一生に一度は見てみたい美しくて幻想的なオーロラ。オーロラツアーに参加してみたいけど、寒さや着て行く服装が気になるという方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、オーロラツアーにおすすめの服装や持ち物などをご紹介します。
【目次】
極北の空に幻想的に広がるオーロラは、一生に一度は見てみたいものの一つ。ただオーロラが見られる場所は寒いイメージの国ばかりですよね。確かにオーロラが見られる国々は全て極寒の北国ばかり。ですから、服装はしっかり準備して最大限の防寒着を着用することが必要になります。
防寒着といってもそんな極寒の地で着るような服は持っていないという方は、オーロラツアーに参加するのがおすすめ。旅行会社でオーロラ観賞で着るアイテムをレンタルしてもらえるので、レンタルできるもの以外を手持ちで用意すればOKです。
※防寒着をレンタルしていないツアーもあるので、事前に必ず確認しましょう。
オーロラは観賞できる国が限られていて、「オーロラベルト」と呼ばれる地域にのみ出現します。国でいうとグリーンランド、フィンランド、アイスランド、アラスカ、カナダといった北国。北緯65度付近にある地域で、なおかつ夜で雲がないことがオーロラが観賞できる条件。夏は白夜になる地域なので、観賞できるのは秋から冬、春にかけてになります。
オーロラが観賞できる時間帯は、夜の8時から11時頃。オーロラが長い時間出現することもありますが短い場合もあるため、しばらく出現するのを待つ必要があります。
オーロラ観賞できる地域は北緯65度付近にあるため、日本では想像もできないくらい寒い地域になります。ほとんどの国が冬の平均の最低気温が氷点下-10度を下回り、カナダのイエローナイフの冬は-30度にまで気温が下がります。
オーロラ観賞で着る服装は、アイテムを重ねて空気の層を作って保温力を高めるのがポイント。レイヤリングするアイテムはそれぞれの役割に合ったものを選んで、効率的に体を温めるのが防寒のコツです。
アイテムが肌に近いものから、ベースレイヤー→ミドルレイヤー→アウターレイヤーで重ねます。それぞれのレイヤーで役割が分かれているので、アイテムはその役割に適した高機能なものを選ぶのがポイントです。
オーロラ観賞で着る服装の一番外側に着るアウターレイヤーは、防寒力のあるものが絶対条件。風や冷気を通さずに保温性も高いダウンジャケットがおすすめです。
ダウンジャケットは丈感が長く高機能なものがベスト。ただし、時期が秋だったり国によっては気温がそこまで下がらない場合もあります。その場合は軽めのアウターでもOKです。事前に参加するツアーの国の気温を調べておきましょう。
パンツはスキーパンツのような防風性と保温性を兼ね備えたものが理想的です。
オーロラ観賞の服装でアウターレイヤーの下に着るミドルレイヤーは、体を温めてくれる保温力のあるものが最適。気温が氷点下-20度を下回るような国では、この中間着を重ねて保温力をアップしましょう。
このミドルレイヤーに適しているのは、フリースやインナーダウン、セーターといったアイテム。おすすめなのはお手入れが簡単で速乾性があるフリースジャケット。室内では軽い羽織りとしても使えます。
オーロラ観賞で肌の上に着るベースレイヤーは、吸湿速乾性のあるものがベスト。歩いたりして汗をかいてもすぐに乾いて、ドライな状態を保つものが最適です。おすすめなのはメリノウールのインナー。化繊のものより肌触りが良く防臭性もあるのが魅力です。
ベースレイヤーは下半身用も準備しましょう。スパッツやレギンスなど、吸湿速乾性に優れていて保温性もあるものが最適です。
オーロラ観賞で着る服装では、頭部や首元、手元を温めてくれる小物類も重要です。いくら高機能なダウンジャケットを着ていても、帽子や手袋をしていないとその部分から冷気が侵入して、一気に体が冷えてしまいます。
帽子は厚手のニット帽、手袋も厚手のものを選びましょう。首元の防寒におすすめなのはフリース素材のネックウォーマー。露出しているので冷える顔の防寒にも役立ちます。
オーロラ観賞で履く靴は、極地での使用に対応する機能を持ったブーツがマストです。雪道やアイスバーンの道を歩くことになるので、雪の上でも滑らないスノーブーツが最適。
スノーブーツは使用限界温度が設定されているので、オーロラ観賞する国の予想温度に適したものを選びましょう。
オーロラツアーに持参する持ち物のおすすめは、もちろん防寒を目的としたアイテムが中心。通常の海外旅行に必要な持ち物にプラスする、オーロラツアーならではの持ち物をご紹介します。
■オーロラツアーにおすすめの持ち物
・カイロ(靴下用のものも)
・イヤーマフラー(耳あて)
・ヘッドライトor懐中電灯
・ホットドリンク、保温機能のある水筒(お茶やインスタントコーヒー、スープ)
・カメラ(オーロラ撮影ができる機能が付いたもの)
オーロラ観賞ツアーに参加する際の服装は、防寒力のあるアイテムを選ぶことと重ね着で保温力を高めるのがポイント。ツアー先の国によって気温に差があるので、事前に渡航時期の気温をチェックしておくと安心です。寒さで凍えてオーロラが楽しめないなんてことがないように、服装はしっかり準備しておきましょう。