観光はもちろんグルメや美容、ファッションまで、旅の魅力が詰まった韓国は、今や国内旅行並みに身近で人気の観光地です。これから始めて韓国に行くという方が悩むのは、韓国で着る服装ではないでしょうか。そこで今回は、韓国旅行におすすめの服装を、季節別でコーデを使ってご紹介します。
【目次】
日本から2時間から3時間の飛行時間で行ける韓国。LCCなど国内旅行並みに安いツアーもあって、気軽に行けるのも魅力です。韓流ブームなどの影響で女性に人気の韓国ですが、人気の理由はさまざま。観光はもちろん、グルメやコスメ、ファッションなど、楽しみがたくさんあって目移りしてしまう韓国旅行です。
韓国旅行をする上で重要なのが、韓国の気候。服装選びや快適な旅行シーズンを知る上でも知っておきたいですよね。夏は暑く、冬は寒い韓国。韓国の季節別の気候をまとめてみました。
■韓国の春(3~5月)
3月から4月上旬までは、まだ寒く防寒が必要です。4月中旬からはだんだん暖かくなってきますが、日本の春と同様朝晩は冷える日もあります。
■韓国の夏(6月~8月)
6月から平均気温が20度を越えて暑くなります。7月と8月はとにかく暑いので暑さ対策が必要です。6月下旬からは梅雨もあるので、レイングッズを用意しましょう。
■韓国の秋(9月~11月)
9月は暖かいですが、寒暖の差があるので羽織りものは持っていくことをおすすめします。10月からは寒くなります。日本の秋よりプラス1枚多めに重ね着が必要です。
■韓国の冬(12月~2月)
韓国の冬は日本より寒いので、コートの下に着れるダウンなどしっかり寒さ対策を。
韓国の気候をご紹介したので、ここからは季節ごとのおすすめの服装コーデをご紹介します。コーディネートする上での注意ポイントもご紹介するので、参考にしてください。
韓国の3月上旬はまだ寒いのでしっかりした防寒が必要です。中旬以降は、少しづつ暖かくなってくるので軽い防寒で大丈夫ですが、しばらく朝晩は冷えるので、羽織りものは必ず持って出掛けることをおすすめします。
カジュアルなスタイルにメンズライクなMA-1を羽織って。インナーとアウターの間にもう1枚ガウンを挟んでアクセントに使う重ね着は、防寒にもおしゃれ見えにもなって◎。寒くなりそうな日は、インナーを変えることで対応できます。
昼間と朝晩で寒暖の差がある4月上旬ですが、中旬からは春らしい暖かい日が増えて過ごしやすくなります。暖かい昼間と寒い朝晩どちらにも対応できる服装を準備しておきましょう。
旅先でもおしゃれでいたいきれいめの大人女子には、トレンチコートでの防寒が似合います。薄手のものなら、間に挟めるカーディガンなどのアイテムがあると、急な冷え込みにも対応できます。
平均気温が15度を越える韓国の5月は、観光日和の時期。長袖アイテムを重ねるコーデがおすすめです。インナーにシャツワンピースを重ねるコーデは、この時期にぴったり。ボトムにパンツをはいておけば、暑くなったらシャツワンピースの前を開けて羽織りにしたり、脱ぐこともできます。
シューズはスニーカーなど歩きやすくて疲れないものを。バッグも軽めにして負担を減らしましょう。
平均気温が20度を越える韓国の6月。基本は半袖やノースリーブでもOKです。ただ、朝晩で冷える日もあったり、建物の中は冷房が効いていて寒いことも。羽織りものは用意しておきましょう。6月下旬から7月にかけては梅雨なので、雨具の準備が必要です。
ノースリーブのカジュアルなワンピースは、動きやすくてこの時期の韓国旅行にぴったり。強い日差し対策のハットも◎です。
韓国の7月は本格的に暑くなり、上旬までは梅雨なので蒸し暑い日が続きます。日差しも強いので、日焼け止めはマストです!
ブラックの透け感のあるトップスとワイドパンツのコーデは、モードな雰囲気で韓国のおしゃれスポットにぴったり。美術館巡りをしたり、カフェやレストランでまったりする日に◎。
韓国の8月は日本同様真夏で、日差しが強く連日30度を越えます。雨もよく降るので、雨具は必ず準備しておきましょう。折り畳み傘をバッグに入れておくと安心ですね。建物の中は冷房が効いているので、羽織りものを持って出かけましょう。
キャミワンピやショートパンツはこの時期の装いにぴったり。日差しが強いので、日焼け止めなどのUV対策をおすすめします。
上旬は残暑で暑い日もありますが、中旬以降は少しづつ涼しくなって過ごしやすいので観光日和です。朝晩は冷えるので、羽織りものはマストです。長袖トップスとワイドパンツのオールブラックでまとめたコーデは、この時期の気温に最適です。
秋らしい気候の日が続き過ごしやすい10月ですが、中旬位からは徐々に寒くなって、台風がくることも。朝晩は冷えるので防寒はマストです。
秋らしい長袖アイテム1枚で過ごせる時期から、羽織りものが必要になってきます。11月下旬からは本格的に寒くなるので、しっかりとしたアウターを用意しておきましょう。チェックジャケットはトレンドアイテムで秋冬の季節感もばっちりです。
12月から本格的に寒いので、しっかり防寒できるものを用意しておきましょう。平均気温が氷点下に近いので、日本の冬より寒いと思って準備することが大事です。
厚手のウールコートの他にも、ニットや重ね着できるものが必要です。花柄の厚手のワンピースをミドルレイヤーとしてはさめば、重い色の冬服のアクセントにもなっておすすめです。
1月は氷点下の日が続き、日本の感覚よりかなり寒いので、重ね着や高機能の防寒アイテムを準備しましょう。2月は比較的寒さが和らぎます。下旬になると春の気配も。
通常のコートにもう1枚防寒グッズをプラスするのがおすすめ。ウールコートの下にインナーダウンを重ねて、しっかり冷気の侵入を防ぎましょう。帽子やマフラーなどの防寒グッズもマストです。
■タイトスカート
韓国に行く場合に避けたいのがタイトスカート。これは、韓国料理店では床に座ることが多いため、タイトスカートだと座りにくいからです。同じ理由でストレッチ性のないパンツも苦しい思いをするでしょう。またミニ丈のスカートも下着が見えてしまう可能性があるので、やめた方がよいでしょう。
ひざ下丈のフレアスカートやストレッチデニムなどが快適に過ごせるのでおすすめです。
■露出の多い服
儒教の教えが根付いている韓国では、ミニスカートやショートパンツなど肌の露出が多い服装は嫌悪されます。若い世代には肌を露出したファッションを楽しむ人もいますが、できれば避けた方が無難でしょう。特に胸元が大きく開いていたり、肩が見えたりなどセクシーな印象の服装は避けましょう。
日本では多くのホテルで無料で設置されている歯ブラシセットやシャンプー・ボディソープなどのアメニティー。韓国のホテルでは高級ホテル等以外では置かれていないのが一般的です。現地で調達する、という方法もありますが持参していくのがよいでしょう。
また、パジャマも置いていないことが多いので、持っていくようにしましょう。これに対しドライヤーは置いてあることが多いようですが、絶対に必要という人は持っていくと安心です。
事前に備品を調べられるのであれば、荷物を減らせるかもしれないので確認してみましょう。
Wi-Fi環境が発達している韓国ですが、フリーのWi-Fiスポットは空港など一部の場所に限られています。そのため、街中でWi-Fiを利用したいのであれば、Wi-Fiルーターのレンタルが必要です。
韓国の空港で借りることもできますし、その場合はその場で接続を確認することができるため安心です。しかし、日本の空港であれば日本人のスタッフに対応してもらえるので、説明を理解しやすいでしょう。万が一韓国について接続ができなかったとしても、オンラインや現地の窓口でサポートを受けることができます。
焼肉を食べることも多い韓国旅行。焼肉の匂いが服に付いてしまった場合のために、消臭剤があると便利です。また、ホテルの部屋が独特の匂いがしてリラックスできない場合もあるので、小型で携帯しやすいアロマディフューザーを持っていくのもおすすめです。
日本よりも寒い韓国の冬。ダウンコートや温かいニットを着ていくのはもちろん、ニット帽や手袋、マフラー、イヤーマフラーなど防寒のための小物も忘れないようにしましょう。
また、カイロもマストアイテムです。滞在する日数分持っていくようにしましょう。下着を発熱する効果のあるものにしたり、靴下を厚手のものにしたりなどの工夫もするようにしてくださいね。
国内旅行と同様、突然の雨に備えて持っていきたいのが雨具です。軽量の折りたたみ傘をカバンにしのばせておけば安心ですよ。現地でも雨が降ると駅の出口や路上で傘が売られるので、持っていく荷物を減らしたい場合は、天気予報を確認した上で降水確率が低ければ、雨が降ったときに現地調達してもよいでしょう。
いかがでしたか?今回は、韓国旅行に最適なおすすめの服装をご紹介しました。夏は暑く、冬は寒い韓国。今回ご紹介したコーデを参考に、服装をしっかり準備して、韓国を思う存分楽しんでください!