプレスト(押し固められた)タイプのパウダーのこと。粉飛びの心配がなく、持ち運びに便利です。
肌への密着度も高いですが、ムラができやすいのがデメリットと言えるでしょう。
■ルースタイプ
ルースタイプは、粉末状のパウダーのこと。筆やパフで塗り、ふんわりとしたナチュラルな仕上がりになります。
しかし、粉飛びしやすいので持ち運びには不便。プレストパウダーと比べて落ちやすいので、こまめに塗り直す必要があります。
■ミネラル成分配合タイプ
ミネラル成分とは、鉱物である酸化チタンや酸化亜鉛などを主成分としているもの。
天然素材を使用しているので、肌への負担が少ないのがポイントです。
また、ミネラル成分配合の日焼け止めパウダーは、保湿成分や美容成分が含まれていることが多いです。紫外線防止効果だけでなく、スキンケア効果も得られるでしょう。
■クレンジング不要や石鹸で落とせるタイプ
日焼け止めパウダーは、クレンジング不要なものが多いです。自然由来の成分を使っている場合は、普通の洗顔料でメイクオフできますよ。
そのため、肌をいたわりながら洗顔したい方は、専用のクレンジングが必要ない日焼け止めパウダーを選びましょう。しかし、石鹸で落とせるタイプは汗や水で落ちやすい難点があります。
■ノンケミカル処方タイプ
肌が弱い方は、ノンケミカル処方の日焼け止めパウダーがおすすめです。
紫外線を防止する成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。吸収剤は高い紫外線防止効果に期待できますが、刺激が強いのがデメリット。
一方、ノンケミカル処方とも言える紫外線散乱剤は低刺激です。
■石油系界面活性剤や鉱物系は避ける
肌に刺激を与える石油系界面活性剤や鉱物油、合成香料、パラベンなどが使用された日焼け止めパウダーはできるだけ避けましょう。
特に敏感肌の方は、石油系界面活性剤などが含まれたコスメを使用すると肌トラブルが生じる可能性が高いです。
夏は海やプール、マリンスポーツを楽しむ方も多いでしょう。スポーツして汗を流す方もいるはず。
そんな時は、ウォータープルーフタイプの日焼け止めパウダーを使うのがおすすめです。
汗をかいたり水に濡れても、紫外線をブロックしてくれますよ。
しかし、ウォータープルーフタイプは汗や水に強い分、クレンジングが必要になります。なかには、石鹸でオフできるタイプもあるので、メイクオフの仕方もチェックしてみてください。
■無色タイプ
無色の日焼け止めパウダーは、ファンデーションの色を活かしてメイクの上から重ねることができます。
カラーを選ぶ必要もないので、色選びに困らないでしょう。
無色なら、フェイスだけでなく、ボディとして活用することも可能です。
■色付きタイプ
色付きタイプの日焼け止めパウダーは、ファンデーション代わりにもなります。時短メイクしたい方にぴったりですね。
ファンデーションの上から重ねる場合は、似た色のパウダーを選びましょう。ファンデーションと色が違いすぎるとメイクが浮いてしまうかもしれません。
日焼け止めパウダーは基本的にメイクの上から使用します。
紫外線防止効果だけでなく、皮脂や汗を吸着してメイク崩れを防ぐパウダーの役割を果たしてくれるでしょう。
また、日焼け止めパウダーはこまめに塗りなおすことが大切です。
他にもいくつか効果的な使い方があるのでチェックしましょう。
日焼け止めパウダーを塗る前に、汗や皮脂をしっかり拭いておきましょう。もし汗や皮脂が残ったままだと、パウダーが肌にきちんと密着せず、メイクが崩れやすくなってしまいます。
長時間メイクをキープするためにも、事前のお手入れは怠らずに行いましょう。
日焼け止めパウダーは事前に化粧水や乳液で肌を整えておくと、パウダーのもちが良くなります。
しっかりスキンケアを行ってからベースメイクをして、最後にパウダーで仕上げましょう。
アウトドアや屋外ライブ・フェス、ウィンドウショッピング、遊園地などのレジャー施設に行く際、外にいる時間が長くなりますよね。
念入りに紫外線対策をしたい場合は、日焼け止めパウダーだけでなく、日焼け止めクリームやスプレーを併用しましょう。紫外線防止効果がより強まりますよ。
ETVOS(エトヴォス)の日焼け止めパウダーは、ノンケミカル処方。高い紫外線カット効果に期待できます。肌に優しいSPF50/PA++++ですよ。
ヒト型セラミドやアルガンオイルなどの保湿成分やアフターサンケア成分が配合されているので、美肌ケアも叶えてくれるでしょう。
カラーはベージュピンク。自然なツヤ感と肌のトーンアップをしてくれます。数量限定なので、早めにチェックしてください。
ETVOS(エトヴォス) ミネラルUVパウダー / ¥3,080
CEZANNE(セザンヌ)の日焼け止めパウダーは、プレストパウダータイプ。UVカット率は、日常における紫外線から守ってくれるSPF28/PA+++です。
くすみ防止効果とテカリ防止効果があるので、メイク崩れのしにくい透明感のある肌に仕上げてくれるでしょう。軽くてさらさらなパウダーなため、肌にも塗りやすいです。
12種類の美容成分配合で、メイク落としも簡単。洗顔料だけで綺麗に落とすことができますよ。
カラーはラベンダーカラーを含め全4種類。肌色系のカラーは店頭で色味を確認してください。
ONLYMINERALS(オンリーミネラル)の日焼け止めパウダーは、ウォーターInパウダータイプ。水が含まれているので、肌にのせた瞬間ひんやりして気持ちいいですよ。うるおうけれどもベタつかず、光沢感のある美肌をキープしてくれます。UBカット率は、SPF50+/PA++++と高いですね。
アルガンオイルやシアバター配合で、紫外線による乾燥からも守ってくれ、ビタミンA・C・Eなどがキメや毛穴をケアしてくれるでしょう。
また、界面活性剤、鉱物油などを使用していないので肌に優しいのも特徴的。クレンジグいらずで、石鹸でオフできます。
カラーはベルベッドアイボリーの1色展開です。
ONLYMINERALS(オンリーミネラル) ひんやりクールなUVフェイスパウダー / ¥4,950
無印良品の日焼け止めパウダーは、全部で3色あります。自然な仕上がりになるパールなしのナチュラルカラー、ほのかなパールでつややかな仕上がりになるパールナチュラルカラーとゴールドナチュラルカラーです。
どれもUVカット率は、SPF50/PA++++。植物性うるおい成分と保湿成分が配合されています。
無香料・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・紫外線吸収剤フリーなので肌にも優しいですね。
ベースメイクの仕上げや化粧直し時に使いましょう。
無印良品 UVルースパウダープレストタイプ / ¥1,290
TRANSINO(トランシーノ)の日焼け止めパウダーは、1日2回のお手入れで約75日使えるアイテム。
ウォータープルーフタイプで、SPF50+/PA++++。紫外線ケアしながら、色ムラや凸凹をナチュラルにカバーしてくれます。
また、3種の化粧もちキープパウダーが汗や水をブロック。皮脂も吸着してくれ、くすみまでブロックしてくれます。透明美白パウダーは、ツヤ肌を演出してくれるでしょう。
Dr.Ci:Labo(ドクターシーラボ)の日焼け止めパウダーは、スキンケアも同時にできるアイテム。
金のハリ肌コラーゲンなどの美容成分配合なため、エイジングケアができてしまいます。毛穴や色ムラ、小じわもカバーし、上品なツヤと透明感を演出してくれるでしょう。
メイクしない時にも使用したい日焼け止めパウダーですね。
UVカット率は、国内最高レベルのSPF50+/PA++++を誇り、ブルーライトや近赤外線もブロックしてくれます。
Dr.Ci:Labo(ドクターシーラボ) エンリッチリフトUVパウダーEX50+ / ¥2,750
TOUT VERT(トゥヴェール)の日焼け止めパウダーは、ブランドロングセラーの人気アイテム。
高品質のミネラルを使用しているので軽い付け心地が特徴。石鹸でメイクオフできる肌に優しいノンケミカル処方のパウダーです。
4種のセラミドなど保湿成分もたくさん配合されており、メイクしながらスキンケア効果も発揮するでしょう。
SPF50/PA++++なので、ロングUVAやブルーライト、大気汚染物質から肌を守ってくれます。
日焼け止めパウダーの種類は2つ。上品なツヤ肌に仕上げるシマータイプと陶器肌のように自然に仕上げるセミマットタイプがあります。お好みの仕上がりから選びましょう。
TOUT VERT(トゥヴェール) ミネラルサンスクリーン / ¥2,620
プライバシーの日焼け止めパウダーは、敏感肌も使えるプチプラアイテム。
SPF50+/PA++++は、UV-BもUV-Aもしっかりカットしてくれます。首元やデコルテの紫外線対策にもおすすめです。
また、皮脂吸着パウダーがメイク崩れやテカリもブロック。さらに、白浮きしない透明パウダーなので、メイク直しするたびに透明感のある美肌を演出してくれます。美容成分も配合されていますよ。
ふかふかした厚みのあるパフも人気です。肌触りが良く、洗えば繰り返し使えますよ。
ORBIS(オルビス)の日焼け止めパウダーは、持ち運びにも便利なコンパクトタイプ。
ウォータープルーフ仕様なので汗や皮脂で崩れにくいです。また、UVカット率がSPF50+/PA++++と最強クラス。絶対に焼けたくない方にぴったりですね。
カラーはナチュラルとルーセントの2種類に加え、夏限定のイエローとブルーの色合いが可愛いタイプも販売されています。
ORBIS(オルビス) サンスクリーン(R)パウダー / ¥2,319
naturaglace(ナチュラグラッセ)の日焼け止めパウダーは、国内基準最高のUV力を誇るアイテム。
SPF50+/PA++++の紫外線カット効果が、ブルーライトと近紫外線から肌を徹底的にガードしてくれるでしょう。
もちろん、化粧崩れを防止する効果もあります。毛穴もカバーし美肌をキープしてくれますよ。
光拡散パウダーも配合されているため、ハイライトがなくても立体的な肌へと仕上げることもできます。
2020年限定デザインも発売されているので、機能性だけでなく、デザイン性も重視したい方におすすめですよ。
naturaglace(ナチュラグラッセ) ナチュラグラッセ UVパウダー コンパクトN 2020 / ¥4,400
neo natural(ネオナチュラル)の日焼け止めパウダーは、LarネオナチュラルのUVフェイスパウダーが進化して登場しました。
花びらをそのままパウダーにしており、ナチュラルな使用感が特徴です。他にもヘチマ水やヒマワリ種子油など天然由来の成分を使用しています。
また、月桃やローズがメインの爽やかな香りにも癒されることでしょう。
SPF32/PA+++なので、日常生活におけるメイク時に使用するのがベスト。紫外線カットしながらテカリやくすみを防いでくれます。
さらに、持ち運びしやすいサイズ感で、鏡付きなのが嬉しいですね。いつどこでも化粧直しできます。
カラーは2種類。イエローベースの方にはナチュラルベージュ、ブルーベースの方にはライトアイボリーがおすすめです。
定期購入すると通常価格よりお得になるので、公式HPを確認してみてください。
neo natural(ネオナチュラル) Natures for UVフラワーパクト(ブラシ付) / ¥4,070
ディーアールの日焼け止めパウダーは、紫外線散乱剤で国内最高値であるSPF50+/PA++++を実現したアイテムです。近赤外線パウダーも配合しており、赤外線対策も兼ね備えていますよ。
美容成分50種類配合で、ミネラル75%を使用。肌に優しい成分にこだわって作られています。
また、メイク崩れの原因である皮脂成分を吸着し、長時間メイク仕立ての肌を叶えてくれるでしょう。ウォータープルーフなので汗や水、皮脂にも強いです。
専用クレンジングも不要なため、メイクオフも簡単ですね。
ディーアール プレミアム ビューティープロテクターパウダー / ¥3,279
MiMC(エムアイエムシー)の日焼け止めパウダーは春夏限定。美的.comにて、ベースメイク部門フェイスパウダーで受賞したこともあります。
SPF50+/PA++++のUVカット効果だけでなく、美白とスキンケアも同時にできます。植物美容成分もたっぷり含まれていますよ。
カラーはクリアピンクとクリアベージュの2色展開です。半透明パウダーなので、透明感のある仕上がりを演出してくれます。
また、片手で使えるミラー付き容器なので、メイク時も塗り直し時も楽ちんですね。
MiMC(エムアイエムシー) ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン / ¥6,930
AMPLEUR(アンプルール)のフェイスパウダーは、人気の美白ブランドから登場したアイテム。シルクのようなキメ細かい白肌を実現してくれるでしょう。
ストロボ効果でワントーン明るい肌に導くだけでなく、気になる毛穴や小ジワもカバー。ロングラスティング効果で、メイク仕立ての状態が一日中続きますよ。UVカット率はSPF50+/PA+++。
他にも、11種類の美容成分も配合しています。まるでパウダー状美容液みたいです。
AMPLEUR(アンプルール) フェイスパウダー / ¥5,280
MACCHIA LABEL(マキアレーベル)の日焼け止めパウダーは、春夏専用アイテム。SPF50+/PA++++で、しっかりと紫外線をブロックしてくれるでしょう。ウォータープルーフなので、スポーツ時やマリンスポーツ時でも高いUVカット効果が期待できます。
また、ビタミンC誘導体を配合しているので、美白効果も同時に得られます。シミやそばかすの発生を防いでくれるのでしょう。厳選した美容成分は乾燥や肌荒れを防ぎます。
限定ケースセットは数量に限りがあるので、可愛いパッケージで紫外線対策したい方は早めにチェックしてくださいね。
MACCHIA LABEL(マキアレーベル) 薬用サマーUVパウダー50+ 限定ケースセット / ¥4,454
Koh Gen Do(江原道)の日焼け止めパウダーは限定品。ソフトベージュとベビーピンクの2種類があります。
ノンケミカル処方で、SPF50+/PA++++と高い数値。密着力抜群の粉状パウダーが紫外線から守ってくれるでしょう。汗や皮脂に強いラスティング効果も含まれています。
また、毛穴や肌色のくすみもカバーしてくれるので、透明感のある美肌へと近づけてくれます。
中フタは柔らかいネットタイプ仕様。使い心地も文句なしでしょう。
紫外線対策に使いたい日焼け止めパウダーについて選び方や効果的な使い方、おすすめのアイテムをご紹介しました。商品によってUVカット率や配合されている成分が異なるので、自分の肌質やシーンに合う日焼け止めパウダーを選ぶようにしましょう。また、カラー選びにも注意したいですね。ぜひ夏に限らず一年中、日焼け止めパウダーを使ってメイク崩れ防止だけでなく紫外線対策も徹底していきませんか。