漢方(韓方)ダイエットは韓国で昔から長年使われているダイエット方法で日本でも体質改善として取り入れられています。 そんな漢方(韓方)ダイエットについてご紹介します。
漢方薬は中国から伝わってきたもので自然界にある植物や鉱物などの生薬を組み合わせ作られた薬です。
漢方医学は長い伝統と豊富な経験から作られ、体本来のもつはたらきを高めるように作用し、その人の体質に適した体の症状に対応できるのが特徴です。
「漢方」は中国などの伝統的な東洋医学を日本人の体質に合わせて独自にアレンジしたもの。
「韓方」も中国医学から伝わったものを韓国が独自にアレンジしたもの。
漢方ダイエットはそれぞれの体質にあった漢方薬を飲むことによって体質改善をし太りにくい体質を作っていきます。
人間が本来持っている自然治癒力を高めることで代謝が良くなり排泄も滞りなく行われます。その結果痩せると言われています。
漢方ダイエットで大事なのは「気・血・水」や「五臓」の流れを整えることです。
「気・血・水」とは体の中を常に巡っている3要素で、これにより健康が維持されると考えられています。
『気』は人間の体を動かす生命エネルギーです。全ての基本となっており血液や水、臓器を動かし、自律神経系や内分泌系を司る働きをもちます。
→気太りはストレスにより、気の巡りが悪くなり新陳代謝が鈍ることにより太りやすくなるタイプ。
『血』は血液を指し全身のさまざまな組織に栄養を与えたり、ホルモンバランスの調節もしてくれます。
→血太りは血行不良で、老廃物が排出されにくくなり余分な脂肪となってしまうタイプ。
『水』は血液以外の体液で鼻水、尿、リンパ液等の体のあらゆる水分を指し、免疫力に大きな関わりがあります。
→水太りは水分の排泄機能が低下しぶよぶよした太り方をしてしまうタイプ。
「五臓」とは五臓とは人間の5つの臓器「心臓」「肝臓」「肺臓」「脾臓」「腎臓」を指します。
「心臓」は血液を全身へ送る役割で最も重要な臓器と言われています。
「肝臓」は糖質・脂質・たんぱく質の代謝、体内の老廃物などの解毒、脂肪の消化に必要な胆汁の生成の主に3つの役割をしています。
「肺臓」は呼吸をする役割で酸素を体内に取り込み二酸化炭素を排出するガス交換を行っています。
「脾臓」は血液古くなった赤血球を破壊除去やインフルエンザなどの感染を防ぐ抗体などの働きとしています。
「腎臓」は尿やホルモンを作り、体のバランスを整え、血圧を適正にコントロールします。ビタミンDの活性化でカルシウムの利用を高め骨も丈夫にします。
動悸・息切れ・発汗・のどの渇きなどが現れる場合があります。
韓方は体を内側から健康に美しく保つ役割があるとして知られています。
韓方医療は昔から王室の時代からも治療方法として使われていたので、日本より韓方文化が発達しており普段から韓方に触れる機会も比較的日本より多いようです。
韓方による個別処方のダイエットも昔から行われていてダイエット目的として調合された韓方薬になります。
動悸・息切れ・発汗・のどの渇きなどが現れる場合があります。
防風通聖散は肥満症に用いられている漢方薬で便秘・むくみ・高血圧の随伴症状の改善に効果があります。
なので体質にもよりますが一般的にダイエットとして使われることが多いようです。
防風通聖散は18種類の生薬でできていてその種類と作用をご紹介します。
発汗・解熱・鎮痛・抗炎症
体温調節・中枢抑制・毛細血管強化・血圧降下・抗動脈硬化・肝障害予防・脂質代謝改善・抗炎症・抗アレルギー・抗消化性潰瘍
瀉下・腎機能改善・肝障害改善・免疫賦活・向精神・変異原活性抑制・抗菌・インターフェロン誘起・脂質代謝改善
瀉下・利尿・緩下・消化
中枢興奮・発熱・鎮咳・血糖降下・コレステロール上昇・交感神経興奮様・腎機能改善・抗腫瘍・降圧・抗ヒスタミン・抗炎症・抗アレルギー
解熱・消炎・鎮静・利尿・止渇・腸管運動抑制
健胃・利尿・利胆・血圧降下・抗消化性潰瘍
発汗・解熱・解毒・止血・鎮痛・抗炎症・抗アレルギー・化膿抑制
利尿・抗菌・排膿・消炎・解毒・鎮痛
鎮静・鎮痙・解熱・抗潰瘍・血管拡張・鎮咳・去痰・抗炎症・血糖降下・免疫活性化・抗腫瘍・利尿・抗菌
鎮痛・胃障害抑制・瀉下・肝障害予防・血圧降下・利胆・抗腫瘍・脂質代謝改善・学習行動、性行動低下予防
抗炎症・血圧降下・鎮静・ストレス性潰瘍抑制・抗痙攣・実験的空間認知障害改善・中枢性抗痙攣・抗菌
中枢抑制・鎮痛・解熱・免疫賦活・抗潰瘍・抗癌剤の副作用軽減・抹消血管拡張・筋弛緩・抗炎症・抗アレルギー
鎮静・鎮痛・強吐
発汗・解熱・健胃・抗痙攣
消炎・利尿・止瀉
中枢抑制・鎮咳・鎮吐・解熱・鎮痛・血圧降下・強心・抗痙攣・胃腸運動・抗潰瘍・肝障害予防・肝障害改善・唾液分泌亢進
消火器性潰瘍抑制・胃液分泌抑制・鎮痙・鎮咳・副腎皮質ホルモン様・抗炎症・抗アレルギー
副作用は個人差がありますが、発疹・かゆみ・不眠・発汗過多・頻脈・動悸・興奮する・食欲不振・胃部不快感・悪心・嘔吐・腹痛・軟便・下痢・排尿障害などが報告されています。
漢方ダイエットを行っている日本のクリニックをご紹介します。
日本と上海に1店舗ある大手美容クリニック「聖心美容クリニック」は、形成外科・美容外科・美容皮膚科・皮膚科のあるクリニックです。
ダイエット漢方薬は弁証論治に基づいたカウンセリングをして個体特性に合った漢方を処方してもらえます。体質の変化に合わせて、1~2週間おきに処方を見直し約2~3カ月を目安に継続していただくと、根本的な改善につながると言われています。
東京の世田谷区にある「Kメディカルクリニック」は、内科・漢方内科・アレルギー科のあるクリニックです。
肥満症・メタボリック症候群や産後にダイエットが必要な方にも対応しています。
基礎代謝を上げる漢方と食欲を抑制する漢方で太りにくい体質となり、減量(ダイエット効果)を実現。保険適応にてダイエットの為の漢方を処方しているので、価格的にも安心です。
東京の南青山にある「HAABビューティークリニック」は女性専門の美容皮膚科で、女性の体に合わせた美容治療を行う美容内科・医療痩身、お肌の悩みやトラブルに合わせた治療を行うエステティックがあります。
HAABオリジナルの痩身サポート漢方Hellas(ヘラス)は、健康的に痩せたい女性に多く支持を得ている漢方で、Hellas(ヘラス)の痩身漢方は医療漢方のため、医師の診察のもとお客様の体質に合わせて処方されています。
韓国の韓方ダイエット専門院をご紹介します。
江南(カンナム)にある「Ye(イェ)韓方医院」は、肥満治療に精通した韓方クリニックです。
1992年に開院して以来、長年の研究とノウハウを基に、オリジナル韓方を使った薬物治療、鍼治療、食事療法など多角的な方法で様々なダイエットの悩みに応えてきました。
「Ye(イェ)韓方医院」では、日本語コーディネーターが治療の初めから終わりまでしっかりサポートしてくれます。
日本の旅行誌などでも紹介されたことがあり、クリニックには多くの日本人も来院しています。
「Ye(イェ)韓方医院」の韓方薬には食欲を抑制し体の代謝を高める作用があり、食事量を制限、脂肪を分解しながら消化と排泄を促すことで健康を
維持したまま痩せることができます。
江南(カンナム)の中心にある「ミオル韓医院」は、韓国に24の支店を構える大規模な韓方クリニック。
韓方薬や鍼治療を用いたダイエットや顔のゆがみ矯正から、ニキビ治療やリフティングなどの顔の施術まで、韓医学に現代現代医学の長所を取り入れた幅広い治療を行っています。
特許技術で開発したダイエット韓方薬「ピンク丸剤」は、桃味の飲みやすさとピンクのパッケージで、韓方薬ダイエットに抵抗があった女性を中心に話題になった韓方薬です。
日本語ネイティブのコーディネーターも在籍しているので韓国語が話せなくても安心です。
江南(カンナム)にある「Dr.チョン韓方クリニック」は、韓医学に基づいて診察し、植物や鉱物を使った韓薬を処方するクリニック。
ダイエット治療が人気の韓方クリニックですが小顔を目指す美容鍼やダイエットプログラムなど、鍼や機械を使ったセラピーも豊富に揃っています。
処方される韓薬は適正農業規範(GAP)に基づいた韓国産韓薬「オムニハーブ」。生産地表示など厳正な基準で管理されており、国際標準化機構(ISO)の認証も受けています。
こちらのクリニックも日本語ネイティブのコーディネーターが最後までサポートしてくれるのも特徴です。
漢方(韓方)ダイエットについてご紹介しました。いかがだったでしょうか?
漢方(韓方)は体質によって異なるため安全にダイエットができるよう、最初に医師の診察を受けることをおすすめします。
漢方(韓方)ダイエットで内側から健康にダイエットを始めてみましょう。