姉や妹の結婚式を前にして、服装にお悩みの女性も多いはず。親族として格の高い和装にまとめるべきなのか、それとも洋装で良いのか、初めてだと頭を抱えることでしょう。そこで今回は、結婚式の姉妹のマナーからおすすめの服装まで丸ごとご紹介します!
【目次】
待ちに待った、姉や妹の結婚式。姉妹の結婚式を心待ちにしていながらも、「服装」に頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。姉・妹として恥じることのないきちんとした着こなしで、周囲に好印象を与えたいところ。ここでは、初めての姉妹の結婚式で失敗しないためにも、服装のポイントを丸ごとチェックしませんか?
そこで今回は、結婚式での姉妹の立ち振る舞いなどの押さえておきたいマナーを解説した上で、おすすめの服装を一挙ご紹介します。後半には、年齢別や和・洋のスタイル別に姉妹にふさわしいコーディネートを提案しつつ、それぞれの着こなしのポイントまで徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
姉妹は、結婚式でどのように振舞うべきなのか気になるところ。姉妹はゲストではないからこそ、結婚式中に気を付けなければならないことがあるのです。そこでまず姉妹は、新郎新婦に恥をかかせることのないよう、そして相手の親族やゲストに失礼のないような立ち振る舞いを意識しましょう。
結婚式は、相手の家族に「どんな姉妹がいるのか」とお披露目する場でもありますので、積極的に挨拶やお酌を行ったりと、気配りをすると好印象。両親と同じようにゲストに挨拶をする必要はありませんが、相手の親族とすれ違う際などには、軽く挨拶ができると良いでしょう。
さらに気になるのは、姉妹の立場から贈るお祝儀の相場。そこで、お金を包むのであれば3万円から5万円程が一般的だとされていますが、金額に明確な決まりはありませんので、それぞれのお祝いの「気持ち」として包むと良いでしょう。ただし、割り切れる偶数は縁起が悪いといわれるので、金額は奇数になることを意識してください。
もしも年の近い姉妹であれば、ご祝儀としてお金を包むのではなく、何かプレゼントを贈るのもOK!コスメや新生活で重宝できるアイテムなど、プレゼントは何でも構いませんので、新婦に喜んでもらえるようなものをチョイスしてください。
結婚式においての姉妹の服装は、「和装」が一般的だとされています。ただ着物にもマナーがあるので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。そこで未婚の20代の女性は、「振袖」の着用を。場を華やかにする振袖は、主催者側からも喜ばれる衣装です。また花嫁がお色直し等で振袖を着る場合には、色や柄が被ってしまわないよう、あらかじめ確認をしてください。
さらに未婚の30代は、「色留袖」の着用が基本。既婚者は、第一礼装である「黒留袖」もしくは「色留袖」の着用が一般的です。また、メイクやヘアスタイル、ネイルは派手にならないようにご注意を。アクセサリーは、基本的に指輪以外は好ましくありませんので、ぜひ頭に入れておいてください。
姉妹の服装は和装が一般的だとは言え、ルールを守れば洋装でも構いません!慣れない着物を着用するのに不安を抱いている方は、洋装をチョイスしても良いでしょう。そこで洋装は、和装のように年齢や未婚・既婚などではっきりとした着分けがなく服装選びの自由度が高いのですが、落ち着いた色味のものが好まれます。
黒やネイビー、深みのある落ち着いた色合いなど、どんな年代の方が見ても派手に思われないようなドレスがおすすめ。黒のドレスを着用する場合には、黒ずくめだと地味に見えてしまうため、アクセサリーは素材感などで華やかに見せると良いでしょう。また、スカート丈は長いほど格が高いとされているので、短すぎるものは避けてください。
ここからは、具体的に姉妹におすすめの服装をご紹介していきます。そこで未婚の20代の女性なら、「振袖」をチョイスしましょう。ただし、成人式のような華やか過ぎる装いはちぐはぐな印象を与えてしまうため、同じデザインの振袖でも落ち着いた帯や小物を加えたりと、年齢相応かつ親族にふさわしい装いを意識するとOKです。
例えば黒をベースに、鮮やかな柄があしらわれた振袖を主役としたコーディネート。華やかな色使いですが黒をベースとしているため、明るくも落ち着いた雰囲気にまとまっています。さらにヘアスタイルは低い位置でシンプルにまとめ、品の良さを演出するとgood!
振袖は若々しい印象を与えてしまうため、30代の未婚女性なら「色留袖」を着用しましょう。そもそも色留袖とは、生地の色が黒以外の留袖のことで、上半身は無地、裾まわりに模様が入っている着物。未婚・既婚問わず着用することができ、幅広いシチュエーションで着用できることから、礼装・準礼装の着物として重宝されます。
紋のつけ方は、五つ紋、三つ紋、一つ紋とあって、紋の数が増えるほど格が高くなり、五つ紋で黒留袖と同格に。三つ紋が最も一般的ですが、親族として参列する結婚式では五つ紋の着用がベターです。さらに30代なら、クリーム色やピンクなどをベースとした、柔らかくも明るく華やかなデザインの色留袖がベスト。ゴールドや赤などの模様が入っていると、ゴージャスな雰囲気を演出できるのでおすすめです。
既婚者であれば、「黒留袖」もしくは「色留袖」を着用しましょう。色留袖なら格の高いもので、ご自身の年齢相応のデザインをお選びください。例えば30代なら、上品で可愛らしい色柄をチョイス。40代ならば、淑やかで落ち着きのあるデザインを選ぶと良いでしょう。
さらに黒留袖は、最も格が高い第一礼装。柄に関しては、年齢や新郎新婦との続柄にふさわしいものを選ぶのがマナーです。例えば30代であれば、広範囲に模様が入った黒留袖がおすすめ。また、鶴や亀、松竹梅などの柄があしらわれた黒留袖は、格式高く母親にふさわしいものなので要注意です。
洋装ならば、落ち着いた色味のドレスをチョイスすると良いでしょう。ゲストではありませんので、派手な装いを避け、親族として恥ずかしくないような身だしなみを意識して。ただ地味にはならないよう、落ち着きはあっても程よく華やかな着こなしを心掛けると良いでしょう。
例えば、地味に見えやすい黒のワンピースも、総レースならさりげなくも華やかな雰囲気に!素肌感によって軽やかさが加わり、落ち着いていながらも結婚式の場にふさわしい華やかな装いが完成します。さらに足元は黒パンプスで上品に、クラッチバッグは白で明るい印象に仕上げましょう。
洋装で最も注意すべきなのが、ズバリ「肌の露出」。露出が多いと下品な印象を与えてしまいますし、フォーマルな場ではマナー違反です。したがって、胸元が大きく開いていたり肩が出ていたり、ワンピースにスリットが入っていたりと、露出部分の多いドレスの着用は控えましょう。
もしもスリーブレスのドレスを着用する場合には、ボレロやショールを羽織るとOK。例えばネイビーのレースシフォンドレスには、ベージュのボレロをさらっと羽織って上品な雰囲気に。パンプスやクラッチバッグもベージュでまとめ、統一感のあるエレガントな装いに仕上げてください!
いかがでしたか?今回は、姉妹の結婚式におすすめの服装を一挙ご紹介しました。姉妹の結婚式では和装を着用するケースが多いのですが、もちろん洋装でも問題ありません。ただしゲストではなく親族ですから、落ち着いた雰囲気のドレスをチョイスすると良いでしょう。さらに露出やドレスの丈にも十分注意して、マナーのある身だしなみを心掛けるのも重要なポイントです。ぜひ参考にして、正しい服装で姉妹の結婚式をお迎えください。