無事に出産を終えて病院から退院する時、ママが困るのがその時に着る服装。そこで今回は、出産後退院時のママにおすすめの服装に加えて、パパや赤ちゃんの服装も季節別にご紹介します。
【目次】
無事に赤ちゃんを出産して退院となった時に困るのが、ママが着る服装ではないでしょうか。入院時にはマタニティを着ているので、出産を終えてお腹に赤ちゃんがいない体になると、どんな服装を着ていいのかわからなくなります。
ただ、妊娠を終えてすぐの体は、まだ妊娠前の状態に戻ってはいません。そんな体には締め付けないゆったりした服装が必要です。
まずは、出産後退院時のママが服装を選ぶうえでのポイントをご紹介します。
■体を締め付けないものを
出産後の体は疲れているので、できるだけリラックスできる服が最適です。アイテムとしてはゆったりしたデザインのワンピースやトップスを選びましょう。
■肌触りのいいものを
出産後の肌はとても敏感になっています。肌触りの良い着心地のいいものを選ぶのもポイントです。
■入院時の服装でもOK
体型も妊娠前の状態にはまだ戻っていません。ですから入院時に着ていたマタニティでもOKな場合がほとんどです。入院時のマタニティを産後にも対応するものを選ぶと、荷物も少なくなるのでおすすめです。
■授乳できるアイテムを選んで
当然赤ちゃんに授乳しなくてはいけないので、トップスは前開きのできるアイテムや、授乳口が付いたものを選びましょう。
■靴は大きめのスニーカーがおすすめ
出産後の足はむくんでいるので、妊娠前に履いていた靴は入りにくい状態です。さらに、ヒールのある靴だと安定感がないので、赤ちゃんを抱っこした体には危険です。大きめのサイズのスニーカーを用意しておくといいでしょう。
まずは、ママにおすすめの退院時の服装をご紹介します。
出産後の退院時には、記念の写真撮影をするご家庭も多いでしょう。写真にとられることを考えると、あまりだらしない服装は避けておきたいですよね。おすすめなのは、ゆったりデザインできれいめなワンピースです。とろみ素材のものなら、柔らかな肌当たりで着心地もばっちり。ウエスト周りにリボンのついたデザインであれば、シンプル過ぎず様になります。
授乳口も付いているきれいめワンピースは、産後の色々なイベントで活躍してくれるので、1枚持っておくと便利です。
退院時にもおしゃれなコーディネートを楽しみたい方には、カシュクールデザインがおすすめです。こなれ感が出るうえ授乳しやすさも兼ね備えているので、退院時の服装にぴったり。カジュアルスタイルをおしゃれに格上げするボーダートップスをパンツと合わせて着こなしてみてはいかがでしょう。
秋や冬の時期の退院の場合は、あたたかいニットがおすすめです。オーガニックコットンのニットなら、チクチクしなくて肌触りが気持ちいいのが嬉しいポイント。産後のママにとっては、お腹やお尻を隠してくれる着丈のものが嬉しいですよね。
授乳ケープとして使えるデザインは、大きく開くので授乳もスムーズにできます。
おしゃれなトップスにはデザイン的にも様になるパンツを合わせたくなりますよね。トレンド感のあるテーパードデザインのパンツなら、どんなトップスに合わせても産後とは思えないおしゃれ見えが叶います。
産前・産後どちらにも対応しているアイテムを持っておくことで、出産後もしばらく使い続けられるでしょう。
退院時が肌寒い時期なら、冷たい風から赤ちゃんやママの体を守ってくれるコートがあると安心です。おんぶや抱っこができるママコートなら、赤ちゃんを安心して抱っこできます。
ダークグレーのママコートは黒ほどモードになり過ぎないニュアンスカラーでおしゃれ見えも叶います。
寒い冬はママや赤ちゃんを温めてくれるダウンコートがマストアイテムです。ダッカー付きの赤ちゃんもカバーできるママ専用のコートは、着ぶくれせずに赤ちゃんを抱っこすることができます。真冬に退院する時には、そんなダウンコートがあれば役立ちます。
春にぴったりなのが、ライトな生地感のシャツワンピ。フロントが開くので授乳がしやすく、肌寒い気温なら羽織りとしても使えるので便利です。伸縮性のある生地のものを選べば、着心地も着痩せ効果も抜群。スリットが入っているので、抜け感が出ます。
季節感があり、かつ体型カバーも上手にしてくれるキャミワンピースは、気温が高くなる季節にぴったりのアイテム。爽やかな色味のものを選べば、より軽やかなコーディネートに仕上がります。
お腹が大きい時期や入院時にはいていたレギンスがあれば、退院時のお腹がまだゆるんだ状態のママにも使えます。ワンピースやチュニックに合わせたり、着丈の長いトップスにも合わせたりできる万能ボトム。寒い時期の重ね着にも使えるので、退院するときの服装選びにも役立ちます。
次に、パパの服装選びについて紹介します。
退院の際に記念撮影をすることを考えると、パパもきちんと感を意識したいところ。お宮参りのときのようにスーツを着る必要はありませんが、ジャケットを羽織ってきれいめカジュアルに仕上げるのがいいでしょう。
ジャケパンスタイルであれば、きちんと感が出ておしゃれにまとまります。インナーにTシャツをチョイスし、ほんのりカジュアルさも入れるのがおすすめです。
春らしい軽やかさを出すなら、白Tにニットベストを合わせたスタイルがぴったり。モノトーンでまとめることで、シックで大人っぽい雰囲気になるので、記念撮影にも問題なく対応できるでしょう。
ジャケットを着るのが暑い夏は、無理に羽織る必要はありません。その場合、襟付きシャツできちんと感を演出しましょう。ホワイトのシャツは夏らしい爽やかさを出せるのでおすすめ。足元は同じくホワイトのスニーカーでまとめて統一感を出すといいでしょう。
肌寒く感じる季節には、ニットカーディガンを使ったスタイルがおすすめ。リラックスできるスタイルながらだらしなく見えないので、退院時のコーディネートにぴったりです。色味は落ち着いたものを選ぶといいでしょう。
退院時は、病院の玄関や自宅の門の前で記念写真を撮ることもあります。冬はアウターも気を抜かず、きちんと感をキープできるものを選びましょう。ほどよく長さのあるコートは、カジュアルすぎず退院時のスタイルにマッチします。
続いては、赤ちゃんにおすすめの退院時の服装をご紹介します。
出産後退院時の服装でよく選ばれるのがセレモニードレス。お宮参りやお食い初めなどのイベント時にも着られます。華やかでお祝いの雰囲気を演出できるのがいいですね。
ただし、吐き戻しなどですぐに汚れてしまいがちなので、記念撮影を予定している場合は、できるだけぎりぎりまで他の服を着せておくと、きれいなまま記念撮影に臨めますよ。
男の子の場合は、あまりレースやフリルが付いていない、男の子用のジャケット仕様のセレモニードレスもありますので、そういったものを選ぶといいですね。
おくるみを使う場合は、セレモニードレスを着せてもあまりよく分からなくなってしまいます。お宮参りやお食い初めのためにセレモニードレスをきれいな状態に保っておきたい場合は、普段も着られるロンパースや2Wayオールを選ぶといいでしょう。
セレモニードレスを使わない場合は、ロンパースの中でもちょっと特別感のあるものを選びたいもの。ロンパースにヘアバンドがついたものをチョイスすることで、赤ちゃんのかわいらしさがより引き立ちます。小物でキュートさをプラスするのがおすすめです。
まだ体温調節が上手にできない新生児。夏は無理にセレモニードレスは着せずに、半袖のロンパースなど涼しく着られるものを選んであげましょう。
冬に退院するなら、寒さ対策が必要。もこもことしたロンパースなら、ふんわり感が赤ちゃんのかわいらしさにマッチして、よりかわいく見えますよ。着ぐるみをモチーフにしたロンパースなら、よりキュートさがアップします。
最後に、赤ちゃんにおすすめのドレス・セレモニーセットをご紹介します。
日本製のアイテムを取り扱うBaby Net Shopのベビードレスセットは、秋冬向けのアイテム。刺繍入りオーガンジーの付いたベロアジャガードのベビードレスで、帽子と2点セットになっています。上品で高級感があるので、退院という特別な1日にぴったりです。
出産祝いのプレゼントとして選ばれることも多い、MIKI HOUSE(ミキハウス)。セレモニードレスのセットも種類が豊富です。
男の子にはレース使いがされたセレモニードレスは抵抗がある、という場合はタキシード風のデザインになった2wayオールを。帽子も細いサテンリボンがトリミングされたごくシンプルなデザインです。
付属の蝶ネクタイは取り外しできるので、退院後のちょっとしたおでかけでシンプルに着ることもできます。
オーガニックコットンなど肌触りの良さにもこだわっているHoppetta(ホッペッタ)。ナチュラルな風合いやカラーのものが中心で、人気が高い北欧風のデザインも多く見つけられます。
セレモニードレスはシンプルな白の2wayオールと帽子の他、ネクタイ・エプロンがセットになっています。それぞれ別々で使えるので、退院のときは全て着せてあげて、他のおでかけのときは2wayオールにネクタイを付けるだけにしたり、エプロンを他のロンパースの上にプラスしたり、と様々なコーデが楽しめます。
セレモニードレスとしてはめずらしい、オフホワイトの優しく柔らかな雰囲気も素敵。
南仏プロヴァンスのデザインで、ベビー服だけでなくレディースウェアも展開している「SOULEIADO(ソレイアード)」。
退院時以外のお出かけでも使えるものが欲しい場合にぴったりなのが、白の2wayドレスです。胸元に野の花がモチーフになったテキスタイルが使われている以外はシンプルなデザインですが、襟にさりげなくレースが施されていたり、切り替えに小さなリボンが付いていたりとディテールにこだわって作られています。
ベビー服だけでなく、マタニティウェアや授乳服でも人気の「Sweet Mommy(スウィートマミー) 」。
お食い初めやお宮参りなど他のイベントでも活躍してくれるのが、袴風のロンパース。様々な色や柄が豊富に揃っているので、女の子用も男の子用も気に入るものがきっと見つかるはず。オーガニックコットンで肌触りが良いのも、生まれ立ての赤ちゃんには安心です。
出産後の退院時のママの服装は意外と悩んでしまうものですよね。着ていてストレスにならないものを選んで、リラックスした体と気持ちの状態を保ちながら、産後を明るく元気に赤ちゃんと過ごしてください。