夏に暑くなってくると増える化粧崩れの悩み「ファンデの毛穴落ち」。化粧直ししても余計に毛穴が目立ったりして本当に困りますよね。そこで今回は、毛穴落ちの原因や対策、化粧直しのポイントやおすすめのアイテムをご紹介します。
【目次】
夏の暑い時期になると増えるのがメイク崩れのお悩み。汗をかいたり皮脂が出るとファンデーションが頬や小鼻まわりに「毛穴落ち」して、本当に困ってしまいますよね。化粧直しで上からファンデーションを塗ると余計に毛穴が目立ったり……。どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。
そこで今回は、ファンデの毛穴落ち問題の原因や対策、化粧直しのポイントやおすすめアイテムを一挙にご紹介。これを機会にファンデの毛穴落ち問題を解消して、朝仕上げた美しいベースメイクを夜までキープさせましょう!
朝は完ぺきにベースメイクを仕上げたつもりでも、お昼を過ぎて鏡を見るとファンデーションが毛穴落ちしてがっかり……。特に夏の暑い時期になると誰もが経験する化粧崩れのお悩みの一つです。
「毛穴落ち」とは、肌表面のファンデーションは汗などでとれているのに、毛穴の中にファンデーションが入り込んでしまっている状態のこと。まるでファンデーションの水玉模様のようで、隠したい毛穴が逆に悪目立ちしてしまっている困った状態のことを言います。
同じ毛穴まわりの問題でも「毛穴浮き」は、毛穴から角栓が浮き出て毛穴の上のファンデーションが取れた状態のこと。毛穴に古い角質や皮脂が詰まることで引き起こされる「毛穴落ち」とはまた違う毛穴まわりの現象です。
ファンデーションが毛穴落ちするのを防ぐには、毛穴落ちを引き起こすそもそもの原因から解消していく必要があります。まずは、ファンデーションが毛穴落ちする原因が何なのかをチェックしていきましょう。
朝はきれいに仕上がっていたはずのファンデーションが、時間が経過すると毛穴落ちしてしまうのは「毛穴の開き」が原因。暑さで皮脂が過剰に分泌することで毛穴が開いて、そこにファンデーションが落ちてしまいます。毛穴落ちが小鼻まわりや頬、Tゾーンで目立つのは、こういった部分の皮脂分泌が活発だからです。
毛穴落ちも毛穴浮きも、その原因は「過剰に分泌される皮脂」が原因。特に20代の方は皮脂の分泌量が活発で、そこに夏の暑さがプラスされることで必要以上に分泌量が増えてしまいます。
さらに、皮脂の分泌量には生活スタイルの乱れも大きく影響します。睡眠不足や過度なストレス、食生活の乱れなどは、肌のターンオーバーを狂わせ皮脂分泌のコントロール機能を乱れさせることに。毛穴落ち以外のニキビなどの原因としても考えられます。
毛穴落ちの原因の一つとして「肌の乾燥」も考えられます。夏は紫外線やエアコンの影響で肌の水分量が低下して、意外と乾燥しやすい状態に。乾燥が進むと、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
特にオフィスなど空調が効いた部屋に一日中いる場合などは、この乾燥による過剰に分泌された皮脂が毛穴落ちの原因として考えられます。
毛穴は本来丸い形をしていますが、肌がたるんでしまうと縦に伸びたような形の「たるみ毛穴」に。加齢によって「肌のハリや弾力」が失われることが原因で起きる毛穴の状態です。
ファンデーションを塗った瞬間すぐに毛穴落ちする場合は、この「たるみ毛穴」が原因の可能性大。エイジングケアなどで肌や毛穴の状態を改善する必要があります。
目立つ毛穴を隠したいからと下地やファンデーションを厚塗りしたり重ね塗りしてしまうと、かえって崩れやすくなって毛穴落ちの原因になってしまう場合も。
下地やコンシーラーなど毛穴をカバーするアイテムをたくさん使い過ぎるのも、結局は厚塗りになって崩れやすくなってしまいます。
毛穴落ちの原因がわかったところで、今度は毛穴落ち対策を見ていきましょう。毛穴落ちを防ぐには、基本のスキンケアを毎日丁寧に行うことが最も大切です。ここからは、スキンケアにおける毛穴落ち対策をご紹介します。
毛穴落ちを防ぐには、毎日の基本のスキンケアがとても大切。朝晩は丁寧に洗顔&クレンジングをして、スキンケアでは肌の状態に合った保湿ケアをしっかり行うことが重要です。
オイリー肌の方や肌のベタつきが気になる方も、化粧水は保湿力があるものをたっぷり使って肌の水分量を増やしましょう。さっぱりタイプでも保湿力の高い化粧水がおすすめです。スキンケアの仕上げは乳液や軽めのクリームなどで油分もしっかり取り入れて。
肌に含まれる水分と油分のバランスを整えることで、皮脂が過剰に分泌されるのを防ぐことがポイントです。
詰まり毛穴や黒ずみ毛穴が目立つ方は、毛穴に詰まった汚れや不要な角質を取り除いてくれるアイテムをいつものスキンケアにプラスしてみましょう。
スペシャルケアに取り入れるのもいいですが、日々の洗顔やクレンジングに取り入れるのも◎。毛穴の汚れを取ったら、毛穴を引き締めるアイテムも同時に取り入れて。
ただし、洗浄力の高過ぎる洗顔料やクレンジングは肌の乾燥を招いてしまいます。スペシャルアイテムも毎日使うのは避けて、毛穴の汚れを取りながら同時に保湿ケアもしてくれるものだとベターです。
エイジング世代の毛穴落ちの原因は、そのほとんどが頬のたるみ毛穴。このたるみ毛穴を防ぐには、肌の新陳代謝を高めることがポイントです。日々のスキンケアにマッサージをプラスしたり、炭酸パックを取り入れたりして肌の血行を良くしましょう。
もちろん、不要な角質を取り除いたり保湿ケアでうるおいをチャージするのもマスト。肌のターンオーバーを整えハリや弾力のあるすこやかな肌をキープして、たるみ毛穴を改善していきましょう。
毛穴落ちを防ぐには、毎日のスキンケアで肌や毛穴の状態を整えるのと同時に朝のメイクでの仕込みが重要。ファンデーションの選び方や塗り方にも、毛穴落ちさせないコツがあります。
午後や夕方になってからのファンデの毛穴落ちを防ぐには、朝のメイク段階での仕込みが肝心。そこで、朝のメイクに是非取り入れて欲しいアイテムが、毛穴専用下地「ポアプライマー」です。
ポアプライマーを小鼻まわりや頬など毛穴が気になる箇所に仕込んでおくことで、肌表面の凸凹が埋まってフラットで均一な状態に。さらに、ポアプライマーは皮脂の分泌をコントロールして肌をサラっとした状態にキープしてくれるので、ファンデーションが皮脂で崩れるのを防ぐのに効果があります。
開き毛穴やたるみ毛穴もしっかりとカバーし毛穴落ちするのも防ぐには、使用するファンデーションの選び方や塗り方も重要です。
■毛穴落ちを防ぐファンデーションの選び方
パウダーやリキッド、クリームなどファンデーションの種類を問わず、毛穴カバー力が高く厚塗りにならないものを選ぶのがポイント。さらに、密着力が高く崩れにくいものを選ぶのも重要です。
■毛穴落ちを防ぐファンデーションの塗り方
ファンデーションを塗る際にポイントとなるのが、厚塗りにならないように肌にのせること。塗る時に使うツールはパフよりブラシがおすすめです。特にリキッドタイプを使う際はブラシで磨くように塗るのがコツ。パウダータイプも付属のパフではなくブラシを使うと、崩れにくい薄づきに塗ることができます。
ファンデーションにリキッドタイプやクリームタイプの液状のものを使用したら、ベースメイクの最後はフェイスパウダーで仕上げましょう。フェイスパウダーは、ファンデーションがヨレるのを防いだり密着力を高めてくれる効果があります。また、肌表面をサラサラな状態にキープしてくれるので、より崩れにくい仕上がりに。
ファンデの毛穴落ちを解消しようと化粧直しをしたら、かえって毛穴が目立ったり厚塗りになってしまって余計にファンデがヨレたり……。毛穴落ちしている時の化粧直しは、どうしたら良いのか誰もが悩むところです。ここからは、毛穴落ちした時の化粧直しで押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介します。
ファンデが毛穴落ちした状態から化粧直しする場合は、まず最初に浮き出た皮脂をティッシュなどでオフすることから始めましょう。小鼻まわりや頬に浮き出た皮脂を丁寧にふき取っていきます。
この時使用するのは、ティッシュのほかにもコットンや使い捨てのスポンジなどでもOK。肌をこすらないように優しくオフするのがポイントです。
浮き出た余分な皮脂をティッシュなどで取り除いたら、残ったファンデーションは指やスポンジなどでならして肌表面が均一になるように馴染ませましょう。この時もこすらないように優しく丁寧に行うのがポイントです。
ファンデーションが崩れたところをきれいに整えたら、ここで朝使用したポアプライマーを再度登場させます。毛穴が開いて凸凹になった部分をポアプライマーで埋めることで、塗り直すファンデーションやパウダーが毛穴落ちするのを防ぐことができます。
さらに、肌表面がマットでなめらかな状態になるので、ファンデーションやパウダーがより美しい仕上がりに。
ポアプライマーで毛穴を埋めたら、ベースメイクが取れてしまった箇所にファンデーションやフェイスパウダーを塗っていきます。この時のポイントは厚塗りにならないように塗ることとブラシを使うこと。ブラシだとファンデやパウダーを薄く塗ることができるので、付属のパフより美しく自然に仕上がります。
さらにベースアイテムを薄く塗ることでより崩れにくくなるメリットも。ブラシにとったパウダーは、一旦手の甲などで量を調節して肌にのせるのが薄く塗るコツです。
浮いた皮脂やヨレたファンデをオフするために、あぶらとり紙を使用している人はきっと多いと思います。実は、そんな化粧直しの一つ一つの工程がやってはいけないNGな行為かもしれません。ここからは、毛穴落ちした時のNGな化粧直しについてご紹介します。
肌表面に浮き出た皮脂やファンデーションをとるのに使うメイクアイテムといえば「あぶらとり紙」。実はこのあぶらとり紙で皮脂をとるのは、NGな化粧直しの行為の一つ。特に、油分が紙につかなくなるまで何枚もあぶらとり紙を使ってしまうと、肌に必要な油分まで奪われて余計皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
あぶらとり紙を使う場合は、Tゾーンなど皮脂や汗が出やすいところのみに使用して、何枚も使うのは避けるようにしましょう。
時間がなかったり面倒だからと、ヨレたメイクの上からファンデーションを重ね塗りするのは絶対にNG!余計に毛穴が目立ってしまったり、ファンデの厚塗りで老けて見えてしまったりして美しい仕上がりとは程遠い状態に。
余分な皮脂やファンデーションを取り除いてベースメイクアイテムを下地から塗り直すことで、朝のメイクの質感を取り戻すことができます。
ファンデの毛穴落ちを解消してメイクしたての朝の状態を取り戻すには、化粧直しに適したアイテムを使うことが大切。ここからは、毛穴落ち対策のための化粧直しにおすすめのアイテムたちをご紹介していきます。もし気になるアイテムがあれば、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
浮いた皮脂やファンデーションをティッシュなどでふき取った後、肌や毛穴の乾燥を感じるようなら、ふき取る際に美容液や乳液などを使うのもおすすめ。IPSA(イプサ)の「ザ・タイムR デイエッセンススティック」はスティック状の美容液なので、ふき取った後気になる部分にひと塗りするだけでうるおい分をチャージできます。
塗った後は、乾燥で縮んだ肌のキメがふっくらしてなめらかに。上から重ねるファンデーションののりも良くなって仕上がりも違ってきます。
IPSA(イプサ) ザ・タイムR デイエッセンススティック / ¥3,190
化粧直しにも使うポアプライマーは携帯しやすいものが◎。CANMAKE(キャンメイク)の「ポアレスクリアプライマー 01 クリア」は、ポーチの中で場所をとらない小さめのサイズ感もおすすめポイントです。
もちろん、毛穴やテカリを補正するポアプライマー本来の機能も優秀。肌にピタっと密着してすぐにさらさらになるので使いやすさも抜群。ポアプライマーを試すのにちょうど良いプチプライスなのも高ポイントです。
CANMAKE(キャンメイク) ポアレスクリアプライマー 01 クリア / ¥770
MAYBELLINE NEW YORK(メイベリン ニューヨーク)の「ポアプライマー 01 ナチュラル」は、適量を薄く伸ばすと気になる毛穴を目立たなくしてくれるポアプライマー。
ほんのりピンクの透明ジェルはベタつかずするする伸びて、毛穴落ちする暑い時期にうれしいテクスチャー。ただしオイルフリーのタイプなので、混合肌の方は皮脂が出やすい箇所に部分的に使うのがおすすめ。乾燥肌の方は保湿アイテムと一緒に使用するのがおすすめです。
MAYBELLINE NEW YORK(メイベリン ニューヨーク) ポアプライマー 01 ナチュラル / ¥1,320
「塗るあぶらとり紙」と呼ばれてナチュラルコスメ好きに絶大な人気を誇るのが、m.m.m(ムー)の「スキンスムーザー」。店頭に並んでもすぐに完売してしまうという人気ぶりです。その人気の理由は、自然由来の成分だけでできているのに毛穴レスの美肌が叶う機能性の高さ。
オーガニックのカカオバターが肌のうるおいを守ってくれるので、さらっと仕上がるのに肌を乾燥させることなくつるんとした肌に。ピンクのマーブル模様のキュートな見た目も女子心をくすぐります。さらに、ポーチの中で場所をとらないコンパクトなサイズ感も◎。
m.m.m(ムー) スキンスムーザー / ¥3,520
化粧直しにファンデーションを使うなら、携帯しやすいパウダーファンデやクッションファンデが◎。クッションファンデはリキッドで仕上げたようなツヤ感のあるみずみずしい仕上がりが叶うのが魅力です。
VELY VELY(ブリ―ブリー)の「ツヤ肌クッションファンデ」は、重ねて塗っても厚塗りにならずにナチュラルに仕上がるクッションファンデ。透明感のある程よいツヤ肌が叶います。密着力にこだわった付属のパフも高ポイント。
VELY VELY(ブリ―ブリー) ツヤ肌クッションファンデ 単品+リフィル付き / ¥4,620
化粧直しに使うパウダーファンデーションは、薄づきで重ねて塗っても素肌感を残した仕上がりのものが今の気分。THREE(スリー)の「プリスティーンコンプレクションパウダーファンデーション」は、まさにそんな抜け感のある肌が叶うパウダーファンデです。
ハイライトカラーがセットになっていることで、マットとグローの2つの質感がメリハリのついた躍動感のある表情に。ハイライトカラーの光の効果は毛穴などの隠したい箇所もさりげなくカバー。メイク直しで重ね塗りしても、朝のフレッシュな素肌感を再現することができます。
THREE(スリー) プリスティーンコンプレクションパウダーファンデーション リフィル / ¥4,950
ファンデーションより質感の軽いフェイスパウダーは、化粧直しに使うベースメイクに最適。そんなお直し用のプレストパウダーで大人女子に定番的に人気なのは、Elégance(エレガンス)の「ラ プードル オートニュアンス」。
人気の理由は、さらさらの軽い仕上がりなのに毛穴をカバーする補正効果の高さ。なりたい肌に合わせて選べる6色のカラー展開も魅力。数々のベスコスを受賞した実力派のお直し用パウダーです。
毛穴などの気になるところをふんわりと隠して素肌っぽいナチュラルな肌に仕上げてくれるフェイスパウダーが、CANMAKE(キャンメイク)の「シークレットビューティーパウダー」。重ねても厚塗りにならないのとコンパクトなサイズ感が、化粧直し用のパウダーにぴったりです。
カラーは2色展開で「01 クリア」は透明感が出るタイプでブルべさんに、クリアタイプだと白浮きするという方やイエベさんには「02 ナチュラル」がおすすめ。肌の色ムラをおさえて明るい美肌を演出してくれます。
CANMAKE(キャンメイク) シークレットビューティーパウダー 02 ナチュラル / ¥935
RMK(アールエムケー)の「シルクフィット フェイスパウダー」は、きめ細やかなパウダーで粉っぽくならずに肌に溶け込むように密着。毛穴などの肌の凸凹をカバーし、皮脂によるテカリもおさえてくれます。
カラーはなりたい肌に合わせてニュアンスを変えられる3色展開。「P01」はくすみをカバーしてくれるパールタイプ。「01」はファンデの色味や質感を生かせるノーカラータイプ。「02」は肌色を整えてくれるほんのりと色づくタイプ。
クッションファンデなどと組み合わせて使う場合は、「01」のノーカラータイプがおすすめ。毛穴などは隠しながらファンデーションの質感を引き立ててくれます。
RMK(アールエムケー) シルクフィット フェイスパウダー / ¥5,500
Fujiko(フジコ)の「あぶらとりウォーターパウダー」は、これ一つで「あぶらとり+お肌の保湿+化粧直し+毛穴ケア」が完結できるというオールインワンパクト。使い方は簡単で、化粧崩れやテカリが気になるところに、ファンデーションの上からポンポンとのせるだけ。余分な皮脂や汗を吸収して毛穴もカバーしてくれます。
5種類の保湿成分が配合されていて、うるおいながら瞬時にさらさらな状態に。毛穴落ちする時期の面倒な化粧直しの工程を一気に縮めてくれる、新時代の時短化粧直しアイテムです。
Fujiko(フジコ) あぶらとりウォーターパウダー / ¥1,980
夏の暑い時期になると増える「ファンデの毛穴落ち」。毛穴落ちを解消するには、毎日のスキンケアや朝のメイク段階での仕込みがポイントです。化粧直しの工程にも毛穴落ちを解消するためのいくつかのポイントがあります。今回ご紹介した毛穴落ちに効果的な化粧直しアイテムも優秀なコスメばかりなので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。