お家のクローゼットを開けた際、着なくなった洋服やいらない洋服は眠っていませんか?そのまま捨てたり売ったりするのもいいですが、愛着がある洋服は手放したくないですよね。今回は洋服のリメイク術やプロにリメイクしてもらう方法をご紹介します。
お家のクローゼットやタンスを開けて、衣替えや断捨離した際、流行がすぎて着なくなった洋服や買ったはいいものの自分に合わなくていらなくなった洋服、サイズが合わない洋服など出てくる方もいるのではないでしょうか。
着なくなったりいらなくなった洋服を捨てたり、フリマアプリなどを使って売る方も多いと思いますが、せっかく購入した洋服を簡単に手放したくないですよね。愛着がある洋服の場合だとなおさらでしょう。
そんな時は、洋服をリメイクしてみませんか。
洋服をリメイクすることでまた新たに使うことができますし、手間暇かけてリメイクすればよりその洋服が好きになることでしょう。
捨てるか売るか悩んでいる洋服が手元にあるならば、別な使い道がないか考えてみてください。
トップスもズボンも子供服も、まだまだ活躍の場がきっとあるはずです。
今回は様々な洋服のリメイク術をご紹介します。もし、自分でリメイクするのが面倒だと感じる方は、費用はかかりますがプロの手に任せて洋服を再復活させましょう。
裾にフリルがあったり、リボンや柄が可愛いワンピースはジュエリーボックスにリメイクしてみましょう。ミシンいらずで切ったり貼ったりするだけで完成します。
用意するものは、100円ショップなどで販売している蓋つきの箱。
箱の側面を計測して型紙を作り、ワンピースの布を型紙に合わせて切りましょう。後は、切ったワンピースを箱にボンドなどで貼り付けるだけです。
蓋の部分に綿を入れると膨らみが増し、よりジュエリーボックス感を演出できますよ。
ワンピースについたフリルやリボンも上手に活用して、キュートなジュエリーボックスを作成してみてください。
子供服はすぐサイズが変わって着れなくなってしまいますよね。
しかし、可愛い我が子が着た洋服はなかなか捨てられないもの。リメイクして手元に残しておきたい方もいるのではないでしょうか。
キャラクターが描かれた子供服は、キャラクター部分を活かしてウォールポケットが作れますよ。
子供の作品などを入れて活用するのもいいですね。
ウォールポケットは作りたいサイズによって作り方が異なるので、検索して探してみてください。
布とミシン、アイロンがあれば完成できます。
チェックシャツやボーダーシャツ、水玉模様など柄がついたシャツはいろんなリメイクに使えます。
バッグにリメイクすれば、古着感が感じられ味わい深くていいですね。
複数のシャツを組み合わせて外側と内側の色を変えてみたり、ポケットを使いやすいように複数つけたり、使い勝手がいいバッグになるようカスタマイズしてみてください。
シャツブラウスのボタンもいいアクセントになりますよ。
着なくなったりいらなくなった洋服の切れ端を複数使って壮大な作品を作ってみませんか。
パッチワークは切れ端を縫い合わせて作成することができます。完成するまでに時間はかかりますが、達成感は並大抵のものではないはず。
親子で共同制作しても面白いかもしれませんね。子供がデザインを考えて親子で一緒に縫っていくといい思い出にもなります。
完成したパッチワークはインテリアの一部として部屋に飾ってみてください。
お父さんなどが着ていたチェックシャツは子供用のアイテムにリメイクして、親から子へ洋服を受け継ぐのも素敵かもしれませんね。
チェックシャツは子供用の甚平のデザインにぴったり。
大人用のシャツ1枚あれば、余裕で子供サイズの洋服が作れますよ。完成した甚平はそのままでもシンプルでかっこいいですが、子供が好きなキャラクターのワッペンを付けるとお子さんが喜ぶかも。
もし使用した洋服にあまりがあるならば、他の端切れと一緒に縫い合わせてバッグを作るのもいいですね。甚平と統一感が出ておしゃれ度が増します。
元気一杯の子供の洋服は穴が開いて着れなくなってしまうこともしばしばあるでしょう。ほんの数回しか着ていない洋服だと、もったいなくて簡単に捨てられないですよね。
穴が開いた子供の服は補修して着続けるのもいいですが、いっそのことリメイクしてしまいましょう。
可愛い柄のズボンはポーチにリメイクできます。ズボンの生地は丈夫なものが多いので、持ち運びや開閉が多いポーチにぴったりです。
夏用のズボンをリメイクしてポーチにするなら、ポーチのデザインも夏らしいものにしてみましょう。
キャラクターデザインが施された子供服は、リメイクして子供用のアイテムにするのもおすすめ。
ティシュケースはお出かけ時に欠かせないアイテムなので役立つこと間違いなし。
手縫いでサクサク縫えるので、簡単に作れますよ。大体のサイズさえ決まっていれば、特に測りもせず切って作ってもいいですね。
思い出の洋服はリメイクして常に手元に持っておきたいですよね。
がま口ポーチなら小物が多い女子に嬉しいアイテム。
必要なものは、がま口ポーチ本体と裁縫道具、使用する洋服です。
がま口ポーチは100円ショップでも購入できますよ。店頭で作りたいサイズのがま口ポーチを探してリメイクしていきましょう。
YouTubeなどで検索すると丁寧なステップで作り方を解説している動画もあります。気になった方は探してみてください。
もし犬や猫などを飼っている方は、いらなくなった洋服をペット用のアイテムにリメイクするのもありですね。
おすすめはペット用のベッド。
飼っているペットの大きさにもよりますが、大きめのトップスやワンピースがあれば作成できます。ペットの寝るサイズを把握してから作ってくださいね。綿など詰め込んで寝心地のいいベッドをペットにプレゼントしましょう。
洋服をリメイクして立体的な手作りマスクを作ることも可能です。所要時間は大体20分ほど。
作る際はマスクの型紙が必要になります。
大人の男性用、女性用、子供用で型紙が変わるので、作りたいタイプの型紙を探しましょう。ネットで検索すれば無料で型紙をダウンロードできますよ。
その他に必要なものは、表布と裏布(洋服で代用可)、マスク用のゴム2本です。
<手作りマスクの作り方>
①型紙に合わせて表布と裏布をカットします。
②表布と裏布を中表で合わせ、カーブの部分を縫い代1cmで縫い合わせます。
③カーブの部分の縫い代に1cm間隔で切れ目を入れ、縫い目から2mmほど離れた所まで切れ目を入れます。
④縫い代をアイロンでわり、表布と裏布を中表で合わせてまち針で留めます。
⑤裏地の端から端まで上下を縫い代1cmで縫い合わせます。
⑥ゴム通し口を作ります。
⑦アイロンで形を整え、表布の両側を1cm→2cmの三つ折りで内側に折り、アイロンをかけます。
⑧三つ折りしたところをステッチをかけ、縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
⑨ひも通しや安全ピンを使ってマスク用のゴム紐を通します。
⑩ゴム紐の先を玉結びして、ゴム通し口の中に隠せば完成です。
ぜひ上記の作り方を参考に、洋服を使ってマスク作りに挑戦してみてください。
大体2時間半ほどで作れるリメイク術です。
大人のワイシャツを子供用ノーカラーシャツに変身させましょう。
必要なものは、ミシンとワイシャツ、子供のシャツ(寸法用)です。
<子供用ノーカラーシャツ(半袖)の作り方>
①糸切りバサミを使って、ワイシャツの衿元の縫い糸を生地を傷めないように取ります。
②ワイシャツの上に子供用のシャツを乗せ、サイズに合わせてワイシャツを切っていきます。全体的に縫い代3cmほど大きく切るようにしましょう。子供のシャツの肩幅の長さは測ってから切ると安心です。
③希望の半袖の長さに合わせてワイシャツの袖を切ります。切り取った両袖を合わせれば、均等に切れたかどうか判断できますよ。
④子どものシャツの衿元の長さを測り、衿の長さを合わせましょう。そして、衿の真ん中を切ります。
⑤切った両側の部分は表から内側に折り、折った部分を表側からミシンで縫っていきます。
⑥最初にほどいた衿部分を縫い、身頃の生地は2枚とも表が内側になるように合わせます。その際、袖口を残して脇を縫っていきましょう。
⑦袖口は身頃部分の生地を裏返して、袖を表のまま入れて縫います。
⑧裾は三つ折りに折ってから縫って完成です。
ワイシャツにポケットがある場合は、ポケットを最初に取り外しておきましょう。そして、完成した子供用ノーカラーシャツの好きな場所にポケットを縫い付けるのがおすすめです。
女性用のシンプルな柄のワンピースは子供用のハーフパンツにリメイクしてみましょう。女の子用なら、ワンピースの柄が可愛くても問題ありません。
必要なものは、ミシンとワンピース、ゴム通し、ウエストゴム、紐、子供用のハーフパンツ(寸法用)です。
<子供用ハーフパンツの作り方>
①まずはワンピースに作りたいサイズの子ども用ハーフパンツを合わせて、縫い代3cmほど大きめに切ります。ハーフパンツの前側の左右、後ろ側の左右、合計4枚必要です。ウエスト部分は使用するゴムの太さに合わせましょう。
②前側の股上とお尻側を縫い始めます。前側の生地のウエスト部分を5cmほど開けておいてください。ゴムが通しやすくなります。
③余った布でポケットを作りましょう。そしてポケットの位置を決めて縫います。
④表側が内側になるように2枚重ねて、外側と股下を縫っていきます。
⑤裾部分は三つ折りして、一周させて縫います。
⑥ウエスト部分はゴムより太めに折るのがポイント。そして縫い終わったらゴム通しを使ってゴムを入れます。
⑦表側のウエスト部分に紐を通せる穴をハサミで切ります。最後に紐を通せば完成です。元のワンピースの柄に合う紐を選んでくださいね。
洋服の端切れは使い道がたくさんあります。リメイクしてあまった洋服の端切れをとっておくと、いつか役立つ時があるかもしれません。
ここでは端切れをリメイクしたリボンヘアゴムの作り方をご紹介します。
必要なものは、ミシンと洋服の端切れ、ヘアゴム、手縫い糸と針です。
<リボンヘアゴムの作り方>
①洋服の端切れを好きな大きさに正方形で2枚用意します。
②表面をひっくり返して四隅を縫います。その際、表面に返せるように、3cmほど隙間を開けるのを忘れないでください。
③表面に返した後、開いている部分を手縫いで閉じましょう。
④リボンの真ん中の帯は、リボン本体と同じ大きさの長さにするのがポイント。裏面に折り返して縫い、表面に戻します。
⑤リボン部分は形を整えて糸で留めましょう。
⑥リボンの帯とゴムを⑤に巻きつけて取れないようにすれば完成です。
洋服の端切れを使ってリメイクしたヘアゴムとほぼ同じ手順で作れるのが蝶ネクタイです。
<蝶ネクタイの作り方>
①洋服の端切れを好きな大きさに正方形で2枚用意します。
②表面をひっくり返して四隅を縫います。その際、表面に返せるように、3cmほど隙間を開けるのを忘れないでください。
③表面に返した後、開いている部分を手縫いで閉じましょう。
④リボンの真ん中の帯は、リボン本体と同じ大きさの長さにするのがポイント。裏面に折り返して縫い、表面に戻します。
⑤帯部分にボタンホールを縫います。大きさを決めて、印をつけましょう。
⑥ミシンのボタンホール機能を選択し、縫い始めます。縫い終えたらハサミで穴を開けましょう。
⑦帯の部分を裏面にしてから縫い、最後に表面に返します。
⑧最後にボタンホールを真ん中にして帯が取れないように縫えば完成です。
お気に入りの洋服の柄がある場合、柄を活かしたスツールカバーにリメイクしてみましょう。
スツールの座面は長年使用していると、汚れたりひび割れたり、傷んでしまうと目立ってしまいますよね。
しかし、スツールカバーをかけてあげれば綺麗な状態をキープできますし、好みの柄だと気分が上がりますよね。
複数の洋服を使ってスツールカバーにリメイクして、シーズンごとに変えるのもいいかもしれません。
ほとんどのスツールが簡単に取り外しできるので、作業も楽ちんですよ。
不器用でリメイクするのが苦手……という方におすすめなのがフォトフレームにすることです。
用意するものはフォトフレームと洋服、ハサミだけ。
作業も簡単でフォトフレームの中のサイズに合わせて洋服を切り、最後にフォトフレームの中に入れれば完成です。
お気に入りの洋服の柄をフォトフレームとして飾れます。インテリアに合わせて柄を選ぶのもいいですね。複数の柄を用意すれば、気分で中の柄を変えることができます。
子供のよだれかけは使う期間が短いのに、消費が激しいですよね。何度も買っていたらお金もかかってしまいます。
そんな時は、リメイクしましょう!
気なくなった可愛い洋服を使えば、クオリティも高くなるでしょう。
大人用の洋服1枚で、子供用のよだれかけが1つ作れますよ。複数枚リメイクするのがおすすめです。
サイズが変わるとすぐ履けなくなるデニムのズボンが引き出しに眠っている方も多いのでしょうか。
デニムは汚れが目立ちにくいのが嬉しいポイント。
リメイクするなら、汚れてもいいようなアイテムに縫い直すのがいいでしょう。
おすすめは、エプロンです。
エプロンはキッチン周りの仕事をしていると気づかないうちに汚れてしまうことがありますよね。
リメイクしたものなら汚れを気にせずに使えるので、思い切ってデニムのエプロンを作ってみてください。ガーデニング用のエプロンとして活用するのもいいですね。
着物もリメイクして別なアイテムに生まれ変わらせることができます。
着る場面が限られてしまう着物は、普段でも使える洋服にリメイクしましょう。
スヌードにすれば、一年中使えます。
夏はクーラーが強すぎる時に、冬は寒さ対策の時に活躍するでしょう。
レトロな柄などを使った着物でスヌードを作れば、着物を着ている感覚も味わえるはず。
着なくなったりいらなくなった洋服を自分でリメイクするのは怖かったり、面倒臭かったりする方も少なくないはず。
費用はかさみますが、プロの手に任せるのもおすすめですよ。
マジックミシン 洋服のお直しは、人気情報番組『ヒルナンデス!』で紹介されたリメイク店です。
デザインが古かったり、サイズが合わない洋服、好みが変わった洋服を世界に一着しかないアイテムに変身させてくれます。
2種類のワンピースをドッキングさせたり、デニムパンツをスカートやバッグにしたり、着物をパーティードレスにしたりと色々なアイテムにリメイクすることが可能です。
料金は素材やデザインの要望によって変わるので、まずは店舗に相談しに行くのがいいでしょう。
他にもバッグや靴の修理、クレンジング、ケア裾上げ、遊園グッズなども依頼できますよ。北海道から沖縄まで全国各地に店舗があるので気軽に利用できますね。
おしゃれ工房は、洋服・バッグ・靴のお直しを中心に展開しているリメイク店です。
革製品の修理、クリーニング、合鍵作製、刃物とぎ、Tシャツプリントなども手がけていますよ。
経験豊富なスタッフが多く在籍していて、確かな技術と多彩なサービスが売り。全国各地に店舗があるので、利用している方も多いみたいです。
洋服のリメイクに関しても多数の実績があり、雑誌で所ジョージ(ところじょーじ)さんの世田谷ベースでのジャケット+毛皮のリメイクが取り上げられて一躍話題を集めました。
毛皮や着物のリメイク、思い出の洋服をペット用品にリメイクしたい方はぜひチェックしてみてください。
お直しサロン アンコトンは、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・新潟エリアに展開するリメイク店です。
おしゃれにこだわる人たちから支持されているサロン風お直し専門店として知られています。
洋服のお直しや洋服リメイク、スーツのお直しや着物を洋服に仕立て直すサービスを行っています。
洋服のリメイクメニューは豊富に取り揃えており、アイデアリメイクやインテリアグッズ、コポーオーダー、ネクタイリメイク、スカーフニットリメイク、ユニバーサルリメイク、入園入学グッズ・ミニランドセル、小物リメイクがあります。
気になったリメイクメニューは、公式HPで詳しく確認してみてください。他にも、訪問お直しサービスやぬいぐるみ診良所というサービスも人気ですよ。
FORMI(フォルムアイ)は、1969年創業の洋服のリフォームやお直し、バッグの修理を専門にしているお店です。
昔の洋服を今風の洋服に蘇らせるリメイクサービスもあります。
ジャケットの衿幅のリメイクや皮革製品の染め直し、毛皮の着丈の残布をストールにしたり、着物をドレスにリメイクすることが可能です。
他にも洋服のリメイクをオーダーメイドしたり、ネームの刺繍入れやボタンホールの設置、ユニバーサルアイテムにリメイクもできます。
店舗も北海道から九州地区まで展開しているので、近くに店舗がないか調べてみてください。
ママのリフォームは、全国に300店舗以上ある洋服のリメイクやリフォームの専門店です。
洋服のお直しメニューは、サイズやパーツのお直し、革バッグや革靴、毛皮製品などのお直しができます。
リメイクの実績も数多くあり、公式HPにリメイク例が記載されているので、他の人がどんなリメイクをしたのか見て参考にするのもいいでしょう。
リメイク例として、Tシャツをキッズ用セットアップに、Tシャツ+レースでトップスに、Tシャツ2枚でドッグウェアに、Tシャツ+浴衣でワンピースにすることができます。
公式HPには、リメイクの具体例やヒントになる情報がまとめられているのも嬉しいですね。自分で洋服をリメイクする際の参考にもなるでしょう。
お直し職人は、洋服のお直し(リフォーム)とリメイクの専門店です。
ほつれや破れの修理、サイズ変更、デザイン変更、オーダーメイドなど洋服に関する事柄なら何でも相談できるのが特徴的です。
タンスやクローゼットに眠っている洋服をリメイクしたり、ジーンズをスカートに、ロングパンツからショートパンツにリメイクすることができます。
生地が上質だけどもデザインが古い洋服や傷んでしまった洋服、サイズの関係で着れなくなった洋服がある方は、洋服をリメイクしに店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。
着なくなったりいらなくなった洋服、飽きた洋服などをリメイクするアイデアやおすすめのリメイク店をいくつかご紹介しました。捨てたり売ったりするのに気がひける洋服が手元にある方は、ぜひリメイクする手を考えてみてはいかがでしょうか。新たな洋服や小物、バッグに生まれ変わらせて、末長くリメイク品を愛用し続けてください。