溜まった汚れを掃除する大掃除は、手間も時間もかかるので、準備をしっかり行って効率よく進めたいものです。そこで今回は、大掃除を計画的に進める方法やポイント、大掃除できれいにしたい場所などをご紹介します。
【目次】
年末は普段できないような場所まで掃除する大掃除をして、きれいな家で新しい年を迎えたいですよね。
しかし、年末の時期は、忘年会や女子会、帰省や旅行など、プライベートでも忙しく、大掃除にあまり時間は取れないという方もいると思います。
年末年始は仕事の繁忙期になり、大掃除をする余裕がない方は、11月や12月に大掃除をコツコツ進めたり、春のGWや夏休みなどに大掃除をするのがおすすめです。
大掃除は、時間のかかるものですので、あらかじめ準備をしておき、計画的に行うことができますよ。
今回は、大掃除のやり方や効率よく進めるポイントをご紹介します。
大掃除を始める前、まずは大掃除をする場所を決め、かかる時間を計算しましょう。
一人暮らしのお部屋の大掃除は、
・キッチン
・バスルーム
・トイレ
・リビング
・寝室
・玄関
などですね。
ただし、年末は忙しいので、普段できないような場所だけを掃除したり、汚れがひどい場所のみを行うなど、できる範囲で行うことも大切です。
最初にキッチンの掃除を一生懸命に頑張りすぎてしまい、他の場所の掃除ができないというのも避けたいですね。
大掃除は、週末の休みを利用して丸一日集中して行ってもいいですし、11月から年末にかけて少しずつ進めていくという方法もあります。
■天気が悪い日は
ただし、大掃除をする計画を立てる際には、あらかじめ天気予報をチェックしておきましょう。
窓掃除やお庭の掃除をする予定の日に、雨や雪が降っていると、大掃除の予定が狂ってしまいます。
天気予報に合わせたスケジュールを組みたいですね。
1ヶ月程度で大掃除をコツコツ進める方の場合は、天気が良い日にしかできない部分の掃除を先に済ませるようにするのがおすすめです。
■掃除をした場所が汚れないように注意
大掃除は、部屋の中のどこから始めるかも重要です。
せっかくカーペットや床の掃除をしたのに、後から照明やエアコン、本棚、壁や窓などの掃除をしてしまうと、再びカーペットや床が汚れてしまいます。
浴槽でカーペットやカーテンなどを洗う場合は、最後にバスルームの掃除を行いましょう。キッチンの場合は、換気扇やコンロの掃除をした後にシンクの大掃除を行うといいですね。
基本的には、部屋の上から下に向かって掃除をすることと、部屋の奥から出入り口付近に向かって掃除やワックスがけをするようにしましょう。
■待ち時間を有効活用
待ち時間を有効活用することも、大掃除を効率よく行うコツです。
例えば、ガスコンロの五徳や換気扇のパーツの油汚れを漬けおきしてふやかしている間は、他の場所の掃除を行いましょう。
リビングのカーペットを掃除する場合は、掃除で濡れたカーペットが乾くまでに他の大掃除を済ませてしまうのがおすすめです。
■同じ洗剤を使う場合は同時に掃除するのもおすすめ
そして、同じ洗剤を使う場所のお掃除は、一度に済ませてしまうのもおすすめです。
例えば、洗剤の替わりに使えるアイテムとして
・100mLの水に小さじ1杯の重曹を溶かした「重曹水」
・200mLの水に小さじ1杯のクエン酸を溶かした「クエン酸水」
・500mLの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを溶かした「セスキ炭酸ソーダ水」
などは、家の中のさまざまな場所で使用することができますので、スプレーボトルに入れて使用しましょう。ただし、水拭きに掃除する場合には、きれいな雑巾にスプレーして水拭きを行います。掃除の後は数回水拭きをして、仕上げに乾拭きをしましょう。
ワックスがけもまとめて行うと効率がいいですね。
■ゴミ収集日もチェック
そして、大掃除を年末に行う場合には、ゴミの収集日もチェックしておきましょう。
年末年始にゴミの収集が休みになってしまう場合は、大掃除の前に不用品を整理して処分しておくのがおすすめですよ。大掃除で出たゴミが部屋に長期間あるということにならないようにしたいですね。
大掃除は、時間がかかるものですので、掃除に必要なグッズはあらかじめ準備しておきましょう。
・掃除機
・フローリングワイパー
・ほうきやチリトリ
・窓掃除グッズ
・もしくは重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸、オキシクリーン、中性洗剤など、掃除する場所に合った洗剤
・消毒用エタノールやアルコール除菌スプレー
・スプレーボトル
・古くなった歯ブラシ
・不要な布や雑巾、マイクロファイバークロス
・スポンジ
・バケツ
・キッチンペーパー
・食品用ラップ
・新聞紙
・ごみ袋
などの道具は準備しておきたいですね。
さらに、掃除する際に身につけるグッズも用意しておきましょう。例えば、
・エプロンや三角巾
・汚れてもいい服装
・ゴム手袋
・汚れてもいいスリッパ
・マスク
・ゴーグル
などのアイテムも準備してから掃除を始めましょう。
キッチンは、油汚れが蓄積しやすい場所ですので、普段はなかなかしっかり掃除ができない方は、ぜひ大掃除を行いたいですね。
キッチンの掃除は、始めに換気扇やレンジフードを掃除した後に、コンロを掃除し、最後にシンクの掃除を行いましょう。
油汚れの掃除には、キッチン用の洗剤を使用するか、重曹水や、重曹水よりも汚れ落ちがいいセスキ炭酸ソーダ水がおすすめです。冷蔵庫や電子レンジにもおすすめです。
シンクの水垢にはクエン酸水やメラミンスポンジを使用しましょう。
湿気が溜まりやすく汚れやすいバスルームや洗面所も、大掃除を行いたい場所ですね。
バスルームや洗面台のお掃除にも、専用の洗剤を使用するか、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を使用しましょう。
蛇口や鏡の曇りには、クエン酸水を使用しましょう。
カビが生えている場所には、塩素系漂白剤を使用してカビ取りを行いますが、変色や劣化の原因になりますので注意したいですね。
トイレは、普段から頻繁に掃除を行っている場所ですので、大掃除をする際には、トイレの壁や窓、床などもしっかり綺麗にしたいですね。
トイレの大掃除は、基本的にはトイレ用の洗剤やお掃除シートを使用しましょう。
便器内の黄ばみや蛇口の水垢にはクエン酸水を使用します。
タンク内の掃除には、重曹1カップ程度(約120g)をタンクに入れて数時間放置し、その後水を流すだけで綺麗にすることができます。
玄関の大掃除では、普段行っている掃き掃除に加えて、タイルの掃除やシューズボックス内の掃除も行いたいですね。
不要な靴を処分し、シューズボックス内の乾拭きや水拭きを行いましょう。
タイルやドア、ドアノブなども拭き掃除を行いたいですね。
リビングや寝室、廊下などの大掃除は、壁や照明、窓や床、エアコンなどの掃除を行いたいですね。クローゼットや押入れ、収納インテリアの中も整理整頓したいですね。
始めにエアコンや照明、インテリアなどの掃除を行いましょう。普段は手の届かない家具の裏や下なども掃除したいですね。拭き掃除を行う場合は、「マイペット」のような二度拭きの要らない洗剤が便利です。
その後窓や網戸、雨戸や壁などの掃除を行います。この時、カーテンも取り外してクリーニングしたいですね。
最後にフローリングやカーペット、絨毯や畳などの掃除を行いましょう。
大掃除をする際には、スケジュールを立て、掃除グッズを準備してから行うのがおすすめです。時間がない方は、特に汚れている場所を掃除したり、数日間に分けて掃除を行うようにしたいですね。