幅広い世代で楽しめるカラオケは、盛り上がるために注意したいマナーがあります。そこで今回は、カラオケのマナーやルールをご紹介します。
【目次】
上司とカラオケに来た場合や、取引先やお客様との接待でカラオケに来た場合には、応接室や会議室、レストランなどの席次のマナーと同じように、立場が下の人がインターホンや出入口の近くに座るようにするのが社会人としてのマナーですね。
特に、カラオケルームでは、飲み物や食べ物のオーダーや、カラオケ店のスタッフからの連絡はインターホンを通じて行います。インターホンで連絡を受けたり、飲食物のオーダー役を積極的に引き受けるようにしましょう。誰かのグラスが空になりそうな場合や、食べ物が足りない場合は、メンバーに希望を聞いて、率先してオーダーするようにしましょう。
カラオケでは、他の人が歌っている時間の過ごし方も大切です。
他人が歌っている時は、楽しそうに歌を聞いたり、体を揺らすなどして、真剣に聞く姿勢を見せるのがマナーですね。
アップテンポの曲の場合は、メンバーが盛り上がっている時には、一緒になって手拍子をしたり、合いの手を入れたりしたいですね。
誰かとしゃべったり、スマホを長時間いじるようなことも避けましょう。
また、デートでカラオケに行った際は、カラオケの個室に二人きりですので、順番に歌うことも多いものです。次に歌う曲を選ぶのに夢中にならないようにしましょう。
カラオケ店に入店してからしばらくの間は、お互いに遠慮していたり、イマイチ盛り上がりにくい雰囲気になることもあります。
その場が盛り上がるまでは、しっとりとしたバラードや、知っている人が少ないマイナーな曲やアニメソング、歌詞の意味が分かりにくい洋楽などは避けるのが暗黙のルールとなっています。
カラオケが始まって最初の1、2時間は、アップテンポの曲や、誰もが知っているようなメジャーで明るい曲を選ぶのが盛り上がるコツですね。
また、失恋したばかりの人がいる時に、失恋の曲を歌ったりするようなことも避けるのがマナーですね。
他人とカラオケに来た際には、他の人が歌った歌をもう一度歌うのはマナー違反とされています。大勢でカラオケに来ている場合は特に注意が必要ですね。心配な場合は、カラオケ機器で歌った曲の履歴を確認しましょう。
自分が歌った歌をもう一度歌うのもやめましょう。
カラオケで歌える曲のレパートリーが少ない方は、最初に得意な曲を歌ってしまうか、あらかじめ歌えそうな曲をリサーチして増やしておくのがおすすめです。
カラオケでは、自分が歌っている時は誰にも邪魔されずに気持ちよく歌いたいという人も多いですよね。
相手が自信がなさそうに歌っていたり、盛り上げようと思っても、一緒に歌ったり、勝手にハモったりするのはマナー違反ですのでやめましょう。
カラオケでは、伴奏の音量や音程、マイクの音量などの設定を変更することができます。しかし、他人が歌っている時は、勝手に設定を変えないのがマナーです。
また、盛り上がると思って採点機能を勝手に利用するのも、歌が苦手な人にとっては苦痛になりかねません。採点結果が気になって自由に歌えなくなってしまう可能性もありますし、低い点数が出て落ち込んでしまうと、その場の空気が重くなってしまうこともあります。
採点機能を利用する場合は、その場にいるメンバーが賛成している場合にしましょう。
また、人によっては、歌の間奏を早送りしたり、歌う部分が終わったら演奏を停止することで時間を有効活用したいという方もいると思います。しかし、他人が歌っている曲の間奏を勝手に早送りしたり、演奏を停止するのはやめた方が良いですね。
カラオケは、歌が苦手な方にとっては気乗りしないものです。できるなら歌いたくないという方も少なくありませんし、歌いたくない人に無理に歌わせるのはマナー違反です。
しかし、せっかくカラオケに来た場合には、最低でも一曲は歌うようにするのがマナーです。
一人で歌うのが抵抗がある場合は、同僚や友達と一緒に歌ってもOKですよ。
カラオケでは、歌う曲を選ぶ際には「歌本」や「デンモク」やリモコンを使用しますよね。歌う曲に迷ってしまって、歌本やデンモクを独占しないようにする事もマナーです。
また、他の人が歌わないからといって、続けて曲を入れて歌うのも、人によっては「マイクを独占していてマナー違反だ」と思われますので注意したいですね。
お互いに気持ちよくカラオケを楽しむためには、カラオケのマナーやルールを意識した振る舞いが必要です。カラオケに行った際は、ぜひマナーやルールを意識してみてくださいね。