カジュアルファッションの定番ダメージジーンズ。実は手持ちのジーンズは簡単リメイクしておしゃれなダメージジーンズに変身させることができます。
自分で作れば、好みの加工を自分の体型に合った位置に入れることが可能です。理想の一本を自分で作って、おしゃれにコーデしてみませんか?
今回は簡単にできるダメージジーンズの作り方や、加工するときのポイントや注意点などを紹介します。
【目次】
おしゃれなダメージジーンズは買おうと思うと結構高かったり、小柄さんだとダメージの位置が合わなかったりして理想的なものになかなか出会えないことも多いですよね。
そこでチャレンジしてみたいのが、手持ちのデニムやユニクロなどのお手頃デニムを使って作る「手作りダメージジーンズ」です♡
ハサミだけで簡単にできる方法やカッター、カミソリ、紙やすりなどを使った本格的なダメージの入れ方など詳しく見ていきましょう。
手軽にできて、ダメージジーンズ初心者でも取り入れやすいのが膝に穴を開ける方法です。
■作り方
1. 一旦デニムを履いて、ダメージを入れる場所を決めて印をつける
2. ハサミで横に切る
3. 糸を出していく
立っている時はあまり目立たず、動いたり座ったりすると開くダメージが出来上がります。自然なダメージ感をプラスするのに紙やすりなどで周りを加工してもOKです。
holkieの裁ちばさみは、手に馴染んで滑りにくいゴム素材のクリップを採用しており、使い心地が良いことが特徴。ステンレスよりも強靭なハッドフィールド鋼を使用していて、鋭く真っ直ぐに切れるので、ジーンズにも簡単にザクザク刃を入れられるでしょう。
デニムの横糸を残す感じのダメージは、こなれ感があっておしゃれですよね。こちらもハサミやカッター、ピンセットなどを使って作ることができます。
■作り方
1. デニムを履いて、ダメージを入れる場所を決め印をつける
2. 後ろ身頃を傷つけないように、デニムの中にダンボールなどを入れてからダメージを入れたい場所を切る
3. ダメージを作りたい範囲を2cm間隔くらいを目安に切る
4. ピンセットで縦糸を抜く
5. カッターや紙やすりを使って好みのダメージ感に仕上げる
カットして縦糸を抜くだけだとキレイすぎるので、ボサボサ感や透け感などを調整することでおしゃれなダメージが出来上がります。
カッターは使いやすい手にフィットするものを選ぶのがおすすめです。オルファのハイパーA型は、握りやすい小型カッター。滑らず力のかけやすい形状を追求したX(エックス)デザインで、初心者でも簡単に使いやすいところが特徴。小ぶりなのでダメージを作る時にぴったりです。
ホーザンのピンセットは、強力型のアイテム。軽いタッチでしっかりと掴めるところが魅力といえます。細かい作業でも疲れを感じにくく、ダメージジーンズ作りに適しています。熱処理を施したステンレスを採用しているので、先端のしなりを抑えて耐久性をアップさせていることがポイントです。
広い範囲にダメージを入れる時に便利なのが「おろし金」です。
■作り方
1. ダメージを入れる場所を決める
2. おろし金を横方向に動かしデニムを削っていく
3. 縦糸が削れて横糸が残る
4. やりすぎて、横糸まで切れると穴があくので、ある程度になったらピンセットで縦糸を抜いていく
難しいテクニックいらずで自然な感じのダメージができるので、太ももなどにダメージを入れたい時におすすめの方法です。
またポケットのところなど、ピンポイントでダメージを入れたい時にはカッターが使えます。カッターで生地を引っ掻くような感じで縦糸を切っていきます。そして、カッターでカットした縦糸をかき集めるようにすると、程よいダメージ感が出せます。
大矢製作所の片面平型おろし金は、職人が手作業でひと目ひと目、丁寧に刃を立てている優れもの。間隔や高さが微妙に不揃いになっているので、味のあるダメージを簡単に作れるでしょう。
デニムにダメージを入れたら、裾もちょっとこなれた感じにチェンジしてみたくなりますよね。そこでおすすめなのが、好みの長さにカットするだけで作れるのカットオフデニム。足首を見せたさわやかカジュアルコーデにぴったりの一本が簡単に出来上がります。
・カットところにあらかじめ線を引くなど目印をつけておく
・地厚なデニムをカットできるように切れ味の良いハサミを用意する
カットして少しほつれたくらいでも十分おしゃれですが、さらに裾をフリンジにするのもおすすめ!
1. デニムを好きな長さにカットする
2. 裾を剣山やカッターでほぐしていく
1. デニムをカットしたら、フリンジを作りたい長さに目印をつける
2. 目印を目安にハサミを縦に細かくカットしていく
3. 横糸をとってしまって縦糸をほぐす
フリンジの長さを自由に作れるのが嬉しいですね。
万が一失敗してもいいように……と着古したデニムやお手頃デニムで作ったとしても、やっぱりできれば失敗は避けたいですよね。
失敗しないようにするポイントを押さえてから、手を加えるようにしてください。
失敗しないようにするためには、以下のポイントに注意しましょう。
・穴をあけたくない時は、横糸は切らないように気をつける
・ハサミやカッターで縦に切るのはNG
・ストレッチが強いデニムの場合は残した横糸が丸まってしまう場合がある
・ダメージを入れた後、洗濯をする時はできれば手洗い
・洗濯機で洗う時はネットに入れて弱流で
また、ダメージジーンズを作る時に気になるのは「どこにダメージを入れたらかっこいい?」ということではないでしょうか。
好みのダメージジーンズをお手本にしたり、履いたり洗ったりしながら徐々に完成させていくイメージで作るのがおすすめです。
最初からがっつりダメージを作ると、裏から布を貼ることもできますが完全に元に戻すことはできません。ダメージを増やすことならいつでもできるので、少しづつ手を加えていくことで失敗を防ぐことができます。
デニムはどれも同じように作られているわけではないので、ダメージ加工前にどのデニムを選ぶかをきちんと吟味することが重要です。
値段が高ければ高いほど、たいていデニムは重く、分厚くなるものです。つまり、高価なデニムにダメージを施す場合、労力も時間も少し余計にかかる可能性もあります。
一方で、安価なデニムは、伸縮性のある糸がたくさん使われていることが多いそうです。そういうデニムは、どのくらいダメージ加工を入れるか、かなり慎重に見極める必要があります。
また、1番注意すべき点は、すでに型崩れしていたり、始めから着心地が悪かったりするデニムを加工しても、その問題点は変わらないということ。気をつけてリメイクしないと、さらに状態が悪くなりかねないので注意して加工してください。
特別な道具などがなくても、手軽に作れるダメージジーンズ。キレイめトップスやジャケットなどとも好相性なおしゃれアイテムは、大人女子のカジュアルコーデに大活躍してくれるはずです。
本記事を参考にぜひ自分好みのダメージジーンズを作成してみてはいかがでしょうか。