海外の文化や食事を楽しむために、毎年多くの方が海外旅行へ行っています。その中でも人気の観光地として有名なのが「シンガポール」ですが、このシンガポールにもマナーがあるのです。そこで今回は、覚えておきたいシンガポールマナーをご紹介します。
【目次】
シンガポールは、 東南アジア南部、マレー半島南端にあるシンガポール島とその属島からなる国のことです。
東京23区ほどの小さな国ですが、 目覚しい経済成長でビジネス面からも注目されています。
また、シンガポールと言えば、マーライオンやナイトサファリ、サンズ・スカイパークといった有名な観光地もたくさんあるので、日本でも大人気です。
そのシンガポールに行くとなれば、やはりマナーをチェックしておきたいところ。
せっかくの旅行なのに、罰金などで嫌な思い出を残したくないですよね。
行く予定がある方も、将来行きたいと思っている方もぜひ参考にしてください。
シンガポールで最も有名なマナーが、ゴミのポイ捨てやつばの吐き出しをしないことです。
日本でもつばの吐き出しなどは最近見かけなくなりましたが、それでもゴミが転がっていることってありますよね。
これをシンガポールで行えば、罰金対象になってしまいます。
シンガポールは道路などがとてもキレイなので、汚さないように注意してください。
シンガポールでは、禁煙指定の場所でタバコを吸ってしまうと、最高で1,000 S$.(日本円で約10万円)ほどの罰金が科せられると言われています。
多くの公共施設も禁煙になっていますし、歩きタバコもマナー違反になりますので、ゴミ箱の上に灰皿が設置されているところで吸うようにしてください。
また、シンガポールへ入国する際にも注意が必要で、タバコを1本でも持っていると課税の対象になるそうです。
空港の税関で申告をしなければならないので、注意しましょう。
ちなみに、公共交通機関でガムを噛むことや、シンガポール国内へのガムの持ち込みも禁止されていますので、タバコやガムの愛好家は気を付けてくださいね。
シンガポールでは、タバコと同じように飲食でも厳しいルールがあるようです。
それは、交通機関で食べたり、飲んだりすることが禁止だということ。
日本でも問題になっているテーマですが、シンガポールではすでに禁止されていますので、持ち込みは大丈夫ですが飲食は控えましょう。
持ち込みが禁止されているガムはもちろん、飴のような小さなものでもNGになるので気を付けましょう。
ちなみに、持ち込みはOKだとお話ししましたが、ドリアンは例外です。
バスや電車はもちろん、ホテルに持ち込むこともできない場合があるので、「試しに買ってみようかな」と思ったときは注意してくださいね。
日本でも箸の使い方にマナーがあるように、シンガポールでもテーブルマナーがあります。
■シンガポールでのテーブルマナー
・お箸とフォークは右手、蓮華とスプーンは左手で持つ
・食器は持ち上げずに食事をする
・麺類やスープを食べるときは音を出さない
・年上の方との食事では席順等に気を付け、年上の方が手をつけてから食べ始める
・女性と食事をするならレディファーストを心がける
・食事中の喫煙はタブー
日本だと、麺類であればすする音を楽しみながら食べますが、シンガポールでは気を付けてください。
また、日本のフードコートなどでは、食器やトレーの片づけをしなければならないですが、シンガポールではお店の方が全てやってくれるので、そのままでも大丈夫です。
シンガポールでは、全席シートベルトの着用が義務付けられており、違反者は罰金の対象になるといわれています。
日本でもシートベルトの重要さが話題になっており、マナーにもなっているので大丈夫かと思いますが、「日本じゃないから」とシートベルトをしないのはやめましょう。
タクシーはもちろん、リムジンに乗車、後部座席であっても必ずシートベルトを着用してくださいね。
横断歩道以外の場所で道を横断することも罰金の対象になり、法律で禁じられています。
シンガポールでのマナーになるので、自分の身を守るためにも必ず横断歩道や信号機が備えられている交差点で道路を渡るようにしてくださいね。
ちなみに、食事を買うときもシンガポールではきちんと並び、割り込みという行為はマナーがないとされています。
しかし、公共交通機関を利用する際は日本のように「下りる人が先」という暗黙のルールがないので、最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、流れに任せてみてください。
写真撮影に関しても、日本でマナーがあるように、シンガポールでもマナーがあります。
特に、美術館や博物館などは写真撮影が禁止されている場所もあるので、写真撮影をするのであれば、ちゃんと確認しておきましょう。
また、モスクの内部も撮影が禁止されているので、注意してください。
海外に行くと「チップを渡した方がいいのかな?」と疑問に思う女性もいるかと思います。
シンガポールでは、料金に10%のサービス料が含まれているので、特別なことを頼んだとき以外はチップを渡す必要はないといわれているので、マナーがないと言われることはないでしょう。
ちなみに、空港ではチップが禁止されているので、注意してくださいね。
どこの国でも服装に関してマナーはありますよね。
シンガポールでは、肌の露出度が多い服装だと、立ち入り禁止になる場合があるようです。
特に、モスクや寺院などの宗教施設では、肌の露出に気を付けましょう。
また、高級レストランなどに行く場合も、ドレスコードを確認しておくと安心です。
意外と知らないシンガポールのマナーをご紹介しました。
日本とは違う文化でタブーなども変わってくるのは当然のこと。
うっかり日本でやってしまっていることをシンガポールでもやらないように気を付けて、キレイなシンガポールの街並みや観光地を満喫していってくださいね。