毎日使うトイレは、お客様が利用することも多いので、気持ちよく使用できるように、清潔な状態に保つだけでなく、おしゃれな印象にしたいですよね。そこで今回は、トイレの床の色の選び方をご紹介します。
【目次】
トイレは、家の中の部屋では、過ごす時間は短いですが、使用頻度は高く、来客時にお客さんが入ることも多いので、おしゃれで清潔感のある印象にしたいですよね。
また、トイレは、リビングや寝室とは違って、狭いので、自分で好きなようにアレンジしやすい場所でもあります。近年は、トイレの床材や壁紙を自分で張り替える方も増えてきました。
■失敗しないトイレの床の選び方
トイレの床材を選ぶ際には、おさえておきたいいくつかのポイントがあります。
例えば、トイレは湿気が多く、汚れもつきやすいので、水や汚れが浸み込まず、汚れても掃除がしやすい床材を選びたいですね。洗剤が使える床ですと、トイレを清潔に保ちやすいですよ。
また、トイレは、ニオイがしみつきやすい場所でもありますので、ニオイがつきにくい素材や抗菌機能のある材質を選ぶこともおすすめです。
さらに、便器や壁紙、窓枠やドアなど、トイレ内のパーツと相性が良いデザインや色を選ぶことが重要ですね。
他の部屋と比べると狭いので、広く見えるような床の色を選ぶのも一つの方法ですね。
その他にも、トイレと隣接している廊下やバスルームなどとあまりにもテイストが違うと違和感が出てしまいますので、家のテイストと合った床を選ぶことが大切ですね。
毎日掃除している方も多いトイレですが、使用頻度も高いため、どうしても汚れてしまいます。
掃除がしやすいトイレの床の材質は、水や汚れがついても浸み込まず、サッと拭き掃除をすればきれいになるような床材を選べば、お掃除時間も短縮できます。
また、凸凹していない床ですと、軽く拭き掃除をするだけで水や汚れを拭き取ることができますね。
例えば、リビングや寝室など、他のお部屋の床材としてもブログやSNS、口コミなどで人気が高い塩化ビニールのシートの「クッションフロア」は、水がしみ込みにくく、掃除もしやすいので、トイレの床におすすめです。デザインも、木目調やタイル調、大理石のような模様など、色やデザインなどの種類も豊富でリーズナブルな価格です。
また、まるで本物のような質感で、お店の床材として使われることも多い「フロアタイル」も、塩化ビニールのタイルで、掃除がしやすい素材です。クッションフロア同様、木目調やタイル調、大理石、色や模様もたくさんあり、耐久性も高いのでトイレの床材に使用したいですね。
高級感のある大理石のようなタイルを使用した床も、汚れには強いですね。ただし、水に濡れると滑りやすくなることがあります。また、継ぎ目があると、どうしても隙間ができてしまい、そこに水や汚れが入り込んでしまいますので注意が必要ですね。
木を使用しているフローリングは、湿気を吸いやすく、水や汚れが取れにくい材質ですが、近年は表面に加工が施され、掃除がしやすくなっているものも増えてきました。
毎日使うトイレは、汚れやすいので、汚れが目立たないような床の色を選ぶのも重要なポイントです。
ベージュやアイボリー、ライトイエローなどの淡いカラーの床ですと、汚れが見えやすいので、掃除がしやすいですね。白いホコリは目立ちにくいですが、黒いゴミは目立ちやすいですね。
白い無地の床は、汚れが目立ちやすいですし、時間が経過するにつれてどうしても黄ばんできてしまいますので避けた方がいいですね。
一方、ベージュやテラコッタカラーの木目調、石柄などの柄が入っている床材は、汚れがついても目立ちにくいですよ。
黒やダークカラーの床は、黒ずみ汚れは目立ちにくいですが、その分掃除できているのかわかりにくいというデメリットはあります。また、ホコリやティッシュなどの白い汚れは目立ちやすいですね。
水回りの一つであるトイレは、風水の中では、運気を左右する場所とされています。したがって、トイレの床の色や壁紙の色は、明るいカラーを取り入れるのがおすすめです。
また、トイレがある方角や風水の種類によっても、運気アップにおすすめのカラーは異なりますが、
・北向き:クリーム色、パステルピンク
・東向き:ベージュやアイボリー、ライトグリーン
・南向き:木目、白、緑
・西向き:パステルイエロー、パステルピンク、アイボリー
などがおすすめです。
青や黒などは「水」の気を強めるカラーで、トイレが冷え、暗い印象になり、悪い運気を呼び込むと言われていますので避けましょう。
トイレの床材を選ぶ際には、掃除のしやすさだけでなく、おしゃれに見えるかどうかも重要ですよね。
例えば、木目調の床は、ナチュラルで暖かみのある雰囲気にしたい方におすすめです。
大理石や珊瑚石のような、石柄の床やタイルの床は、高級感をアップしてくれます。
砂やセメントを混ぜて作るモルタルの床は、モダンで洗練された印象に仕上がります。
どれもクッションフロアシートの柄としてラインナップされていることが多いですよ。
ぜひ自分のイメージするトイレの雰囲気やテーマに合わせて色や柄を選んでみてくださいね。
■濃い色
・濃い色の注意点
ほこりが目立つ
雰囲気が暗くなる
狭く感じる
黄ばみが隠れるので、汚れがわからない
濃い色の床にすると、部屋の隅にたまった白いほこりが目立ちます。
反対に、排泄物の汚れには気づきにくいので、臭いの原因になって、嫌な臭いで充満することも。
また、黒や紺といった濃い色の床は、圧迫感が出やすいという特徴もあります。
シックな雰囲気になるのはいいのですが、長い目で見るとデメリットも考慮するのがおすすめです!
トイレの床を選ぶ際には、色やデザインだけでなく、汚れに強いかどうか重要視したいですね。また、汚れが目立ちにくいかどうかや、掃除がしやすい床材かどうかもチェックして選びましょう。