独特の光沢感や風合いを持つシルクは繊細な素材なので、自宅で洗濯するのは難しいイメージがありますよね。そこで今回は、そんなシルク素材のアイテムを自宅で失敗せずに洗濯する方法をご紹介します。ぜひチェックしてください。
【目次】
デリケートな素材のシルクは自宅での洗濯が難しいイメージがあるので、気軽に洗うのは躊躇してしまいますよね。
自宅で洗濯をするときに失敗をしてしまうと、せっかくのシルクの光沢感や風合いが損なわれてしまいます。
今回ご紹介する洗濯方法のポイントを事前に確認して、シルクの自宅での洗濯にチャレンジするようにしてください。
シルク素材でよく見かけるのが、他の素材との混紡生地のものです。例えば他の素材がコットンの場合でコットンの割合が多いと、洗濯機の通常コースで洗濯しても良さそうですよね。
しかし、どんなにコットン素材の割合が多くても、シルクが入っている場合は必ず洗濯表示をチェックして、その指示に従って洗濯してください。
汚れが気になるシルク素材の製品を洗濯する前には、まず洗濯表示から確認します。
シルク素材のものは自宅で水洗いできないものも多いので、洗濯してもいいかドライクリーニングに出すのかは必ず洗濯表示をチェックしてください。
シルクの洗濯の失敗で多い色移りは、洗濯する前の色落ちチェックで防ぐことができます。目立たない場所に使用する洗剤の原液をつけて5分ほどおきます。白い布をあててみて色移りする場合は、自宅での洗濯はせずにドライクリーニングに出すほうが賢明です。
シルク素材のものを洗濯する場合は、必ず中性のおしゃれ着用洗剤で洗いましょう。自宅にある洗濯用石けんの場合は、純石けんや無添加の石けんなら大丈夫です。炭酸塩が配合されているものは避けてください。
デリケートな素材を洗うことに特化した洗剤は、素材の劣化を防ぎすっきり洗い上げてくれるので、自宅でシルクを洗濯するときには、デリケート素材用の洗剤を活用するようにしてくださいね。
ここからは、おすすめのデリケート素材用の洗剤をまとめてご紹介します。
ザ・ランドレスのデリケートウォッシュは、その名の通り、シルクやレースなどといったデリケートな衣類を優しく洗い上げてくれる洗剤。グリーンハーブの香りをベースに、スッとした清涼感のあるリッチアンバー、シトラスがブレンドされた大人な香りが特徴です。
ecostoreのデリケート&ウールウォッシュは、植物・ミネラル由来が特徴。自然の力で汚れだけをしっかりと落とし、ふんわり美しく仕上げてくれることがうれしいポイントです。型崩れしにくくシワになりづらいので、デリケートな衣類や大切な洋服を洗う際に活躍してくれるでしょう。
ecoverのゼロデリケートウォッシュは、香料も無添加にこだわり、肌への優しさを追求した洗剤。敏感肌の方も安心して使えるでしょう。繊維の風合いや色を保ってくれるので、シルクやウールといったデリケートな衣類にぴったりです。
洗濯表示をチェックして自宅で洗濯してもOKな場合は、洗濯表示に従って洗濯していきましょう。洗濯機洗いの場合と手洗いの場合とをそれぞれご紹介します。洗濯機洗いできるものも、大切にしているシルク製品は手洗いで洗濯することをおすすめします。
シルクの洗濯の際は柔軟剤の使用はNGです。生地への刺激になってしまうので避けてください。
シルクを洗濯機で洗うときには、以下のものを用紙して行います。
・用意するもの:おしゃれ着用洗剤、洗濯ネット、バスタオル
・洗濯手順
①汚れが気になる箇所を外側にして洗濯ネットに入れます。
②洗濯機は手洗いコースなどの弱水流のコースを使いましょう。
③脱水はバスタオルに優しく包んで水分を取ります。洗濯機で脱水にかけるのは避けてください。
次に、シルクを手洗いする方法について紹介します。デリケートなものや、型崩れを避けたいものは、手洗いをするほうがおすすめです。
・用意するもの:おしゃれ着用洗剤、たらい(洗面器や洗面台でもOK)、バスタオル
・洗濯手順
①たらいの中に洗浄液を作ります。20度から30度のぬるま湯に適量の洗剤をよく溶かします。
②シルク製品を洗浄液に入れて泳がせるように洗います。洗う時間は短時間が鉄則です。ぬるま湯を入れ替えてさっとすすぎます。すすぎも短時間がマストです。
③脱水はバスタオルに包んで水分を取ります。シルクは摩擦に弱いのでこするのは厳禁です。
シルクを脱水したら半乾きの状態でアイロンをかけます。必ずその製品を裏返してあて布をして、低温でアイロンをあててしわを伸ばします。
アイロンをかけたら干します。シルク素材のものはハンガーにかけると型崩れの原因になります。平干しネットや物干しスタンドを使って平干しで干しましょう。ごわごわになったり毛玉ができたりするので、乾燥機にかけるのはNGです。直射日光は変色の原因になるので、必ず陰干しで干してください。
シルク素材の製品は肌に直接触れるものが多く、着用したら洗濯をする必要があります。ただ、洗濯機で他のものと一緒にガシガシ洗ってしまうと、生地が劣化してしまいます。洗濯表示で洗濯方法をチェックして自宅で洗濯できるものは、今回ご紹介した方法で洗ってみてください。