毎年多くの方を悩ませている花粉。鼻水やくしゃみといった症状が有名ですが、目のかゆみも花粉症の代表的な症状ですよね。そこで今回は、花粉によって目のかゆみを感じる方は、どのような対策をすればいいのかご紹介します。
【目次】
くしゃみや目のかゆみといった花粉症は、体内に入った花粉から身体を守るために起こるアレルギー症状のことです。
花粉症の4大症状だと言われているのが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみになるので、風邪と間違いやすく、いつまでも風邪薬を飲み続けて間違った対策をとってしまいがち。
花粉による症状を軽減するためには、正しい対策が必要になると言われています。
そこで今回は、花粉症に症状の中でも意外に多い「目のかゆみ」にスポットを当てて対策方法をご紹介するので、花粉シーズンの目のかゆみに悩まされている方はぜひチェックしてみてください。
目は花粉による影響を、大きく受けやすいと言われています。
花粉が目に入り、その汚れをそのままにしておくと、かゆみだけでなく炎症も進行してしまうことがあるそうです。
そして目のかゆみの他にも、充血、涙目、目が腫れるといったアレルギー症状が起こるそう。
今までなかった方も、今年から急になり始めることもあるので、どんな方も油断大敵。
特に、ドライアイの方は、目に付着した花粉を涙で洗い流す機能が低下していることから発症しやすいと言われています。
どのような対策ができるのか、早速見ていきましょう。
花粉による目のかゆみ対策で大切になるのは、できるだけ花粉を体内に入れないことです。
そのためには、花粉が飛びやすいときの外出はなるべく控えることがおすすめ。
花粉は湿度が低く、晴れた日に飛びやすいと言われているので、特に雨が降り翌日が晴れたときは、2日分の花粉が飛ぶことになるそう。
さらに、午後1時から午後3時頃が一番多く飛ぶ時間帯になるそうなので、花粉の性質を知り、量が多いときはできるだけ外出を控えるといいですよ。
花粉は洋服や髪にも付着します。
ですので、外出から帰宅する際は、家の中に花粉を入れないように対策を取ることも目を守るために欠かせません。
髪は手で払い落とし、洋服は玄関先に洋服ブラシを用意しておくなどして、玄関前で体や衣服についた花粉をよく落としてから入るようにしてください。
そして手で払い落している場合はもちろん、帰宅したらすぐにうがいや手洗いで清潔な状態に保ちましょう。
できれば、メイクもすぐに落とすことをおすすめします。
また、掃除もこまめに行うようにして、外に干した洗濯物などは花粉をよく落とすようにしてくださいね。
コンタクトレンズを使用している女性もいますよね。
コンタクトレンズを使用しているときに、花粉が付着してしまうと、汚れやすくなり、かすれたり曇ったりすることがあります。
さらに、レンズに付着した汚れなどで炎症が起きてしまうと、目にも良くないので、対策方法としてコンタクトレンズを控えることがおすすめです。
花粉シーズンだけでもメガネに切り替えて、花粉から目を守りましょう。
お医者さんと相談しながら、コンタクトレンズに切り替えるタイミングを見ることもおすすめですよ。
コンタクトレンズを使用している方は、目を守る対策としてメガネをかけることがおすすめだとお話ししましたが、これはコンタクトレンズを使用していない方にもおすすめしたい対策方法です。
最近では花粉対策のために、目への侵入を徹底して防ぐゴーグルのようなメガネもあるので、花粉によるメイク崩れが気になる女性や、目のかゆみなどに悩まされたくない方はぜひ取り入れてみてください。
見た目が気になるなら、普通のメガネと花粉をガードするスプレーを活用することがおすすめです。
花粉が目に付着してしまったときの直接的な対策として取り入れたいのが、洗眼をすることです。
洗眼薬で目を丸ごと洗うことができれば、付着した花粉をキレイに流すことができ、目のすっきり感を感じることができますよ。
また、目の表面だけでなく、まぶたの裏側まで洗うことができるので、清潔さを保つことが期待できます。
洗眼薬を選ぶときは、なるべく目に優しいものがいいので、防腐剤フリーのものを選んで使うことがおすすめです。
外出先で目に違和感を感じたときの対策方法なら、目薬を使うことがおすすめです。
目のかゆみや違和感など、目の諸症状を軽減するものなので、用意しておくと便利ですよ。
花粉による症状は、抗アレルギー点眼薬で症状を抑えることができると言われているので、選び方にも注目してみてください。
花粉症の症状を軽くしたい方なら「メディエーター遊離抑制薬」、かゆみを早く抑えたいときは「抗ヒスタミン薬」がおすすめだと言われています。
花粉による目のかゆみ対策をご紹介しました。
早めに正しい対策を取り入れることができれば、悪化を防いだり、症状を軽減したりすることが期待できます。
ぜひできそうなことから意識して、目を花粉から守っていきましょう。