はじめての出産の場合、どのような準備をしておけばいいかわかりませんよね。服装についても、入院の際に適切な格好がわからないと不安に感じる方が多くいることでしょう。
そこで今回は、出産で入院する際、病院へ行くときの服装や、入院前に準備しておきたいアイテム、選ぶポイントをご紹介します。
はじめて出産する場合、どのような手順を踏むかわからないという方が多いでしょう。突然入院が必要になるケースも多いので、事前に準備をしておく必要があります。持っていくアイテムだけではなく、着ていく服装も迷ってしまいますよね。
では、入院する際にはどのような服装をするのがいいのでしょうか。
出産の際、病院に着いたら前開きタイプのパジャマかお産用の服に着替えることになるため、向かうときの服装にルールはありません。陣痛が始まって病院へ向かう際には、楽なスタイルで行ってOKです。
1枚で着られるTシャツワンピースや、前開きで着替えやすいシャツワンピースなど、締め付けのない楽な格好をチョイスすると、動きやすく病院についてからも煩わしくないので安心です。
陣痛がきてから着替えるのはむずかしいという方もいるでしょう。痛みで余裕がない場合は、パジャマで病院に向かっても問題ありません。
ただし、寒い季節はパジャマの上から何か羽織りものを着て向かうのがおすすめ。肌寒い時期はガウン、冷え込む時期はコートなど、気温に合わせて選ぶようにしましょう。
陣痛がきて入院する病院へ向かう前に、身体的・気持ち的に余裕がある場合は、着脱しやすい洋服に着替えておくといいでしょう。
もちろん着替えていかなくてもOKですが、病院についたあとに着替えが楽になるので、家から楽な格好で向かえるとなおよしです。
では続いては、出産で入院するときの服を選ぶポイントをご紹介します。
出産後には、授乳のしやすさも考えて服装選びをする必要があります。前開きであれば授乳はできますが、授乳口がある洋服であればより授乳しやすく入院期間を過ごせるでしょう。
また、出産前後は診察などで脱ぎ着をすることが多いので、着脱しやすい前開きの洋服を選ぶのがポイントです。
入院中はどれだけ快適に過ごせるかが大切。締め付けがあると窮屈に感じ、リラックスして過ごせなくなってしまいます。
そのため、締め付けがないかどうかは服装選びをするうえで重要なポイントになるといえます。出産前後のデリケートな時期を落ち着いて過ごせるよう、着心地がいいものをチョイスしましょう。
続いて、出産で入院するときに用意しておきたいアイテムをご紹介します。
出産で入院する際には、マタニティパジャマか前開きができる洋服は必要不可欠。授乳しやすく脱ぎ着しやすいアイテムを選ぶようにしましょう。
選ぶ際には、リラックスできることはもちろん、着ていて気分があがるデザインのものを選ぶのがおすすめ。かわいらしいパジャマや洋服を選ぶことで、出産前後の不安やマタニティブルーを吹き飛ばしてくれるかも。
ワンピースタイプであれば、産前はお腹が大きくても締め付けがなく、産後は気になるボディラインを上手にカバーしてくれるのでストレスなく着用できます。
また、肌に触れるものであるため、肌触りのよさにもこだわるといいでしょう。
産後にはじまる悪露の手当てに使う産褥ショーツ。産後の時期にしか使わないので、なかなか馴染みがないという方が多いのではないでしょうか。
産褥ショーツも、マタニティパジャマと同じく入院時の必需品。クロッチ部分から腰まで防水加工がしっかりついている産褥ショーツを選ぶことで、就寝時も安心して過ごすことが可能です。
夏場は涼しいマタニティパジャマを、反対に冬場は暖かい素材のマタニティパジャマを選んで持っていく方が多いでしょう。とはいえ、病院の中は年間通して心地よく過ごせるように整えられています。
季節に関わらず、部屋の温度が自分に適しているかは入院してみないことにはわかりません。持っていったマタニティパジャマでは、暑さや寒さを感じる可能性があります。
そのため、さっと羽織れるカーディガンを準備しておくと安心。サラッとした肌触りのものであれば、ストレスを感じず羽織れます。寒さ対策のためにマタニティパジャマとあわせて持っていくことをおすすめします。
最後に、出産で入院する際に気をつけておくべきことをご紹介します。
「出産時にボロボロになってしまうとわかっていても、できるだけ綺麗な姿でいたい」「出産直後に我が子と写真を撮りたいから、かわいい状態に整えておきたい」と考える方は多いでしょう。
とはいえ、出産時はものすごい量の汗をかきます。メイクをしていても結局は落ちてしまうことがほとんど。また、出産までに時間がかかり、長時間メイクをしていることによって肌荒れしてしまうこともあります。
もしもすっぴんでいることに抵抗がある、どうしても気になるという方は、まつげエクステをしたり眉毛だけを描いておいたりするだけで、すっぴん感を解消できるでしょう。
また、ネイルは入院前に余裕を持って落としておきましょう。
出産する際は、指先に医療器具をつけたり爪の色を見たりと、健康状態を判断する指標として爪先を見ることがあります。そのため、ネイルをつけていると爪先で判断できないため、病院から外してほしいといわれることが多いのです。
ジェルネイルの場合など、特別な道具がないと落とせないケースもあるので、入院前にネイルは落としておくようにしておきましょう。
視力が悪い方は、出産時にコンタクトレンズをしておくべきかどうか迷っているのではないでしょうか。
出産時にコンタクトレンズをしてはいけないという決まりはありません。つまり、コンタクトをしたまま出産に臨んでも問題ないということです。しかし、大量の汗をかいたり痛みに耐えたりする中で外れてしまう可能性があるため、可能であればメガネに変えておいた方がベター。
したままでも問題ないとお伝えしたものの、中には、コンタクトレンズは紛失しやすいため禁止としている病院もあるため、事前の確認はお忘れなく。
コンタクトがもし出産中に外れてしまった場合、産後ボヤけたまま我が子の顔を見ることになってしまいます。事前にメガネに変えておけば、目の渇きを気にすることなく出産に集中できるうえ、産後もしっかりとお子さんの顔を見られるでしょう。
今回は、出産のために用意するべきアイテムや着ていく服装についてお伝えしました。陣痛がきても余裕があるのであれば、部屋着から用意しておいた楽なワンピースなどに着替えておくのがおすすめ。もし痛みが強くむずかしければ、パジャマの上に羽織りを重ねて病院へ向かいましょう。
入院時もリラックスして過ごせるよう、普段から着用しているマタニティパジャマや、気分のあがる素敵なデザインかつ楽なシルエットの洋服を用意しておくことをおすすめします。
安心して出産のための入院期間を過ごすためには、事前の準備が必要不可欠。不足のないよう必要なアイテムを買い揃えておくことをおすすめします。また、アイテムだけではなく情報も読み込んでおき、不安な気持ちをできるだけ解消してから出産に挑むことをおすすめします。