純白のウェディングドレスも素敵ですが、日本人なら和装結婚式に憧れる女性も多いのではないでしょうか。このとき用意される真っ白な着物の白無垢は、奥ゆかしくてとっても素敵!しかし綿帽子に合わせる髪型で悩んでしまうことも。
【目次】
綿帽子とは、頭をすっぽりと覆う頭巾のことです。
真っ白な綿帽子が一般的で、神前式や仏前式の挙式の際に真っ白な着物である「白無垢」に合わせるのがマナー。
白無垢にしか合わせられないものだからこそ、「白無垢を着るなら綿帽子で。」と決めている花嫁も多いのではないでしょうか。
綿帽子には、「挙式終了まで新郎以外に顔を見せない」という意味が込められているそうで、顔や肌を隠すことから奥ゆかしさを引き出すことができます。
これからお嫁に行く花嫁のイメージにぴったりな小物なので、和装結婚式を考えているなら取り入れたいですね。
綿帽子は、前が短く、後ろが長い袋状になっており、平面なかぶりものです。
多くの綿帽子は表面にしぼのある縮緬でできていて、高さのある髪型の上からかぶることで立体的な形にすることができます。
実は綿帽子のかぶり方で印象も変わってくるのだとか!
■綿帽子のかぶり方
前髪がある髪型なら少し浅めにしてかぶり、前髪がない髪型なら少し深めにかぶると、バランスがとれた花嫁姿にすることができるそうです。
また、眉が見えるくらいの浅めであれば伝統的に、眉が隠れるくらいの深めであれば現代的に決めることができると言われています。
ただし、花嫁の雰囲気や輪郭、髪型などによって似合うかぶり方も違ってくるので、ヘアメイクさんと相談しながら決めてみてくださいね。
綿帽子に合わせる髪型として定番なのが、文金高島田のかつらをかぶることです。
重みのあるかつらを長時間着用することになるので、慣れていないと疲れてしまうかもしれませんが、綿帽子のシルエットを一番美しく見せ、伝統ある結婚式を叶えてくれます。
落ち着いた雰囲気も魅力的です。
文金高島田のかつらではなく、地毛で結った新日本髪に綿帽子をかぶる花嫁も増えてきています。
地毛を使う場合は、綿帽子キーパーと呼ばれる器具を使って、綿帽子の高さを出し、形を整えることが一般的です。
かつらほど負担がなく、和のテーマを意識した髪型にできるので、白無垢や綿帽子にマッチしてくれますよ。
バリエーションが豊富な洋髪も、ここ最近綿帽子と合わせる花嫁さんが増えています。
洋髪の魅力は、目鼻立ちがはっきりした顔立ちの女性も、着物を馴染みやすくしてくれるというところです。
洋髪でアップにまとめながら、前髪なしにした髪型は、清楚で凛とした雰囲気をプラスしてくれるでしょう。
髪のボリュームをサイドに集めたサイドアップは、モダンでゴージャスな雰囲気を演出してくれる髪型に。
綿帽子をかぶる白無垢はもちろん、色打掛にもよく似合い、華やかさをアップしてくれますよ。
披露宴では、綿帽子は取り外すのが一般的なので、外してもおしゃれをキープできるのは嬉しいですね。
重心を下にしてまとめ髪を作った髪型は、上品な印象を増してくれるのが魅力です。
綿帽子をかぶっているときは分からないですが、外したときに女性らしい品の良さを感じさせることができるので、花婿はもちろん周囲の人たちもうっとりすることでしょう。
ショートヘアでもアップスタイルにして、白無垢姿を華やかにすることができます。
髪全体にカールとボリューム感を出していくことがポイントで、ショートヘアとは思えないゴージャスな髪型が完成しますよ。
綿帽子をふわっとかぶって、奥ゆかしさを増していきましょう。
綿帽子や白無垢に合わせる髪型として、若い女性から人気を集めているのが、編み込みのアップヘアです。
髪全体にウェーブをかけてから、毛先まで編み込んでアップスタイルにするのですが、この編み込みが華やかさを増してくれると話題に!
そして、着物の後ろ姿や花嫁の横顔を美しく見せてくれます。
白無垢が似合うか心配な花嫁も、親しみのある編み込みヘアで現代風に仕上げれば、きっと取り入れやすさを感じれるはずです。
綿帽子に合わせる髪型やかぶり方についてご紹介しました。現代ではおしゃれな洋髪を合わせて和装結婚式を楽しむ女性が増えているので、自分好みの白無垢姿を叶えることができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。