「マタニティヨガ」に挑戦してみたい妊婦さんも多いはず。まずは気になる効果や注意点、受ける際の服装をチェックして、初めてのマタニティヨガに備えませんか?そこで今回は、マタニティヨガの基本情報からおすすめの服装まで一挙ご紹介します!
【目次】
「マタニティヨガ」とは、妊娠中の精神や肉体、呼吸を整え、精神と身体の安定を目指すプログラムです。
通常のヨガとは異なり、妊娠中の体にも無理のないようなプログラムとなっているため、妊婦さんも安心して受けることが可能。呼吸(ブリージング)に重点を置くことにより、お腹の赤ちゃんと一緒に気持ちよく楽しむことができます。
またマタニティヨガは、腰痛や辛い肩こり、便秘などの妊娠中の症状を予防・緩和してくれるところも魅力的なポイントです。さらにお産の姿勢が自然に身に付いたり、リラックスできる呼吸法を学ぶことができたりと、妊娠に嬉しいことが盛りだくさんのフィットネスとなっています。
マタニティヨガは、妊娠後いつからいつまで行うことができるのでしょうか。マタニティヨガを始めるのに適しているのは、妊娠13週を過ぎてから。妊娠12週頃までは胎児の器官形成期ですし、母体に何かあってはいけませんので、13週を目安に考えてみてください。頻度に関しては、週に1回のペースで取り組んでいる方が多いです。
さらにマタニティヨガを終了する時期は、初産であれば分娩直前までが理想。経産婦さんは、産道が開き易くなっていることから38週以降は控えた方が良いでしょう。またお腹の張りが強くなり心配であれば、無理に続けないように。も
ちろんマタニティヨガは行うのにもやめるのにも、主治医の了承を得るのが絶対条件です。
次に気になるのは、マタニティヨガを行うことによって期待できる効果。
まずひとつ目は、精神的な不調を解消できること。マタニティーブルーという言葉があるように、この時期は精神的に不安定になりやすい時期。そこでマタニティヨガのリラックス効果が自律神経を整える上に、体を動かすことで気分転換にもなるため、精神を安定させることができるのです。
ふたつ目は、身体の不快症状を解消・対策できることです。妊娠期はお腹が圧迫されるため胸式呼吸になりやすいのですが、ヨガでは腹式呼吸でポージングを行うことにより、血液やリンパの流れを促進。これにより、妊娠期特有の疲労感や肩こり、腰背痛、むくみ、冷え、便秘などの様々なトラブルの緩和を期待することができます。
マタニティヨガを行うにあたり、どのような注意点があるのでしょうか。そこでまず第一に、無理なく自分のペースで行うのが絶対条件。母体と赤ちゃんの健康が第一ですので、少しでも体調が優れないようであれば控えましょう。さらにヨガはリラックスすることも重要なので、気分が乗らない時にも無理に行わないようにしてください。
また、マタニティヨガを行う際には転倒にご注意。難しいポージングは、無理して挑戦する必要はありません。さらに、食後や入浴後すぐのヨガはNG。内臓や心臓に負担をかける恐れがあるため、目安として食後は2時間以上、入浴後は30分以上経過してから行ってください。
マタニティヨガのレッスンを受ける際には、どのような持ち物が必要となるのか気になるところ。そこで次は、マタニティヨガに必要な持ち物からあったら便利なアイテムを紹介します。
■マタニティヨガに必要な持ち物
・健康保険証
・母子手帳
・診察券
・タオル
・着替え
・羽織りもの(常温で行われる場合)
・飲料(500mlペットボトル)
・ヨガマット、大判バスタオル(必要な場合)
次からは、マタニティヨガの服装についてご紹介していきます。
大前提として、マタニティヨガでは動きやすいスタイルが鉄則。その他のルールは特にありませんので、妊娠中でも身体を楽に動かしやすいような服装を意識してください。
マタニティヨガの鉄板スタイルは、お腹を締め付けないレギンスにTシャツやキャミソール、スポーツブラを合わせたコーディネート。ワンランク上のおしゃれな装いにまとめたいのであれば、上はタンクトップにショート丈のTシャツのレイヤード、下はレギンスにショーパンを合わせたりと、着こなしを工夫してみると良いでしょう。
妊娠初期から出産準備、産後までの体型や時期に合わせて妊婦さんを快適にサポートしてくれるワコールマタニティ。下着はもちろんのこと、骨盤ベルトなどのサポートアイテムも豊富に展開されています。レギンスはお腹の大きさに合わせて伸ばしたり折り返したりと、サイズ感の調節ができるので便利といえるでしょう。
さらにヨガウェアとしても人気を誇るのが、素材の良さが魅力の「無印良品」のアイテム。特にナチュラル志向の女性に人気があり、シンプルな見た目と肌触りの良さが魅力だと言えます。そこでマタニティヨガにおすすめするアイテムの一つがカップ入りキャミソールです。
伸縮性のよい素材で、産前産後を通して着用できます。オーガニックコットンを使用することで、肌触りの良さを実現したアイテムです。ヨガではもちろん、普段使いもできるレギンスなので、一着持っておくと産前産後に重宝できること間違いありません。
「ママの欲しいもの・本当に必要なもの」に焦点を当てて商品の開発を行なっているスウィートマミー。妊婦さんにぴったりのアイテムがたくさん揃っています。マタニティレギンスは、お腹を包んでくれるハイウエスト仕様なので安心して使えます。リブ部分を折り返せばローライズとしても履けるので、長期間愛用できるでしょう。
さらにマタニティヨガで用意しておきたいのが、「腹帯」です。そもそも腹帯とは、大きくなったお腹を締め付けることなくしっかりと支え、腰や背中への負担を軽減してくれるもの。マタニティヨガにおいても、お腹を安定させてくれる役割を果たすことから、着用している妊婦さんが多く見受けられます。
腹帯には、さらし帯タイプから腹巻タイプ、パンツタイプ、サポートベルトタイプなど様々。腹帯をつけるだけでポーズがグッと取りやすくなり、楽にストレッチを行うことができるため、ぜひご用意ください!
今回は、マタニティヨガの基本情報からおすすめの服装まで一挙ご紹介しました。マタニティヨガでは、基本的にどのような着こなしで受けても大丈夫。ただお腹に負担がかからないよう、ウエスト部分がゆったりしているものを着用したり、お腹が冷えないよう工夫したりと、その日の体調やお産の進み具合に合わせてお選びください。ぜひ参考にして、あなたも正しい服装でマタニティヨガを存分にご堪能ください!