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2019.01.30

浴衣を自宅で洗濯する方法をご紹介!失敗しない洗濯のポイントとは

浴衣を自宅で洗濯する方法をご紹介!失敗しない洗濯のポイントとは 浴衣を自宅で洗濯する方法をご紹介!失敗しない洗濯のポイントとは

夏はお祭りや花火大会など浴衣を着る機会がたくさんあります。夏は暑く汗をたくさんかくので、浴衣を着た後はすぐに洗濯したくなりますよね。そこで今回は、浴衣を自宅で洗濯する方法を、失敗しない洗濯のポイントを中心にご紹介します。

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浴衣は意外と自宅で洗える?

浴衣を着た女性の足元

夏は頻繁に着る機会がある浴衣は、自宅で洗うのは難しいイメージがあるかもしれません。ところが、実は意外と簡単に自宅でも洗うことができます。手持ちの浴衣が自宅で水洗い可能かどうかは、浴衣の裏についているタグの洗濯表示で確認できます。

自宅で水洗いする方法を一度覚えてしまえば、いつも清潔な浴衣を着ることができます。浴衣を着ること自体が楽しくなって浴衣への愛着も湧くので、ぜひこの機会に浴衣の洗濯方法をチェックしてください。

まずは浴衣の洗濯表示をチェック!必ず色落ちチェックも

衣類の洗濯表示

浴衣を自宅で洗濯していいかどうかは、浴衣についているタグの洗濯表示で確認します。ここでは、その洗濯表示の表す意味をご紹介しましょう。

■洗濯表示の意味

・洗濯機で洗えるマーク

たらいの中に水が入っているマークは、洗濯機で洗えることを意味しています。水の中に数字がある場合は使用する水の温度の上限を意味しているので、必ずその数字の水温以下の水を使用してください。

・手洗いで洗えるマーク

水の張ったたらいの中に手が入っているマークは、手洗いで洗うことを指示しています。洗濯機では洗わずに手で優しく洗ってください。

・自宅で水洗い不可のマーク

水の張ったたらいの上から×があるマークは、自宅で水洗いするのは不可のマーク。自宅では洗濯せずにドライクリーニングに出しましょう。

■洗濯の前には必ず色落ちチェックを

大切な浴衣を自宅で洗濯して色落ちしてしまった場合は、二度とその浴衣を着ることができなくなってしまいます。洗濯する前には必ず色落ちチェックを行いましょう。

浴衣の裏側の目立たない場所に、使用する洗剤の原液を付けて5分ほど置きます。白い布を当ててみて色移りしないかチェックしましょう。もし色移りする場合は、自宅での水洗いはせずにドライクリーニングに出しましょう。

浴衣の洗濯方法【1】洗濯前の下準備:しみがある場合は部分洗いを

しみの部分洗い

洗濯表示で自宅で水洗い可能な浴衣は、表示の指示通りに洗濯していきましょう。浴衣全体を洗濯する前に、浴衣にしみがないかどうかチェックします。しみがある場合は、洗濯の前に部分洗いで汚れを落としておきます。

※それぞれの部分洗いで使用する洗剤は、処理する前に目立たない場所で色落ちチェックをしておきましょう。

■しみの種類ごとの部分洗い方法

・ファンデーションや日焼け止め:しみの部分にクレンジングオイルをつけて、歯ブラシで一定方向に優しく擦って汚れを落としすすぎます。

・食べこぼし:しみの部分に食器用洗剤をつけて、歯ブラシで一定方向に優しく擦って汚れを落としすすぎます。

・泥汚れ:まずドライヤーで泥汚れを乾燥させます。歯ブラシで泥を落として固形石鹸をつけたら、歯ブラシで一定方向に優しく擦って汚れを落としすすぎます。

浴衣の洗濯方法【2】洗濯機で洗濯する方法:たたんだ浴衣と同じ大きさの洗濯ネットに入れるのがポイント

洗濯ネット

洗濯表示で洗濯機で洗っても大丈夫な場合は、浴衣を洗濯機で洗濯していきます。洗濯する際は、浴衣をたたんで必ず洗濯ネットに入れるのがポイントです。

■用意するもの

・おしゃれ着用洗剤(エマールなどの中性洗剤)
・洗濯ネット

■浴衣のたたみ方

両袖を合わせて袖だたみにします。袖の部分を見頃部分の方に折りたたんだら、浴衣の丈を縦に4つ折りにしてたたみます。

■洗濯手順

①たたんだ浴衣を洗濯ネットに入れます。この時、たたんだ浴衣とほぼ同じ大きさの洗濯ネットを使うのがポイント。型崩れを防ぐことができます。

②おしゃれ着用洗剤を洗濯機にセットして、手洗いコースなどの弱水流のコースを設定します。柔軟剤を使ってもOKです。

③脱水は短めの1分程度で終わらせましょう。脱水時間が長いとしわの原因になります。

浴衣の洗濯方法【3】手洗いで洗濯する方法:優しく押し洗いがポイント!

衣類を手洗いする女性の手元

洗濯表示で手洗いを指示してある場合は、洗濯機は使わずに手洗いで洗濯します。手洗いする際のポイントは優しく押し洗いすることです。

■用意するもの

・たらい(洗面器や洗面台でもOK)
・おしゃれ着用洗剤(エマールなどの中性洗剤)
・洗濯ネット

■洗濯手順

①たらいに洗浄液を作ります。たらいに洗濯表示の指示通りの水温の水を入れて、おしゃれ着用洗剤をラベルにある適量分入れてよく溶かします。

②たたんだ浴衣を洗浄液に沈めて、優しく丁寧に押し洗いしていきます。

③洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分ほど脱水します。

④たらいの水を入れ替えて、押し洗いの要領ですすぎます。泡が無くなるまで繰り返します。

⑤再度洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分ほど脱水します。

浴衣の洗濯方法【4】干し方と仕上げ:直射日光に当てないのがポイント!色褪せの原因に

浴衣の生地

浴衣を脱水したら手早く干して乾かします。洗濯や脱水の際にできた浴衣のしわを手で伸ばして、型崩れも整えます。干す際は着物ハンガーか物干し竿に袖を通して干します。干し方のポイントは、色褪せの原因になってしまうので直射日光を避けること。風通しのいい場所で陰干しで干します。

乾いた浴衣を見て、しわが気になる部分があれば、アイロンでしわを伸ばします。アイロンの温度は洗濯表示で確認します。アイロンのマークの中にある黒丸の数が最適な温度を示しています。黒丸が1つの場合は低温、2つの場合は中温、3つの場合は高温です。アイロンをかける際は必ずあて布をしてかけてください。

夏に着る浴衣は、洗濯した清潔な状態のものを着用したいですよね。手持ちの浴衣の洗濯表示を確認してみて、もし自宅で洗濯可能なら、ぜひ今回ご紹介した洗濯方法で洗ってみてください。

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