世界中から旅行者が訪れる日本の代表的な観光地といえば京都。日本人でも定期的に訪れたくなる魅力溢れる街です。そこで今回は、そんな京都を旅行する際の服装選びのポイントや、大人女子におすすめしたいコーデを月別や天気別にご紹介します。
日本らしい風情を体感できる京都は、何度訪れても飽きることがない観光地です。大人女子の中にも、定期的に旅行されている方が多いのではないでしょうか。今回は、そんな京都に旅行に行かれる際のおすすめの服装をご紹介します。月別や天気別にご紹介するので、ぜひチェックしてください。
まずは、服装選びをする上で重要な京都の天気を季節ごとにご紹介します。それに応じた服装選びのポイントもありますので参考にしてください。
京都の3月は最高気温が10度を上回る日があっても、最低気温が5度に満たない日が多く肌寒いので、コートなどの防寒アイテムが必要です。4月からは徐々に暖かくなりますが寒暖の差があるので、ライトなアウターやカーディガンといった羽織りものがマストです。
京都市や宇治市はまわりを山に囲まれた京都盆地で、夏は暑く冬は寒いという特徴があります。平均気温が20度から25度の間を推移する6月は気温は比較的過ごしやすいですが、梅雨なので雨が多い時期。必ず雨具を準備してください。7月や8月はまさに酷暑。気温が35度を越える日が多いので、熱中症にはくれぐれも注意してください。
9月上旬は夏の名残りで暑い日もありますが、中旬から平均気温が25度前後と徐々に涼しくなります。10月中旬からは気温がぐっと下がって平均気温も15度前後。11月も気温が下がり下旬は冬の気温。この時期に京都に行かれる方は、冬並みの装いでしっかり厚手のコートで行かれてください。
12月以降は本格的に寒く氷点下の日も多くなっていきます。最高気温で10度を少し上回る程度なので、厚手のコートやマフラーなどの防寒対策をしっかりと準備してください。
ではさっそく、季節別に京都旅行におすすめのコーディネートについて確認していきましょう。
春と言っても京都の3月はまだ寒く、コートなどの防寒になるものが必要です。昼間だけのお出かけなら、厚手のトップスやボトムでもOKな日もあります。
デザインの効いたトップスとパンツのセットアップは、肩や袖に入った刺繍がおしゃれな一枚。光沢感のあるベージュカラーが上品な雰囲気です。街全体が和のムードに包まれた京都ですが、モダンでおしゃれなテイストの服が似合っています。
GWの時期に京都に旅行に行かれる方も多いと思います。彼氏との観光旅行なら、ワンピースやスカートなどのフェミニンなコーデがおすすめ。
花柄のロングワンピースは落ち着いた色を選べば大人っぽさとかわいさを両立できます。5月のGWの時期は、肌寒い日も多く一日の寒暖差もあるので、軽めのアウターを羽織りましょう。
初夏にあたる6月の京都は気温はそこまで上がらなくても、雨の日が多いのが特徴。雨具は用意していきましょう。風情のある雰囲気の京都ですから、傘はビニール傘ではなく、おしゃれな傘をさすのがおすすめです。
気温が高い雨の日は蒸し暑いので、半袖トップスとパンツでOK。オールブラックでも光沢感のあるトップスなら抜け感を演出できて、おしゃれ見えもばっちりです。
京都の真夏の7月や8月は30度以上の猛暑日が多く蒸すので、1枚で様になってコーデが成り立つワンピースが◎。トレンドのマキシ丈なら大人っぽくて京都の雰囲気にも馴染みます。
ヴィンテージ風の花柄ワンピやオレンジカラーのワンピースはトレンド感もあって、大人女子らしい華やかな雰囲気になります。
京都の9月の前半は夏の名残りが残って残暑厳しいので、昼間は夏コーデのような服装でもOKな日が多いでしょう。朝晩は寒暖差で冷えることもあるので、羽織りものを1枚プラスするのがおすすめです。
リネン素材のブラウスをタンクの上に重ねて羽織りとして使ったコーデは、そんな気温が安定しない時期にぴったり。トレンド感のあるロング丈の花柄スカートの優しい雰囲気が、京都の街の風情に馴染んでいます。
気温が下がってかなり涼しくなる京都の10月は、そろそろ紅葉のシーズン。色づき始めた山の木々を楽しむ旅行なら、ぜひ着物で散策を。
京都には着物をレンタルしてくれるお店が多いので、思い出に残る着物を着て一日観光してみるのも素敵です。
京都の11月は下旬からかなり寒くなって冬のような気温。紅葉スポットの木々が見頃になるので、この時期に京都に紅葉と観光を兼ねて行かれる方も多いと思います。
そんな時期の京都での服装は、コートやストールなどの防寒アイテムがマスト。コートはしっかり厚手のもので、首元にもストールを巻くのがおすすめです。ネイビーとグレー系でまとめたパンツコーデは、大人っぽい上品な雰囲気。ボトムのリブパンツが抜け感を演出して、一気に今の気分のコーデです。
京都の真冬12月は、防寒になるアイテムをしっかり準備して行きましょう。冷気をシャットダウンしてくれるライダースには、ストールをプラスして保温力をアップ。
東京でならパンツを合わせるコーデも、京都でならスカートを合わせてフェミニンな雰囲気にしたくなります。トレンド感のある今どきコーデでもしっくり馴染むのが京都の魅力の一つです。
一段と寒さが厳しくなる京都の1月や2月は最低気温が氷点下の日もあるので、ダウンコートなどの防寒力の高いアウターを着用しましょう。
本格派の黒のダウンコートにはワイドデニムを合わせてメンズライクにコーデ。ダウンでもタイトなシルエットのものなので、スタイリッシュな雰囲気になって京都の雰囲気にもマッチします。
次に、年代別に京都旅行におすすめのコーディネートを紹介します。
淡いイエローが春らしいカーディガン。昼間は暖かくても朝夕は冷え込むこともある春には、羽織ものが一枚あると安心です。カーディガンなら暑くなってきて脱いだときでも、腰巻きすれば荷物にならないので便利。
足元は人気のDr.Martens(ドクターマーチン)で砂利道や石畳でも歩きやすく。スカートは切り替えになっていて、透け感のあるレースの裾がさりげなくフェミニンな印象です。
大胆なフリルで主役級のかわいさがある、ブラウス。軽やかな着心地なので、酷暑となる夏の京都にはぴったり。お寺巡りをする場合、屋内でもクーラーが効いていないことが多いので、観光を楽しむためには暑さ対策が重要になります。ボトムスもフレアシルエットのデニムで風通しよく。
京都の町に映えるのはやはり着物。観光名所周辺やその最寄駅近くには着物レンタルをしてくれるお店があるので、せっかくの機会なら借りてみましょう。20代ならこんな色鮮やかな着物も素敵。桜や紅葉の美しさにも負けない、パっと目を引く華やかさがあります。
盆地のため蒸し暑い京都の夏。大原や貴船など、比較的涼しいスポット以外は暑さを気にせず過ごせるようなファッションがおすすめです。風通しのいいゆったりとしたワンピースなら夏の京都でも快適に観光できます。
お寺や神社に行く場合は、境内には階段や砂利道が多いので、足元はサンダルではなくスニーカーがおすすめです。
体にほどよくフィットするニットにスキニーデニムを合わせたタイトなコーデ。グレーのジャケットを羽織ってシックなカラーレスコーデに。大人っぽく京都の町を歩くことができます。
トレンドのティアードデザインのワンピース。フレアスリーブともあいまって、一枚で女性らしい華やかさがあります。巾着型バッグを合わせて肩の力の抜けたコーデに。
バレエシューズなら、スニーカーほどカジュアルにならずにきれいめに履けるのに歩きやすいので、大人の京都旅には最適です。ソックスをプラスして、今っぽい雰囲気の足元に。
人気が続いているプリーツスカートにはライダースを合わせて甘辛ミックスに。全体的にダークカラーでまとめているので、落ち着いた京都の秋にマッチするコーデになっています。足元はヒールのないショートブーツで防寒と歩きやすさを両立しています。
鮮やかな発色がきれいなイエローの薄手ニット。春の旅行のうきうきとした気分を盛り上げてくれます。
トップスにインパクトがあるので、他のアイテムは色味を抑えてシンプルに。パンツは春らしい軽やかさのあるクロップド丈。ヌーディーなベージュのパンプスで、足元に抜け感が生まれています。
京都の旅の思い出をより楽しいものにしてくれる着物。落ち着いた雰囲気の着物なら、大人の女性ならではの魅力を引き出してくれます。ヘアセットもお店でやってくれるレンタル店もあり、肌襦袢や足袋の準備なしで手ぶらでも借りられるお店も多いので、ぜひ気軽に利用してみてくださいね。
最後に、アイテム別に京都旅行におすすめのコーディネートを紹介します。
グレーのコートは、大人っぽく落ち着いたイメージ。派手すぎないため、京都旅行で寺院などを訪れる際にもおすすめです。
黒のワンピースやブーツにグレーのコートを羽織ったコーデは、シンプルながらも洗練された印象。旅行の時は、ショルダーバッグなど両手が空くバッグを使って動きやすい服装に仕上げるのがおすすめです。
しっかりと防寒対策できるボアジャケットは、冷え込む京都の秋冬にぴったりのアイテム。カジュアルなイメージで、Tシャツやスウェット、ニット、デニムなどのアイテムとコーディネートしやすいです。
シンプルなトップスとデニムのコーデにボアジャケットを組み合わせた服装は、動き回りやすいのが魅力。四条周辺を街歩きする時や京都市水族館を訪れる時などにおすすめです。
さっと羽織れるカーディガンは、体温調節に役立つアイテム。屋外を散策中の防寒だけでなく、室内や交通機関での冷房対策にも便利です。
ベーシックなトップスとパンツを使ったオールホワイトコーデにイエローのカーディガンをアクセントとして取り入れた服装は、明るいイメージ。おしゃれですが欲張りすぎていないので、京都の街歩きから寺院の参拝まで、さまざまなシーンに馴染みます。
ブルーシャツは、さわやかで清楚感のあるアイテム。スカートやパンツなど、どんなアイテムとも組み合わせやすく、コーデ次第でイメージを変えられるのが魅力です。
ブルーのシャツにひざ下丈のスカートを合わせたコーデは、適度にきちんと感があるのが特徴。彼氏との京都デートから一人旅や女子旅までさまざまなシーンにおすすめです。
デニムスカートは、カジュアルさと女性らしさのバランスが絶妙。京都旅行の時に丈が長めのデニムスカートを穿くなら、スリットが入った足さばきが良いものを選ぶと、歩きやすいです。
デニムスカートに赤のカーディガンをコーディネートした服装は、カジュアルながらも大人っぽいイメージ。散策や食べ歩きなどの時はスニーカー合わせが足が疲れにくくおすすめ。屋外を観光するなら、キャップなどの帽子も用意するといいでしょう。
ブラウンのスカートは、落ち着いていてきちんと感があるのが嬉しいポイント。プリーツの入ったものは、歩くたびに揺れて周りの人の視線を引きつけられます。
ブラウンのプリーツスカート×ブラックのトップスの服装は上品で知的な雰囲気です。京都国立近代美術館や京都国立博物館の展示をゆっくりと見学したい時などに良いでしょう。
アクティブに動き回る旅行では、脚を締め付けないワイドパンツが便利。ベーシックなベージュのワイドパンツは、どんなアイテムとも合わせやすく、観光から食事まで幅広いシチュエーションで役立ちます。
ベージュのワイドパンツと白のブラウスの服装は可愛いイメージ。モノトーンの小物を使えば、大人っぽさも演出できます。
穿き心地の良いニットパンツも、京都旅行で活躍するものの一つ。渡月橋や嵐山周辺を散策したり、錦市場で食べ歩きを楽しんだりしても疲れにくいです。
ニットパンツを穿くなら、ゆったりとしたシルエットのニットなどを組み合わせてカジュアルで親しみやすい印象の服装に仕上げるのがおすすめ。マフラーやストールなどの小物を上手に使うと、周りと差をつけられます。
1枚でサマになるワンピースは、コーディネートに迷った時に便利。着替えを減らして旅行の荷物をコンパクトにまとめたい時にも良いでしょう。
パープルのティアードワンピースは、華やかでフェミニン。ブーツやスニーカーを合わせてカジュアルに外しても、バレエシューズやフラットパンプスなどを組み合わせると、こなれ感を出しても素敵に仕上がります。
甘めのワンピースも黒を選ぶと、クールでスタイリッシュな印象に。きれいめカジュアルに仕上げるなら、ニットやカーディガンを肩掛けしてアクセントをプラスするのがおすすめ。
きちんと感が欲しいのであれば、薄手のジャケットを羽織るといいでしょう。寺院の参拝などに適した京都旅行向きの服装になります。ジャケットは、冷房や朝晩の冷え込みの対策に役立つのもおすすめのポイント。黒のワンピースとジャケットを重ね着すると、さらに洗練された雰囲気に仕上がります。
コーデが物足りないと感じたら、大ぶりのピアスやイヤリングをアクセントにして華やかさをプラスするのも良いでしょう。
今回は京都旅行におすすめの服装をご紹介しました。京都や宇治のあたりは夏は暑く冬は寒いので、この時期に観光に行かれる方は、服装選びをしっかり準備してください。本記事を参考に、大人女子らしいおしゃれな服装で、京都を楽しみましょう。