おでこはベタつくのに頬はカサカサ……顔の部位で肌悩みが違う混合肌さんは、どんな化粧水を選べばいいのか困ってしまいますよね。そこで今回は、混合肌さんにおすすめの化粧水をご紹介。化粧水の選び方やつけ方、正しいスキンケアなどもご紹介します。
【目次】
乾燥肌やオイリー肌など肌質にはさまざまな種類がありますが、中でも混合肌は顔の部位によって肌悩みが違うという特異な肌質。おでこから鼻にかけてのTゾーンはベタつくのに頬やあごのUゾーンは乾燥するという悩ましい特徴があります。
さらに、ニキビなどの肌トラブルが起きやすく全体的に肌のキメが粗いのも混合肌の特徴。スキンケア方法が合っていないためにバリア機能が乱れている可能性もあります。
そこで今回は、混合肌さんにおすすめしたい化粧水を年代別やプチプラ・デパコス別にご紹介。まずは、混合肌さんに多い肌悩みや化粧水の選び方、正しいスキンケア方法などをご紹介していきます。
混合肌さんに多い肌悩みといえば、ニキビと乾燥。TゾーンにはニキビができやすいのにUゾーンは乾燥してカサつくという、正反対の肌悩みを抱えている方が多くいます。そのほかにも混合肌さんには以下のような肌悩みが見られます。
・洗顔の後は肌がつっぱる
・毛穴の開きや黒ずみが気になる
・肌の状態が安定しない
・メイクが崩れやすい
混合肌さんはスキンケアのアイテム選びが難しく、肌に合っていないアイテムを選んでいる可能性もあります。間違ったスキンケアはますます肌のバリア機能を乱れさせ、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。
Tゾーンのベタつきが気になる混合肌さんは、化粧水にサラッとした使用感の「さっぱりタイプ」を選んでしまいがち。ただそんな化粧水の選び方が、ますます肌の状態を悪化させている可能性もあります。ここからは、混合肌さんが化粧水を選ぶ時におさえておきたい3つのポイントをご紹介していきます。
混合肌さんがTゾーンのベタつきが気になるからと、化粧水に「さっぱりタイプ」を選ぶのは正解とは言えません。肌は油分が足りないと皮脂を分泌しようとするため、Tゾーンのベタつきはうるおい不足が原因かもしれません。
混合肌さんはむしろ、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿効果の高い成分が配合された化粧水を選んで、水分をしっかり補給することが必要です。
混合肌さんは肌のバリア機能が乱れている可能性が高く、肌の状態が不安定になりがち。化粧水はできるだけ肌に負担のない低刺激なものを選ぶことがおすすめです。まずは肌にやさしいものでしっかり保湿して、バリア機能を正常な状態に戻しましょう。
混合肌さんの肌は乾燥状態が進んでいる可能性が高いため、化粧水を角質層までしっかり浸透させる必要があります。化粧水を選ぶ時は、保湿力と同時に浸透力の高さもポイントにしましょう。
混合肌さんは化粧水の選び方も大切ですが、化粧水をどう使うかも重要。肌に合う化粧水を選んだら、その化粧水の効果をしっかり引き出すようなつけ方をすることがポイントです。
混合肌さんが化粧水をつける時はコットンを使っても手でつけてもどちらでもOKですが、化粧水の説明書きにある適量を守ることが重要です。どんなに保湿力の高い化粧水も量が少ないと効果が半減してしまいます。
ただし肌が敏感な時期やコットンだと刺激を感じる場合は、コットンではなく手を使って塗りましょう。肌を摩擦しないようにやさしくつけることがポイントです。
混合肌さんは部位によって肌状態が異なるので、乾燥が気になる部分は適量より多めに重ねづけするのがおすすめ。一度にたくさんつけるのではなく、少量ずつを肌にしっかり浸透させながら重ねづけしましょう。
化粧水を肌になじませたら、手のひらでハンドプレスして化粧水を肌の奥までしっかり入れ込みましょう。コットンを使う場合も同じで、コットンの水分を肌にしっかり押し込むように塗りましょう。
混合肌さんは化粧水以外のスキンケアでもおさえておきたいポイントやコツがあります。ここからは、混合肌さんの正しいスキンケア方法を、各ステップごとにご紹介していきます。
混合肌さんはTゾーンのベタつきが気になって、洗浄力の高いクレンジングや洗顔料を選んでしまいがち。そんな洗浄力の高いものだと、余計に肌の乾燥をまねいて肌悩みが悪化してしまいます。
クレンジングや洗顔料には、メイクや汚れをしっかり落としながらも肌のうるおいは守るタイプを選びましょう。
混合肌さんは化粧水などのうるおい成分を角質層までしっかり浸透させることが大切。そこでおすすめなのが、洗顔と化粧水の間に使うブースターの投入。ブースターは肌を柔らかくして次のアイテムの浸透を高める効果があります。乾燥によるごわつきや毛穴など、混合肌さんが気になる肌悩みの改善も期待できます。
肌の水分と油分のバランスが崩れがちな混合肌さんは、両方をバランス良く補うことができる乳液を使うのがおすすめ。特に夏など肌のベタつきやニキビが気になる時期は、ベタつかずに肌なじみのいい乳液が油分補給に最適です。冬も化粧水とクリームの間に使って、水分と油分のバランスを整えましょう。
Tゾーンのベタつきやテカリが気になる混合肌さんの中には、スキンケアを化粧水だけで終わらせてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまでご説明した通り、混合肌さんのベタつきは乾燥が原因の可能性が高いので、油分を与えないスキンケアは厳禁です。特に秋冬など乾燥する時期は、クリームまでしっかり塗って化粧水などの保湿成分が逃げないようにふたをしましょう。
春夏などクリームの油分が気になる場合は、Tゾーンだけ乳液を使うなど部位ごとに使うアイテムを変えるのもおすすめです。
混合肌さんの朝のスキンケアには、必ず日焼け止めを加えることを忘れないようにしましょう。紫外線のダメージはシミだけにとどまらず、乾燥などのあらゆる肌トラブルの原因になります。メイクをしない日も、スキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを習慣づけましょう。
ここからは混合肌さんにおすすめの化粧水をご紹介していきます。ただ一口に混合肌といっても、年代によって肌の状態は違います。そこで、10代から40代までの年代別に、それぞれの肌悩みに合ったおすすめの化粧水をご紹介します。
高校生などの10代後半は皮脂の分泌が活発なので、ニキビやオイリー肌などの肌悩みを持つ方が多いはず。その中で、自分が混合肌と感じる方は肌が敏感な状態になっている可能性が高く、敏感肌用の高保湿タイプの化粧水がおすすめです。
無印良品(むじるしりょうひん)の「化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ」は、プチプラなのに効果実感が高いと年代を問わず人気の化粧水。高保湿なのにベタつかない使用感も10代の方におすすめの理由です。
無印良品(むじるしりょうひん) 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ 200ml / ¥690
20代の方に人気の韓国コスメからは、KLAIRS(クレアス)の「サプルプレパレーションアンセンテッドトナー」をご紹介。水分を肌の奥までしっかり届ける浸透力に優れた化粧水で、肌が敏感になった状態でも使えるエッセンシャルオイルフリーの肌にやさしいタイプです。部屋のインテリアになじみやすいおしゃれなパッケージもおすすめポイント。
KLAIRS(クレアス) サプルプレパレーションアンセンテッドトナー / ¥3,005
30代の方はエイジングによる保湿力の低下で、ベタつく部位も角質層の水分が不足するインナードライの症状が見られます。混合肌とインナードライ両方の可能性がある方は、高保湿で浸透力も高い化粧水を選ぶことが大切。さらにエイジングケアもしてくれるものがベストです。
ORBIS(オルビス)の「オルビスユー ローション」は、保湿や浸透力に優れているだけでなく、くすみやハリなどのエイジングサインもケアしてくれる化粧水。オイルフリーの軽い使用感も◎。
ORBIS(オルビス) オルビスユー ローション ボトル入り 180mL / ¥2,970
混合肌に毛穴やくすみ、たるみといった複合的な肌悩みが加わるアラフォー世代。そんな年代の方におすすめなのは、肌を根本から立て直す本格派の化粧水、SK-II(エスケーツー)の「フェイシャルトリートメントエッセンス」。デパコスの中でも高額の化粧水ですが、混合肌や乾燥肌といった肌質を問わずに人気なので、一度は使ってみて欲しい化粧水です。
SK-II(エスケーツー) フェイシャルトリートメントエッセンス 75ml / ¥9,350
ここからは、混合肌さんにおすすめの化粧水の中からプチプラとデパコスに分けてご紹介していきます。学生さんや手軽に試してみたい方から肌質改善にじっくり取り組みたい方まで、ぜひ使ってみて欲しい優秀な化粧水ばかりです。
500mlの大容量なのに715円というプチプライスで大人気のnaturie(ナチュリエ)「ハトムギ化粧水」。値段の張る化粧水だとついついケチってしまうという混合肌の方におすすめの化粧水です。ハトムギエキスの保湿力や浸透力、ベタつかないさっぱりとした使用感が混合肌さんへのおすすめポイント。
香料や着色料は不使用で成分がシンプルなのも魅力。ドラッグストアなどで手軽に買えるので、学生やメンズの混合肌さんにもおすすめです。
naturie(ナチュリエ) ハトムギ化粧水 / ¥715
花王の「SOFINA jenne(ソフィーナジェンヌ)」は、混合肌のための高保湿スキンケアシリーズ。高保湿なのにベタつかない独自処方は、まさに混合肌さんにぴったりな機能性や使用感です。
そんなソフィーナジェンヌの「混合肌のための高保湿化粧水」は、みずみずしい使い心地で肌になじみやすく、うるおった透明感のある肌が叶う化粧水。ノンオイリーでニキビになりにくい処方なので、特に10代から20代の混合肌さんにおすすめです。
SOFINA jenne(ソフィーナジェンヌ) 混合肌のための高保湿化粧水 / ¥2,090
デパコスブランド「IPSA(イプサ)」のロングセラー化粧水といえば「ザ・タイムR アクア」。イプサ独自の保湿成分が肌表面に水の層を作ってうるおい成分をとどまらせ、みずみずしい感触を持続。うるおいバランスが整うことでテカリをおさえ、肌荒れや大人ニキビも防いでくれます。まさに大人の混合肌にぴったりな薬用化粧水です。
IPSA(イプサ) ザ・タイムR アクア / ¥4,400
数々のベスコスに輝いた化粧水の名品といえば、ALBION(アルビオン)の「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」。みずみずしいベタつかない使用感やしっかりと肌がうるおう効果実感は、混合肌さんにもぴったり。敏感になった肌状態もみずみずしく整えてくれるので、混合肌さんのお守り的なアイテムとしておすすめの化粧水です。
ベタつきと乾燥という正反対の肌悩みを持つ混合肌さんの化粧水選びは、どれを選べばいいのか本当に悩ましいですよね。ただ最近は、そんな混合肌さん向けに作られた化粧水が多く選びやすくなっています。自分の肌質に合う化粧水を見つけて、肌悩みのない美肌を目指しましょう。