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2019.01.10

退職から転職をスムーズにこなす方法は?退職の切り出し方や期限とは

退職から転職をスムーズにこなす方法は?退職の切り出し方や期限とは 退職から転職をスムーズにこなす方法は?退職の切り出し方や期限とは

働きながら転職活動をすることは、心身ともにハードですが、生活の基盤を維持しながら転職活動ができるのがメリットです。そこで今回は、転職先が決まってから退職する場合の注意点や、退職の切り出し方、手続きの流れなどをご紹介します。

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転職先が決まったらしっかり退職の準備をしよう

転職

働きながら転職活動をすることは、精神的にも体力的にもハードですし、スケジュールの調整も難しいですよね。

しかし、収入を得て、生活や保険の心配をせずに満足できるまで転職活動をすることができるので、転職先から内定が出るまでは、退職をしないという方は多いですよね。

転職活動が成功し、希望していた会社から内定をもらえたら、いよいよ退職の手続きをしていきますが、やり方によっては退職する際にトラブルになることがありますので注意が必要です。


■退職を伝えるのは何ヶ月前がいい?

一般的には、退職する意思表示は、退職希望日の2ヶ月以上前に示すのが望ましいとされています。後任の選定や、仕事の引継ぎなどがありますので、急に辞めるようなことは避けましょう。

退職から転職をスムーズにこなす方法【1】退職の上手な伝え方

退職の意思を上司に伝えている女性

■直属の上司への退職の切り出し方

転職先が決まってから退職する場合、まずはできるだけ早く直属の上司に辞めることを報告しましょう。上司に退職を伝える場合は、上司が落ち着いて話ができるタイミングを狙って話すようにしましょう。仕事上でトラブルがあった時や、忙しそうにしている場合は、日を改めて話すようにしたいですね。

始業前に「お話したいことがあるので少々お時間を頂けないでしょうか」とあらかじめ上司にアポイントメントを取っておくのもおすすめです。

上司に退職を伝える前には

・退職の理由
・退職の希望日
・有給休暇の取得について

など、話す内容や相談することを考えておきましょう。


■退職の理由を話す場合のポイント

退職する理由が曖昧な場合は、強く引き止められたり、様々な条件を提示されて、なかなか辞めることを認めてもらえない場合もあります。しかし、今の職場や上司、同僚などの不満を述べるのも避けましょう。「前向きな挑戦のための退職」ということを伝えたいですね。「家庭の事情」という理由も、退職時に使われることが多いですよ。指導してくれた上司に対して感謝の気持ちも忘れずに伝えるようにしましょう。たとえ信頼できる同僚でも、退職することは直属の上司に報告してから話すようにしたいですね。上司以外が退職することを知っている場合は、上司が不快に思うこともあります。

そして、転職先の名前は明かさないようにしましょう。また、上司だけでなく、同僚にも転職先は明かさないようにしましょう。

また、転職活動が成功するかどうかは、良い縁があるかどうかも影響しますが、仕事の繁忙期に退職することも、できるだけ避けた方が良いですね。


■退職日と有給休暇

有給休暇は、入社してから半年以上経過し、80%以上出勤している場合には、取得できます。

有給休暇は、最終出社日の前に取るか、最終出社日の後に取るかの2つのパターンがあります。最終出社日が有給消化期間の前の場合は、引継ぎや挨拶、手続きなどを滞りなく行う必要があります。

すでに転職先への大まかな入社日が決まっている場合は、現職の退職日と有給休暇の消化の調整が上手くいかない場合もあります。そのような場合は、有給を買取してくれる場合もありますので、就業規則を確認したり、上司に相談してみましょう。


■退職願を提出する

直属の上司へ退職の意思を伝えたら、「退職願」を提出します。退職願は退職日の2週間前までとされていますが、退職日が近くなってくると引継ぎや公的な手続きなどで忙しくなりますので、できるだけ早い方が良いですね。

退職願の理由は「一身上の都合」として、詳しい内容は記載しなくてOKです。提出した日付を記載し、所属部署や名前、押印も忘れないようにしましょう。

退職から転職をスムーズにこなす方法【2】退職日が決まったら

転職する際に引継ぎを行っている女性

退職日が決まったら

・仕事の引継ぎ
・周囲への挨拶
・退職の手続き

を行っていきます。


■仕事の引継ぎや周囲への挨拶

後任者への引継ぎは、転職前の大切な仕事です。

業務の内容や、作業リスト、関係先や取引先のリストや注意事項、過去の取引履歴などは、わかりやすいようにまとめておくようにしましょう。

退職日までに、取引先へ訪問し、退職の挨拶と後任者の紹介を行うのがベストです。時間があまりない場合は、メールで退職のあいさつと後任者への引継ぎを行いましょう。

取引先相手には、退職理由は詳しく説明しなくてOKです。後任者がしっかりした人物だということと、今後も安心して取引を行っていただけることを説明するようにしましょう。


■退職の手続き

また、退職する際には、会社の就業規則に沿った退職届を提出したり、税金や年金、健康保険や雇用保険のような公的な手続きも必要になります。

さらに、健康保険被保険者証や社員証のような退職する際に返却するものや、名刺やネームプレートのような処分するもの、自宅へ持ち帰るものなどの、荷物の整理も行うようにしましょう。

仕事関連の情報については、基本的には持ち出さないようにしましょう。

また、退職する際には、

・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票
・年金手帳

を忘れずに返却してもらいましょう。

退職から転職をスムーズにこなす方法【3】転職先には

転職する女性

前職の退社日や有休消化がうまくいかない場合は、転職先に相談してみるという方法もありますので、面接時には、大まかな入社日を決める程度にしておくと、後から調整がしやすいですね。

転職先が決まってから退職する場合は、退職の手続きと並行して、転職先への入社前の準備も行う必要があります。
例えば、入社後の服装や持ち物だけでなく、初日の自己紹介も準備しておきたいですね。また、入社する際には、公的な手続きも必要になりますので、必要な書類はあらかじめ記入しておき、用意しておくようにしましょう。

注意が必要なのは、辞めた後に前職の悪口を言わないようにすることです。また、前職と比較するような発言も避けた方が良いですね。退職後は、より早く転職先に馴染むためにも、今の環境に目を向けるようにしましょう。

新しい職場に慣れるまでは、時間もかかりますし、覚えることも多いので、疲労も溜まりやすいものです。家族や彼氏など、周りの人に転職したことを伝えて、大変な場合はサポートをお願いしたいですね。

転職先が決まってから退職する場合は、退職と入社の手続きを同時進行で行うので忙しいですし、今の職場と転職先との調整も行う必要があります。退職する際は、辞めた後もスムーズに仕事が進むよう、しっかり引継ぎを行いたいですね。

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