落ち着いたオトナの空間を楽しめるバーには色々なマナーがあり、入るのは敷居が高いと思っている方もいると思います。そこで今回は、バーの一杯目の注文の仕方や、初心者さんが押さえておきたいバーのマナーをご紹介します。
【目次】
一言でバーといっても、色々なバーがあります。ホテルにあるような高級感のある本格的なオーセンティックバーや、カジュアルで比較的敷居が低いショットバーは、主にお酒を楽しむお店です。しっとりとした上質な空間を楽しめるのが魅力のBAR(バー)は、お店の雰囲気を壊さないようにすることが大切です。
一方、ダイニングバーは、お酒だけでなく食事のメニューも豊富なバーです。
その他にも、ジャズを楽しむジャズバーや、スポーツ観戦ができるスポーツバーなど、お店ごとにテーマが決まっている、比較的カジュアルなバーもあります。
今回は、バー初心者さんがおさえておきたい、シックで本格的なバーに行く際のオトナのマナーをご紹介します。
■服装
一般的なオーセンティックバーは、ジャケットやきちんと感のある服装が望ましいとされていますが、その他のバーには服装の決まりがないお店がほとんどです。女性の場合は、きれいめなワンピースやシャツスタイル、スーツなどがおすすめです。
初めて来店する場合は、お店の雰囲気や口コミなどをチェックして、お店の雰囲気に合った服装を選ぶようにしたいですね。
■大勢ではしゃがない
高級感のあるシックな本格的なバーは、大勢でワイワイと盛り上がるのはNGです。
お店によっては、3名以上での来店が制限されている場合もありますので、多くても4人以内のグループで来店し、盛り上がりすぎないように注意しましょう。
乾杯する際には、グラス同士を合わせるのはNGマナーです。
■携帯電話の扱いに注意
また、携帯電話の通話は、基本的にはマナー違反です。きれいなカクテルを注文した場合は、写真に残しておきたくなりますが、写真を撮影する場合も、フラッシュをたいたり、複数枚撮るのは避けましょう。
■入店時は
バーに入店したら、バーのマスターや店員さんが席に案内してくれるのを待つのがマナーです。お店によっては、常連客用の指定席があったり、すでに席が予約されている場合もありますので注意したいですね。
■一杯目
席に着いたら、一杯目のドリンクをオーダーしましょう。
一杯目に頼むドリンクにルールはありませんので、ビールやワイン、ウイスキーなど、基本的には好きなドリンクをオーダーしてOKです。カクテルだけでなく、お酒が苦手な場合は、ノンアルコールのカクテルもオーダーできます。
迷った場合は、アルコール度数が比較的低いカクテルや、さっぱりした味のカクテルをオーダーしましょう。ジントニックやモスコミュールが飲みやすいので初心者さんにおすすめです。
バーでオーダーする定番のドリンクのカクテルには、氷なしで作られる短時間で飲む「ショートカクテル」と、氷が入ったものや、暖かいものがメインの「ロングカクテル」の2種類があります。
ショートカクテルは、
・マルガリータ
・ギムレット
・マティーニ
などが有名で、20分程度が美味しく飲める時間です。
ロングカクテルは、
・ジントニック
・カシスオレンジ
・モヒート
・カルーアミルク
などが有名で、30分~40分程度が美味しく飲める時間です。
カクテルに添えられているようなチェリーやオリーブなどは、食べてOKです。
絞った後のレモンや、食べた後の種などは、カクテルナプキンに包むのがマナーとされています。
■ストロー
カクテルにストローが入っている場合がありますが、太いストローは1本のみを使い、細い2本のストローは、両方揃えて使うようにします。細い1本のストローのみが入っている場合は、マドラーとして使いましょう。
■二杯目以降のオーダーは
バーでの二杯目以降のオーダーは、飲み終えるタイミングでバーテンダーに聞かれることが多いですね。したがって、飲み終わる頃には、二杯目をオーダーするか、お会計をするかどうか決めておくようにしましょう。
ただし、一杯目だけを飲んで帰ることは「もう来たくない」というメッセージと取られることもありますので注意しましょう。
■料金は
カクテル1杯の料金は1000円程度ですが、バーの料金には、ドリンク代の他に、
・サービス料
・テーブルチャージ料
・チャーム料(お通し)
なども加算されることが多いですね。
■お会計をする場合は
お会計をする場合は、バーテンダーに「チェックお願いします」とお会計することを伝えるのがスマートです。
他のお客さんと会話している場合は、会話が落ち着くまで待つのも大人のマナーとされています。
お会計を済ませたら「ごちそうさまでした」「美味しかったです」などのように、お礼の言葉を伝えましょう。
■マスターやバーテンダーを独占しない
バーでは、ドリンクをオーダーせずに長時間滞在するのはNGマナーです。また、マスターやバーテンダーと長時間会話し続けるのも避けた方が良いですね。
■おまかせにする場合
また、ドリンクを「おまかせ」にする場合も、バーテンダーに好みを伝えることも大切です。アルコールの強さや、甘さ、飲みやすさ、どのようなお酒が好きかなどを伝えて、あとはおまかせするようにしましょう。
ゆったりとした落ち着いた雰囲気のバーは、オトナだからこそ楽しめる空間です。ぜひ、バーに行く際には、ご紹介したマナーを意識してみてくださいね。