日本人に多い「のっぺり顔」に悩んでいる人は多いはず。そこで今回は、のっぺり顔を解消するメイクのやり方や顔の立体感を高めるトレーニング・マッサージの方法などをご紹介します。メリハリのある美人顔に憧れている人は参考にしてください。
【目次】
のっぺり顔とは、平面的な顔のこと。全体的に彫が浅く、鼻筋や目の周り、頬などの凹凸が少ないため、「平たい顔」「地味顔」「薄い顔」などと呼ばれることもあります。
のっぺり顔は素朴でかわいらしい雰囲気が魅力。しかし、外国人のような立体的で彫の深い顔に憧れている人にとっては、コンプレックスになることも珍しくありません。
のっぺり顔さんは、パーツが小さめで素朴な印象の人が多いです。まずは、のっぺり顔さんに共通する特徴についてチェックしてみましょう。
のっぺり顔に対しては「地味に見える」「野暮ったい」などのイメージもありますが、実はのっぺり顔さんはかわいいと思われることも多いです。パーツが小さめで顔のインパクトが強すぎないため、素朴で愛嬌があると言われることが珍しくありません。
はっきりとした顔立ちよりも優しい顔立ちの女性が好きな男性から好感を持たれることも多いでしょう。
色白肌のっぺり顔さんの多くは、肌が白いです。透明感のある色白肌なら、のっぺり顔の素朴な雰囲気と相まってピュアな印象を与えられるでしょう。
その一方、色白でも透明感が少ないのっぺり顔さんもいます。透明感がないと、不健康に見られたり、疲れていると思われたりしやすいです。
目は、周りの人の視線が集まりやすい部分。目元がはっきりとしていて目力が強い人がのっぺり顔だと言われることは少ないです。反対に、目元のインパクトが薄い人は他のパーツに凹凸があってものっぺり顔だと思われることがあります。
■一重
一重さんは、のっぺり顔に見えやすいです。特に、まぶたが厚めで目元が腫れぼったい一重さんは、顔が平面的だと言われることが多いでしょう。
■奥二重
のっぺり顔さんには、奥二重の人も多いです。中でも、まぶたがまつ毛に覆いかぶさっている場合は、目力が弱く顔全体がのっぺりとして見えやすいです。
■目が切れ長・小さい
目が丸く、大きい人と比べて、切れ長で小さい目の人ものっぺり顔だと思われる傾向にあります。特に、たれ目の人は、眠たそうな印象を持たれてのっぺり顔だと言われやすいです。
■涙袋が目立たない
涙袋がぷっくりとしていると、顔全体が立体的になります。反対に、涙袋がない人は、顔全体が平面的で彫が浅い人が多いです。
まつ毛が長く、くるんとカールしている人は目力が強く、顔が立体的に見えます。一方、まつ毛が短くて少ない人は、目元のインパクトも薄いので、のっぺり顔だと思われやすいです。
また、涙袋がない人は涙袋が目立つ人と比べて顔の余白が広いです。顔に余白があると、間延びして見えるため、のっぺり顔になります。
低い鼻ものっぺり顔の特徴です。鼻が低いと、顔の凹凸が目立たないので、のっぺり顔に見えます。また、鼻が低い人は高い人よりも素朴な雰囲気なので、のっぺり顔が強調されやすいです。
のっぺり顔さんは、すっぴんだと地味に見えやすい一方で、メイク映えするのが特徴。自分に似合うメイクをすると、顔に立体感が増して一気に華やかな雰囲気になります。
しかし、似合わないメイクは絶対にNG。のっぺり顔が強調されたり、ケバく見えたりするので、かわいくなりたいなら自分に合ったメイクを研究することが大切です。
のっぺり顔は素朴でかわいい雰囲気ですが、のっぺり顔さんは彫の深い立体的な顔に憧れている人が多いです。のっぺり顔さんのお悩みについてチェックしてみましょう。
彫が深く、鼻筋が通った人は横顔が綺麗です。特に、下あごの先と鼻先を結ぶEラインの真上や少し内側に上唇や下唇がある人は、横顔美人だと言われます。
一方、鼻が低いのっぺり顔さんは、横顔も平面的です。自分の横顔の写真などを見て、凹凸の少なさにショックを受ける人も少なくありません。
のっぺり顔の人は鼻が低いため、メガネやサングラスをおしゃれにかけられないと悩んでいる人が多いです。かわいいデザインのアイウェアを買っても、実際にかけてみると「イメージと違う」と感じることもあるでしょう。
また、鼻が低いと、メガネやサングラスがずり落ちることも少なくありません。仕事や勉強、スポーツなどをしている時などにメガネやサングラスがずれると、不便でしょう。
凹凸が目立つはっきりとした顔の人は、インパクトに残りやすいです。反対に、凹凸が少なく素朴な顔立ちののっぺり顔さんは、印象が薄いと言われています。周りの人になかなか顔を覚えてもらえなければ、寂しいと感じるでしょう。
のっぺり顔さんは素朴で愛嬌があり、幼く見えやすいです。若々しく思われる一方、いつまで経っても子供っぽく見られやすいことに悩む人も珍しくありません。
おしゃれやメイクを頑張ってもなかなか垢抜けられなかったり、大人の魅力を出せなかったりすると困っている人もいるでしょう。
のっぺり顔の原因は、主に遺伝や加齢、間違ったメイクだと考えられています。のっぺり顔に悩んでいる人は、原因を確認して適切な対策をしましょう。
顔立ちは、遺伝と大きく関係しています。両親や祖父母、兄弟、親戚などにのっぺり顔さんが多い場合は、遺伝で生まれつきのっぺり顔だと考えられるでしょう。
ただし、生まれつきのっぺり顔でも、適切にメイクや対策をすると、顔の立体感はアップします。のっぺり顔に悩んでいるなら、「遺伝だから仕方ない」と諦めずにできることから努力することをおすすめします。
「若い頃はシャープな顔立ちだったのに最近顔がのっぺりしてきた」と悩んでいる場合は、加齢が関係しているのかもしれません。
年齢と共に肌がたるむと、フェイスラインがぼやけて顔の余白が増えます。また、まぶたが下がって目が小さく見えることも多いです。顔の余白が増えたり、目が小さく見えたりすると、のっぺり顔になります。
なお、たるみは30代ごろから目立つ人が多いですが、20代でも油断は禁物。紫外線や間違ったスキンケア、ストレスなどで肌がダメージを受けると、ハリや弾力がなくなって顔がのっぺりすることがあります。
のっぺり顔をカバーしようとメイクを頑張っている人は多いはず。しかし、間違ったメイクは逆効果です。適切な方法でメイクをしなければ、のっぺり顔が強調されて垢抜けられません。のっぺり顔をカバーしたいなら、顔を平面的に見せるメイクは避けましょう。
のっぺり顔さんが極端なマット肌メイクや厚塗りメイクをすると、さらに顔が平面的に見えます。のっぺり顔さんが注意したいNGメイクについて、詳しくご紹介します。
ツヤのないマット仕上がりのファンデーションは、顔をふんわりと見せたい時にぴったり。上品で優しい雰囲気を演出できます。
その一方、マットなファンデーションは、のっぺり顔のカバーには逆効果です。肌の高い位置に光が集まりにくいため、顔の立体感が強調されず、のっぺり顔が際立ちます。
特に、マットなファンデーションの厚塗りには要注意。顔が平面的に見えるだけでなく、老けて見えたり、化粧崩れを起こしやすくなったりすることもあるので、ファンデーションはしっかりと伸ばしましょう。
のっぺり顔に見せたくないなら、ファンデーションに加えてフェイスパウダーの厚塗りもやめましょう。フェイスパウダーは、油分を吸着する働きがあるため、使いすぎるとツヤがなくなって顔が平面的に見えます。
また、必要以上にフェイスパウダーをのせると、厚塗り感も出るので、注意してください。
左右の眉毛が離れていると、ふんわりと優しい印象になりますが、立体的でシャープな顔からは遠ざかってしまいます。反対に、左右の眉頭の位置が近いと、顔全体が引き締まり、立体的でシャープな印象を与えられます。
一般的に、眉頭の位置は目頭の真上が良いとされています。のっぺり顔が気になる人は、眉頭が顔の外側に寄りすぎないようにメイクしましょう。
チークは頬に血色感を与えるだけでなく、顔の立体感を高める効果もあります。骨格を意識してチークをのせると、のっぺり顔さんでもメリハリが出るでしょう。
反対に、骨格を無視してチークを入れると、のっぺり顔が強調されます。特に、目の下に丸く入れたチークは顔を平面的に見せやすいです。
シェーディングやハイライトは、顔に光と影を作って立体感を強調するアイテム。これらを使わずにメイクを仕上げると、顔の凹凸が目立たず、のっぺり顔が目立ちます。
ベースメイクにシェーディングやハイライトをプラスして、奥行きや高さを強調しましょう。
のっぺり顔に悩んでいる人は、メイクで顔に立体感を出して彫を深く見せましょう。のっぺり顔をカバーするメイクのコツについて解説します。
ベースメイクはツヤ肌に仕上げるのがポイント。ツヤで立体感を強調し、メリハリのある美人顔を演出しましょう。
■下地は肌状態に合わせて選ぶ
メイク下地は、肌状態に合ったものを使いましょう。テカリが気になる人は皮脂崩れ防止タイプ、乾燥しやすい人は保湿タイプを選ぶと、綺麗に仕上がります。
■ファンデーションは薄めに広げる
ファンデーションは厚塗りを避け、顔の中心から外側に向かって薄く広げましょう。ニキビ跡やシミなどの肌トラブルが気になる人は、ファンデーションを重ね塗りせず、コンシーラーで部分的にカバーしてください。
■フェイスパウダーはふんわりと
フェイスパウダーはふんわりとのせましょう。テカリにくい人や乾燥が心配な人はTゾーンだけにのせるのもおすすめです。
左右の眉毛が離れていると、のっぺり顔が際立ちます。のっぺり顔をカバーしたいなら、眉頭を近づけることを意識しましょう。
■眉頭の位置
眉頭の位置は、目頭の真上よりも少し内側にするのがおすすめ。眉頭をしっかりと描くと不自然に見えやすいため、アイブロウパウダーなどでふんわりと色を付けて自然に仕上げてください。
■眉頭から眉尻にかけて色を濃くする
眉毛は、眉頭から眉尻にかけてだんだんと濃くなるように描くのがコツ。グラデーションを作ると、眉毛の立体感がアップして顔全体にメリハリが出ます。
アイメイクを工夫すると、目力が強くなって彫が深く見えます。
■アイシャドウはグラデーション塗り
アイシャドウは、肌なじみの良いブラウン系やベージュ系を選びましょう。目のキワに向かって濃くなるようにグラデーションを作ると、彫の深い外国人のような目元になります。
■ダブルラインで目力アップ
二重の上にラインを引くと、目のくぼみが強調されて彫が深く見え、のっぺり顔を改善できます。ダブルラインには、肌なじみの良いブラウン系のペンシルアイライナーを使うと良いでしょう。
■マスカラでまつ毛の存在感を高める
のっぺり顔の人は、まつ毛が少なく、短い人が多いです。まつ毛に存在感がない人は、ビューラーでしっかりとカールをつけた後、マスカラを塗ってまつ毛の存在感を高めましょう。
のっぺり顔を立体的に見せたいなら、骨格を意識してチークを入れましょう。
■肌に馴染む色を使う
チークは肌に馴染むコーラルピンクやローズ、ピンクベージュなどを選びましょう。
■チークを入れる位置
チークを入れる位置は、頬骨の少し下がおすすめ。頬骨に沿うようにブラシを動かすと、立体感がアップしてのっぺり顔を改善できます。
のっぺり顔をカバーするためには、シェーディングやハイライトが必須。光と陰を上手に操ってメリハリのある美人顔を演出しましょう。シェーディングとハイライトを使いこなすと、小顔効果も狙えます。
■シェーディングを入れる位置
シェーディングは影を作りたい部分に入れます。眉頭から鼻筋にかけてノーズシャドウを入れると、鼻筋が強調されるでしょう。さらに、フェイスラインにも影を作ると、顔がきゅっと引き締まって見えます。
■ハイライトを入れる位置
ハイライトは、顔の高い部分に入れます。Tゾーンや頬骨、あご先などに光をプラスすると、顔の凹凸が強調されてのっぺり顔を隠せます。
のっぺり顔にコンプレックスを持つ人は、髪型を変えるのもおすすめです。顔の立体感を強調できるヘアスタイルをチェックしてみましょう。
のっぺり顔に悩んでいるなら、前髪を目のギリギリ上でカットするのがおすすめ。前髪をこの長さにすると、目に視線が集まり、目力アップを期待できます。目力がアップすると、表情が豊かになって、顔全体にメリハリが生まれるでしょう。
前髪が長い人は、かきあげバングにしましょう。顔周りやトップにボリュームを出すと、立体感がアップしてのっぺり顔をカバーできます。
また、かきあげバングはグランデーションアイと相性が良いのも魅力。外国人風の彫が深い顔立ちに近づけます。
のっぺり顔をカバーしたい人は、長さに関わらず毛先に動きを出すのがポイント。毛先を軽く巻くと、顔周りの華やかさがアップします。表情がイキイキとして見えるため、のっぺり顔が目立たなくなるでしょう。
のっぺり顔は、トレーニングやマッサージである程度解消できると考えられています。のっぺり顔の解消におすすめのトレーニングやマッサージのやり方をご紹介します。
眉毛と目の間が広いと、目元の彫が浅く見えてのっぺりとした印象になります。のっぺり顔を解消したい人は、目の周りの筋肉を鍛えて目と眉毛を近づけ、彫を深く見せましょう。
■目と眉毛を近づけるトレーニングのやり方
1.眉毛を下げるイメージで目を10秒間グッと閉じる
2.眉毛を下げたまま目を10秒間開ける
3.1と2を交互に合計5分間行う
目元がシワシワになってしまう場合は、指で軽く押さえながらトレーニングをしてください。
頬の筋肉が衰えると、顔全体がたるんでフェイスラインがぼやけ、のっぺりとして見えます。のっぺり顔を解消したい人は、頬の筋肉を鍛えて立体感を出しましょう。
■頬を鍛えるトレーニングのやり方
1.目頭の下に親指を置く
2.上唇を持ち上げながら「イー」と発音する
3.20回繰り返す
4.人差し指を鼻筋に当てる
5.口を突き出して「ウー」と発音する
6.20回繰り返す
スッと通った鼻筋を手に入れたい人はリンパマッサージにチャレンジしてみましょう。鼻筋が通ると、顔にメリハリが出てのっぺり顔が目立たなくなります。
■鼻筋を通すリンパマッサージのやり方
1.中指と薬指で小鼻の脇を上下にさする
2.5回繰り返す
3.鼻筋の脇を通り、眉山の下までマッサージする
肌にヘルシーなツヤと透明感を与えるファンデーション。適度なカバー力がありながら薄づきなので、のっぺり顔のカバーに最適です。保湿成分が配合されているため、メイク中もしっとりとした肌をキープできます。
RMK(アールエムケー) リクイドファンデーション / ¥4,950
内側から輝いているようなツヤ肌に仕上げる韓国コスメブランドのクッションファンデーション。パウダーが光を乱反射させて顔に自然な立体感を与え、のっぺり顔を隠します。毛穴や色ムラなどのトラブルをカバーしたい人にもおすすめです。
MISSHA(ミシャ) M クッション ファンデーション(モイスチャー) / ¥1,100
誰でも簡単に立体感のあるグラデーション眉を作れる3色のアイブロウパウダーのセット。肌に溶け込むように馴染む質感です。明るい色はノーズシャドウとしても使えるので、鼻が低いのっぺり顔さんに向いています。
1色でグラデーションを作れるアイシャドウ。目元の凹凸を強調して彫を深く見せます。発色は良いですが透け感があるため、重ねてもくすまず綺麗に仕上がるでしょう。いくつかの色を組み合わせても、のっぺり顔を隠す立体的なメイクができます。
順番に重ねるだけでグラデーションを作れるアイシャドウ。肌なじみの良いカラーのセットなので、ナチュラルにのっぺり顔をカバーできます。微細なパールが配合されていて、エレガントな印象です。
excel(エクセル) スキニーリッチシャドウ / ¥1,650
頬の透明感と立体感を引き立てるパウダータイプのチーク。2つのカラーをブラシで混ぜ、頬骨に沿って入れると、のっぺり顔が目立たなくなります。明るいカラーは、ハイライトとしても役立ちます。
SUQQU(スック) ピュア カラー ブラッシュ / ¥6,050
磨き上げたような上質なツヤを与えるハイライト。なめらかなテクスチャーで、使い心地が良いです。敏感な肌や刺激を受けやすい目元のことを考えて設計されているので、安心して使えるコスメを探しているのっぺり顔さんにおすすめです。
M・A・C(マック) ミネラライズ スキンフィニッシュ / ¥4,620
パールがたっぷりと配合されたハイライト。肌にのせると、発光しているようにキラキラと輝きます。Tゾーンやあご先に使ってのっぺり顔をカバーするだけでなく、目の下に入れてクマやくすみを飛ばすのも良いでしょう。
肌にツヤと立体感を与えるコスメ。立体感を与えて、のっぺり顔をカバーします。太陽に当たったようなヘルシーな血色感が出るのも嬉しいポイント。部分使い用のシェーディングとしてだけでなく、顔全体にも使えます。
CLINIQUE(クリニーク) パウダー ポップ フラワー ブロンザー / ¥4,400
ひと刷けで立体感のあるメリハリ顔を作るコスメ。顔に自然な陰影を作り、のっぺり顔をカバーします。肌に馴染みの良いカラーに加えて、シェーディングが似合わないと言われているブルベさんに似合うカラーが揃っているところもおすすめのポイントです。
のっぺり顔は、平面的で素朴な顔立ち。愛嬌があってかわいいと言われることもありますが、彫の深い美人顔に憧れている人も多いです。のっぺり顔に悩んでいる人は、メイクを工夫したり、トレーニングやマッサージをしたりして立体的な顔を目指しましょう。