言葉以外にも、人の仕草で相手の考えていることがわかるように、相手のしているポーズから心理を読み解くことができます。そこで今回は、腕組みをする心理をご紹介します。姿勢や組み方などでわかる相手の気持ちもご紹介していますので、ぜひコミュニケーションの参考にしてみてくださいね。
【目次】
腕組みをする心理は「相手に対して壁を作っている」時に多い仕草です。
相手に怒っている時や、不満がある時、相手に対して警戒心がある時などに、無意識に腕組みをしていた経験がある方もいると思います。
したがって、この腕組みするポーズをすることで、相手に対して「イライラしていますよ」「不信感がありますよ」ということを伝えていることにもなり、目上の人と話している時に腕組みをするのは、失礼だと思われますね。
また、カップルや友達の場合でも、友達や彼氏とケンカしているわけでもないのに、腕組みをしている場合は、あなたに対して壁を感じている場合や、ウソをついている可能性もあります。
特に、ぎゅっとこぶしを握りしめている場合は相手に強い警戒心がある場合がありますので、相手の話している内容には注意が必要です。
腕組みをしている時の心理で、考え事をしている時に腕を組むこともありますよね。
迷っている時に、腕組みをしながら歩くシーンを、映画やドラマでも見たことがある方も多いと思います。
集中している場合に、腕を組むことで、自分のエリアを腕で作り、自分の思考に熱中している場合にも多く見られますね。
腕組みをしている時の心理では、相手に対して自分を良く見せたい心理が働いている場合もあります。
特に、胸の前にくるように腕を組んだり、胸を張ったり、肩がイカリ肩になるように腕組みをすると、凛々しく見えます。このような時は、相手に対して
・自分を大きく見せたい時
・立派に見せたい時
・威張りたい時
・男性らしく見せたい時
などに見られる仕草で、格闘技や広告などで男性がしていることも多い仕草ですね。女性の場合でも、頼もしさをアピールしたい場合には効果的ですよ。
腕組みをいうと、ネガティブな印象もありますが、座っている場合は少し意味が違ってきます。
椅子に座って腕を組み、背もたれに寄りかかっている状態は、偉そうに見えるのでビジネスシーンではNGです。
しかし、前傾姿勢になり、組んだ腕をデスクにのせるような仕草は、手をテーブルの下に置いておくよりも積極的な心理を示すことができる姿勢です。
二の腕を手で掴んでいるような腕組みをしている時は、不安な心理が表れています。
二の腕をギュッとすることで、自分を抱きしめて、気持ちを落ち着かせようという気持ちが表れている場合に多く見られる仕草ですね。
また、片腕だけを掴んでいる場合も、同じように心配や孤独を感じている時にする仕草ですね。
背中を丸めて腕組みをする心理も、不安な気持ちが表れている仕草です。
背中を丸めて腕を組むような、自分を小さく見せるようなポーズは、
・自分に自信がない
・焦りがある
・動揺している
・逃げ出したい
などの心理が隠れている場合があります。
困った事がある場合などに、無意識にしていることもありますね。
女性の場合、胸の下で腕組みをすると、胸が強調されますよね。女性らしさを表したい場合は、胸の下で腕組みをすることがあります。
無意識の内にしている場合もありますし、好きな男性に対するアピールで腕組みをしている場合もあります。
反対に、胸を隠すようにして、胸の前で腕組みをする心理は、女性が相手に異性だと意識されたくない場合にすることが多いと言われていますよ。
腕組みをした際、左右の腕のどちらが上になっているかで、思考や心理のタイプを診断することもできます。どちらの腕を上にして組んだ時にしっくりくるかどうかで、得意な表現のタイプをチェックすることができますよ。
自分の言いたいことが相手に上手く伝わらない場合は、右脳派か左脳派かで、伝える方法を変えることも効果的ですね。
■右腕が上の場合は「左脳派」
例えば、右腕が上になって腕組みをする方は、「左脳派」の表現が得意なタイプの人です。理論派なので、言葉ではっきりと表現することが得意な人が多いですね。
■左腕が上の場合は「右脳派」
左腕が上になって腕組みをする方は、「右脳派」の表現が得意なタイプの人です。感受性が豊かで、言葉で表現するよりは、直観的で感覚的な表現や図を使った表現が得意な方が多いですね。
腕組みする心理は、相手に対して壁を感じている時や、迷いがある時にすることが多いですね。知らず知らずの内に仕草として出ていることもありますので、相手の気持ちを知る参考にしてみてくださいね。