ダイニングやキッチン、食器やカトラリーを拭く際に使用するふきんは、いつも清潔な状態をキープしておきたいですよね。そこで今回は、ふきんの毎日の洗濯方法や、においや汚れがついた場合の洗い方をご紹介します。
【目次】
キッチンで使用する「ふきん」は、シンクの周辺やダイニングテーブルを拭くのはもちろん、調理中に手を拭いたり、食器類やカトラリーなどのような食べ物に接するものを拭くこともありますので、清潔な状態を保ちたいですよね。
しかし、使う度に洗っているふきんでも、いつの間にか嫌なニオイがするようになったり、黄ばみやシミができてしまったりすることがあります。
そこで今回は、ふきんの洗濯方法や選び方をご紹介します。
■ふきんに適した素材
一言で「ふきん」といっても、さまざまな種類のものがありますよね。ふきんに適しているのは、吸水性が良く、乾燥しやすい素材です。また、拭く場所にフィットするような、柔らかい素材で、程よい厚みのあるふきんがおすすめです。
例えば
・綿
・麻
・レーヨンやポリエステルの不織布
・ナイロンやポリエステルのマイクロファイバークロス
・木の繊維を原料にしたセルロースふきん
などが良いですね。
■使う場所によって使い分けを
また、食器やコップ、カトラリーなどを拭くふきんは、あまり大きすぎても使い勝手が悪いですね。一辺の長さが40cm~50cm前後の四角形のふきんが使いやすいですよ。
調理用のふきんは、薄手のものや、大きいものを用意しておきましょう。近年はキッチンペーパーを使用している方も多いですね。
そして、キッチンのシンク周辺を拭く台所ふきんや、テーブルを拭く台ふきんは、特に吸水性や速乾性のあるものが良いですね。洗濯していても、汚れが取れにくくなったり、ニオイが出ることもありますので、ある程度使い捨てしやすい安価な価格のふきんが適しています。飲食店で使われることも多い「不織布ダスター」は、リーズナブルな価格で、定期的に交換しやすいですよ。無印良品の「業務用 キッチンダスター」が、インスタやブログでも人気ですね。
■条件
ふきんは、水分だけでなく、食べ物や飲み物、調味料などの汚れなどを拭くものですので、汚れたらすぐにわかるよう、白の無地のものが使いやすいですね。白色でしたら、ハイターのような塩素系漂白剤を使用しても、色落ちが気にならないのがメリットです。
ふきんの洗濯方法は、個人によって差がありますが、手洗いをしている方と、洗濯機を使用している方に分かれます。
食品に触れる物を拭くふきんは、洗濯機で洗うのは抵抗がある方は、手洗いをするか、ふきん用洗濯機を活用するのがおすすめです。
■ふきんの毎日の洗い方
ふきんを洗濯機で洗う場合には、洗濯用の洗剤を使用して洗ってOKです。洗濯前にふきんの洗濯表示を確認します。
ふきんを手洗いする場合は、
①まずはふきんを水洗いして汚れを落とします。
②食器洗い用の中性洗剤や弱アルカリ性洗剤、石けんをつけて揉み洗いをしたら、しっかりすすぎをします。できれば、ぬるま湯で洗うと、油汚れやタンパク質の汚れも落ちやすくなります。
③あとはしっかりと乾燥させましょう。生乾きの状態が長いと、菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因にもなります。天日干しをすることで、菌の繁殖を抑え、ニオイを予防することができます。洗濯乾燥機を使用する場合には、ふきんの洗濯表示を確認しましょう。
エコなお掃除アイテムとして人気の重曹を、ぬるま湯を入れた桶に入れて混ぜ、その中で揉み洗いするのもおすすめです。重曹で汚れが落ちない場合は、重曹よりも洗浄力の高いセスキ炭酸ソーダをぬるま湯を入れた桶に入れて混ぜ、その中で揉み洗いしてみましょう。
■ニオイを予防したい場合は
ふきんのニオイを予防したい場合には、沸騰したお湯を入れた鍋にふきんを入れ、5分間煮沸消毒するのがおすすめです。ただし、化学繊維のふきんは熱に弱いので、煮沸消毒は避けましょう。
ステンレスの鍋に水と重曹を入れて溶かし、5分間煮沸消毒すると、さらに効果的です。
煮沸後は数回水洗いをして乾燥させます。
ふきんのニオイやシミをクリアにするために毎日行っている方もいますが、会社のふきんは頻繁に煮沸消毒できないケースもあります。
そのような場合は、耐熱容器に濡れたふきんを入れて、電子レンジで1分程度加熱して除菌する方法もありますよ。毎日煮沸消毒が面倒な場合も、簡単にできますね。
■ふきんのシミは
洗濯後もふきんにシミが残っている場合には、漂白剤が便利です。ただし、ふきんの洗濯表示を見てから使用しましょう。白色以外のふきんは、色落ちする可能性があります。
換気を行いながら使用し、ゴム手袋を着用して、汚れても良い服装で行いましょう。漂白剤が顔や身体、髪などに付いたら、すぐに洗い流します。
まずはシミに酸素系漂白剤をつけて、30分~1時間程度放置します。ふきん全体を漂白したい場合は、40度程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を入れ、30分~1時間程度放置します。あとはしっかりと水洗いを行いましょう。
それでもシミ汚れが落ちない場合は、ハイターのような塩素系漂白剤をつけて30分程度放置します。塩素系の漂白剤は、漂白力が強いので、白色のふきんに使用します。漂白後はよく水洗いを行いましょう。
ただし、酸性の洗剤と塩素系の漂白剤を混ぜて使用するとガスが発生して危険ですので、水洗いの後に漂白する場合は注意しましょう。
食品に接する食器やカトラリーを拭いたり、食品を扱うキッチンやダイニングのお掃除にも使用するふきんは、こまめに洗濯をして、きちんと乾燥させることが大切です。においや汚れが気になる場合は、煮沸消毒や漂白剤を使用した洗濯がおすすめですよ。