結婚する際には、結婚式の準備やハネムーンの準備だけでなく、会社での事務的な手続きも必要になりますよね。そこで今回は、結婚する際の会社への提出書類や、手続きの順番などをご紹介します。
【目次】
結婚が決まったら、プライベートの結婚準備や手続きだけでなく、職場に結婚の報告をし、手続きをする必要がありますよね。
会社での結婚の報告は、まずは直属の上司に最初にするようにしましょう。
他の同僚は知っていて、結婚のお祝いの相談などをしているのに、上司だけ知らなかった、ということはないようにしたいですね。
男性女性問わず、結婚届は遅くても入籍の3ヶ月前までには報告を済ませておくようにしましょう。その後、結婚式の招待を行うようにしましょう。
職場恋愛の場合は、同じタイミングでそれぞれ上司に報告しに行くようにしましょう。
なお、正社員やアルバイト、パートの場合とは違い、派遣社員の場合は、今働いている職場の上司ではなく、まずは派遣元の会社の担当者に報告するようにします。その後で、派遣先の上司に報告をするのがマナーです。
結婚を機に退職する場合も、退職時期の調整や、後任の採用や、仕事の引き継ぎも必要になりますので、なるべく早めに報告するようにしましょう。
入籍する際の手続きには、色々な書類が必要になり、かなり時間が必要になります。また、役所での手続きは、基本的に平日のみになります。平日に休みを取って手続きをする場合は、必要な書類を準備し、なるべく一日で済ませられるように、あらかじめ確認しておくことが重要です。
■役所
役所で行う結婚する際の手続きは
・婚姻届の提出
・転出届や転入届の提出
・新しい姓での住民票の写しの取得
の順番で行うようにするとスムーズです。すでに同棲をして、結婚後も同じ場所に住む場合は、転出届や転入届の提出は必要なく、住所変更しないでOKですが、婚姻届を提出しただけでは住所変更はされていませんので、注意が必要です。
転入届は、引っ越しから2週間以内に行うようにしましょう。
■その他の手続き
入籍後は男性側の姓を名乗る場合は、住所だけでなく、姓の変更も必要になります。
・マイナンバーカード
・印鑑登録
・健康保険
・厚生年金や国民年金
・生命保険や個人年金
・運転免許証
・銀行口座
・クレジットカード
・パスポート
・携帯電話
・インターネットサイトや美容院など、ショップでの会員登録内容
などの変更が必要になります。
具体的にいつまでという決まりはないものもあり、使用する場合に変更してもOKですが、例えば、クレジットカードや銀行口座、携帯電話やネット通販などの登録情報はリンクされていますので、面倒でもできるだけ短期間で行ってしまうようにしましょう。
健康保険や年金に、会社で加入している場合は、会社で手続きを行ってくれます。
結婚する際の会社での手続きは、担当者が行ってくれますので、提出書類にしっかり記入し、必要な書類を期日までに用意するようにしましょう。
結婚後も、今の会社で働き、夫婦共働きとなる場合は、会社の規則に従って、婚姻届を提出したタイミングで「結婚届」や「身上異動届」を提出しましょう。また、給与振り込みの銀行口座も名義が変更になりますので、手続きが必要ですね。
その他にも、
・社会保険や厚生年金
・扶養家族がいる場合の申請
・お祝い金
・手当の申請や変更
・使用している名刺
・ネームプレート
なども必要です。あらかじめ期日や流れ、必要な書類などを確認しておくと慌てずにスムーズに手続きを進めることができますね。
結婚を機に、今の職場を退職する場合は、通常の退職手続きと同じです。
退職後に転職を考え、転職活動をする場合は、会社に退職届を提出し、国民健康保険や国民年金の加入の手続きを行います。
失業している間は、失業保険給付の手続きや、年度末に確定申告も必要になります。
■夫の扶養に入る場合
結婚後に退職し、専業主婦になる場合や、アルバイトやパートとして働き、夫の扶養に入る場合は、夫側の会社での手続きが必要になります。扶養に入ると、税金の一部控除を受けることができたり、年金や保険の妻側の負担はなくなります。
特に扶養の条件については、会社の規則や加入している厚生保険や健康保険によっても異なります。扶養家族がいる場合の手当ても申請するようにしましょう。
年金手帳も必要になりますので用意しておきましょう。
夫が自営業の場合は、例え扶養内の収入であっても、所得税や住民税の扶養控除は受けることができますが、役所で国民健康保険と国民年金の加入手続きが必要になります。
結婚する場合の会社での手続きは、色々な提出書類が必要で、他の手続きや用事と重なり、大変な一面もありますが、生活や働いていく上で必要なものです。忙しい時期に行いますので、必要な書類は余裕を持って準備をしておきたいですね。